[HOWTO] Windows Server 2003 でインターネット接続の共有を設定する方法

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文書番号: 324286 - 対象製品
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目次

概要

Windows Server 2003 でインターネット接続の共有 (ICS) を使用して、小規模オフィスのネットワークやホーム ネットワークをインターネットに接続することができます。ICS は、小規模ネットワーク上のすべてのコンピュータに、ネットワーク アドレス変換 (NAT)、IP アドレス指定、および名前解決サービスを提供します。この資料では、Windows Server 2003 ベースのコンピュータに ICS をインストールする方法について、手順を追って説明します。

この資料に示す手順を実行するには、次のハードウェアやソフトウェアが必要です。
  • インターネット サービス プロバイダ (ISP) に接続されたデジタル加入者電話回線 (DSL) モデムまたはケーブル モデムと、DSL 接続またはケーブル接続用の有効なアカウント。
  • 2 つのネットワーク アダプタ。この資料では、2 つ目のネットワーク アダプタをインストールする方法について説明します。
  • TCP/IP 用に設定されたネットワーク。
注意 : この資料に示す手順を実行する前に、以下の点に注意してください。
  • 次のようなネットワークでは ICS を使用しないでください。

    • 静的 IP アドレスを使用するネットワーク
    • Windows Server 2003 のドメイン コントローラが存在するネットワーク
    • 他の DNS サーバー、ゲートウェイ、または DHCP サーバーを使用するネットワーク

    ICS はネットワーク アダプタ用に静的 IP アドレスを作成し、ネットワーク上の他のコンピュータに IP アドレスを割り当てるため、他のネットワーク コンピュータが既にそれらのサービスを提供している場合、ネットワークの他の部分に対する接続が失われます。使用するネットワークが上記の条件を 1 つ以上満たす場合は、ICS の代わりに Windows Server 2003 NAT を使用する必要があります。NAT の詳細については、Windows Server 2003 のヘルプを参照してください。
  • 企業ネットワークへの仮想プライベート ネットワーク (VPN) 接続を ICS コンピュータから作成しないでください。ICS コンピュータから作成した場合、ローカル エリア ネットワーク クライアントからのトラフィックを含む ICS コンピュータからのすべてのトラフィックが、デフォルトで VPN 接続を経由して企業ネットワークに転送されます。これは、インターネット リソースに到達できなくなることと、すべてのクライアント コンピュータが ICS コンピュータ ユーザーの資格情報を使用して作成された論理接続経由でデータを送信することを意味します。
  • VPN サーバーであるコンピュータで ICS を構成しないでください。Windows Server 2003 ベースのコンピュータが VPN サーバーとして動作している場合、Windows Server 2003 NAT を使用する必要があります。 NAT のセットアップ方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    324264 HOW TO: Configure the NAT Service in Windows Server 2003
    324264 [HOWTO] Windows .NET Server Family で NAT サーバーを構成する方法

ICS ホスト コンピュータに 2 つ目のイーサネット ネットワーク アダプタをインストールする

ICS ホスト コンピュータにイーサネット アダプタをインストールするには、Administrators グループのメンバとしてログオンする必要があります。
  1. コンピュータを正常にシャットダウンし、ネットワーク アダプタを物理的にコンピュータに設置します。
  2. コンピュータを再起動します。
  3. インストールしたネットワーク アダプタの名前が [新しいハードウェアが見つかりました] ダイアログ ボックスに表示されたら、[次へ] をクリックします。
  4. [Install Hardware Device Drivers] ページで [次へ] をクリックします。
  5. [ドライバ ファイルの特定] ページで、インストールするネットワーク アダプタのドライバを含むメディア オプションをクリックします。たとえば、[CD-ROM ドライブ]、[フロッピー ドライブ]、またはハード ドライブ ディレクトリをクリックします。
  6. [Driver Files Search Results] ページで [完了] をクリックします。

    : [完了] をクリックすると、追加したネットワーク アダプタのインストールが完了します。

ICS ホスト コンピュータを設定する

ICS ホスト コンピュータによって、2 つ目のネットワーク アダプタを使用して既存の TCP/IP ネットワークへの接続を行うことができます。ICS ホスト コンピュータを設定するには、Administrators グループのメンバとしてログオンする必要があります。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をポイントして、[ネットワーク接続] をダブルクリックします。
  2. [ローカル エリア接続] (上の手順でインストールしたネットワーク カード) を右クリックし、名前をインターネット接続に変更します。

