Windows Server 2003 のディスクの管理スナップインでベーシック ディスクとダイナミック ディスクを管理する方法

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文書番号: 323442 - 対象製品
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目次

概要

Windows Server 2003 のディスクの管理スナップイン ツールを使用して、ハード ディスクおよびハード ディスク内のボリュームとパーティションを管理することができます。ディスクの管理スナップインを使用することにより、パーティションの作成と削除、FAT、FAT32 または NTFS の各ファイル システムでのフォーマット、ベーシック ディスクからダイナミック ディスクへの変換またはダイナミック ディスクからベーシック ディスクへの変換、およびフォールトトレラント ディスク システムの作成を行うことができます。ほとんどの構成変更は直ちに有効になるため、コンピュータを再起動せずにほとんどのディスク関連タスクを実行できます。この資料では、ディスクの管理スナップインで実行できる一般的なディスク記憶域の管理タスクについて説明します。

ディスクの管理スナップインの起動

: ディスクの管理スナップインを使用するためには、管理者または Administrators グループのメンバとしてログオンする必要があります。
  1. [スタート] ボタンをクリックして [管理ツール] をポイントし、[コンピュータの管理] をクリックします。
  2. コンソール ツリーで、[ディスクの管理] をクリックします。

    ディスクの管理スナップインにディスクとボリュームがグラフィック表示または一覧表示されます。

    ウィンドウの上部または下部のディスクとボリュームの表示方法をカスタマイズするには、[表示] メニューの [上部] または [下部] をポイントして該当する表示方法をクリックします。
: まだパーティションが作成されていない新しいディスクを Windows で使用する場合 (パーティションの作成またはダイナミック ディスクへの変換を行う場合) は、事前にディスクにディスク署名が含まれている必要があります。新しいハード ディスクをインストールした後初めて [ディスクの管理] を実行する際には、ディスクの初期化と変換ウィザードが起動します。このウィザードをキャンセルすると、新しいハード ディスク上にパーティションを作成する際に [新しいパーティション] オプションが淡色表示されて使用できなくなることがあります。

ベーシック ディスクの管理方法

ベーシック ディスク記憶域は、パーティション指向のディスクをサポートします。ベーシック ディスクは、ベーシック ボリューム (プライマリ パーティション、拡張パーティション、または論理ドライブ) を含む物理ディスクです。マスタ ブート レコード (MBR) ディスクには、ベーシック ディスク上に最大 4 つのプライマリ パーティション、または最大 3 つの基本パーティションと 1 つの拡張パーティションを作成できます。また、拡張パーティションの空き領域を利用して論理ドライブを作成することもできます。GUID パーティション テーブル (GPT) ディスクには、最大 128 個のプライマリ パーティションを作成できます。GPT ディスクの場合、パーティションの作成数が 4 つまでに制限されていないため、論理ドライブ上に拡張パーティションを作成する必要はありません。

Microsoft Windows XP Professional または Windows Server 2003 が動作するコンピュータで、Microsoft Windows XP Home Edition、Microsoft Windows NT 4.0、Microsoft Windows Millennium Edition (Me)、Microsoft Windows 98 以前のバージョン、または Microsoft MS-DOS とのデュアルブートまたはマルチブートが構成されている場合は、ダイナミック ディスクではなくベーシック ディスクを使用してください。これらのオペレーティング システムからは、ダイナミック ディスクに保存されているデータにアクセスできません。

: Windows Server 2003 および Windows XP Professional は、Windows NT 4.0 以前で作成された、複数のディスクにまたがるベーシック ボリューム (スパン ボリューム、ミラー ボリューム、ストライプ セット、またはパリティ付きストライプ セット) をサポートしていません。

新しいパーティションまたは論理ドライブの作成

  1. [ディスクの管理] ウィンドウで、次のいずれかの操作を行います。
    • 新しいパーティションを作成するには、パーティションを作成するベーシック ディスク上の未割り当て領域を右クリックし、[新しいパーティション] をクリックします。

