MSExchangeDSAccess に起因するイベント ID 2080

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文書番号: 316300 - 対象製品
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目次

概要

Exchange 2000 Service Pack 2 (SP2) および Exchange 2003 では、DSAccess (ディレクトリ サービス アクセス コンポーネント) によって、Exchange 2000 または Exchange 2003 サーバーのアプリケーション ログにトポロジ検出イベントが出力されます。この資料では、イベント ID 2080 に含まれている情報を使用して Exchange DSAccess の問題を診断する方法について説明します。

詳細

このイベントを確認するには、MSExchangeDSAccess 分類の診断ログを増やす必要があります。この操作を行うには、以下の手順を実行します。
  1. Exchange 2000 または Exchange 2003 で、[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[Microsoft Exchange] を順にポイントして、[システム マネージャ] をクリックします。
  2. 対象の組織名を展開し、[管理グループ]、[Applicable Administrative Group]、[サーバー] を順に展開します。
  3. [Applicable Exchange server name] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [診断ログ] タブをクリックします。次に、左ウィンドウで [MSExchangeDSAccess] サービスをクリックし、右ウィンドウで [Topology] をクリックします。
  5. ログ出力のレベルを [中] 以上に設定し、[適用]、[OK] を順にクリックします。
  6. 可能な場合、Exchange サーバーを再起動して最初のトポロジ検出を確認します。
トポロジ検出をより高い診断レベルに上げると、アプリケーション ログで次のイベント ID を確認できます。
種類 : 情報
ソース : MSExchangeDSAccess
分類 : Topology
イベント ID : 2080
コンピュータ : MyComputer
説明 :
プロセス MAD.EXE (PID=1808)。以下の属性を持つ次のサーバーを DSAccess によって検出しました。
 (サーバー名 | 役割 | 接続性 | 同期の有無 | GC の有効性 | PDC | SACL 権限 | 重大なデータ | Netlogon | OS のバージョン)
サイト内:
domaincontroller1.company.com  CDG 7 7 1 0 0 1 7 1
domaincontroller2.company.com  CDG 7 7 1 0 1 1 7 1
domaincontroller3.company.com  CDG 7 7 1 0 1 1 7 1
 サイト外:
詳細については http://search.support.microsoft.com/search/?adv=1 を参照してください。
					
以下の一覧は、イベント ID 2080 に含まれる列とその列の内容について説明したものです。
  • サーバー名 : 最初の列は、行の残りのデータに対応するドメイン コントローラの名前を示します。
  • 役割 : 2 番目の列は、特定のサーバーをこの特定の Exchange サーバーの構成ドメイン コントローラ (C)、ドメイン コントローラ (D)、またはグローバル カタログ サーバー (G) として使用できるかどうかを示します。この列の文字は、サーバーを指定された機能に使用できることを意味し、ハイフン (-) はサーバーをその機能に使用できないことを意味します。この資料の前半で説明した例では、[役割] 列に CDG という値が含まれています。これは、サービスで 3 つのすべての機能にサーバーを使用できることを示します。
  • 接続性 : 3 番目の列は、サーバーが TCP (Transmission Control Protocol) 接続を使用して接続できるかどうかを示します。このようなビット フラグは、OR 値で接続されます。0x1 はサーバーがグローバル カタログ サーバー (ポート 3268) として接続できることを意味し、0x2 はサーバーがドメイン コントローラ (ポート 389) として接続できることを意味します。また、0x4 はサーバーが構成ドメイン コントローラ (ポート 389) として接続できることを意味します。つまり、サーバーがグローバル カタログ サーバーおよびドメイン コントローラとしてはアクセスできるが構成ドメイン コントローラとしてはアクセスできない場合、値は 3 になります。この資料の前半で説明されている例では、3 番目の列の 7 という値が、サーバーがグローバル カタログ サーバー、ドメイン コントローラ、および構成ドメイン コントローラ (0x1 | 0x2 | 0x4 = 0x7) として接続できることを意味しています。
  • 同期の有無 : 4 番目の列は、ドメイン コントローラの rootDSE で設定された "isSynchronized" フラグが、TRUE に設定されているかどうかを示します。これらの値では、OR 値で接続されるものと同じビット フラグが [接続性] 列で使用されるフラグとして使用されます。
  • GC の有効性 : 5 番目の列は、ドメイン コントローラがグローバル カタログ サーバーであるかどうかを示すブール式です。
  • PDC : 6 番目の列は、ドメイン コントローラがそのドメインのプライマリ ドメイン コントローラであるかどうかを示すブール式です。
  • SACL 権限 : 7 番目の列は、DSAccess に、そのディレクトリ サービスに対する SACL (nTSecurityDescriptor の一部) を読み取るための適切なアクセス許可があるかどうかを示すブール式です。
  • 重大なデータ : 8 番目の列は、DSAccess によって、[サーバー名] 列に一覧表示されているドメイン コントローラの構成コンテナから、この Exchange サーバーが検出されたかどうかを示すブール式です。
  • Netlogon : 9 番目の列 (Exchange 2000 SP3 で追加) は、DSAccess がドメイン コントローラの Net Logon サービスに正常に接続されたかどうかを示します。この場合、RPC (リモート プロシージャ コール) を使用する必要があり、この呼び出しは、サーバーのダウン以外が原因で失敗することがあります。たとえば、ファイアウォールによってこの呼び出しがブロックされることがあります。したがって、9 番目の列の値が 7 の場合は、各役割 (ドメイン コントローラ、構成ドメイン コントローラ、およびグローバル カタログ) に対して Net Logon サービスの確認が正常に行われたことを示します。
  • OS のバージョン : 10 番目の列 (Exchange 2003 で追加) は、一覧表示されたドメイン コントローラのオペレーティング システムで、少なくとも Microsoft Windows 2000 Service Pack 3 (SP3) が実行されているかどうかを示します。Exchange 2003 では、Windows 2000 SP3 以降が実行されているドメイン コントローラまたはグローバル カタログ サーバーのみが使用されます。ブール式で 1 が返される場合は、DSAccess による使用に関して Exchange 2003 のオペレーティング システムの必要条件が、ドメイン コントローラで満たされていることを意味します。

