文書番号: 324801 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Windows Server 2003 で Microsoft 管理コンソール (MMC) の Active Directory スナップイン ツールを使用して、FSMO (Flexible Single Master Operations ) の役割 (操作マスタの役割とも呼ばれます) を転送する方法について説明します。

FSMO の役割

フォレストでは、少なくとも 5 つの FSMO の役割が 1 つまたは複数のドメイン コントローラに割り当てられます。これら 5 つの FSMO 役割は次のとおりです。
  • スキーマ マスタ : スキーマ マスタ ドメイン コントローラは、スキーマに対するすべての更新と修正を管理します。フォレストのスキーマを更新するには、スキーマ マスタにアクセスする必要があります。スキーマ マスタは、フォレスト全体で 1 つだけ存在することができます。
  • ドメイン名前付けマスタ : ドメイン名前付けマスタ ドメイン コントローラは、フォレスト内のドメインの追加または削除を管理します。ドメイン名前付けマスタは、フォレスト全体で 1 つだけ存在することができます。
  • インフラストラクチャ マスタ : インフラストラクチャは、自分のドメイン内のオブジェクトから他のドメイン内のオブジェクトへの参照の更新を担当します。インフラストラクチャ マスタとして機能するドメイン コントローラは、任意の時点で、各ドメインに 1 つだけ存在することができます。
  • RID (Relative ID) マスタ : RID マスタは、特定ドメイン内のすべてのドメイン コントローラからの RID プール要求の処理を担当します。RID マスタとして機能するドメイン コントローラは、任意の時点で、ドメインに 1 つだけ存在することができます。
  • PDC エミュレータ : PDC エミュレータは、以前のバージョンの Windows が動作しているワークステーション、メンバ サーバー、およびドメイン コントローラに対して、自分自身をプライマリ ドメイン コントローラ (PDC) としてアドバタイズするドメイン コントローラです。たとえば、Microsoft Windows XP Professional または Microsoft Windows 2000 クライアント ソフトウェアが動作していないコンピュータがドメインに含まれている場合、または Microsoft Windows NT バックアップ ドメイン コントローラがドメインに含まれている場合、PDC エミュレータ マスタは Windows NT PDC として動作します。また、PDC エミュレータ マスタは、ドメイン マスタ ブラウザであり、さらに、パスワードの不一致を処理します。PCD エミュレータ マスタとして機能するドメイン コントローラは、任意の時点で、フォレスト内の各ドメインに 1 つだけ存在することができます。
Ntdsutil.exe コマンド ライン ユーティリティまたは MMC スナップイン ツールを使用して、FSMO の役割を転送することができます。転送する FSMO の役割に応じて、以下の 3 つの MMC スナップイン ツールの 1 つを使用することができます。
Active Directory スキーマ スナップイン
Active Directory ドメインと信頼関係スナップイン
Active Directory ユーザーとコンピュータ スナップイン
コンピュータが存在しなくなっている場合は、役割を強制移動する必要があります。役割を強制移動するには、Ntdsutil.exe ユーティリティを使用します。

スキーマ マスタの役割を転送する

Active Directory スキーマ マスタ スナップインを使用して、スキーマ マスタ役割を転送します。このスナップインを使用する前に、Schmmgmt.dll ファイルを登録する必要があります。

Schmmgmt.dll を登録する

  1. [スタート]、[ファイル名を指定して実行] を順にクリックします。
  2. [名前] ボックスに regsvr32 schmmgmt.dll と入力して [OK] をクリックします。
  3. 操作が成功したことを示すメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。

スキーマ マスタの役割を転送する

  1. [スタート] をクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに mmc と入力して [OK] をクリックします。
  2. [ファイル] メニューの [スナップインの追加と削除] をクリックします。
  3. [追加] をクリックします。
  4. [Active Directory スキーマ] をクリックして [追加] をクリックします。次に [閉じる] をクリックして [OK] をクリックします。
  5. コンソール ツリーで [Active Directory スキーマ] を右クリックし、[ドメイン コントローラの変更] をクリックします。
  6. [名前の指定] をクリックし、新しい役割の所有者とするドメイン コントローラの名前を入力して [OK] をクリックします。
  7. コンソール ツリーで、[Active Directory スキーマ] を右クリックし、[操作マスタ] をクリックします。
  8. [変更] をクリックします。
  9. [はい] をクリックして役割の転送を確認し、[閉じる] をクリックします。

ドメイン名前付けマスタの役割を転送する

  1. [スタート] をクリックし、[管理ツール] をポイントして [Active Directory ドメインと信頼関係] をクリックします。
  2. [Active Directory ドメインと信頼関係] を右クリックし、[ドメイン コントローラに接続] をクリックします。

    : 役割転送先のドメイン コントローラ以外で操作している場合、この手順を実行する必要があります。役割を転送するドメイン コントローラに既に接続している場合、この手順は不要です。
  3. 次のいずれかの手順を実行します。
    • [別のドメイン コントローラの名前を入力してください] ボックスに、新しい役割の所有者とするドメイン コントローラの名前を入力して [OK] をクリックします。

      または
    • [またはドメイン コントローラを選択してください] 一覧で、新しい役割の所有者とするドメイン コントローラをクリックして [OK] をクリックします。
  4. コンソール ツリーで [Active Directory ドメインと信頼関係] を右クリックして、[操作マスタ] をクリックします。
  5. [変更] をクリックします。
  6. [はい] をクリックして役割の転送を確認し、[閉じる] をクリックします。

RID マスタ、PDC エミュレータ、およびインフラストラクチャ マスタの役割を転送する

  1. [スタート] をクリックし、[管理ツール] をポイントして [Active Directory ユーザーとコンピュータ] をクリックします。
  2. [Active Directory ユーザーとコンピュータ] を右クリックして [ドメイン コントローラに接続] をクリックします。

    : 役割転送先のドメイン コントローラ以外で操作している場合、この手順を実行する必要があります。役割を転送するドメイン コントローラに既に接続している場合、この手順は不要です。
  3. 次のいずれかの手順を実行します。
    • [別のドメイン コントローラの名前を入力してください] ボックスに、新しい役割の所有者とするドメイン コントローラの名前を入力して [OK] をクリックします。

      または
    • [またはドメイン コントローラを選択してください] 一覧で、新しい役割の所有者とするドメイン コントローラをクリックして [OK] をクリックします。
  4. コンソール ツリーで [Active Directory ユーザーとコンピュータ] を右クリックし、[すべてのタスク] をポイントして [操作マスタ] をクリックします。
  5. 転送する役割に該当するタブ ([RID]、[PDC]、または [インフラストラクチャ]) をクリックして [変更] をクリックします。
  6. [はい] をクリックして役割の転送を確認し、[閉じる] をクリックします。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 324801 (最終更新日 2003-12-19) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 324801 - 最終更新日: 2007年12月3日 - リビジョン: 9.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, 64-Bit Datacenter Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Small Business Server 2003 Premium Edition
  • Microsoft Windows Small Business Server 2003 Standard Edition
キーワード:?
kbhowto kbhowtomaster kbactivedirectory kbenv KB324801
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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