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文書番号: 403166 - 最終更新日: 2004年12月29日 - リビジョン: 1.1

W98:EXTRACTコマンド(Windows 9x ファイル解凍ユーティリティ) の使い方

この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP403166

目次

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概要

Windows 95 、Windows 98 のセットアップ ディスクは、フロッピーディスク版、CD-ROM 版共にキャビネット ファイルという圧縮されたファイルで構成されています。このキャビネットファイルは、その中に様々な Windows 95、Windows 98 ファイルが詰め込まれた箱のようなもので、それぞれの箱には ".CAB" という拡張子を持つファイル名がつけられています。 箱 (キャビネット ファイル) の中の実際のファイルを見たり、抜き出したりする (解 凍する) には、EXTRACT.EXE というユーティリティを使う必要があります。ただし、Windows 98のエクスプローラ上からは、箱(キャビネット ファイル)の中の実際のファイルを見たり、抜き出したりすることができます。 この資料では、この Windows 95 または Windows 98 でセットアップ前や MS-DOSモードで、セットアップ ディスク内のキャビネット ファイルを扱うユーティリティ EXTRACT.EXE の使い方について、以下の順に説明します。
  1. パラメータの指定方法
  2. ファイルの一覧を表示する
  3. 特定のファイルを検索する
  4. ファイルを抜き出す (どのキャビネットに入っているか判っている場合)
  5. ファイルを抜き出す (どのキャビネットに入っているか判らない場合)
  6. キャビネット ファイルをハードディスクにコピーする

現象

EXTRACT コマンドは、MS-DOS のコマンドの様なもので、Windows 95、Windows 98 では、MS-DOS プロンプト内で使用します。また、Windows 95 や Windows 98では、その時使用中のファイルを削除したり上書きすることはできないため、EXTRACT コマンドを使用する際は MS-DOS モードで起動する必要があります。 もし、何かファイルを削除しようとしたり EXTRACT コマンドを使ってファイルを上書 きしようとした際に "アクセスできません" といったエラーが表示される場合は、以下 の手順でコンピュータを MS-DOS モードで起動し直し、その後 EXTRACT コマンドを使用 してください。ここでは Win95 のキャビネットファイルを例に説明します。
MS-DOS モードでコンピュータを起動する手順を以下に示します。
  1. <スタート> ボタンをクリックし、[Windows の終了] を選びます。
  2. [MS-DOS モードでコンピュータを再起動する] を選び、<はい> ボタンをクリック します。

1. パラメータ、スイッチの指定方法

この後説明する 2.〜 5. の操作で EXTRACT コマンドを使用して作業をする際に
は、それぞれパラメータやスイッチを指定する必要があります。その際、以下の解説 をご参照ください。

<cabinet>

目的のキャビネット ファイルを指定します。
CD-ROM 版の場合、キャビネット ファイルは WIN95、WIN98、WIN98Nというディレクトリに保存されています。 CD-ROM ドライブが D:、目的のキャビネット ファイルがWIN95_03.CAB の場合、<cabinet> には次のように指定します。
          D:\WIN95\WIN95_03.CAB
フロッピーディスクの場合は次の構成でキャビネット ファイルが格納されています。
        キャビネット ファイル     ディスク#
        -----------------------------------
        MINI.CAB                  Disk 1
        MINI1.CAB                 Disk 2
        PRECOPY1.CAB              Disk 2
        PRECOPY2.CAB              Disk 3
        WIN95_nn.CAB              Disk nn
<例> 目的のキャビネット ファイルが WIN95_10.CAB で、フロッピードライブが A: の場合、<cabinet> には次のように指定します。
          A:\WIN95_10.CAB

<filename>

キャビネット ファイルから抜き出す (解凍する) ファイルを指定します。 ワイルド カードが使用でき、スペースで区切って複数のファイルを指定することもできます。

<destination>

処理をしたファイルの格納先 (パス) を指定します。

/A

<cabinet> で指定されたキャビネット ファイルから、それに続くすべてのキャビ ネット ファイルを処理します。
たとえば <cabinet> に WIN95_03.CAB が指定されていた場合、WIN95_04.CAB、 WIN95_05.CAB の順番に処理していきます。

