Windows Server 2003 で Windows Server 2003 DNS を既存の DNS 環境に統合する方法

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文書番号: 323417 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Active Directory が有効になっていない既存のドメイン ネーム サービス (DNS) サーバー環境に、新しい Windows Server 2003 DNS サーバーをインストールして構成する方法を、手順を追って説明します。新しい Windows Server 2003 DNS サーバーは、既存の DNS サーバー環境と協調して動作し、Windows Server 2003 のクライアントおよびサーバーにローカルの名前解決サービスを提供します。

Windows Server 2003 DNS サーバーを既存の環境に追加する

新しい Windows Server 2003 DNS サーバーを作成するには、ネットワークに接続されているサーバーに Windows Server 2003 をインストールする必要があります。Windows Server 2003 のインストールの際に、DNS はデフォルトではインストールされないため、DNS をサーバーに追加インストールする必要があります。Windows Server 2003 DNS サービスのインストールは、Windows Server 2003 のインストール時、または初期インストールが終わった後のいずれの時点でも可能です。

Windows Server 2003 DNS サービスを既存の Windows Server 2003 サーバーにインストールする

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントして、[コントロール パネル] をクリックします。
  2. [プログラムの追加と削除] をクリックし、[Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
  3. [Windows コンポーネント ウィザード] ウィンドウの [コンポーネント] ボックスの一覧で、[ネットワーク サービス] をクリックし、[詳細] をクリックします。
  4. [ネットワーク サービス] で、[ドメイン ネーム システム (DNS)] チェック ボックスがオフの場合はオンにし、[OK] をクリックします。
  5. Windows コンポーネント ウィザードで [次へ] をクリックします。Windows Server 2003 CD-ROM の挿入を求めるメッセージが表示されたら、Windows Server 2003 CD-ROM をコンピュータの CD-ROM ドライブに挿入します。セットアップによって、DNS サーバーとツールのファイルがコンピュータにコピーされます。
  6. インストールが完了したら、[完了] をクリックします。

既存の DNS ドメインに Windows Server 2003 DNS を統合する

既存の環境に DNS ドメインと DNS インフラストラクチャがあり、Active Directory が有効になっていない場合、既存の DNS ドメインを使用し、特定のゾーンをこのサーバーに委任することができます。たとえば、サービス (SRV) レコードの DNS 参照など、現在使用している DNS サーバーではサポートできない DNS 参照を必要とするプログラムをコンピュータで実行する場合は、既存の DNS ドメインを使用します。次の手順を完了するには、まず Windows Server 2003 の DNS サーバーをインストールする必要があります。

組織にある既存の DNS サーバーで SRV レコード参照を行えない場合 (および、SRV レコードを参照できるようにアップグレードできない場合)、既存の DNS ゾーンに Windows Server 2003 DNS サーバーを直接統合できます。これを行うには、Windows Server 2003 DNS サーバーに特定のゾーンを委任します。これに加えて、他の DNS サーバー上の特定のゾーンに対応した新規のゾーンを Windows Server 2003 DNS サーバーに作成し、その新規のゾーンの動的更新を有効にします。

DNS サーバーの構成ウィザードを使用してゾーンを DNS サーバーに委任する

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[管理ツール] を順にポイントし、[DNS] をクリックします。
  2. コンソールの左側のウィンドウで目的のサーバーの DNS サーバー オブジェクトをクリックし、サーバー オブジェクトのツリーを展開します。
  3. サーバー オブジェクトを右クリックし、[DNS サーバーの構成] をクリックして [DNS サーバーの構成ウィザード] を開始します。[次へ] をクリックします。
  4. [前方参照ゾーンを作成する (小規模ネットワークに推奨)] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  5. [ISP がゾーンを保守し、読み取り専用のセカンダリ コピーをこのサーバーに置く] をクリックします。[次へ] をクリックします。
  6. [ゾーン名] ダイアログ ボックスにゾーンの名前 (たとえば、microsoft.comnewzone.microsoft.com) を入力します。[次へ] をクリックします。
  7. [マスタ DNS サーバー] ダイアログ ボックスに、既知の DNS サーバーの IP アドレスを入力します。[次へ] をクリックします。
  8. [いいえ クエリを転送しません] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  9. [完了] をクリックして、DNS サーバーの新しい構成を保存し、DNS サーバーを構成します。
この DNS サーバーは、SRV レコードと動的更新をサポートしているゾーンについてのみ処理を行うため、他の DNS サーバー上の特定のゾーンを、このサーバーに委任する必要があります。これらのゾーンには次のようなものがあります。
  • _tcp.DNS Domain Name (例 : _tcp.mycompany.com)
  • _udp.DNS Domain Name (例 : _udp.mycompany.com)
  • _msdcs.DNS Domain Name (例 : _msdcs.mycompany.com)
  • _sites.DNS Directory Domain Name (例 : _sites.mycompany.com)
以下の 2 つの手順を、作成するゾーンごとに実行する必要があります。ゾーンを DNS サーバーに委任した後、Windows Server 2003 DNS サーバーで上記の各ゾーンに対してゾーンを作成します。

