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文書番号: 319065 - 最終更新日: 2007年11月26日 - リビジョン: 2.3

Exchange 受信者更新サービスの使用方法

目次

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概要

この資料では、Microsoft Exchange 2000 Server および Microsoft Exchange Server 2003 における受信者更新サービスの使用方法について、手順を追って説明します。受信者更新サービスでは、アドレス一覧のメンバシップや電子メール アドレスなどの詳細情報を含む、ドメイン内の受信者オブジェクトを更新できます。単一ドメインのインストール環境では、受信者更新サービスを構成する必要はほとんどありませんが、複数のドメインがある場合や電子メールの生成条件が非常に細かい場合は、受信者更新サービスの構成方法を知っておく必要があります。

必要条件

必要なハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク インフラストラクチャ、および Service Pack は次のとおりです。
  • Microsoft Windows 2000 Server Service Pack 3 (SP3) 以降、または Microsoft Windows Server 2003
  • Active Directory ディレクトリ サービス
  • Exchange 2000 Server Service Pack 3 (SP3) または Exchange Server 2003
この資料は、次のトピックについて詳しい知識のあるユーザーを対象としています。
  • Exchange システム マネージャ コンソール
  • Microsoft Windows 2000 Server または Microsoft Windows Server 2003 Active Directory の問題

受信者更新サービスの説明

受信者更新サービスは、Exchange System Attendant サービスのコンポーネントの 1 つです。受信者更新サービスによって Active Directory 内の Exchange 固有の属性値が作成、保持されます。

ユーザーのメールボックスを作成すると、SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) アドレスおよびその受信者について定義されたその他のプロキシ アドレスが受信者更新サービスによって自動的に生成されます。ただし、Active Directory ユーザーとコンピュータでは、これらのプロキシ アドレスはすぐには表示されません。これは、受信者更新サービスを常時実行するよう設定している場合であっても、新規の電子メール アドレスが生成されるまでには多少の待ち時間が発生するためです。

Exchange をインストールすると、受信者更新サービスの次の 2 つのインスタンスが作成されます。
  • エンタプライズ構成の受信者更新サービス。このサービスのインスタンスは、組織内に 1 つだけ存在します。
  • ドメイン受信者更新サービス。メールボックスが有効になっているユーザーの存在するドメインごとに必要です。
受信者更新サービスの各インスタンスでは、1 台の Exchange サーバー (サービスの実行元) と、1 台の Windows 2000 または Windows Server 2003 ドメイン コントローラ (Active Directory オブジェクトが更新されます) が関連付けられます。1 台の Active Directory ドメイン コントローラに関連付けることができる受信者更新サービスのオブジェクトは 1 つだけです。

サイトが複数ある場合は、ドメインごとに受信者更新サービスのインスタンスを複数追加することもできます。この場合、受信者更新サービスの 1 つのインスタンスが各サイトのドメイン コントローラでホストされ、メールボックスの作成は、Active Directory のサイト間レプリケーション スケジュールに関係なく行われます。

新規ユーザーを作成してメールボックスを有効にしても、ユーザーは受信者更新サービスで新規のプロキシ電子メール アドレスが生成されるまで自分のメールボックスにログオンできません。受信者更新サービスを一定のスケジュールで実行するように設定している場合は Exchange を使用できるようになるまで少し待たされることがあります。

受信者更新サービスを手動で強制的に実行することにより、アドレスをすぐに更新できます。この方法については、「受信者更新サービスの手動による更新方法」を参照してください。

デフォルトの受信者更新サービス インスタンスの構成方法

フォレスト内の最初のドメインに Exchange をインストールすると、2 つのデフォルトの受信者更新サービス オブジェクトが作成されます。これらのオブジェクトを表示するには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] (または [すべてのプログラム])、[Microsoft Exchange] の順にポイントし、[システム マネージャ] をクリックします。
  2. [受信者] を展開し、[受信者更新サービス] をクリックします。

    次のオブジェクトが表示されます。
    • Recipient Update Service (Enterprise Configuration)
    • Recipient Update Service (Domain_name)


  3. いずれかのオブジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

    受信者更新サービスの現在のインスタンスの実行に関係しているドメイン、Exchange サーバー、および Windows ドメイン コントローラが表示されます。[更新の間隔] も表示され、デフォルトでは [常時実行する] に設定されています。
  4. 受信者更新サービスのインスタンスを実行する Exchange コンピュータを変更するには、[Exchange サーバー] の横の [参照] をクリックし、表示される一覧から Exchange サーバーの 1 つを選択して [OK] をクリックします。
  5. 受信者更新サービスの現在のインスタンスが Active Directory 内のオブジェクトを更新するときに接続する Windows ドメイン コントローラを変更するには、[Windows ドメイン コントローラ] の横の [参照] をクリックし、表示される一覧からドメイン コントローラの 1 つを選択して [OK] をクリックします。
  6. 更新の間隔の設定を構成するには、[更新の間隔] ボックスの一覧の値をクリックするか、[カスタマイズ] をクリックします。
  7. [カスタマイズ] をクリックした場合は、左側の列の曜日をクリックしてから上の行の時刻をクリックするか、マウス ボタンを押したまま移動させて更新を行う時間帯を選択します。

    : スケジュールが 1 時間単位または 15 分単位で表示されるよう構成するには、[詳細の表示] の該当するオプションをクリックします。
  8. [OK] をクリックして変更を承認します。

新規の受信者更新サービスの追加方法

受信者更新サービスはドメインごとに必要ですが、ドメインによっては受信者更新サービスのインスタンスが複数必要な場合があります。そのため、受信者更新サービス オブジェクトの追加作成が必要になることがあります。

