[HOWTO] Exchange 2000 Server でインターネット電子メール メッセージを適切な形式で送信する方法

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文書番号: 319252 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、ユーザー レベルと組織レベルでのインターネット電子メール メッセージ形式の設定方法について説明しています。多くの組織で、通信手段としての電子メール メッセージの重要性はますます高まっています。しかし、すべての組織が同じ種類のメッセージ システムを使用しているわけではありません。そのため、ユーザーが外部の組織に不適切な形式のメッセージを送信しようとすると、問題が発生する可能性があります。または、組織が特殊な形式、たとえばフォントやテキストの色などの書式設定を使用して、通信しようとする場合もあります。

インターネット電子メール メッセージを外部ドメインに送信する設定は 2 つのレベルで設定できます。
  • ユーザーごと
  • ドメインごと
デフォルトの設定では、ユーザーは電子メール メッセージを任意の形式で送信できます。しかし、組織で HTML 形式や RTF 形式で電子メール メッセージを送信するポリシーを設定しているが、ユーザーはすべての電子メール メッセージをテキスト形式で送信するように指定しようとする場合もあります。

あるいは、Exchange 2000 Server を実行しており、これらの形式を処理できる他の組織とパートナー関係を確立していることもあります。この場合、そのドメイン宛のすべての電子メール メッセージを、RTF 形式で送信するルールを設定することもできます。

必要条件

推奨する必要なハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク インフラストラクチャ、および Service Pack は次のとおりです。
  • Microsoft Windows 2000 Server Service Pack 2 (SP2)
  • Active Directory
  • Microsoft Exchange Server 2000 Service Pack 1 (SP1)
この資料は、次のトピックについて詳しい知識のある読者を対象としています。
  • Exchange 2000 管理コンソール
  • テキスト形式、リッチ テキスト 形式 (RTF)、Hypertext Markup Language (HTML) などの電子メール メッセージ形式

メッセージ形式について

外部ドメイン宛の電子メール メッセージの送信を設定する場合、これを実現するさまざまな方法を理解しておくことが重要です。

テキスト形式

テキスト形式メッセージは最も一般的なメッセージ形式です。すべての電子メール メッセージ リーダーはテキスト形式でテキスト メッセージを表示できます。短所はメッセージの色、さまざまなフォント、太字や斜体などの強調文字を表示できないことです。

リッチ テキスト形式

Exchange 2000 では、Microsoft Outlook ユーザー間で送受信されるメッセージに RTF メッセージを使用します。RTF では色、フォント、書式設定を表示できますが、RTF は Outlook でのみ読み取り可能です。Exchange 2000 Server の RTF 形式は、Microsoft Word などのワード プロセッサで RTF 形式のファイルを読み取ることとは違います。

: 受信者が Winmail.dat という名前の添付ファイルを受け取った場合、RTF の非互換性の問題があります。そのドメイン宛に送信されるメッセージには RTF 形式を使わないようにするルールを設定する必要があります。

Hypertext Markup Language (HTML) 形式

HTML メールは、メッセージでリッチ コンテンツの表示を可能にした新しい機能です。これは、メッセージを、テキストの外観を変更するタグがすべて備わった HTML ページとして送信することで実現しています。受信者の電子メール クライアント プログラムによって、HTML がフォーマットされ、表示されます。HTML テキストの主な問題点は、すべての電子メール クライアント プログラムが HTML テキストをサポートしているわけではないことです。HTML が正しく表示されないと、メッセージを読み取れない可能性があります。

テキストと HTML

Exchange 2000 Server には、テキストと HTML の両方で外部ドメインにメッセージを送信できる機能があります。この利点は、どちらの種類のクライアントでもこの形式が正しく表示されることです。短所は、メッセージが 2 倍の大きさになり、処理に時間がかかることです。さらに、メッセージの返信もテキストと HTML の両方で表示できます。この状況は、ユーザーがテキストと HTML の両方を使用してメッセージを投稿しているディスカッション グループなどでよく見られます。

MIME と UUEncode

MIME と UUEncode (User to User Encoding) はメッセージと一緒にバイナリ添付ファイルを送信するための 2 つの異なる方法です。初期の電子メール クライアント プログラムではデフォルトのメッセージ形式として UUEncode が使われていましたが、現在は、事実上すべての電子メール クライアント プログラムが MIME をサポートしています。しかし、まだ UUEncode を使い続けているドメインと通信する必要がある場合も考えられます。その場合、そのドメインには UUEncode 形式を使用してメッセージを送信するルールを設定するとよいでしょう。

メッセージ テキストのワード ラップ

厳密には電子メール メッセージ形式ではありませんが、電子メール メッセージ クライアントの初期のバージョンの中には、76 文字または 77 文字の後に改行を入れる必要があるものがあります。この手順を実行しないと、そのようなクライアントには、各行の先頭の 76 文字しか表示されないことがあります。その結果、メッセージの大部分が失われてしまう可能性があります。

