MS02-009 の適用後 VBScript とサードパーティ アプリケーションの間で互換性の問題が発生する
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP319847 概要 2 月 21 日のマイクロソフト セキュリティ情報 MS02-009
のリリース後、マイクロソフトは、Microsoft Visual Basic Scripting Edition (VBScript)
の規定外の動作を使用したいくつかのサードパーティ
アプリケーションで、互換性の問題が発生することを確認しました。この資料では、その互換性の問題と共に、MS02-009
修正プログラムのアップデート版に加えられた変更内容についても説明します。 修正プログラムおよびこの入手方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。 318089 (http://support.microsoft.com/kb/318089/EN-US/)
MS02-009: Incorrect VBScript Handling in Internet Explorer Can Allow Web Pages to Read Local Files
318089 (http://support.microsoft.com/kb/318089/JA/)
[MS02-009] Internet Explorer の無効な VBScript 処理により Web ページからローカル ファイルを読み取られる
詳細VBScript では、IDispatch インターフェイスを実装するコンポーネント オブジェクト モデル (COM)
オブジェクトのインスタンスを作成することができます。実行時にバインドされる、COM オブジェクトの関数への呼び出しは、"ディスパッチ" インターフェイス
(つまり、実行時にメソッド名を取得し、呼び出しを適切なメソッドに "ディスパッチ" するインターフェイス) を経由して行われます。 COM オブジェクトの中には、複数のディスパッチ インターフェイスを実装するものがあります。一部の言語 (Visual Basic など) では、任意のディスパッチ インターフェイスでオブジェクトを呼び出すことができますが、言語によっては (JScript など)、デフォルトのディスパッチ インターフェイス以外では呼び出しを行えないものもあります。VBScript で CreateObject メソッドを呼び出した場合、オブジェクトがサポートするデフォルト以外のインターフェイスの数にかかわらず、デフォルトのディスパッチ インターフェイスが返されます。しかし VBScript では、呼び出しによってメソッドまたはプロパティに返されたオブジェクトのインターフェイスが、デフォルトのインターフェイスであるかどうかが確認されません。 過去のバージョンの Internet Explorer にはセキュリティ上の問題が存在し、セキュリティが確保されていないデフォルト以外のインターフェイスを VBScript エンジンに返すことがあります。これによって、オブジェクトが安全でない方法で使用されるおそれがあります。この問題を修正するため、マイクロソフトは、常にデフォルトのインターフェイスを取得するように VBScript を修正しました。この修正によってセキュリティ上の脆弱性は緩和されましたが、一部の正規のオブジェクトに関して互換性の問題が引き起こされました。 MS02-009 (http://support.microsoft.com/kb/318089?ln) のアップデート版では、制限対象を限定し、潜在的にセキュリティ上の問題がある Internet Explorer オブジェクトのみを対象とするよう変更されました。この修正プログラムにより、サードパーティのオブジェクトが、VBScript でデフォルト以外のディスパッチ インターフェイスを使用することができるようになります。 この脆弱性の詳細については、下記のマイクロソフト Web サイトを参照してください。 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms02-009.mspx (http://www.microsoft.com/japan/technet/treeview/default.asp?url=/japan/technet/security/bulletin/ms02-009.mspx) 関連情報この資料は以下の製品について記述したものです。
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