[DOS]MS-DOS と Windows におけるドライブ文字の割り当て順序

文書翻訳 文書翻訳
文書番号: 51978 - 対象製品
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP51978
すべて展開する | すべて折りたたむ

目次

概要

Microsoft MS-DOS は、ブート時に検出した最初の 2 つのフロッピー ディスク ドライブと、パーティションおよびハード ディスク上の論理ドライブを含むハード ディスク ドライブに、一定の順序に従いドライブ文字を割り当てます。このドライブ文字の割り当ての順序は変更できません。

DRIVER.SYS や他のデバイス ドライバを使用してインストールされたドライブに割り当てられる文字は、CONFIG.SYS ファイルにロードされているドライバの順序に依存します。CONFIG.SYS の文の順序の変更、もしくはダミーのドライブをロードしドライブ文字を使用しきってしまうことにより、この順序の変更は可能です。

ドライブ文字の割り当て方法は、Microsoft MS-DOS のバージョンをアップグレードするか、OEM 版 MS-DOS ( MS-DOS の初期バージョンでは、OEM 先によりドライブ文字の割り当て順序が変更されていました)を、ドライブ文字の割り当て方法が異なる他のバージョンに変更することにより変更が可能です。この技術文書は MS-DOS のドライブ文字の割り当て方法について説明しています。OEM 版の特定の MS-DOS バージョンのドライブ文字の割り当てについては説明していません。

詳細

ドライブ文字の割り当ては、セットアップ時に以下の手順で実行されます。
  1. MS-DOS は、インストール済みのすべてのディスク ドライブをチェックし、検出された最初のフロッピー ディスク ドライブにドライブ文字 A を割り当てます。
  2. フロッピー ディスク ドライブが 2 つ存在する場合、2 つ目はドライブ文字 B が割り当てられます。フロッピー ディスク ドライブが 1 つしかない場合、最初のフロッピー ディスク ドライブ内に論理ドライブ B が作成されます。
  3. その後 MS-DOS は最初の物理ハード ディスクのプライマリ パーティションにドライブ文字 C を割り当て、さらにハード ディスクがないかどうかチェックを進めます。
  4. 2 つ目の物理ハード ディスクが存在し、そこにプライマリ パーティションがある場合、そのパーティションには、ドライブ文字 D が割り当てられます。MS-DOS version 5.0 は物理ドライブを 8 つまでサポートするため、これ以降も物理ハード ディスク ドライブがあるかどうか探します。たとえば、3 番目の物理ハード ディスクが検出されプリマリ パーティションがそこに存在する場合、そのパーティションはドライブ文字 E を割り当てられます。
  5. MS-DOS は最初の物理ハード ディスク ドライブに戻り、そのドライブ上に論理ドライブ (拡張 MS-DOS パーティション内) がある場合、順序にしたがってドライブ文字を割り当てます。
  6. 物理ハード ディスク ドライブが 2 つ存在する場合、MS-DOS はそのドライブにも同じ処理を続けます。MS-DOS 5.0 は、最大 8 つの物理ハード ディスク ドライブまでこの処理を続けます。すべての論理ドライブ (拡張 MS-DOS パーティション内) にドライブ文字が割り当てられたら、MS-DOS 5.0 は最初の物理ドライブに戻り、存在する場合、他のプライマリ MS-DOS パーティションにドライブ文字を割り当て、他の物理ドライブにもその処理を行ないます。MS-DOS version 5.0 では、以前の OEM MS-DOS バージョンが複数のプライマリ パーティションをサポートしていたのに合わせ、複数のプライマリ パーティションをサポートするよう変更されました。
  7. ハードディスク上の論理ドライブすべてにドライブレターが割り当てられたら、DRIVER.SYS を使用してインストールされたドライブと、RAMDRIVE.SYS を使用して作成されたドライブに対して、CONFIG.SYS ファイルからロードされるドライバの順番にしたがってドライブレターが割り当てられます。CONFIG.SYS ファイルの文の順序の変更、もしくはダミーのドライブのロードを行いドライブ文字を使用しきってしまうことにより、ドライブレターの割り当ての順番を変更することができます。
MS-DOS ユーティリティ SUBST、ネットワーク、MS-DOS ネットワーク インターフェイスを使用する CD-ROM Extensions などのプログラムは特定のドライブをブロックデバイスに対して要求することができます