すべての外部ドメイン宛の電子メール メッセージの設定方法

大半のインターネット ドメインに送信する電子メール メッセージを設定する場合は、デフォルトのインターネット電子メール メッセージ形式の設定を確認する必要があります。そのためには、以下の手順に従います。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に [Microsoft Exchange] をポイントし、[システム マネージャ] をクリックします。
  2. Exchange システム マネージャの左側のウィンドウで、[グローバル設定] アイコンをダブルクリックして展開し、[インターネット メッセージ形式] をクリックします。
  3. 右側のウィンドウに [既定] のエントリが表示されます。
  4. この [既定] エントリをダブルクリックすると、[既定のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
    : [全般] タブで、デフォルトの形式の SMTP ドメインはアスタリスク (*) で示されます。これは、このデフォルトのエントリが電子メール メッセージをすべてのインターネット ドメインに送信するためです。
  5. [メッセージ形式] タブをクリックします。[メッセージのエンコード] を設定するオプションがあります。
  6. ほとんどのドメインでは、エンコードに MIME を使用し、メッセージ本文にテキストを使用します。
  7. Outlook 以外のメール クライアントと接続するユーザーに、同じメッセージ エンコード設定を使用させる必要がある場合、[非 MAPI クライアントにコンテンツの設定を適用する] チェック ボックスをクリックしてオンにします。Post Office Protocol version 3 (POP3) クライアントでは Outlook Express がよく使われていますが、Outlook Express はメッセージを HTML 形式で送信できます。非 MAPI クライアントにテキストを使用させることで、Exchange Server コンピュータ上でメッセージ形式の変換が行われるようにします。きわめて高いレベルのメッセージがこの方法で変換されたことによって、多大な処理負荷が生成される可能性があるので注意してください。
  8. 選択された正しい文字セットを確認していない場合に、MIME と非 MIME メッセージの両方に適切な [文字セット] を選択します。誤った文字セットを選択すると、メッセージが正しく表示されないので注意してください。
  9. [詳細設定] タブをクリックします。ここで、RTF 形式メッセージの設定を行うことができます。デフォルトの設定では、ユーザーが選択できますが、[使用しない] を選択することにより、テキストのみのポリシーを適用することもできます。
  10. 適切な [メッセージ テキストのワード ラップ] 設定を選択し、ワードラップを行う場所の桁数を入力するか、[使用しない] 設定を維持します。
  11. [OK] をクリックして設定を受け入れ、[既定のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

注意事項

上記手順 6 の設定を行った場合、外部に送信されるメッセージの形式は Exchange サーバーのサービス パックのバージョンによって動作が異なります。
本来 Exchange システム マネージャの設定にかかわらず、クライアントの指定したメッセージ形式のとおりに送信されるのが Exchange サーバーの想定された動作です。 しかし、Exchange 2000 Server SP1 より前のバージョンでは、Exchange システム マネージャで設定されたメッセージ形式のとおりに外部にメッセージが送信されていました。 この動作は SP1 で修正されているため、SP1 以降のバージョンでは、クライアントの使用しているメッセージ形式にしたがって配信されます。

なお、Exchange サーバーのクライアントとして Outlook 2002 SP3 以降のバージョンを使用している場合には、レジストリを編集することによって、Exchange システム マネージャの設定どおりにメッセージを配信することが可能です。
  1. レジストリ エディタを起動します。
  2. 下記のキーに移動します。キーが存在しない場合には作成します。

    Outlook 2002 の場合
    HKCU\Software\Microsoft\Office\10.0\Outlook\Options\Mail

    Outlook 2003 の場合
    HKCU\Software\Microsoft\Office\11.0\Outlook\Options\Mail
  3. [編集] メニューの [値の追加] で、新規に以下の値を追加します。

    値の名前 : DisableInetOverride
    データ タイプ : REG_DWORD
    データ : 1

Exchange 2000 Server を実行するドメイン宛の設定方法

Exchange 2000 Server を実行していることを知っているドメインに大量の電子メール メッセージを送信する場合、Exchange 2000 Server RTF を再び有効にすることによって、そのドメイン宛のメッセージの外観を良くすることができます。そのためには、以下の手順に従います。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に [Microsoft Exchange] をポイントし、[システム マネージャ] をクリックします。
  2. Exchange システム マネージャの左側のウィンドウで、[グローバル設定] アイコンをダブルクリックして展開し、[インターネット メッセージ形式] をクリックします。
  3. [インターネット メッセージ形式] を右クリックし、[新規作成] をポイントして、[ドメイン] をクリックします。
  4. "Example 宛のメール" など、オブジェクトのわかりやすい名前を入力し、"Example.com" などの SMTP ドメイン名を入力します。
  5. [メッセージ形式] タブをクリックし、[MIME] をクリックして、[メッセージ本文を HTML として設定する] をクリックします。
  6. [非 MAPI クライアントにコンテンツの設定を適用する] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。
  7. MIME と非 MIME メッセージの両方に適切な文字セットを選択します。一般に次のどちらかになります。
    • 日本語 (JIS)
    • 西ヨーロッパ言語 (ISO-8859-1)
  8. [詳細設定] タブをクリックして、[常に使用する] をクリックします。

    : [メッセージ テキストのワード ラップ] 設定は [使用しない] のままにしておきます。
  9. [OK] をクリックして、設定を受け入れ、[ドメイン名 のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
必要に応じて、さまざまな設定を使用して他のドメインを設定できます。

インターネット電子メール メッセージの設定が機能することを確認する方法

インターネット電子メール メッセージの設定が機能しているか確認するには、外部の受信者に電子メール メッセージを送信して、受信者がメッセージを正しく受信して、表示できるかどうかを確認します。受信者からの返信でもメッセージが正しく表示される必要があります。

Exchange 2000 Server を実行するドメインとメッセージを送受信する場合、そのドメインと送受信したメッセージの色やフォントなどの書式設定が維持されている必要があります。

トラブルシューティング

インターネット電子メール メッセージの大半の問題は、RTF や HTML で書式設定されたメッセージを解釈できないメール クライアントによって発生します。この問題を解決するには、そのドメインに対して個別のルールを作成するか、デフォルトの形式をテキストに変更します。




関連情報

Exchange 2000 のインターネット電子メール メッセージ形式の設定方法の詳細については、Exchange 2000 Server Resource Kit と Exchange 2000 Server のヘルプを参照してください。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 319252 (最終更新日 2002-03-25) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 319252 - 最終更新日: 2004年3月19日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange 2000 Server Standard Edition
キーワード:?
kbhowto kbhowtomaster KB319252
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