SQL Server のマージ レプリケーションに関する問題のトラブルシューティング方法

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文書番号: 315521 - 対象製品
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目次

概要

この資料は、Microsoft SQL Server のマージ レプリケーションに関する問題のトラブルシューティングを行うための基本的なガイドです。この資料には、いくつかのマージ レプリケーションの問題の原因と解決方法を特定するためのガイドラインと方法が記載されています。ただし、この資料にすべての方法が記載されているわけではありません。また、特定の環境でのみ発生する問題もあります。

詳細

マージ レプリケーションは複雑であり、性質上、分散されているため、問題の切り分けを行って、マージ レプリケーション トポロジ内の問題発生箇所を特定することが重要です。問題の発生箇所を特定したら、ご自身で問題の解決に当たるか、Microsoft Product Support Services (PSS) にサポートを依頼してください。

基本的なトラブルシューティング

マージ レプリケーション エージェントのエラーのトラブルシューティングに役立つ情報を以下に示します。

エージェント ヒストリをチェックして、エラーが発生したタスクとその原因を確認します。エージェント ヒストリを表示するには、以下の手順を実行します。
  1. SQL Server Enterprise Manager を実行します。
  2. [SQL Server グループ] フォルダを展開し、サーバーのフォルダを展開します。
  3. [レプリケーション モニタ] を展開します。
  4. [エージェント] を展開し、[マージ エージェント] をクリックします。
  5. ヒストリを表示するには、該当するマージ パブリケーションを右クリックし、[エージェント ヒストリ] をクリックします。
: Microsoft SQL Server 2005 での手順は上記と異なります。SQL Server 2005 でエージェント ヒストリを表示する方法の詳細については、SQL Server 2005 Books Online を参照してください。

大半のマージ レプリケーションのエラーでは、マージ エージェントにより何らかのエラーが報告されます。多くの場合、エージェントによって報告される最上位のエラーは、問題の根本原因を見つけるには十分ではありません。この最上位のエラーの後には、多くの場合、SQL Server データベース エンジンやオペレーティング システムよって報告されるサーバー側のエラーなど、より具体的なレプリケーション エラーが出力されています。マージ レプリケーションの ActiveX コントロールを使用していない場合、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の次の資料に記載されている手順を実行してマージ エージェントの出力ログ機能を有効にすることで、拡張エラー情報を取得できます。
312292 SQL Server のレプリケーション エージェントで出力ファイルへのログ出力を有効にする方法


マージ エージェントで発生することがあるいくつかの一般的なエラー、および考えられる解決方法を以下に示します。
  • 次のエラー メッセージが表示されることがあります。
    タイムアウトが発生しました
    このエラーが表示された場合は、マージ エージェント プロファイルの Query Timeout の値を大きくします。マージ エージェント プロファイルの Query Timeout 値は、内部クエリが完了するまでに使用できる秒数を示しています。この値は、マージ エージェントを実行する際に指定する QueryTimeout パラメータによっても制御されます。
  • 次のエラー メッセージが表示されることがあります。
    一般的なネットワーク エラーです。
    このエラーの原因を特定するには、以下の手順を実行します。
    1. snapshot フォルダが共有されていること、および SQL Server Agent サービスを実行しているドメイン アカウントに、そのフォルダへのアクセス許可が付与されていることを確認します。
    2. Microsoft ネットワーク モニタ ツールのトレースをセットアップして、同期処理中に実行されている内容を記録します。これにより、パケットの損失やネットワークの不安定度に関する情報を入手できます。
  • 次のエラー メッセージが表示されることがあります。
    (%s) に接続できませんでした。
    このエラーには次の原因が考えられます。

    レプリケーションに関係するサーバーの DNS 名をマージ エージェントが解決できない。

    または

    上記の "一般的なネットワーク エラーです" エラー メッセージの項目に記載されている一般的なネットワークの問題が発生している。
  • SQL Server レプリケーションの構成をインターネット経由で行っている場合、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
    プロセスは、'%1' で変更情報を列挙できませんでした。
    構成が適切であることを確認します。インターネット経由で SQL Server 7.0 のレプリケーションを行えるようにプロキシ サーバーを構成する方法の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

