ドメイン内の SYSVOL ツリーとその内容を再構築する方法

文書翻訳 文書翻訳
文書番号: 315457 - 対象製品
重要 : この資料には、レジストリの編集方法が記載されています。万一に備えて、編集の前には必ずレジストリをバックアップし、レジストリの復元方法を理解しておいてください。バックアップ、復元、および編集方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986 Microsoft Windows レジストリの説明
すべて展開する | すべて折りたたむ

目次

はじめに

この資料では、Burflags レジストリ値を使用して、共有の Active Directory ディレクトリ サービス ドメイン内のすべてのドメイン コントローラに、各ドメイン コントローラのシステム ボリューム ツリー (SYSVOL) のコピーを再構築する方法について説明します。

SYSVOL とは、ドメイン内の各ドメイン コントローラのローカル ハード ディスク上に存在し、ファイル レプリケーション サービス (FRS) によってレプリケートされるファイルとフォルダです。ネットワーク クライアントは、次の共有フォルダを使用して SYSVOL ツリーの内容にアクセスします。
  • NETLOGON
  • SYSVOL
この資料に記載されている手順は、ドメインの SYSVOL ツリーとその内容を復元するための最終手段として使用することをお勧めします。この手順は、ドメイン内の各ドメイン コントローラ上で FRS を実行できない場合にのみ使用してください。この手順は、レプリケーションの不整合に関するトラブルシューティングを行って解決するよりも、一括で再起動した方が早い場合や解決に急を要する場合にのみ使用してください。

重要 : この手順の実行中、ドメイン コントローラは認証要求を処理しません。SYSVOL フォルダと NETLOGON フォルダが再度共有されたときにのみ、ドメイン コントローラで認証要求が処理されます。このため、この手順はピーク時には実行しないでください。

: 「エンタープライズ環境全体でドメインの SYSVOL レプリカ セットを再構築する方法」に記載されているすべての手順を完了するまでの間ドメインの SYSVOL ツリーを一時的に安定させる方法については、この資料の「ドメインの SYSVOL ツリーを一時的に安定させる方法」を参照してください。

モニタ ツールを使用して FRS のパフォーマンスと状態を監視することを強くお勧めします。モニタ ツールを使用すると、レプリカ セットの Authoritative Restore および非 Authoritative Restore を実行する必要がなくなり、FRS の障害の根本的な原因を探ることができる場合があります。以下のモニタ ツールをダウンロードして使用できます。
  • Ultrasound
    Ultrasound は、FRS レプリカ セットの動作を測定する強力なツールであり、FRS レプリカ セットの状態と履歴情報を提供します。Ultrasound ツールは、Windows Management Instrumentation (WMI) プロバイダ、データ収集サービス、Microsoft SQL Server Desktop Engine (MSDE) データベース、および強力なユーザー インターフェイスを使用する高度なモニタ システムです。このプログラムをダウンロードするには、次のマイクロソフト Web サイトにアクセスしてください。
    http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=61acb9b9-c354-4f98-a823-24cc0da73b50&DisplayLang=en

ガイドライン

警告 : レジストリ エディタまたは別の方法を使用してレジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリの変更により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。