例 1

フロッピー ディスク ドライブと、MS-DOS パーティションが 2 つ存在する (プライマリ パーティションおよび論理ドライブを 1 つ含む拡張パーティション) ハード ディスク ドライブが 1 つずつあるマシンがあるとします。この場合、MS-DOS はフロッピー ディスク ドライブにドライブ文字 A と B を、ハード ディスク上のプライマリ パーティションにドライブ文字 C を、そして拡張パーティションの論理ドライブにドライブ文字 D を割り当てます。

例 2

あるコンピュータにはフロッピー ディスク ドライブが 3 つあり、3 番目は DRIVER.SYS を使用してインストールされています。またハード ディスク ドライブが 2 つあり、それぞれにはプライマリ パーティションと拡張パーティションが 1 つずつづつあります。最初のハード ディスク ドライブの拡張パーティションには論理ドライブが 2 つあり、2 番目のハード ディスク ドライブの拡張 MS-DOS パーティションには、論理ドライブが 1 つあります。また RAMDRIVE.SYS を使用して作成された RAM ディスクもあります。

この場合、MS-DOS は最初のフロッピー ディスク ドライブにドライブ文字 A と B を割り当て、一番目と二番目の物理ハード ディスク ドライブのプライマリ パーティションにドライブ文字 C と D を割り当てます。MS-DOS はそれから最初の物理ドライブの拡張パーティションの 2 つの論理ドライブにドライブ文字 E と F を、また 2 番目の物理ドライブの拡張パーティションの論理ドライブにドライブ文字 G を割り当てます。

DRIVER.SYS を使用して作成した 3 番目のフロッピー ディスク ドライブと RAMDRIVE.SYS を使用して作成した RAM には、CONFIG.SYS ファイルの DEVICE= 行に記載されている順序にしたがって、ドライブ文字 H と I が割り当てられます。

パーティションの割り当てのスキーム

以下は、40 メガ バイト (MB) のハード ディスク ドライブが 2 つあるコンピュータの、パーティションの割り当てスキームと、その場合のドライブ文字の割り当てを例示しています。
  • ドライブ 1:
    C: 20 MB プライマリ MS-DOS パーティション
    E: 20 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 1

    ドライブ 2:
    D: 20 MB プライマリ MS-DOS パーティション
    F: 20 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 1
  • ドライブ 1:
    C: 20 MB プライマリ MS-DOS パーティション
    D: 20 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 1

    ドライブ 2:
    E: 20 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 1
    F: 20 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 2
  • ドライブ 1:
    C: 10 MB プライマリ MS-DOS パーティション
    E: 10 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 1
    F: 10 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 2
    G: 10 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 3

    ドライブ 2:
    D: 10 MB プライマリ MS-DOS パーティション
    H: 10 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 1
    I: 10 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 2
    J: 10 MB 拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブ 3

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 51978 (最終更新日 1999-12-08) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 51978 - 最終更新日: 2004年12月27日 - リビジョン: 2.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft MS-DOS 3.1
  • Microsoft MS-DOS 3.2 Standard Edition
  • Microsoft MS-DOS 3.21 Standard Edition
  • Microsoft MS-DOS 3.3 Standard Edition
  • Microsoft MS-DOS 3.3a
  • Microsoft MS-DOS 4.0 Standard Edition
  • Microsoft MS-DOS 4.01 Standard Edition
  • Microsoft MS-DOS 5.0 Standard Edition
  • Microsoft MS-DOS 5.0a
  • Microsoft MS-DOS 6.0 Standard Edition
  • Microsoft MS-DOS 6.2 Standard Edition
  • Microsoft MS-DOS 6.21 Standard Edition
  • Microsoft MS-DOS 6.22 Standard Edition
  • Microsoft Windows 95
  • Microsoft Windows 98 Standard Edition
キーワード:?
kbinfo win98 win95 msdos 4.00 KB51978
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

フィードバック

 

Contact us for more help

Contact us for more help
Connect with Answer Desk for expert help.
Get more support from smallbusiness.support.microsoft.com