イベント ID 2080 に含まれている情報を使用して DSAccess の問題を診断する方法

イベント ID 2080 メッセージを確認するときは、最初に [役割] 列を確認します。C の役割を提供できるサーバー、D の役割を提供できるサーバー、および G の役割を提供できるサーバーが少なくとも 1 台ずつ存在する必要があります。これらの領域に文字ではなくハイフンが含まれている場合、トポロジを確認します。Exchange サーバーが存在するサイトまたは siteLink コストが最低の接続先が最も近いサイトのいずれかに、ドメイン コントローラとグローバル カタログ サーバーが少なくとも 1 台ずつ存在することを確認してください。

次に、[接続性] 列を調べます。通常、この列に含まれる可能性のあるいくつかの数値のうちの 1 つが表示されます。ドメイン コントローラが、ドメイン コントローラであっても、グローバル カタログ サーバーではない場合 ([役割] 列に "CD-" と表示されている場合)、この数値は 6 (0x2 | 0x4) です。6 は、サーバーのドメイン コントローラのポート (389) が TCP 接続を使用して接続できることを意味します。ドメイン コントローラがグローバル カタログ サーバーの場合 ([役割] 列に "CDG" と表示されている場合)、この数値は 7 (0x1 | 0x2 | 0x4) です。7 は、サーバーのドメイン コントローラのポート (389) とグローバル カタログ サーバーのポート (3268) が TCP 接続を使用して接続できることを意味します。ここに他の数値 (特に 0) が表示される場合、Exchange サーバーからディレクトリ サービスへの接続に問題がある可能性があります。

次に、[SACL 権限] 列を確認します。DSAccess では、ドメイン コントローラの nTSecurityDescriptor 属性で SACL を読み取るためのアクセス許可がないドメイン コントローラは使用されません。各役割 (C、D、または G) を果たし、その役割 ([接続性] 列の OR 値によって接続される適切なビット フラグ) に接続でき、[SACL 権限] 列で 1 を報告するサーバーを少なくとも 1 台保持している必要があります。そのようなサーバーを保持していない場合、[SACL 権限] 列で 0 を報告するドメイン コントローラに対して DomainPrep が実行されていること、および受信者更新サービスが適切に構成されていることを確認します。

SeSecurityPrivilege 権利および policytest の問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
314294 XADM: Exchange 2000 Error Messages Are Generated Because of SeSecurityPrivilege Right and Policytest Issues
314294 [XADM] SeSecurityPrivilege 権利および Policytest の問題によって Exchange 2000 エラー メッセージが生成される
この資料で説明されているトラブルシューティングの手順を実行しても問題が解決されない場合、DSAccess のスタートアップの RegTrace および最初のトポロジ検出をキャプチャします。この操作を行うには、以下の手順を実行します。
  1. すべての DSAccess プロセスを終了します。機能している Exchange 2000 または Exchange 2003 サーバーでは、通常、以下のプロセスで DSAccess が読み込まれます。

    • Mad.exe (MSExchangeSA)
    • Emsmta.exe (MSExchangeMTA)
    • Store.exe (MSExchangeIS)
    • Winmgmt.exe (WinMgmt)
    • Inetinfo.exe (複数のサービスを含む)
    • Exmgmt.exe (MSExchangeMGMT)

    サーバーを再起動できない場合でも、以下のコマンドを実行して、DSAccess を使用するすべてのサービスを停止できます。

    • net stop msexchangesa /y
    • net stop iisadmin /y
    • net stop winmgmt /y

    DSAccess を使用するすべてのプロセスが停止していることを確認するには、次のコマンドを実行します。
    tlist -m dsaccess.dll
    次の出力が表示された場合、DSAccess を使用するすべてのプロセスは正常に停止しました。
    No tasks found using DSACCESS.DLL
  2. トレースを有効にします。 トレースを有効にする方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    238614 XCON: How to Set Up Regtrace for Exchange 2000
    238614 [XCON] Exchange 2000 用に Regtrace をセットアップする方法
  3. Exchange System Attendant を開始します (コマンド ラインから Exchange System Attendant を開始するには、net start msexchangesa と入力します)。
  4. 失敗している DSAccess トポロジ イベントがイベント ビューアで表示されるのを待ち、RegTrace プロシージャを停止します。次に、Microsoft Product Support Services に連絡して、その出力の意味について問い合わせます。Microsoft Product Support Services への問い合わせ方法の詳細については、以下の Microsoft Product Support Services Web サイトを参照してください。

    Microsoft Product Support Services Web サイト

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 316300 (最終更新日 2003-07-10) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 316300 - 最終更新日: 2007年11月26日 - リビジョン: 5.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange 2000 Server Standard Edition
  • Microsoft Exchange Server 2003 Enterprise Edition
  • Microsoft Exchange Server 2003 Standard Edition
キーワード:?
kberrmsg kbinfo KB316300
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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