      または
    • 新しい論理ドライブを作成するには、論理ドライブを作成する拡張パーティション上の空き領域を右クリックし、[新しい論理ドライブ] をクリックします。
  2. [新しいパーティション ウィザードの開始] ページで、[次へ] をクリックします。
  3. [パーティションの種類を選択] ページで、作成するパーティションの種類をクリックし、[次へ] をクリックします。
  4. [パーティション サイズの指定] ページで、作成するパーティションのサイズを MB 単位で指定し、[次へ] をクリックします。
  5. [ドライブ文字またはパスの割り当て] ページで、ドライブ文字またはドライブへのパスを入力し、[次へ] をクリックします。
  6. [パーティションのフォーマット] ページで、使用するフォーマット オプションを指定し、[次へ] をクリックします。
  7. [完了] ページで、選択したオプションが正しいことを確認し、[完了] をクリックします。
新しいパーティションまたは論理ドライブが作成されて、[ディスクの管理] ウィンドウ内の適切なベーシック ボリュームに表示されます。手順 6. でパーティションのフォーマットを選択した場合は、ここでフォーマット プロセスが開始します。

パーティションまたは論理ドライブのフォーマット

  1. [ディスクの管理] ウィンドウで、フォーマットするパーティションまたは論理ドライブを右クリックし、[フォーマット] をクリックします。
  2. 使用するフォーマット オプションを指定し、[OK] をクリックします。
  3. フォーマットの変更を確認するメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。

パーティションまたは論理ドライブのプロパティの表示

  1. [ディスクの管理] ウィンドウで、プロパティを表示するパーティションまたは論理ドライブを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. 該当するタブをクリックして、プロパティを表示します。

パーティションまたは論理ドライブの削除

  1. [ディスクの管理] ウィンドウで、削除するパーティションまたは論理ドライブを右クリックし、[パーティションの削除] または [論理ドライブの削除] をクリックします。
  2. 削除するかどうかを確認するメッセージが表示されたら [はい] をクリックします。
  • パーティションまたは論理ドライブを削除すると、含まれているデータもすべて削除されます。
  • システム パーティション、ブート パーティション、または使用中のページング ファイル (スワップ ファイル) を含むパーティションは削除できません。
  • 論理ドライブが残っている拡張パーティションは削除できません。拡張パーティションを削除する場合は、先にすべての論理ドライブを削除してください。

ベーシック ディスクからダイナミック ディスクへの変換

ベーシック ディスクをダイナミック ディスクに変換する際は、以下の点に注意してください。
  • ダイナミック ディスクに変換するマスタ ブート レコード (MBR) ベーシック ディスクに、1 MB 以上の未割り当てディスク領域が存在している必要があります。
  • ベーシック ディスクをダイナミック ディスクに変換すると、ベーシック ディスクにあった既存のパーティションはダイナミック ディスク上のシンプル ボリュームに変換されます。
  • いったんベーシック ディスクをダイナミック ディスクに変換すると、ダイナミック ディスク上のダイナミック ボリュームをパーティションに戻すことはできません。先にすべてのダイナミック ボリュームを削除してから、ダイナミック ディスクをベーシック ディスクに戻してください。
  • ダイナミック ディスクをサポートするのは、各 Windows Server 2003、Windows XP Professional、および Windows 2000 です。ベーシック ディスクをダイナミック ディスクに変換後は、これらのオペレーティング システムからのみアクセスできます。
ベーシック ディスクをダイナミック ディスクに変換するには、以下の手順を実行します。
  1. [ディスクの管理] ウィンドウのグラフィック表示で、変換するベーシック ディスクを右クリックし、[ダイナミック ディスクに変換] をクリックします。

    : ベーシック ディスクを右クリックするには、[ディスクの管理] ウィンドウの詳細ウィンドウの左側にある灰色の領域 ([ディスク 0] などのディスク タイトルが表示されている領域) を右クリックしてください。
  2. 変換するディスクの横のチェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
  3. ディスク上のボリューム一覧を表示する場合は、[変換するディスク] ダイアログ ボックスの [詳細] をクリックします。
  4. [変換] をクリックします。
  5. 変換してもよいかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックし、[OK] をクリックします。

