文書番号: 325615 - 最終更新日: 2007年12月3日 - リビジョン: 3.2 ディスクに不良ブロックが含まれている場合は、ソフトウェア ミラーを作成できない現象
新しいミラー ボリュームを作成しようとした場合、またはダイナミック ディスク上の既存のボリュームにミラーを追加しようとした場合、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
論理ディスク マネージャ
ディスク I/O エラーにより操作は中止されました 原因
システム イベント ログを調べると、以下と同様のイベント メッセージが存在します。これは、問題のあるディスクの読み取りまたは書き込みエラーを報告する DMIO により書き込まれたものです。 種類 : 情報 ソース : dmio 分類 : なし イベント ID : 29 コンピュータ : Computer_name 説明 : dmio: 3328 ブロックで Harddisk1 読み取りエラーが発生しました: 状態 0xc000009c 種類 : 情報 ソース : dmio 分類 : なし イベント ID : 26 コンピュータ : Computer_name 説明 : dmio: ディスク Harddisk1 の番号 3328 に、不良ブロックが検出されました 不良セクタを特定して読み取り可能な情報を修復するために、ソース ボリュームに対して /F /R スイッチを使用して Chkdsk を実行した場合、Chkdsk 出力の不良セクタ セクションに記録されているとおりに、Chkdsk はそれらのセクタ (クラスタ) を "不良" として正常にマークします。 例
C:\>chkdsk D: /f /r
ファイル システムの種類は NTFS です。
ボリューム ラベルは MASTER です。
CHKDSK はファイルを検査しています (ステージ 1/5)...
ファイルの検査を完了しました。
CHKDSK はインデックスを検査しています (ステージ 2/5)...
インデックスの検査を完了しました。
CHKDSK はセキュリティ記述子を検査しています (ステージ 3/5)...
セキュリティ記述子の検査を完了しました。
CHKDSK はファイル データを検査しています (ステージ 4/5)...
ファイル データの検査を完了しました。
CHKDSK は空き領域を確認しています (ステージ 5/5)...
空き領域の検査が終了しました。
1 個の不良クラスタを不良クラスタ ファイルに追加します。 <-- 不良セクタがマークされました。
ボリューム ビットマップ エラーを修復します。
ファイル システムを修正しました。
2047999 KB : 全ディスク領域
20 KB : 2 個のファイル
4 KB : 9 個のインデックス
2 KB : 不良セクタ <-- (不良セクタに注意してください)
12851 KB : システムで使用中
12288 KB : ログ ファイルが使用
2035122 KB : 使用可能領域
2048 バイト : アロケーション ユニット サイズ
1023999 個 : 全アロケーション ユニット
1017561 個 : 利用可能アロケーション ユニット
種類 : 警告 ソース : dmio 分類 : なし イベント ID : 35 コンピュータ : Computer_name 説明 : dmio: ディスク Harddisk1 ブロック 3168 (マウントポイント D:) : 修正不可能な読み取りエラー ダイナミック ディスク上にソフトウェア ミラーを確立する場合、DMIO はセクタごとにコピー元のディスクからコピー先のディスクにコピーします。DMIO はどのセクタにデータが含まれていて、どのセクタが Chkdsk により "不良" とマークされているかを識別せず、対処しません。Chkdsk は、それら不良セクタをファイル システム (FAT、FAT32、または NTFS) にのみマークするため、ファイル システムはそれらを使用しようとはしません。DMIO はファイル システムの下で動作し、コピー元ディスクのセクタからの読み取り中、またはコピー先ディスクへのデータの書き込み中に I/O エラーが検出された場合、ミラーリング処理を中止します。 解決方法
不良ブロックを含むディスクが SCSI (Small Computer System Interface) ディスク ドライブである場合、問題のディスクからデータをバックアップした後、そのディスクの低レベル フォーマットを実行します。そのためには、ディスクの製造元から提供されるユーティリティを使用するか、ディスク コントローラ自体を使用して、それらのセクタをハードウェア レベルで "不良" とマークします。その後、ボリュームを再作成し、ダイナミック ミラーを確立します。ミラーリングが成功した場合、新しくミラーされたボリュームにデータを復元します。不良ブロックを含むディスクが IDE (Integrated Device Electronics) ディスクである場合は、データをバックアップして、ミラーを確立する前に、ディスクを新しい IDE ディスクと交換する必要があります。