/C

<cabinet> で指定されたキャビネット ファイルを <destination> にコピーします。

/D

キャビネット ファイルの内容を表示します。

/L <dir>

抜き出すファイルの格納先を指定します。

2. ファイルの一覧を表示する

キャビネット ファイルに含まれる Windows 95またはWindows 98 のファイルの一覧を表示させるには、次のように入力します。
          EXTRACT /D <cabinet>
また、/A スイッチを同時に指定して、続きキャビネット ファイルの内容一覧を表示さ せることもできます。
<例> フロッピーディスク版で WIN95_03.CAB 以下のキャビネット ファイルの内容一覧 を表示させる場合は、次のように入力します。
          EXTRACT /A /D A:\WIN95_03.CAB
ただし、/A スイッチは続き番号でしか有効ではないため、すべてのキャビネット ファ イルの内容一覧を表示するには、次のように 3 回コマンドを入力する必要があります。
          FOR %A IN (*.CAB) DO EXTRACT A:\%A

3. 特定のファイルを検索する

特定の Windows 95、Windows 98 ファイルがキャビネット ファイルに入っているかどうか調べるには、次のように入力します。しかし、このコマンドはファイルを検索するだけで、抜き出すことはしません。
          EXTRACT /D <cabinet> <filename>
また、どのキャビネット ファイルに目的の Windows 95、Windows 98 ファイルが入っているか判らない場合は、/A スイッチを同時に指定して、複数のキャビネット ファイルを検索します。 <例> フロッピーディスク版で KRNL386.EXE がどのキャビネット ファイルに入っている か検索するには、次のように入力します。
          EXTRACT /A /D A:\WIN95_03.CAB KRNL386.EXE
この時、すべてのキャビネット ファイルに対して検索をかける場合は、次のように
入力してください。
          FOR %A IN (*.CAB) DO EXTRACT A:\%A KRNL386.EXE
4. ファイルを抜き出す (どのキャビネット ファイルに入っているか判っている場合) ============================================================================= キャビネット ファイルからある特定の Windows 95 または Windows 98 のファイルを抜き出す場合、その抜き出したいファイルがどのキャビネットに入っているか判っている場合は次のように入力します。
          EXTRACT <cabinet> <filename> /L <destination>
<例>A ドライブのセットアップ ディスク 16 枚目のキャビネット ファイルに入っている UNIDRV.DLL を抜き出して、C ドライブの \WINDOWS\SYSTEM ディレクトリに格納し
たい場合、次のように入力します。
          EXTRACT A:\WIN95_16.CAB UNIDRV.DLL /L C:\WINDOWS\SYSTEM
また、ワイルド カードを使用して一度に複数のファイルを抜き出すこともできます。 <例> ディスク 4 枚目に入っている全テキストファイルを C ドライブの \WINDOWS ディレクトリに抜き出したい場合は次のように入力してください。
          EXTRACT A:\WIN95_04.CAB *.TXT /L C:\WINDOWS

5. ファイルを抜き出す (どのキャビネット ファイルに入っているか判らない場合)

抜き出したいファイルが どのキャビネット ファイルに入っているか判らない場合は、次のように入力してください。
          FOR %A IN (*.CAB) DO EXTRACT %A <filename> /L <destination>
<例> もし、UNIDRV.DLL がどのキャビネット ファイルに入っているか判らない場合 は、次のように入力します。(フロッピーディスクの場合)
          FOR %A IN (*.CAB) DO EXTRACT A:\%A UNIDRV.DLL /L C:\WINDOWS\SYSTEM

6. キャビネット ファイルをハードディスクにコピーする

EXTRACT コマンドは、フロッピーディスク、または CD-ROM ディスク内のキャビネ
ットファイルを ハードディスクにコピーするためにも使用できます。キャビネット
ファイルをコピーするには、次のように入力します。
          EXTRACT /C <cabinet> <destination>
<例>WIN95_03.CAB を A ドライブのフロッピーディスクから C ドライブの TEMP とい うディレクトリにコピーする場合は、次のように指定します。
          EXTRACT /C WIN95_03.CAB C:\TEMP

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows 95
  • Microsoft Windows 98 Standard Edition
キーワード:?
kbhowto KB403166
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