[HOWTO] Windows Server 2003 でインターネット アクセス用に DNS を構成する方法

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文書番号: 323380 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Windows Server 2003 製品でインターネット アクセス用に DNS (ドメイン ネーム システム) を構成する方法について、順を追って説明します。DNS は、インターネットで使用される名前解決の中核となるツールです。DNS はホスト名とインターネット アドレスとの間の解決を行います。

Windows Server 2003 を実行中のスタンドアロン サーバーでの構成方法

Windows Server 2003 を実行中のスタンドアロン サーバーを、使用しているネットワークの DNS サーバーとして構成します。最初の手順では、このサーバーに静的な IP (インターネット プロトコル) アドレスを割り当てます。アドレスが動的に変化すると、クライアントが DNS サーバーにアクセスできなくなる可能性があるため、DNS サーバーには動的に割り当てられる IP アドレスを使用しません。

手順 1 : TCP/IP を構成する

  1. [スタート] をクリックし、[コントロール パネル]、[ネットワーク接続] を順にポイントして [ローカル エリア接続] をクリックします。
  2. [プロパティ] をクリックします。
  3. [インターネット プロトコル (TCP/IP)] をクリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [全般] タブをクリックします。
  5. [次の IP アドレスを使う] をクリックし、該当するボックスに IP アドレス、サブネット マスク、およびデフォルト ゲートウェイのアドレスを入力します。
  6. [詳細設定] をクリックして、[DNS] タブをクリックします。
  7. [プライマリおよび接続専用の DNS サフィックスを追加する] をクリックしてオンにします。
  8. [プライマリ DNS サフィックスの親サフィックスを追加する] チェック ボックスをクリックしてオンにします。
  9. [この接続のアドレスを DNS に登録する] チェック ボックスをクリックしてオンにします。

    Windows 2003 を実行中の DNS サーバーは、DNS として自分自身を指す必要があることに注意してください。このサーバーでインターネット サービス プロバイダ (ISP) からの名前を解決する必要がある場合には、フォワーダを構成する必要があります。フォワーダについては、この資料の「フォワーダを構成する方法」に記載されています。
  10. [OK] を 2 回クリックし、[閉じる] クリックします。

    : DNS キャッシュ リゾルバ サービスからの警告が表示された場合、[OK] をクリックして警告を閉じます。この警告は、サーバーの構成が完了していないのに、キャッシュ リゾルバが DNS サーバーにアクセスしようとした場合に表示されます。

手順 2 : Microsoft DNS サーバーをインストールする

  1. [スタート] をクリックし、[コントロール パネル] をポイントして [プログラムの追加と削除] をクリックします。
  2. [Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
  3. [コンポーネント] ボックスの一覧で [ネットワーク サービス] をクリックします (チェック ボックスはオフにしないでください)。次に、[詳細] をクリックします。
  4. [ドメイン ネーム システム (DNS)] をオンにして [OK] をクリックします。
  5. [次へ] をクリックします。
  6. 画面の指示に従って、コンピュータの CD-ROM ドライブまたは DVD-ROM ドライブに Windows Server 2003 CD-ROM を挿入します。
  7. [Windows コンポーネント ウィザードの完了] ページで、[完了] をクリックします。
  8. [閉じる] ボタンをクリックして、[プログラムの追加と削除] ウィンドウを閉じます。

手順 3 : DNS サーバーを構成する

Microsoft 管理コンソール (MMC) の DNS スナップインを使用して DNS を構成するには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] をクリックし、[すべてのプログラム]、[管理ツール] を順にポイントして、[DNS] をクリックします。
  2. サーバー名をダブルクリックし、[前方参照ゾーン] を右クリックして [新しいゾーン] をクリックします。
  3. 新しいゾーン ウィザードが開始します。[次へ] をクリックします。

    ゾーンの種類を選択するように求められます。ゾーンの種類は以下のとおりです。

    • プライマリ ゾーン : このサーバーで直接更新できるゾーンのコピーを作成します。このゾーン情報は、.dns テキスト ファイルに格納されます。
    • セカンダリ ゾーン : 標準のセカンダリ ゾーンは、そのマスタ DNS サーバーからすべての情報をコピーします。マスタ DNS サーバーには、ゾーン転送用に構成されている Active Directory、プライマリ ゾーン、セカンダリ ゾーンが指定できます。セカンダリ DNS サーバーのゾーン データ、修正できないことに注意してください。そのデータはすべて、マスタ DNS サーバーからコピーされます。
    • スタブ ゾーン : スタブ ゾーンには、そのゾーンに対して権限のある DNS サーバーの特定に必要なリソース レコードのみが含まれます。それらのリソース レコードには、NS (ネーム サーバー) および SOA (Start of Authority) があります。また、グルー ホスト (A) レコードが含まれる可能性もあります。
    また、Active Directory 内にゾーンを格納するオプションもあります。このオプションは、DNS サーバーがドメイン コントローラの場合にだけ利用可能です。
  4. 新しい前方参照ゾーンは、動的更新の受け付けが可能になるように、プライマリ ゾーンまたは Active Directory 統合ゾーンにする必要があります。[プライマリ ゾーン] をクリックして [次へ] をクリックします。
  5. 新しいゾーンには、この Active Directory ベースのドメインに対するロケータ レコードが含まれます。ゾーンの名前は、Active Directory ベースのドメインと同じ名前、またはその名前の論理 DNS コンテナとする必要があります。たとえば、Active Directory ベースのドメインの名前が "support.microsoft.com" の場合、有効なゾーン名は "support.microsoft.com" だけです。