状況
この動作は仕様です。
詳細代替セクタ 代替セクタ技術により、ソフトウェアがディスクと直接通信し、障害のあるセクタ (ブロック) を "不良" としてマークすることが可能です。SCSI 仕様では、不良ブロックを再割り当てするコマンド (0x7) が定義されています。Windows がダイナミック ディスク上で不良ディスク ブロックを検出した場合、検出された不良セクタに対して Dmio.sys が IOCTL_DISK_REASSIGN_BLOCKS を呼び出すことがあります。 IOCTL_DISK_REASSIGN_BLOCKS 操作では、障害のあるブロックがディスク上の新しい場所に割り当てられます。この要求は、デバイスが不良ブロック アドレスをその代替ブロック プールの正常なブロックに再割り当てすることを指示し、SCSI ドライブは "失敗" または "成功" 状態のどちらかを返します。成功した場合、SCSI ドライブはそのセクタに代替セクタを再割り当てして、元の不良セクタ番号で読み取りまたは書き込み処理が実行された場合に、常に I/O を新しく再割り当てしたセクタにリダイレクトするようにします。 IDE ドライブでは、この代替セクタ機能はサポートされず、外部ソフトウェア コマンドを使用して不良ブロックを含むディスクを通知することはできませんが、一部の IDE ドライブではセクタが不良になり始めた際に行われるセクタの内部的な再割り当てがサポートされています。この機能は、IDE ディスク自体の内部ファームウェアにより処理されます。内部的な再割り当てが十分に効果的である場合、不良ブロックが発生したことをオペレーティング システムが (そのためエンド ユーザーも) 認識することはありません。 SCSI ディスクでは代替セクタがサポートされていますが、この機能は、読み取りエラーに対して直接実装されているのではなく、読み取りエラーに続く書き込み処理中にのみ実行されます。 読み取りエラー発生後、DMIO は不良セクタのオフセットを不良セクタ一覧に登録します。登録された不良セクタのいずれかが対象となる次回の書き込み時に、IOCTL_DISK_REASSIGN_BLOCKS が呼び出されます。書き込みが行われずにセクタが不良セクタ一覧に残ることができる時間として 5 分のタイムアウトが設けられています。この時間内で再割り当てが開始されます。 この動作は、ミラーを正常に保つために最も効果があります。あるプレックスからの読み取りに失敗すると、不良セクタが記録されます。次に DMIO はもう 1 つのプレックスから読み取り、最初のプレックスに書き戻します。不良セクタは、書き込み処理中に再割り当てされ、データの整合性が保持されます。 コピー元ディスクに不良セクタが存在する状況でミラーの追加を行う場合、コピー元ディスクからの不良セクタ番号が不良セクタ一覧に登録されますが、その番号に書き込まれることはありません。そのため、その番号が再割り当てされることはなく (ユーザーが不良セクタへの書き込みを、読み取り失敗から 5 分以内に強制的に行う手段を見つけない限り)、ミラー処理は中止されます。 コピー先ディスクに不良セクタが存在する状況でミラーの追加を行った場合、書き込みの失敗により不良セクタ番号が不良セクタ一覧に追加されることはありません。そのため、番号が再割り当てされることはなく、ミラー処理は中止されます。 その結果、不良セクタを処理するコードは常にアクティブでも、重要な部分 (IOCTL_DISK_REASSIGN_BLOCKS の呼び出し) は、既に確立済みのミラー上で読み取り処理の後に書き戻し処理が実行された場合にのみ、実行されます。現在のこの設計により、コピー元ディスクまたはコピー先ディスクのどちらかで読み取りまたは書き込みエラーが発生した場合、ミラーを確立することはできません。 追加情報 DMIO が、既に確立済みのミラー上での書き込み処理中に代替セクタ (不良ブロックの再割り当て) を正常に処理した場合は、次のイベント メッセージが記録されます。 種類 : 情報 ソース : dmio 分類 : なし イベント ID : 23 コンピュータ : Computer_name 説明 : dmio : ディスク Harddisk1 の不良ブロック番号 3328 を割り当て直しています 種類 : 情報 ソース : dmio 分類 : なし イベント ID : 24 コンピュータ : Computer_name 説明 : dmio: ディスク Harddisk1 の不良ブロックの再割り当てに成功しました 関連情報この資料は以下の製品について記述したものです。
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