Burflags レジストリ値を構成する際には、以下のガイドラインに従ってください。
  • Burflags レジストリ値に D4 を設定して FRS を開始すると、最初にローカルにある SYSVOL ツリーのファイルおよびフォルダがレプリカ セットに対して権限のあるものとして処理されます。D4 を設定して初期化される FRS レプリカ セットのメンバは 1 つのみである必要があります。
  • Burflags レジストリ値に D2 を設定して FRS を開始すると、レプリカ セット内のファイルとフォルダの権限のあるコピーをホストする直接または推移性のレプリケーション パートナーからファイルおよびフォルダの完全な同期が実行されます。
  • Burflags レジストリ値に D4 を設定して FRS を開始すると、実際にはシステム状態の復元が実行されていなくても、構成は一般に FRS レプリカ セットの内容に対する "Authoritative Restore" と見なされます。D4 の設定は、新しいドメイン内の最初のドメイン コントローラで FRS の再構築を行う場合に使用するものと考えてください。
  • Burflags レジストリ値に D2 を設定して FRS を開始すると、システム状態の復元が実行されていなくても、構成は一般に非 Authoritative Restore と見なされます。D2 の設定は、レプリカのドメイン コントローラの FRS を、そのドメイン コントローラが新しいドメイン コントローラであるかのように再構築することと考えてください。
  • Authoritative Restore または非 Authoritative Restore が実行される各コンピュータで初期化が完了すると、FRS は複数マスタ対応になります。
  • 単一のドメイン コントローラで Burflags に D4 を設定し、そのドメイン内の他のすべてのドメイン コントローラで Burflags に D2 を設定すると、そのドメイン内の SYSVOL ツリーを再構築できます。この一括での再構築処理は、FRS のハブ再開、ブランチ再開、または一括再開と呼ばれます。
SYSVOL レプリカ セットの一括再開の使用が有効な場合を以下に示します。
  • 現在不整合がある FRS レプリカ セットのメンバが、アップストリームのレプリケーション パートナーの送信ログに存在する変更のバックログを処理するよりも短時間で、SYSVOL ツリー内のすべてのファイルとフォルダの完全な同期を実行できる。
  • FRS レプリカ セット内のほとんどのメンバに、journal_wrap エラーなどのエラーがある。 journal_wrap エラーの詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    292438 Sysvol および DFS レプリカ セットの Journal_Wrap エラーのトラブルシューティング
  • レプリカ セットのほとんどのメンバの ID テーブルに、レプリカ セットでホストされる必要があるファイルの不完全な説明が含まれている。
  • JET データベース検証ツールで検出される破損を含め、不注意による削除、ファイル システム エラーまたはデータベース ファイル エラーによって、FRS データベース ファイルが破損している。
  • FRS レプリカ セットのほとんどのメンバがファイルおよびフォルダをレプリケートできず、一括の D4 または D2 の構成が、すべてのメンバを新しいメンバとして再初期化するための方法である。
  • 単一のメンバでのみ FRS がエラー状態になる場合は、その単一のメンバでのみ BurFlags に D2 を設定することができます。
  • 環境上の問題が原因で SYSVOL ツリーを再構築する場合や、トポロジの問題が FRS レプリカ セット内のファイルとフォルダの整合性に影響している場合は、一時的な効果しか得られない可能性があります。たとえば、存在するダウンストリーム パートナーが多すぎる場合や、レプリケートするコンテンツが過剰に変更されている場合がこれに該当します。このような場合は、根本的な問題の原因を解決することをお勧めします。根本的な原因が解決されていないと、SYSVOL ツリーを再構築させる最初のきっかけとなった問題が再び発生する可能性があります。
  • SYSVOL ツリーを再構築するには、ドメイン内の Windows 2000 ベースのドメイン コントローラすべてに、Windows 2000 Service Pack 3 (SP3) 以降のバージョンの NTFRS.exe ファイルをインストールすることをお勧めします。NTFRS.exe ファイルのバージョンが Windows 2000 Service Pack 3 より古い場合は、最新の Windows 2000 Service Pack をインストールします。

エンタープライズ環境全体でドメインの SYSVOL レプリカ セットを再構築する方法

ここでは、エンタープライズ環境全体でドメインの SYSVOL レプリカ セットを再構築する方法について説明します。

手順の概要

以下に、ハブ再開またはブランチ再開の実行手順をまとめます。
  1. ドメイン内のすべてのドメイン コントローラで FRS を停止します。
  2. SYSVOL ツリー内に存在する必要があるすべてのファイルとフォルダを、参照ドメイン コントローラの一時フォルダに移動します。一時フォルダは、SYSVOL ツリーが存在するのと同じパーティションに存在する必要があります。

