グループ ポリシーでループバック処理を有効にした場合でも、フォルダー リダイレクト設定はグループ ポリシー設定から適用されます
この記事では、グループ ポリシーでループバック処理を有効にしていても、ユーザーのコンピューターに展開されるグループ ポリシー設定からフォルダー リダイレクト設定が適用される問題の解決策について説明します。
適用対象: Windows Server 2012 R2
元の KB 番号: 328008
現象
グループ ポリシーでループバック処理を有効にすると、ユーザーのコンピューターに展開されているグループ ポリシー設定からフォルダー リダイレクト設定が適用されていることがわかります。 ループバック ポリシーによって構成されたすべての設定は、フォルダー リダイレクト設定を除いて有効になります。
この問題は、ユーザーがフォルダー リダイレクトのグループ ポリシー設定を既に持っており、コンピューターでループバック処理を有効にしようとした場合にのみ発生します。 ユーザーがフォルダー リダイレクトにグループ ポリシー設定を適用していて、同時にループバック処理が有効になっていて、ループバック処理が初めて有効になっている場合、この問題は発生しません。
原因
この問題は、グループ ポリシーで置換モードでループバック処理を有効にしても、そのポリシーのフォルダー リダイレクト設定を構成していない場合に発生します。
フォルダー リダイレクト設定を構成しない場合、個人用ドキュメント フォルダーなどのフォルダー リダイレクト フォルダーの既定の設定は[ 管理ポリシーが指定されていません]です。 この設定は、別のグループ ポリシー設定によってユーザーに対してオンになっている場合、フォルダー リダイレクト機能を削除またはオフにしません。
解決方法
この問題を解決するには、グループ ポリシー設定のフォルダー リダイレクト設定を構成します。
たとえば、[マイ ドキュメント] フォルダーをリダイレクトするには、次の手順に従います。
- ループバック ポリシーの [マイ ドキュメント] フォルダー設定を [ すべてのユーザーのフォルダーを同じ場所にリダイレクトする] に変更します。
- 保存先フォルダーの場所を %LOCALPROFILE%\My Documents に設定します。
これにより、[マイ ドキュメント] フォルダーがユーザー ローカル プロファイルの [マイ ドキュメント] フォルダー パスにポイントされます。 サーバー共有からマイ ドキュメント フォルダーのコピーを移動するかどうかに応じて、[ マイ ドキュメントの内容を新しい場所 に移動する] 設定をオンまたはオフにすることができます。
注:
[ マイ ドキュメントのコンテンツを新しい場所に移動 する] 設定がオンになっている場合、ループバック ポリシーの影響を受けるコンピューターから別のコンピューターにユーザーが切り替わるたびに、[マイ ドキュメント] フォルダーの内容がリダイレクトされます。 この設定をオフにすると、これを回避できます。
詳細
ソフトウェア配布とフォルダー リダイレクトのグループ ポリシー設定を使用する組織は、インターネット接続が遅いユーザーに対してこれらの設定を使用したくない場合があります。 このような組織は、ネットワークへのログオンに使用するコンピューターに基づいて、ユーザーが 2 つの異なるグループ ポリシー設定を適用できるように、ループバック処理を有効にすることができます。
データ収集
Microsoft サポートからの支援が必要な場合は、「TSS を使用して情報を収集する」で説明されている手順に従って情報グループ ポリシー収集することをお勧めします。
フィードバック
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