ゾーンに対する新しいゾーンを Windows Server 2003 DNS サーバー上に作成する

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[管理ツール] を順にポイントし、[DNS] をクリックします。
  2. コンソールの左側のウィンドウで目的のサーバーの DNS サーバー オブジェクトをクリックし、サーバー オブジェクトのツリーを展開します。
  3. [前方参照ゾーン] を右クリックし、[新しいゾーン] をクリックします。[次へ] をクリックします。
  4. [プライマリ ゾーン] をクリックして、新しいゾーンのマスタ コピーを作成します。[次へ] をクリックします。
  5. 新しいゾーンの名前 (_tcp.mycompany.com など) を入力し、[次へ] をクリックします。
  6. [次の名前で新しくファイルを作成する] をクリックし、新しいゾーン ファイルのデフォルトのファイル名を確認して、[次へ] をクリックします。
  7. [非セキュリティ保護およびセキュリティ保護の両方による動的更新を許可する] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  8. [完了] をクリックします。

新しいゾーンで動的更新を有効にする

  1. DNS の管理コンソールの左側のウィンドウで、目的のサーバーの DNS サーバー オブジェクトをクリックし、サーバー オブジェクトのツリーを展開します。
  2. 該当するゾーンを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [全般] タブをクリックし、[動的更新] ボックスの一覧の [非セキュリティ保護およびセキュリティ保護] をクリックします。[OK] をクリックします。
Windows Server 2003 DNS サーバー上で作成する各ゾーンに対して、この資料の「ゾーンに対する新しいゾーンを Windows Server 2003 DNS サーバー上に作成する」の手順を実行してから、この資料の「新しいゾーンで動的更新を有効にする」の手順を実行します。

トラブルシューティング

ここでは、問題に対するトラブルシューティングの方法について説明します。

ルート ヒントやフォワーダを構成するオプションが使用できない

Windows Server 2003 DNS の最初の構成時に DNS サーバーが検出されなかった場合、通常、システムでは新しい DNS サーバーが "ルート サーバー" (すべての名前解決を最終決定するサーバー) に指定されます。その結果、その新しい DNS サーバーは、そのサーバーで解決できない名前解決の問い合わせを、他のサーバーやインターネット上のルート サーバーに転送できなくなります。このため、ルート サーバーとして構成された Windows Server 2003 DNS サーバーでは、自動的にフォワーダを追加するオプションが無効になります。

後日、この DNS サーバーをインターネットなどの大規模な DNS 環境に統合する場合は、"ルート" の前方参照ゾーンを削除する必要があります。

ルート前方参照ゾーンを削除するには次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム]、[管理ツール] を順にポイントし、[DNS] をクリックします。
  2. コンソールの左側のウィンドウで目的のサーバーの DNS サーバー オブジェクトをクリックし、サーバー オブジェクトのツリーを展開します。
  3. [前方参照ゾーン] を展開します。
  4. ピリオドが表示されているゾーンをクリックして、Del キーを押します。
  5. ゾーンの削除を確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。

プロパティ

文書番号: 323417 - 最終更新日: 2007年12月3日 - リビジョン: 8.3
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, 64-Bit Datacenter Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
  • Microsoft Windows Small Business Server 2003 Premium Edition
  • Microsoft Windows Small Business Server 2003 Standard Edition
キーワード:?
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