    : パーティション内のファイルを移動してもファイルは変更されません。このため、元のセキュリティ設定が維持されます。パーティションを移動したファイルやフォルダ、および、パーティション内またはパーティション間でコピーされたファイルやフォルダは、移動先またはコピー先の親ディレクトリのセキュリティを継承します。このため、移動やコピーの結果、任意に設定した GPO 管理の委任は失われることがあります。また、SYSVOL のグループ ポリシー オブジェクトに対するアクセス制御リスト (ACL) は、親フォルダからアクセス許可を継承するように設定されます。このため、グループ ポリシー管理コンソール (GPMC) を使用して GPO を開くと、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
    SYSVOL フォルダ内のこの GPO のアクセス許可は Active Directory 内のアクセス許可と一致していません。
    GPO のセキュリティの修正に必要なアクセス許可が付与されている場合は、このエラー メッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。これにより、SYSVOL のグループ ポリシー オブジェクトに対する ACL が変更され、Active Directory コンポーネントの ACL と整合性の取れた状態になります。この場合、グループ ポリシーにより、SYSVOL フォルダの継承属性が削除されます。
  3. ドメイン内の各ドメイン コントローラで接続点と必要なフォルダを確認します。
  4. D4 レジストリ値を設定して、参照ドメイン コントローラで FRS を再開します。
  5. D2 レジストリ値を設定して、ドメイン内の他のすべてのドメイン コントローラで FRS を再開します。
  6. 参照ドメイン コントローラで、レプリカ セットのルート フォルダ (デフォルトでは C:\Windows\Sysvol\Domain フォルダ) にすべてのファイルとフォルダを移動します。
  7. ドメイン内のすべてのドメイン コントローラでファイルとフォルダの整合性を監視します。
: Burflag レジストリ値に D4 を設定してレプリカ セットのメンバが再開された場合は、レプリカ セットの他のすべてのメンバでは Burflag レジストリ値に D2 を設定して FRS を再開してください。このように構成することで、フォルダに差異が生じることを防止できます。

詳細な手順の一覧

以下に、ハブ再開またはブランチ再開の詳細な実行手順を示します。
  1. ドメイン内のすべてのドメイン コントローラで FRS を停止し、次に、FRS のサービスのスタートアップの種類を "手動" に設定します。
  2. 単一のドメイン コントローラで、SYSVOL レプリカ セットを権限のあるものとして構成します。この参照ドメイン コントローラにある SYSVOL ツリーが、レプリカ セットの他のすべてのメンバに対して権限のある SYSVOL ツリーとなります。たとえば、ドメイン内の他のドメイン コントローラは、この参照ドメイン コントローラから直接または推移的にレプリケートします。

    参照ドメイン コントローラは、接続および物理的なサーバー リソースに基づいて選択します。これ以降の手順では、このドメイン コントローラを "参照ドメイン コントローラ" と呼びます。

    SYSVOL レプリカ セットを権限のあるものとして構成するには、次の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。regedit と入力し、[OK] をクリックします。
    2. 次のレジストリ サブキーで、[BurFlags] を見つけてクリックします。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NtFrs\Parameters\Cumulative Replica Sets\GUID
      GUID は、次のレジストリ サブキーに設定されているドメイン システム ボリュームのレプリカ セットの GUID です。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NtFrs\Parameters\Replica Sets\GUID
    3. [BurFlags] を右クリックし、[修正] (または [変更]) をクリックします。
    4. [値のデータ] ボックスに D4 と入力し、[表記] の [16 進] をクリックし、[OK] をクリックします。
  3. ドメイン内のすべてのドメイン コントローラで、ファイル構造と接続点が正しいことを確認します。この確認を行うには、次の手順を実行します。
    1. SYSVOL ツリーに次のフォルダが存在することを確認します。
      \SYSVOL
      \SYSVOL\domain
      \SYSVOL\staging\domain
      \SYSVOL\staging areas
      \SYSVOL\domain\Policies
      \SYSVOL\domain\scripts
      \SYSVOL\SYSVOL
    2. 次の再解析ポイントが存在することを確認します。
      \SYSVOL\SYSVOL\ DNS Domain Name
      この再解析ポイントは、\SYSVOL\domain フォルダにリンクされている必要があります。

      \SYSVOL\staging areas\DNS Domain Name
      この再解析ポイントは、\SYSVOL\staging\domain フォルダにリンクされている必要があります。
      SYSVOL ツリーのデフォルトのパスは、オペレーティング システムがインストールされているパーティションの \WINDOWS または \WINNT フォルダです。ただし、SYSVOL ツリーは、NTFS ファイル システムを使用してフォーマットされた任意のパーティションにインストールされている場合があります。

      ドメイン内の各ドメイン コントローラに必要なすべてのフォルダが存在すること、および再解析ポイントが存在することを確認します。不足しているフォルダがある場合は、必要に応じて再作成します。SYSVOL ツリーの内容を移動またはコピーするときに、エクスプローラは使用しないでください。再解析ポイントが破損する場合があります。
SYSVOL ツリーには、SYSVOL ツリー内の他のフォルダへの再解析ポイントが含まれます。これらの再解析ポイントは NTFS ファイル システム形式です。再解析ポイントは、アクセスすると別のフォルダに対応付けられるソース フォルダと考えることができます。再解析フォルダの内容は、相互にミラー イメージになっています。