    [ネットワーク接続] ウィンドウに、[インターネット接続] と [ローカル エリア接続] の 2 つの接続が表示されます (異なるネットワーク アダプタに対応しています)。
  3. [インターネット接続] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
  4. [全般] タブをクリックし、[Microsoft ネットワーク用クライアント] と [インターネット プロトコル (TCP/IP)] が表示されていることを確認します。
  5. [詳細設定] タブをクリックし、[この接続でインターネット接続の共有を有効にする] チェック ボックスをオンにします。

    : サードパーティ製のファイアウォール ソフトウェアやその他のインターネット共有ソフトウェアが削除されていることを確認してください。
  6. [OK] をクリックして、デスクトップに戻ります。

Windows クライアントを設定する

: Microsoft Windows には複数のバージョンが存在するため、使用中のコンピュータによっては以下の手順が異なる場合があります。この場合、製品のマニュアルを参照のうえ、手順を実行するようにしてください。

インターネット接続を共有する Windows クライアントを設定するには、Administrators グループのメンバとしてログオンします。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をポイントして、[ネットワーク接続] をダブルクリックします。
  2. [ローカル エリア接続] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [全般] タブをクリックし、[Microsoft ネットワーク用クライアント] と [インターネット プロトコル (TCP/IP)] が表示され、チェック ボックスがオンになっていることを確認します。
  4. [インターネット プロトコル (TCP/IP)] をクリックして、[プロパティ] をクリックします。
  5. [全般] タブをクリックし、[IP アドレスを自動的に取得する] と [DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する] をクリックします (これらのオプションが選択されていない場合)。
  6. [詳細設定] をクリックし、[IP 設定]、[DNS]、[WINS] タブの各種一覧がすべて空になっていることを確認します。

    これらの設定は ICS によって行われます。
  7. [OK] をクリックして、デスクトップに戻ります。

ICS とダイヤルアップ ネットワーク

ダイヤルアップ ネットワークを使用してインターネットに接続できますが、ダイヤルアップ ネットワークでは通常インターネット接続の帯域幅が低いため、複数のコンピュータで接続を共有する場合には有用ではありません。また、ダイヤルアップ ネットワークは常時接続ではない (ダイヤルアップして接続する必要がある) ため、インターネット上のホストへの接続時に、初期遅延が発生する可能性があります。

トラブルシューティング

ICS の構成時に問題が発生するのを防ぐため、以下の点に注意してください。
  • DSL またはケーブル モデムに直接ハブを接続しないでください。直接接続すると、インターネット上の他のコンピュータから内部ネットワークに侵入される可能性があります。コンピュータを DSL またはケーブル モデムに直接接続する場合、インターネット経由での侵入を防止するため、ファイルやプリンタの共有を無効にする必要があります。ただし、この場合、ネットワーク構築の当初の主な目的であるファイルやプリンタの共有が不可能になります。
  • サードパーティ製のファイアウォール ソフトウェアやその他のインターネット共有ソフトウェアが削除されていることを確認してください。ICS 対応のコンピュータのみが、IP アドレスの供給や DNS 名の転送サービスを提供していること、またはデフォルト ゲートウェイとして機能していることを確認します。そうでない場合、ICS が正常に機能しないか、予期しない現象が発生することがあります。
  • ICS の設定は変更できません。たとえば、ICS による IP アドレスの割り当てを無効にすることや、ICS が割り当てた IP アドレスを変更することはできません。このような機能が必要な場合は、ICS の代わりに NAT を実行する必要があります。
  • ICS コンピュータは自動的に IP アドレスを割り当て、名前解決で使用される DNS 名をインターネットに転送し、ICS コンピュータ自身をインターネット接続のデフォルト ゲートウェイとして指定します。ICS 対応のコンピュータが使用できない場合、ネットワーク上の他のクライアント コンピュータはインターネットにアクセスできなくなります。
  • TCP/IP プロトコル用にネットワークを設定した場合、NetBEUI プロトコルのインスタンスがある場合には削除してください。NetBEUI は不要であり、ネットワークの速度を低下させる可能性があります。



関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 324286 (最終更新日 2003-04-29) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 324286 - 最終更新日: 2006年2月24日 - リビジョン: 8.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Web Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, 64-Bit Datacenter Edition
キーワード:?
kbnetwork kbhowtomaster KB324286
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