文書番号: 436452 - 最終更新日: 2005年5月17日 - リビジョン: 2.1

[ACC2002] Access プロジェクトで VBA の InStr 関数が返す値が間違っている

お知らせお使いのオペレーティング システムには適用しない情報が含まれている場合があります。
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP436452

目次

すべて展開する | すべて折りたたむ

概要

この資料は、Access プロジェクトで Visual Basic for Applications (以下、VBA) の InStr 関数が間違った値を返す現象について説明しています。

現象

Access プロジェクトにおいて、VBA で InStr 関数を実行した場合、検索対象の文字列にひらがなやカタカナの濁点が含まれていると誤った値が返される場合があります。

この現象は、以下の条件をすべて満たしている場合に発生します。
  • Access プロジェクト内で VBA を実行している。
  • Windows NT4.0、Windows 2000、Windows XP 上で Access を実行している。
  • 検索対象文字列にひらがなやカタカナの濁点が含まれており、それらが検索する文字列よりも前に配置されている。

補足

InStr 関数は、ある文字列の中から指定した文字列を検索し、最初に見つかった文字位置 (先頭からその位置までの文字数) を返す文字列処理関数です。上記の条件を満たしている場合、濁点を 1 文字として扱ってしまうため、濁点付きのひらがな、カタカナは 2 文字としてカウントされてしまいます。このため、期待通りの値が返らない現象が発生します。

回避策

以下のいずれかの方法により、この問題を回避することができます。
  • InStr 関数の第 4 引数に vbBinaryCompare または、vbTextCompare を設定します。
    : InStr 関数の詳細については、Visual Basic のヘルプを参照してください。

    : ?InStr(1, "だだあいうえお", "う",vbTextCompare)
  • InStr 関数ではなく、InStrRev 関数を使用します。
    : InStrRev 関数の詳細については、Visual Basic のヘルプを参照してください。

    : ?InStrRev("だだあいうえお", "う")
  • モジュール内のプロシージャで実行する場合、宣言セクションの Option Compare DataBase を Option Compare Text または Option Compare Binary と設定します。

補足

  • 本技術文書の詳細に記載した条件を満たす場合、Access 2000 でも発生します。
  • Access データベース (*.mdb) では発生しません。
  • Windows 98 および Windows Me では発生しません。
  • Excel および Word など Access 以外のアプリケーションでは発生しません。

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

詳細

再現手順

  1. Access 2002 を起動します。
  2. 任意の Access プロジェクトを開きます。
  3. モジュールを作成して、イミディエイト ウィンドウを表示します。
  4. イミディエイト ウィンドウに以下の記述を入力し、Enter キーを押下します。
    ?InStr(1, "だだあいうえお", "う")

結果

上記の再現手順の場合、期待される結果は "5" ですが、実際にイミディエイト ウィンドウに返される値は、"7" となり、正しい結果が得られません。

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Access 2002 Standard Edition
キーワード:?
kbprb KB436452
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"