    インターネット経由で SQL Server を複製する場合の Proxy Server の設定
  • 次のエラー メッセージが表示されることがあります。
    エージェントが中断されました。この 10 分間応答がありません。
    デフォルトでは、非アクティブのしきい値は 10 分に設定されています。非アクティブのしきい値とは、エージェントで活動が記録されず、機能していないと見なされる時間のことです。レプリケーションが大量のトランザクションに関係している場合は、時間制限の値を大きくします。この値は、レプリケーション モニタの更新頻度および SQL Server Enterprise Manager の設定で、設定することができます。
  • SQL Server Enterprise Manager および SQL Server Agent には、警告を使用して、レプリケーション エージェントのエラーなどのイベントを監視する手段が用意されています。レプリケーションの警告の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

    レプリケーションの警告
  • レプリケーション中に発生する問題は、サブスクライバのデータがパブリッシャのデータに同期されていない場合に発生する可能性があります。Microsoft SQL Server 2000 のレプリケーションでは、サブスクライバでレプリケートされたデータを検証し、サブスクライバにあるデータがパブリッシャにあるデータと一致していることを確認できます。レプリケートされたデータの検証の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

    レプリケートされたデータの評価

パフォーマンスの問題のトラブルシューティング方法

マージ レプリケーションのアプリケーションでは、アプリケーションのビジネス ルールで必要とされる機能を提供できる必要があるだけでなく、データ量およびユーザー数が時間の経過と共に増加しても、適切な時間内に処理を完了できる必要があります。

マージ レプリケーションは、Microsoft SQL Server 2000 のテーブルとクエリを使用して実装されているため、そのパフォーマンスは、SQL Server がレプリケーションの処理要求をどれだけ効率的に処理できるかにかかっています。これはつまり、データベース設計とパフォーマンスのチューニングをどれだけうまく行うことができるかに依存することになります。パーティション処理のパフォーマンスの診断、トラブルシューティング、解決方法、およびパフォーマンスに影響を及ぼす一般的なデータベース設計の原則については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

Diagnosing and troubleshooting slow partitioned merge processes

マージ レプリケーション アプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。マージ レプリケーションの高度なチューニングについては、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

マージ レプリケーション パフォーマンスの向上

レプリケーションの競合のトラブルシューティング方法

パブリッシャとサブスクライバが再接続され、同期が行われると、マージ エージェントは競合を検出し、どのデータを受け付けて他のサイトに伝搬させるのかを判断します。これは、マージ パブリケーションの実装時に指定されたリゾルバに基づきます。マージ レプリケーションの競合の検出と解決方法については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

マージ レプリケーションの競合検出および解決

Microsoft レプリケーション インタラクティブ競合回避モジュールの詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

Microsoft レプリケーション インタラクティブ競合回避モジュール

Microsoft レプリケーション競合表示モジュールおよびマージ パブリケーションの詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

Microsoft レプリケーション競合表示モジュール (マージ パブリケーション)

関連情報

Microsoft Product Support Services (PSS) にサポートを依頼した場合、当該の問題に対処する PSS のサポート担当者から、ユーザーの環境に固有の詳細情報を求められることがあります。詳細については、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の次の資料を参照してください。
315642 [INF] PSS が SQL Server レプリケーションのトラブルシューティングを行うときに必要な情報

マージ レプリケーションの動作の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトにアクセスしてください。

マージ レプリケーションの動作方法

マージ レプリケーションの計画を立てる方法の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトにアクセスしてください。

マージ レプリケーションの計画

マージ レプリケーションまたは更新可能なサブスクリプションの使用

プロパティ

文書番号: 315521 - 最終更新日: 2006年7月26日 - リビジョン: 5.5
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft SQL Server 2000 Standard Edition
  • Microsoft SQL Server 7.0 Standard Edition
  • Microsoft SQL Server 2005 Developer Edition
  • Microsoft SQL Server 2005 Enterprise Edition
  • Microsoft SQL Server 2005 Standard Edition
キーワード:?
kbinfo KB315521
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