C:\WINNT\SYSVOL フォルダに、SYSVOL ツリーの次の 2 つの再解析ポイントがインストールされます。
  • C:\WINNT\SYSVOL\SYSVOL\DNS Domain Name
    この再解析ポイントは、C:\WINNT\SYSVOL\domain フォルダにリンクされる必要があります。
  • C:\WINNT\SYSVOL\staging areas\DNS Domain Name
    この再解析ポイントは、C:\WINNT\SYSVOL\staging\domain フォルダにリンクされる必要があります。
ドメイン内の各ドメイン コントローラで、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに cmd と入力し、[OK] をクリックします。
  2. net start ntfrs と入力して、ファイル レプリケーション サービスを開始します。
  3. ntfrsutl ds |findstr /i "root stage" と入力し、Enter キーを押します。NTFRSUTL コマンドは、"replica set root" として参照される SYSVOL レプリカ セットの現在のルート ディレクトリと、ステージング フォルダを返します。たとえば、このコマンドの実行結果の例を以下に示します。
    Root: C:\WINNT\SYSVOL\domain
    Stage: C:\WINNT\SYSVOL\staging\domain
  4. Linkd %systemroot%\SYSVOL\SYSVOL\ DNS Domain name と入力し、Enter キーを押します。LINKD コマンドの実行結果の例を以下に示します。
    Source DNS Domain Name is linked to %systemroot%\SYSVOL\domain
  5. linkd "%systemroot%\SYSVOL\staging areas\DNS Domain Name" と入力し、Enter キーを押します。このコマンドの実行結果の例を以下に示します。
    Source DNS Domain Name is linked to %systemroot%\SYSVOL\Staging\domain
    : LINKD コマンドで返されるパスは、SYSVOL\SYSVOL\DNS Domain Name フォルダの場所によって異なります。SYSVOL フォルダが %systemroot%\SYSVOL フォルダ内のデフォルトの場所にある場合は、ここに記載されているコマンドを使用します。そうでない場合は、SYSVOL フォルダの実際のパスを入力します。

    たとえば、NTFRSUTL および LINKD コマンドを contoso.com ドメイン内のドメイン コントローラで実行するとき、SYSVOL フォルダが C:\Windows\SYSVOL フォルダ内にある場合は、SYSVOL および Staging フォルダに対するコマンド構文と結果は、次のようになります。
     
    C:\>ntfrsutl ds |findstr /i "root stage"
    	Root: C:\windows\sysvol\domain
     Stage: C:\windows\sysvol\staging\domain
    
    C:\>Linkd %systemroot%\SYSVOL\SYSVOL\Contoso.com
    Source domain.com is linked to
    C:\WINDOWS\SYSVOL\domain
    
    C:\>linkd "%systemroot%\SYSVOL\staging areas>\Contoso.com
    Source domain.com is linked to
    C:\WINDOWS\SYSVOL\staging\domain
    
    
    LINKD コマンドで返された接続点が存在しないか無効な場合、接続点を再作成するには、次の手順を実行します。
    1. linkd C:\WINNT\SYSVOL\sysvol\DNS_Domain_NameSource と入力します。Source には、NTFRSUTL コマンドを使用して確認したルート パスを指定します。
    2. linkd "C:\WINNT\SYSVOL\staging areas\DNS_Domain_Name" Source と入力します。Source には、NTFRSUTL コマンドを使用して確認したステージ パスを指定します。
    接続点の作成の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    205524 NTFS 接合点の作成と操作の方法
  6. ドメイン内のすべてのドメイン コントローラで、ステージング領域を十分に確保できることを確認します。ステージング領域のサイズとデータ セットのサイズの比率は、要素の範囲によって異なります。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    329491 複製物セットのために適切な大きさのステージング領域を設定する
    レプリカ セット ルートのサイズを確認するには、エクスプローラで Winnt\SYSVOL\domain フォルダを使用するレプリカ セット ルートを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