ダイナミック ディスクの管理方法

ダイナミック ディスク記憶域は、ボリューム指向のディスクをサポートします。ダイナミック ディスクは、ダイナミック ボリュームを含む物理ディスクです。ダイナミック ディスクを使用すると、シンプル ボリューム、複数のディスクにまたがるボリューム (スパン ボリュームとストライプ ボリューム)、およびフォールトトレラント ボリューム (ミラー ボリュームと RAID-5 ボリューム) を作成できます。ダイナミック ディスク上に作成できるボリューム数には制限はありません。

ダイナミック ディスク (およびそこに含まれるデータ) へのローカル アクセスは、各 Windows Server 2003、Windows XP Professional、または Windows 2000 からのみ可能です。Windows Server 2003、Windows XP Professional、または Windows 2000 に加えて、Windows XP Home Edition、Windows NT 4.0 以前、Windows Millennium Edition、Windows 98 Second Edition 以前、または MS-DOS のいずれかまたは複数のオペレーティング システムとのデュアルブートやマルチブートを構成しているコンピュータでは、これらのオペレーティング システムからダイナミック ボリュームの作成およびアクセスを行うことはできません。

ディスクの管理スナップインの [ダイナミック ディスクに変換] コマンドを使用してベーシック ディスクを変換すると、ダイナミック ディスクが作成されます。

シンプル ボリュームまたはスパン ボリュームの作成

  1. [ディスクの管理] ウィンドウで、次のいずれかの操作を行います。
    • シンプル ボリュームを作成するには、シンプル ボリュームを作成するダイナミック ディスク上の未割り当て領域を右クリックし、[新しいボリューム] をクリックします。

      または
    • スパン ボリュームを作成するには、スパン ボリュームを作成するダイナミック ディスク上の未割り当て領域を右クリックし、[新しいボリューム] をクリックします。
  2. [新しいボリューム ウィザードの開始] ページで、[次へ] をクリックします。
  3. [ボリュームの種類の選択] ページで、[シンプル] または [スパン] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  4. [ディスクの選択] ページで、次のいずれかの手順を実行します。
    • シンプル ボリュームを作成する場合は、その作成先ディスクが [選択されたディスク] ボックスに表示されていることを確認します。

      または
    • スパン ボリュームを作成する場合は、[利用可能なディスク] でディスクをクリックし、[追加] をクリックします。

      スパン ボリュームの作成先ディスクが [選択されたディスク] ボックスに表示されていることを確認します。
  5. [ディスク領域 (MB) を選択] ボックスで、作成するボリュームのサイズを MB 単位で指定し、[次へ] をクリックします。
  6. [ドライブ文字またはパスの割り当て] ページで、ドライブ文字またはドライブへのパスを入力し、[次へ] をクリックします。
  7. [ボリュームのフォーマット] ページで、使用するフォーマット オプションを指定し、[次へ] をクリックします。
  8. [新しいボリューム ウィザードの完了] ページで、選択したオプションが正しいことを確認し、[完了] をクリックします。

シンプル ボリュームまたはスパン ボリュームの拡張

作成後にシンプル ボリュームまたはスパン ボリュームのサイズを増やす場合は、ダイナミック ディスク上の未割り当て領域をボリュームに追加することでサイズを拡張できます。シンプル ボリュームまたはスパン ボリュームを拡張するには、次の手順を実行します。
  1. [ディスクの管理] ウィンドウで、拡張するシンプル ボリュームまたはスパン ボリュームを右クリックし、[ボリュームの拡張] をクリックします。
  2. [ボリュームの拡張ウィザードの開始] ページで、[次へ] をクリックします。
  3. [ディスクの選択] ページで、拡張するボリュームがあるディスクをクリックし、[追加] をクリックします。
  4. 拡張するボリュームがあるディスクが [選択されたディスク] ボックスに表示されていることを確認します。
  5. [ディスク領域 (MB) を選択] ボックスに、追加する未割り当て領域のサイズ (MB) を指定し、[次へ] をクリックします。
  6. [ボリュームの拡張ウィザードの完了] ページで、選択したオプションが正しいことを確認し、[完了] をクリックします。
  • 拡張できるボリュームは NTFS ボリュームか、またはファイル システムが含まれていないボリュームのみです。
  • Windows 2000 でベーシック ボリュームを作成した後ダイナミック ボリュームに変換し、次に Windows 2000 を Windows Server 2003 (または Windows XP Professional) にアップグレードした場合、ベーシック ボリュームからの変換によって作成されたこれらのシンプル ボリュームまたはスパン ボリュームは拡張できません。
  • システム ボリューム、またはブート ボリュームは拡張できません。