Exchange サーバーには受信者更新サービスの複数のインスタンスを存在させることができますが、ドメイン内の各ドメイン コントローラが参加できる受信者更新サービスは 1 つだけです。1 つのドメインに複数の受信者更新サービスを配置する場合は、そのドメインに複数のドメイン コントローラが必要です。

受信者更新サービスを新規に追加するには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] (または [すべてのプログラム])、[Microsoft Exchange] の順にポイントし、[システム マネージャ] をクリックします。
  2. [受信者] を展開して、[受信者更新サービス] をクリックします。
  3. [受信者更新サービス] を右クリックし、[新規作成] をポイントして、[受信者更新サービス] をクリックします。
  4. [ドメイン] の横にある [参照] をクリックして、フォレスト内のドメインの一覧を表示します。
  5. この受信者更新サービスで更新するドメインをクリックして、[OK] をクリックします。
  6. 選択したドメインが [新しいオブジェクト - 受信者更新サービス] ダイアログ ボックスに表示されていることを確認して、[次へ] をクリックします。
  7. [参照] をクリックし、受信者更新サービスの現在のインスタンスの実行元となる Exchange サーバーをクリックし、[OK] をクリックします。
  8. [次へ] をクリックします。

    ウィザードの最後のページに次のメッセージが表示されます。
    受信者更新サービス名 : 受信者更新サービス (TESTDOMAIN)
    Windows 2000 ドメイン : testdomain.local
    ドメイン コントローラ : testserver1.testdomain.local
    Exchange サーバー : TESTSERVER1
    ドメイン内の受信者の Exchange Server 属性を変更する権利が Exchange サーバーに与えられます。
  9. [完了] をクリックします。
  10. 新規に作成した受信者更新サービス オブジェクトを右クリックして [プロパティ] クリックし、[更新の間隔] を構成し、[OK] をクリックします。
: 受信者更新サービスの特定のインスタンスに関連付けられている Exchange サーバーと Windows ドメイン コントローラが、Exchange システム マネージャの右側のウィンドウに表示されます。左側のウィンドウの受信者更新サービス コンテナをクリックすると、この情報が表形式で表示されます。

: 受信者更新サービスを作成する際にドメイン コントローラを選択することはできません。新規の受信者更新サービスに関連付けるドメインを選択することしかできません。受信者更新サービスの作成後、受信者更新サービスのプロパティを編集して、必要なドメイン コントローラを選択することができます。

受信者更新サービスの手動による更新方法

受信者更新サービスを手動で更新するには、更新または再構築の処理を実行します。
  • 更新処理を実行すると、すべての新規ユーザーについてプロキシ電子メール アドレスが直ちに生成されます。この処理では、最近変更された Exchange 受信者のアドレス帳メンバシップが強制的に更新されます。受信者更新サービスをスケジュール実行していて、次にスケジュールされている実行時より前にメールボックスの作成を完了したい場合は、更新処理を実行します。
  • 再構築処理を実行すると、すべてのプロキシ電子メール アドレスが更新され、アドレス一覧のすべてのメンバシップが検証されます。再構築処理は、SMTP アドレス指定の組織ポリシーを変更する場合 (たとえば、DNS ドメイン サフィックスを .com から .net に変更する場合や、DNS ドメイン名を変更する場合) に実行します。再構築処理は数時間かかる場合があります。この処理は、ネットワークの使用率が低い時間帯に実行することをお勧めします。
更新または再構築の処理を行うには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] (または [すべてのプログラム])、[Microsoft Exchange] の順にポイントし、[システム マネージャ] をクリックします。
  2. [受信者] を展開し、[受信者更新サービス] をクリックします。
  3. 構成対象の受信者更新サービスのインスタンスを右クリックして、[今すぐ更新] または [再構築] をクリックします。

    [再構築] をクリックすると、この処理には時間がかかるという内容のメッセージが表示されます。
受信者更新サービスが機能していることを確認するには、次の手順を実行します。
  1. 受信者更新サービスの更新の間隔が [常時実行する] に設定されていることを確認して、新規のユーザー オブジェクトを作成します。

    ユーザー作成処理の最後に、新規の Exchange メールボックスを作成するように通知するメッセージが表示されます。
  2. 新規のユーザー アカウントとメールボックスを作成した後に、ログオンして Exchange プロファイルを構成します。

    プロファイルを構成できれば、受信者更新サービスは正常に動作しています。
受信者更新サービスが動作していることを確認する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
246127? (http://support.microsoft.com/kb/246127/ ) [XADM] Exchange 2000 のアドレス一覧サービスのトラブルシューティング

トラブルシューティング

  • 追加の受信者更新サービスを手動で作成する必要が生じる状況を確認できない場合があります。
  • 1 つのドメイン コントローラが参加できるのは、1 つの受信者更新サービスだけです。
  • Active Directory ユーザーとコンピュータでメールボックスが有効な新規のユーザーを作成した後に、強制的に更新を行ったにもかかわらず、新規のユーザー オブジェクトが受信者更新サービスによって処理されない場合があります。この問題は、適切なアクセス許可がない場合に発生することがあります。 受信者更新サービスで必要なアクセス許可の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    254030? (http://support.microsoft.com/kb/254030/ ) Exchange 2000 Server および Exchange Server 2003 でアクセス許可が付与されていないと受信者更新サービスによってアカウントが処理されない


関連情報

Exchange 受信者更新サービスの構成方法の詳細については、Exchange サーバーのヘルプを参照してください。 受信者更新サービスを必要とするサービスの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
319213? (http://support.microsoft.com/kb/319213/ ) Exchange 2003 でアドレス一覧を使用して受信者を分類する方法

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange Server 2003 Enterprise Edition
  • Microsoft Exchange Server 2003 Standard Edition
  • Microsoft Exchange 2000 Server Standard Edition
キーワード:?
kbhowtomaster KB319065
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