    ステージング フォルダのサイズを調整するには、次の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。regedit と入力し、[OK] をクリックします。
    2. 次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NtFrs\Parameters
    3. [Staging Space Limit in KB] を右クリックし、[修正] (または [変更]) をクリックします。
    4. [10 進] をクリックし、ステージング フォルダのサイズを KB 単位で入力して、[OK] をクリックします。
    5. レジストリ エディタを終了します。
  7. 参照ドメイン コントローラで、ポリシーとスクリプトを適切に構築し、それらを FRS 参照ドメイン コントローラの SYSVOL レプリカ セット フォルダ外の一時フォルダに配置します。

    この手順を完了するには、Active Directory を調べ、まだ使用中の孤立データを含んでいるグループ ポリシーを見つけます。ポリシー情報は、グループ ポリシー コンテナにあります。このコンテナを表示するには、次の手順を実行します。
    1. Active Directory ユーザーとコンピュータを起動します。
    2. [表示] メニューの [拡張機能] がオンになっていない場合は、[拡張機能] をクリックします。
    3. ドメイン コンテナを展開し、[System]、[Policies] の順に展開します。

      Active Directory ユーザーとコンピュータの右側のウィンドウに、Active Directory 内のグループ ポリシー オブジェクト (GPO) がすべて表示されます。Active Directory 内の有効な GPO と、SYSVOL ツリー内のグループ ポリシー フォルダとは、一対一で対応している必要があります。
      • SYSVOL フォルダ内に、Active Directory には表示されない GUID を持つフォルダ名がある場合、ファイル システムには孤立した GPO があります。このフォルダは、ファイル システムから削除して問題ありません。
      • Active Directory 内に、ドメイン内のどのドメイン コントローラの SYSVOL\domain\policies フォルダの GUID にも対応していないグループ ポリシー GUID が含まれている場合、そのポリシー設定は Active Directory から削除して問題ありません。
      : ドメインに参加しているドメイン コントローラのローカル SYSVOL ツリー内に、より新しいバージョンのグループ ポリシーがある場合は、そのグループ ポリシーが参照ドメイン コントローラの一時的な場所にコピーされていることを確認してください。
    4. 参照ドメイン コントローラで、FRS レプリカ セット ルートまたはレプリカ セット ステージ フォルダ内にあるすべてのファイルやフォルダを削除します。

      デフォルトの SYSVOL レプリカ セットの場合、次の 2 つのフォルダからファイルとフォルダを削除します。
      C:\WINNT\SYSVOL\domain
      C:\WINNT\SYSVOL\staging\domain


      : フォルダ自体は削除しないようにします。
    5. 参照ドメイン コントローラで、手順 c. で使用した一時的な場所からポリシー フォルダとスクリプト フォルダおよびフォルダの内容を FRS レプリカ セット ルート フォルダに移動します。SYSVOL フォルダの場合、デフォルトでは、次のフォルダがレプリカ セット ルートです。
      C:\WINNT\SYSVOL\domain
    6. 参照ドメイン コントローラを除く、すべてのドメイン コントローラで、FRS を権限のないものとして構成します。この構成を行うには、次の手順を実行します。
      1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。regedit と入力し、[OK] をクリックします。
      2. 次のレジストリ サブキーで、[BurFlags] を見つけてクリックします。
        HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NtFrs\Parameters\Cumulative Replica Sets\GUID
        GUID は、次のレジストリ サブキーに設定されているドメイン システム ボリュームのレプリカ セットの GUID です。
        HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NtFrs\Parameters\Replica Sets\GUID
      3. [編集] メニューの [新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
      4. DWORD 値の名前として D2 と入力し、Enter キーを押します。
      : 分散ファイル システム (DFS) レプリケーションに参加していないドメイン コントローラの場合は、次のレジストリ サブキーにある DWORD 値に、D2 を設定します。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NtFrs\Parameters\Backup/Restore\Process at Startup\BurFlags

    7. レジストリ エディタを終了します。
    FRS は、FRS のデータベースを再初期化し、SYSVOL ツリーの内容をアップストリーム パートナーのデータで上書きします。

    大規模なサイトでは、推移的なアプローチで SYSVOL ツリーを再構築することをお勧めします。このアプローチを使用すると、単一のドメイン コントローラに過剰な負荷がかかることを回避できます。また、システム ボリュームの再取得が完了していないドメイン コントローラから FRS が内容を取得することも回避できます。このプロセスでは、ハブ サイトのすべてのドメイン コントローラで Burflags レジストリ値に D2 を設定してから、ブランチ オフィスまたはサテライト サイトに進む必要があります。

