SQL Server Desktop Edition または SQL Server 2005 Express Edition のインスタンスに接続する方法

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文書番号: 319930 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Microsoft SQL Server Desktop Engine (MSDE) または Microsoft SQL Server 2005 Express Edition のインスタンスへの接続を確立する方法について、手順を追って説明します。

: この資料に記載された MSDE の概念および説明は、SQL Server 2005 Express Edition にも適用されます。

MSDE では、以下の 2 つの認証モードが使用されます。
  • Windows 認証モード (Windows 認証)
    Windows 認証モードでは、ユーザーは Microsoft Windows NT 4.0 ユーザー アカウント、Microsoft Windows 2000 ユーザー アカウント、または Microsoft Windows XP ユーザー アカウントを使用して接続できます。
  • 混合モード (Windows 認証と SQL Server 認証)
    混合モードでは、ユーザーは Windows 認証か SQL Server 認証のいずれかを使用して MSDE のインスタンスに接続します。Windows NT 4.0 ユーザー アカウント、Windows 2000 ユーザー アカウント、または Windows XP ユーザー アカウントを使用して接続するユーザーは、Windows 認証モードまたは混合モードのいずれかで信頼関係接続を使用できます。
MSDE のデフォルトの認証モードは Windows 認証です。MSDE では、組み込みの SA (システム管理者) ユーザー アカウントが使用されてインストールが行われますが、SQL Server 認証がデフォルトで無効になっているため、標準インストールの後では、組み込みのアカウントにアクセスできません。

MSDE の認証モードの詳細については、次の MSDN Web サイトを参照してください。
認証モード
http://msdn.microsoft.com/library/ja/adminsql/ad_security_47u6.asp

必要条件

必要なハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク インフラストラクチャ、および Service Pack は次のとおりです。
  • Microsoft Windows XP Professional、Microsoft Windows 2000 Professional、Microsoft Windows 2000 Server、Microsoft Windows 2000 Advanced Server、または Microsoft Windows NT 4.0 Server
  • Microsoft MSDE 1.0 または Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE 2000)
この資料は、次のトピックについて詳しい知識のあるユーザーを対象としています。
  • データベースの用語
  • Transact-SQL

Windows NT 認証を使用して MSDE に接続する

MSDE は、ネットワーク ユーザーのセキュリティ属性を使用して、ログオン セキュリティを Windows NT 4.0、Windows 2000、または Windows XP と統合し、ログオン アクセスを制御します。ユーザーのネットワーク セキュリティ属性はネットワーク ログオン時に確立され、Windows ドメイン コントローラにより検証されます。ネットワーク ユーザーが接続しようとすると、MSDE によって Windows ベースの機能が使用され、有効なネットワーク ユーザー名が特定されます。Windows 認証で MSDE に正常に接続して管理するには、以下の条件のいずれかを満たす必要があります。
  • (Windows ドメインを使用して) ローカル コンピュータから MSDE に接続し、管理者アカウントで Windows にログオンします。
  • MSDE をホストしているリモート システムの管理者グループに Windows ユーザー アカウントを追加している場合は、リモートで MSDE に接続します。
: MSDE のインスタンスを Microsoft Windows 98 または Microsoft Windows Millennium Edition (Me) で実行している場合は、Windows 認証モードは使用できません。

SQL Server 認証を使用して MSDE に接続する

ユーザーが、特定のログオン名とパスワードを使用して信頼関係接続以外で接続すると、MSDE はユーザーが指定したパスワードと一致するパスワードで SQL Server ログオン アカウントがセットアップされているかどうかを調べて認証を行います。MSDE にログオン アカウントが設定されていない場合は、認証が失敗します。