    新しいゾーン ファイルの名前をデフォルトのままにします。[次へ] をクリックします。

    : 経験のある DNS 管理者には、逆引き参照ゾーンを作成し、ウィザードを使用して構成することをお勧めします。DNS サーバーは、前方参照と逆引き参照という 2 つの基本的な要求を解決できます。前方参照の方がより一般的です。前方参照では、"A" (ホスト) リソース レコードによって、ホスト名を IP アドレスに解決します。逆引き参照では、PTR (ポインタ) リソース レコードによって、IP アドレスをホスト名に解決します。逆引き DNS ゾーンを構成すると、前方参照レコードの作成時に、対応する逆引き参照レコードを自動的に作成することができます。

ルート DNS ゾーンを削除する方法

Windows Server 2003 を実行中の DNS サーバーは、特定の手順に従って名前解決を行います。DNS サーバーは、まずキャッシュに問い合わせを行い、次にゾーン レコードをチェックし、フォワーダに要求を送信します。最後に、ルート サーバーを使用して解決を試みます。

デフォルトでは、Microsoft DNS サーバーはインターネットに接続し、さらにルート ヒントを使用して DNS 要求を処理します。Dcpromo ツールを使用してサーバーをドメイン コントローラに昇格する場合、ドメイン コントローラには、DNS が必要です。昇格処理中に DNS をインストールした場合、ルート ゾーンが作成されます。このルート ゾーンは、DNS サーバーに対して、それがルート インターネット サーバーであることを示します。このため、DNS サーバーでは、名前解処理でフォワーダやルート ヒントが使用されません。

  1. [スタート] をクリックし、[管理ツール] をポイントし、[DNS] をクリックします。
  2. [サーバー名] を展開します。ここで、サーバー名はサーバーの名前です。次に [前方参照ゾーン] を展開します。
  3. "." ゾーンを右クリックして [削除] をクリックします。

フォワーダを構成する方法

Windows Server 2003 では、DNS フォワーダを利用できます。この機能は、DNS 要求を外部サーバーに転送するものです。ゾーン内にリソース レコードが見つからない場合、DNS サーバーはその要求を別の DNS サーバーに送信し、解決を試みることができます。一般的な構成例としては、ISP の DNS サーバーを転送先に指定する方法があります。
  1. [スタート] をクリックし、[すべてのプログラム]、[管理ツール] を順にポイントして [DNS] をクリックします。
  2. [サーバー名] を右クリックします。ここで、サーバー名はサーバーの名前です。次に、[プロパティ] をクリックし、[フォワーダ] タブをクリックします。
  3. [DNS ドメイン] ボックスの一覧で DNS ドメインをクリックします。または、[新規作成] をクリックし、問い合わせを転送する DNS ドメインの名前を [DNS ドメイン] ボックスに入力して [OK] をクリックします。
  4. [選択したドメインのフォワーダ IP アドレス一覧] ボックスに、最初に転送する DNS サーバーの IP アドレスを入力して [追加] をクリックします。
  5. 手順 4 を繰り返して、転送先 DNS サーバーを追加します。
  6. [OK] をクリックします。

ルート ヒントを構成する方法

Windows ではルート ヒントを使用できます。ルート ヒントのリソース レコードは、Active Directory またはテキスト ファイル (%システム ルート%\System32\DNS\Cache.dns) に格納できます。Windows では、標準の Internic ルート サーバーが使用されます。また、Windows Server 2003 を実行中のサーバーは、ルート サーバーに対して問い合わせを行う際、ルート サーバーの最新リストを使って自分自身を更新します。
  1. [スタート] をクリックし、[すべてのプログラム]、[管理ツール] を順にポイントし、[DNS] をクリックします。
  2. [サーバー名] を右クリックします。ここで、サーバー名はサーバーの名前です。次に、[プロパティ] をクリックします。
  3. [ルート ヒント] タブをクリックします。DNS サーバーのルート サーバーが [ネーム サーバー] 一覧に表示されます。

    [ルート ヒント] タブが利用できない場合は、サーバーがルート サーバーとして構成されています。この資料の前の「ルート DNS ゾーンを削除する方法」を参照してください。デフォルトとは異なるカスタム ルート ヒントの使用が必要な場合があります。ただし、ルート ヒントとして同一のサーバーをポイントする構成は、常に誤りです。ルート ヒントを変更しないでください。ルート ヒントに誤りがあり、置き換える必要がある場合は、次の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) を参照してください。
    237675 Active Directory 用に DNS をセットアップする

ファイアウォールの内側で DNS を構成する方法

プロキシと NAT (ネットワーク アドレス変換) デバイスによって、ポートへのアクセスが制限される場合があります。DNS では UDP ポート 53 と TCP ポート 53 が使用されます。また、DNS サービスの管理コンソールでは、RCP も使用されます。RCP ではポート 135 が使用されます。DNS とファイアウォールを構成する場合には、これらの問題が発生する可能性があります。

関連情報

249868 ルート ヒントを Cache.dns ファイルに置き換える
Active Directory が有効になっている Windows Server 2003 上で DNS インフラストラクチャを統合する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
323418 [HOWTO] Active Directory が有効な Windows Server 2003 で、既存の DNS インフラストラクチャに DNS を統合する
Windows Server 2003 の既存の DNS インフラストラクチャに新規の DNS サーバーを統合する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
323417 [HOWTO] Windows Server 2003 で Windows Server 2003 DNS を既存の DNS 環境に統合する方法

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 323380 (最終更新日 2004-03-01) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 323380 - 最終更新日: 2007年12月3日 - リビジョン: 9.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, 64-Bit Datacenter Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
  • Microsoft Windows Small Business Server 2003 Standard Edition
  • Microsoft Windows Small Business Server 2003 Premium Edition
キーワード:?
kbhowtomaster kbnetwork KB323380
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