RAID-5 ボリュームの作成

RAID-5 ボリュームは、データおよびパリティが 3 つ以上の物理ディスクにわたってストライプされているフォールト トレラント ボリュームです。いずれかの物理ディスクがエラーになっても、正常に動作しているディスク上のデータおよびパリティ情報を使用して、エラーになったディスク上のデータを回復できます。

ダイナミック ボリュームのフォーマット

  1. [ディスクの管理] ウィンドウで、フォーマットするダイナミック ボリュームを右クリックし、[フォーマット] をクリックします。
  2. 使用するフォーマット オプションを指定し、[OK] をクリックします。
  3. フォーマットの変更を確認するメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。

ダイナミック ボリュームのプロパティの表示

  1. [ディスクの管理] ウィンドウで、プロパティを表示するダイナミック ボリュームを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. 該当するタブをクリックして、プロパティを表示します。

ダイナミック ボリュームの削除

  1. [ディスクの管理] ウィンドウで、削除するダイナミック ボリュームを右クリックし、[ボリュームの削除] をクリックします。
  2. 削除するかどうかを確認するメッセージが表示されたら [はい] をクリックします。
  • ボリュームを削除すると、ボリューム内のデータもすべて削除されます。
  • システム ボリューム、ブート ボリューム、または使用中のページング ファイル (スワップ ファイル) を含むボリュームは削除できません。

ダイナミック ディスクからベーシック ディスクへの再変換

ダイナミック ディスクをベーシック ディスクに再変換する場合は、先にダイナミック ディスクからすべてのボリュームを削除する必要があります。

ダイナミック ディスクをベーシック ディスクに再変換するには、[ディスクの管理] ウィンドウでベーシック ディスクに再変換するダイナミック ディスクを右クリックし、[ベーシック ディスクに変換する] をクリックします。

: ディスクを右クリックするには、[ディスクの管理] ウィンドウの詳細ウィンドウの左側にある灰色の領域 ([ディスク 0] などのディスク タイトルが表示されている領域) を右クリックします。

トラブルシューティング

ディスクまたはボリュームで問題が発生すると、[ディスクの管理] ウィンドウにディスクとボリュームの状態情報が表示されます。これらの情報は、ディスクまたはボリュームの現在の状態を示すものです。
  • オンライン : これは、ディスクがアクセス可能で正しく機能している場合の正常なディスク状態です。
  • 正常 : これは、ボリュームがアクセス可能で正しく機能している場合の正常なボリューム状態です。
  • オンライン (エラー) (ダイナミック ディスクのみ該当) : ダイナミック ディスク上で I/O エラーが検出された可能性があります。

    この問題を解決するには、ディスクを右クリックし、[ディスクの再アクティブ化] をクリックしてディスクをオンライン状態に戻します。
  • オフラインまたは不足 (ダイナミック ディスクのみ該当) : ディスクがアクセス不能になっている可能性があります。これは、ディスクが破損している場合や、一時的に使用不能になっている場合に発生します。

    この問題を解決するには、ディスク、コントローラ、または接続に関する障害を修復します。次に、物理ディスクの電源が入っていること、およびコンピュータに正しく接続されていることを確認したうえで、ディスクを右クリックし、[ディスクの再アクティブ化] をクリックしてオンライン状態に戻します。
ディスクとボリュームの状態情報一覧については、ディスクの管理スナップインで [操作] メニューの [ヘルプ] をクリックして、ヘルプを参照してください。

プロパティ

文書番号: 323442 - 最終更新日: 2007年12月3日 - リビジョン: 11.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Web Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, 64-Bit Datacenter Edition
  • Microsoft Windows Small Business Server 2003 Standard Edition
  • Microsoft Windows Small Business Server 2003 Premium Edition
キーワード:?
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