Exchange のメモリ使用と /3GB スイッチ

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文書番号: 328882 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Exchange の仮想メモリの使用と /3GB スイッチに関連する問題について説明します。

詳細

/3GB スイッチ

Windows は、デフォルトで合計 4 GB の仮想アドレス スペースに対応できます。デフォルトでは、このうち 2 GB がカーネル (オペレーティング システム) 用に予約されており、2 GB が Exchange などユーザー モードのプログラム用に予約されています。

オペレーティング システムの Boot.ini ファイルに /3GB スイッチを指定すると、ユーザー モードのプログラムに 3 GB の容量を割り当て、カーネルは 1 GB に制限するように、仮想アドレス スペースの配分を変更できます。/3GB スイッチは、メールボックス ストアまたはパブリック フォルダ ストアを含むコンピュータでのみ必要です。メールボックス ストアやパブリック フォルダ ストアを含まないコンピュータでは、このスイッチを使用しないことをお勧めします。

重要 : /3GB スイッチは、次のオペレーティング システムでのみ使用してください。
  • Microsoft Windows Server 2003 Datacenter Edition
  • Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
  • Microsoft Windows NT 4.0 Enterprise Server
注意 : マイクロソフトでは、運用環境における Active Directory での使用を目的とした、Windows Server 2003 Standard Edition での /3GB スイッチの使用をサポートしています。Microsoft Exchange Server 2003 は、この機能を使用することによって運用環境でサポートされます。この機能を使用しない場合、Windows Server 2003 Standard Edition の /3GB スイッチは、開発およびテストの目的でのみ使用してください。

/3GB スイッチは、次のオペレーティング システムでは使用しないでください。
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows NT 4.0 Server
Windows 2000 Server および Windows NT 4.0 Server では、ユーザー モードのプログラムに 2 GB のみを割り当てることができます。Windows 2000 Server または Windows NT 4.0 Server で /3GB スイッチを使用すると、1 GB をカーネルに、2 GB をユーザー モードのプログラムに割り当てることになり、1 GB のアドレス スペースが失われます。

Windows 2000 Server ベースのコンピュータ上の Exchange

ユーザー モードのプログラムに割り当てる仮想メモリ アドレスを 2GB に制限すると、1 GB を超える物理メモリをコンピュータにインストールしている場合に、Exchange にいくつかの問題が発生する可能性があります。

Exchange では、データベース バッファに割り当てられているメモリが、物理メモリの容量に基づいて計算されます。物理メモリが 1 GB より大きい場合、不均衡な 2 GB の仮想メモリがデータベース バッファに割り当てられることがあります。これが原因で、仮想メモリの断片化の問題、パフォーマンスの問題、"メモリ不足" の問題が発生する場合があります。

この問題を回避するには、次のうち 1 つまたは複数の方法を使用します。

Jet DBA のサイズを縮小する

JET DBA のサイズを縮小すると、メモリを一部再利用できる場合があります。 JET DBA のサイズを削減する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
266768 [XSTR] ストア データベースの最大キャッシュ サイズを変更する方法

JET 内の maxOpenTables の数を削減する

JET 内の maxOpenTables の数を減らすと、メモリを一部再利用できる場合があります。

各ストレージ グループ オブジェクトの msExchESEParamMaxOpenTables を小さい値に設定します。Service Pack 2 (SP2) での 8 proc のデフォルトは 85,000 です。この値は、Service Pack 3 (SP3) の 8 proc では 27,600 に削減されました。4 proc の値はこの値の半分です。

: メモリの問題が引き続き発生する場合は、サーバーの物理 RAM を取り外して容量を 1 GB 以下に縮小します。これにより、この資料で説明している状況が問題の原因であるかどうかを確認できます。

Windows 2000 Advanced Server ベースのコンピュータ上の Exchange

Windows 2000 Advanced Server ベースのコンピュータに 1 GB を超える物理 RAM が搭載されている場合は、Boot.ini ファイルで /3GB スイッチを指定して、Exchange などのユーザー モードのプログラムから 3 GB の仮想アドレス スペースにアクセスできるようにします。 この問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
266096 [XGEN] 1 GB 以上の RAM がある場合、/3GB スイッチが必要

Windows 2000 Datacenter Server ベースのコンピュータ上の Exchange

Windows 2000 Datacenter Server ベースのコンピュータに 1 GB を超える物理 RAM がある場合は /3GB スイッチを使用します。Exchange を Windows 2000 Datacenter Server 上でサポートするには、Service Pack 1 (SP1) が必要です。

/PAE スイッチ

物理アドレス拡張 (PAE) は、Windows 2000 Datacenter Server および Windows 2000 Advanced Server の機能です。この機能を使用すると、この API 用に作成されたプログラムで 4 GB を超えるメモリを使用できます。この API を利用するように作成されている Microsoft SQL Server 2000 などのプログラムがありますが、Exchange 2000 Server はこの API との互換性がありません。このため、/3GB スイッチを使用した場合、Exchange では 3 GB のみが処理されます。

トラブルシューティング

この資料で説明した内容に関連する問題は、通常はパフォーマンスの問題として表面化します。これらの問題をトラブルシューティングするには、パフォーマンス モニタ ツールを使用します。

Virtual Address Dump ユーティリティ (VADUMP) を使用してこのような問題のトラブルシューティングを行うこともできます。 VADUMP ツールの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
317411 Exchange 仮想メモリの問題をトラブルシューティングするためのデータの収集方法

その他の情報

この資料に記載されている問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
291988 4 GB RAM チューニング機能と物理アドレス拡張のスイッチの説明
300573 [XGEN] Windows 2000 Datacenter Server 上での Exchange 2000 Enterprise Server のサポート
266096 [XGEN] 1 GB 以上の RAM がある場合、/3GB スイッチが必要
298064 [XGEN] Exchange 2000 Server におけるスケーラビリティの計画
266650 Windows 2000 Datacenter Server コンピュータ上での BackOffice プログラムのサポートに関する情報
317411 Exchange 仮想メモリの問題をトラブルシューティングするためのデータの収集方法
266768 [XSTR] ストア データベースの最大キャッシュ サイズを変更する方法
823440 Windows Server 2003 ベースのシステムに Exchange Server 2003 をインストールするとき、/3GB スイッチを使用する必要がある

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 328882 (最終更新日 2005-05-19) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 328882 - 最終更新日: 2007年11月26日 - リビジョン: 5.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange Server 2003 Enterprise Edition
  • Microsoft Exchange Server 2003 Standard Edition
  • Microsoft Exchange 2000 Server Standard Edition
キーワード:?
kbinfo kbenv KB328882
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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