    Replica Set Parent レジストリ エントリを使用して、D2 設定のソース ドメイン コントローラを指定します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NtFrs\Parameters\SYSVOL Seeding\DOMAIN SYSTEM VOLUME (SYSVOL SHARE)
    • Replica Set Parent
      種類 : REG_SZ
      値 : The source domain controller
    : このレジストリ エントリが存在しない場合は、レジストリ エントリを作成する必要があります。

    単一のドメイン コントローラが同時に 10 〜 15 個を超えるドメイン コントローラのソースにならないようにすることをお勧めします。単一のソースから 15 個を超えるドメイン コントローラを取得する必要がある場合は、特定のソース ドメイン コントローラの最大 15 個のダウンストリーム パートナーでのみ FRS を開始し、SYSVOL ツリーの取得が完了するまで待機してから、次の 15 個のコンピュータで FRS サービスを開始します。

    • 単一のドメイン コントローラから 16 個以上のドメイン コントローラが同時に内容を取得しないようにすることをお勧めします。
    • 受信レプリケーションは、関連するサイト リンクに定義されたスケジュール、またはレプリケーションを許可しているレプリケーション先ドメイン コントローラで使用される接続オブジェクトに定義されたスケジュールに依存します。レプリケーションのスケジュールが無効になっている場合、受信レプリケーションには遅延が生じます。
    • "Replica set parent" レジストリ エントリが使用されている場合、FRS はサービスの再開日または再開時刻にレプリケーションが有効になっているか無効になっているかに関係なく、サービスの再開時にデータを取得します。初回の取得が完了すると、その他すべてのレプリケーションは接続スケジュールに基づいて実行されます。このレジストリ エントリが使用されていない場合、FRS は、関連するサイト リンクまたは接続オブジェクトに定義されたスケジュールに基づいてレプリケーションを開始します。
  8. 参照ドメイン コントローラを除く、ドメイン内のすべてのドメイン コントローラで、FRS レプリカ セット ルートとレプリカ セット ステージ ディレクトリ内のファイルやフォルダをすべて削除します。たとえば、デフォルトの SYSVOL レプリカ セットの場合、次の 2 つの場所からファイルとフォルダを削除します。
    C:\WINNT\SYSVOL\domain
    C:\WINNT\SYSVOL\staging\domain
    : これらのフォルダ自体は削除しないようにします。

    この手順を実行すると、特定のソースに対して SYSVOL ツリーのレプリケーションが迅速に実行されます。また、この手順により、FRS サーバーでは、新しいデータをレプリケートする前に、既存のコンテンツを移動する必要がありません。この手順の実行は必須ではありませんが、実行することをお勧めします。
  9. 参照ドメイン コントローラを除く、ハブ サイト内のすべてのドメイン コントローラで、FRS を再開し、SYSVOL と NETLOGON が共有されることを確認します。
  10. ブランチ サイト内のすべての非参照ドメイン コントローラで、FRS サービスを開始し、SYSVOL と NETLOGON が共有されることを確認します。

ドメインの SYSVOL ツリーを一時的に安定させる方法

  1. ドメイン内のすべてのドメイン コントローラで FRS を停止し、サービスを [無効] に設定します。
  2. ポリシーの完全なセットを、各ドメイン コントローラの次のフォルダに手動でコピーします。
    \SYSVOL\SYSVOL\dns domain name\policies
    通常、認証には次の 2 つのポリシーが必要です。
    • デフォルトのドメイン コントローラのポリシー {6AC1786C-016F-11D2-945F-00C04fB984F9}
    • デフォルトのドメイン ポリシー {31B2F340-016D-11D2-945F-00C04FB984F9}

    : 使用している環境のグループ ポリシー要件によっては、他のポリシーもコピーすることが必要な場合があります。
  3. 必要なすべてのスクリプトを次のフォルダに手動でコピーします。
    \SYSVOL\SYSVOL\DNS Domain name\scripts

プロパティ

文書番号: 315457 - 最終更新日: 2007年2月20日 - リビジョン: 10.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Server
キーワード:?
kbhowto kbtshoot kbnetwork KB315457
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

フィードバック

 

Contact us for more help

Contact us for more help
Connect with Answer Desk for expert help.
Get more support from smallbusiness.support.microsoft.com