特定の状況では、SQL Server 認証を使用することが必要な場合があります。SQL Server 認証を使用する必要がある状況のいくつかについて概要を以下に示します。
  • MSDE を Windows 98 で実行している場合。Windows 98 では Windows 認証モードをサポートしていないので、MSDE を Windows 98 で実行している場合、MSDE は混合モードを使用します (ただし、SQL Server 認証のみがサポートされます)。
  • Windows ドメインを使用していないネットワークで MSDE に接続する場合。この場合、Windows アカウントを検証するためのドメイン コントローラがありません。
  • 接続しようとしている MSDE のインスタンスをホストしているシステムに、Windows アカウントが追加されていない、または追加できないが、SQL Server 認証を使用して接続できるアカウントを持っている場合。
SQL Server 認証は、MSDE のデフォルトのインストールでは無効になっているため、SQL Server 認証 (混合モード) を有効にするように MSDE インストールを構成するか、インストールの完了後に手動で混合モードを有効にする必要があります。インストール後に処理する場合は、手動で Windows レジストリを編集する必要があるため、マイクロソフトでは、インストール時に混合モードを有効にすることを推奨しています。

警告 : 組み込みの SA ユーザー アカウントはパスワードなしでインストールされます。これにより、初めてアクセスする際に MSDE に接続できます。ただし、SQL Server 認証を有効にする場合は、すぐにこのアカウントのパスワードを作成する必要があります。組み込みの SA アカウントのパスワードを作成するには、以下の手順に従って OSQL を使用します。OSQL は MSDE と共にインストールされるコマンド ライン ユーティリティです。
  1. 接続する MSDE のインスタンスをホストしているコンピュータで、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
  2. 次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
    osql -U sa
    これにより、SA アカウントを使用して、ローカルの、MSDE の既定のインスタンスに接続します。
  3. 次のコマンドを入力して、行ごとに Enter キーを押します。

    : 'mynewpassword' 部分は新しいパスワードで置き換える必要があります。
    sp_password null, 'mynewpassword', 'sa'

    go
    パスワードが正常に変更されたことを示す、次のようなメッセージが表示されます。
    パスワードは変更されました。
    
    						
OSQL ユーティリティの使用方法の詳細については、次の MSDN Web サイトを参照してください。
OSQL ユーティリティ
http://msdn.microsoft.com/library/ja/coprompt/cp_osql_1wxl.asp

インストール時に混合モード認証を有効にする

次のコマンド パラメータを使用してインストールを実行することにより、MSDE が使用する認証モードをインストール時に変更できます。
SECURITYMODE=SQL
				
このコマンド パラメータを使用すると、MSDE は混合モード認証でインストールされます。この認証モードでは、Windows 認証または SQL Server 認証を使用することにより、MSDE に接続できます。

インストール後に混合モード認証を有効にする

警告 : レジストリ エディタまたは別の方法を使用してレジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリの変更により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。

デフォルトでは、LoginMode Windows レジストリ サブキーの値は Windows 認証用の 1 に設定されています。インストール後に混合モード認証を有効にするには、この値を 2 に変更する必要があります。

LoginMode サブキーの場所は、MSDE を既定の MSDE インスタンスとしてインストールしたか、名前付きインスタンスとしてインストールしたかによって異なります。MSDE を既定のインスタンスとしてインストールした場合、LoginMode サブキーは、次のレジストリ サブキーにあります。
HKLM\Software\Microsoft\MSSqlserver\MSSqlServer\LoginMode
MSDE を名前付きインスタンスとしてインストールした場合、LoginMode サブキーは次のレジストリ サブキーに存在します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Microsoft SQL Server\<Instance Name>\MSSQLServer\LoginMode
SQL Server 2005 Express Edition を使用している場合、LoginMode レジストリ エントリは次のレジストリ サブキーにあります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\MSSQL.1\MSSQLServer
LoginMode の値を 2 に変更するには、次の手順を実行します。
  1. コントロール パネルの [サービス] を開いて、MSSQLSERVER サービスと、その他すべての関連サービス (SQLSERVERAGENT など) を停止します。
  2. レジストリ エディタを起動するには、[スタート] ボタンをクリックして [ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに regedt32 と入力して [OK] をクリックします。
  3. MSDE を既定の MSDE インスタンスとしてインストールしたか、名前付きインスタンスとしてインストールしたか、SQL Server 2005 Express Edition を使用しているかに応じて、以下のいずれかのサブキーを見つけます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\MSSqlserver\MSSqlServer\


    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Microsoft SQL Server\<Instance Name>\MSSQLServer\


    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Microsoft SQL Server\MSSQL.1\MSSQLServer
  4. 右側のウィンドウで、LoginMode サブキーをダブルクリックします。
  5. [DWORD エディタ] ダイアログ ボックスで、このサブキーの値に 2 を設定し、[16 進数] オプションがオンになっていることを確認して、[OK] をクリックします。
  6. この変更を有効にするために、MSSQLSERVER サービスおよび SQLSERVERAgent サービスを再開します。

接続を確認する

以下の手順を実行して、MSDE のインスタンスに適切に接続できることを確認します (手順は認証方法にかかわらず共通です)。
  1. コンピュータのデスクトップで右クリックして [新規作成] をポイントし、[テキスト ドキュメント] をクリックします。ファイルの名前を Test.udl に変更します。
  2. この .udl ファイルをダブルクリックして [データ リンク プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
  3. [プロバイダ] タブをクリックして [Microsoft OLE DB Provider for SQL Server] をクリックします。
  4. [接続] タブをクリックして以下の手順を実行します。
    1. [1.] で、接続するサーバーを選択するか入力します。
    2. [2.] で、以下のオプションのいずれかを選択します。
      • Windows NT の統合セキュリティを使用する
        Windows 認証を使用している場合はこのオプションを選択します。
      • 特定のユーザー名とパスワードを使用する
        SQL Server 認証を使用している場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択する場合は、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
    3. [接続のテスト] をクリックします。接続が成功した場合は、接続テストが成功したことを通知するメッセージが表示されます。

トラブルシューティング

  • SQL Server サービスが現在実行されていない場合、テスト接続は失敗します。SQL Server サービスが実行されていることを確認するには、通知領域の [MSSQLServer] アイコンをクリックして、状態が "実行中" と表示されることを確認します。
  • 組み込みの SA アカウントを使用して MSDE に接続しようとしたときに、そのアカウントのパスワードを他のユーザーが既に作成していると、接続が失敗することがあります。
  • MSDE をホストしているコンピュータで OSQL ユーティリティを実行できない場合は、OSQL ユーティリティを他のコンピュータから実行します。次に、-s コマンド ライン スイッチを使用して、接続コマンドでサーバーを指定します。たとえば次のように入力します。
    osql -s servername -U sa

関連情報

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
325022 MSDE セキュリティと認証
SQL Server 2000 Desktop Engine の設定をカスタマイズする場合の Windows インストーラの使用の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
227091 Microsoft Windows インストーラ ツールのコマンド ライン スイッチ
SQL Server 2000 Desktop Engine のデフォルトの認証モードを変更する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
285097 Windows インストーラを使用して、SQL Server 2000 Desktop Engine をインストール中にデフォルトのログイン認証モードを SQL Server 認証に変更する方法
SQL Server Desktop Engine の使用の関連情報については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE 2000)
http://www.microsoft.com/japan/sql/msde/default.mspx

MSDE 2000 とアプリケーションの統合
http://www.microsoft.com/japan/SQL/msde/techinfo/msdeintegration.mspx

プロパティ

文書番号: 319930 - 最終更新日: 2007年8月10日 - リビジョン: 4.3
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft SQL Server 7.0 Desktop Edition
  • Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine (Windows)
  • Microsoft SQL Server 2000 64-bit Edition
  • Microsoft SQL Server 2005 Express Edition
キーワード:?
kbhowtomaster KB319930
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