MS-DOS のパーティションの概要

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文書番号: 69912 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、MS-DOS のパーティションの概要を説明します。MS-DOS でのドライブ文字の割り当て方法の詳細については、Microsoft Knowledge Base の次の資料を参照してください。
51978
Order in Which MS-DOS Assigns Drive Letters
51978
[DOS]MS-DOS と Windows におけるドライブ文字の割り当て順序

詳細

ハード ディスクのマスタ ブート レコード (MBR) は、ディスクの最初のセクタ (シリンダ 0、サイド 0、セクタ 1) にあります。パーティション テーブルはオフセット 01BE にあり、最大 4 つの 16 バイト エントリを含みます。各パーティション テーブル エントリの 4 番目のバイトには、パーティション タイプが記録されます。

MS-DOS では、Version 2.0 以降からハード ディスクをサポートしています。

MS-DOS Version 2.x

MS-DOS 2.x では、最大 15 メガバイト (MB) の 1 つのタイプ 01 パーティションに対応し、12 ビット ファイル アロケーション テーブル (FAT) を使用します。FDISK は、1 つのドライブに 1 つの MS-DOS パーティションのみ作成できます。

MS-DOS 3.0

MS-DOS 3.0 では、15 MB を超えるパーティションに対応し、より小さなクラスタ サイズでより効率的なディスク使用を可能にする 16 ビット FAT を使用します。このため、15 MB を超える MS-DOS 2.x のハード ディスクは、それ以降のバージョンの MS-DOS と互換性がありません。FDISK は、1 つのドライブに 1 つの MS-DOS パーティションのみ作成できます。

MS-DOS 3.3

MS-DOS 3.3 では、1 つのハード ディスクに複数の論理ドライブを作成できるようになりました。論理ドライブは、同じ物理ハード ディスクに存在していますが、MS-DOS では完全に独立したディスクとして扱われます。

この機能は、拡張 MS-DOS パーティションと呼ばれる、ブート可能ではない MS-DOS パーティションを使うことで実現されています。FDISK は、 このようなパーティションを EXT DOS として認識します。ほかの MS-DOS パーティションは、PRI DOS (プライマリ MS-DOS) として認識します。各プライマリ MS-DOS パーティションは論理ドライブで、拡張 MS-DOS パーティションには 1 から 23 個の論理ドライブが含まれます (MS-DOS では、Z までのドライブ文字が使用されます)。拡張 MS-DOS パーティション内の論理ドライブの FAT タイプは、同じサイズのプライマリ MS-DOS パーティションと同じになります。

1 つのドライブ上に作成できる PRI DOS パーティションと EXT DOS パーティションは、それぞれ 1 つに限られます。コンピュータに 2 つの物理ハード ディスクがある場合、2 番目の物理ディスクに PRI DOS パーティションがなくてもかまいません。しかし、最初の物理ディスク上には PRI DOS パーティションが必ず必要となります。MS-DOS では、3 つ以上の物理ディスクには対応していません。

MS-DOS 4.0

MS-DOS Version 4.0 以降では、32 MB を超える論理ドライブに対応しています。これらの論理ドライブを完全に使用するには、MS-DOS プログラムの Share.exe を MS-DOS 4.0 に読み込む必要があります。

Version 4.x 以降の MS-DOS パーティション タイプは、次のとおりです。
   パーティション  FDISK での                              最初に対応した
   タイプ          表示         サイズ         FAT タイプ  MS-DOS バージョン
   ------------------------------------------------------------------
   01         PRI DOS      0-15 MB         12-Bit      2.0 (a)
   04         PRI DOS      16-32 MB        16-Bit      3.0
   05         EXT DOS      0-2 GB (b)      n/a         3.3
   06         PRI DOS      32 MB-2 GB (b)  16-bit      4.0

   (a) バージョン 3.0 では、15 MB のサイズ制限が拡張されました。

   (b) 2 GB (ギガバイト) には、標準の AT ROM BIOS Interrupt 13 プロトコルで
       定められている 1,024 シリンダの制約が含まれます。

MS-DOS 5.0

MS-DOS Version 5.0 以降では、最大 8 つの物理ハード ディスクがサポートされます。この機能は MS-DOS カーネルに含まれているため、Share.exe がなくても大容量ドライブを完全にサポートできます。

MS-DOS Version 5.0 以降では Version 4.x と同じパーティション方式がサポートされており、FDISK は、1 つの物理ディスクに複数のプライマリ MS-DOS パーティションを作成できません。ただし、一部の相手先ブランド供給 (OEM) のパーティション作成ソフトウェアを使用すると、複数のプライマリ MS-DOS パーティションを作成することができるので、MS-DOS Version 5.0 以降では、カーネルが最大 4 つのプライマリ MS-DOS パーティションに対応しています。これにより、旧バージョンの OEM MS-DOS からのアップグレードが簡単にできます。ただし、FDISK が 1 つの物理ディスクに作成できるのは 1 つの PRI DOS パーティションだけです。

注 : 多くの OEM 業者は、MS-DOS のバージョンを変更し、複数のプライマリ MS-DOS パーティション、より大きなタイプ 04 パーティション、および新しいパーティション タイプに対応しています。

Windows 95

Windows 95 では、2 つの新しいパーティション タイプ (0E および 0F) をサポートしており、Windows 95 DDK (Driver Development Kit) に記載されているように、LBA (Logical Block Addressing) INT13h 拡張をサポートします。
   パーティション  FDISK での                              最初に対応した
   タイプ          表示         サイズ         FAT タイプ  MS-DOS バージョン
   ------------------------------------------------------------------
   01         PRI DOS      0-15 MB         12-Bit      MS-DOS 2.0
   04         PRI DOS      16-32 MB        16-Bit      MS-DOS 3.0
   05         EXT DOS      0-2 GB          n/a         MS-DOS 3.3
   06         PRI DOS      32 MB-2 GB      16-bit      MS-DOS 4.0
   0E         PRI DOS      32 MB-2 GB      16-bit      Windows 95
   OF         EXT DOS      0-2 GB          n/a         Windows 95

タイプ 0E、および 0F には、拡張 INT13 サポートが必要です。

注 : タイプ 0E は 06 と同じパーティション タイプ、0F は 05 と同じパーティション タイプです。ただし、ハード ディスクに 1,024 を超えるシリンダおよび/または 16,711,680 を超えるセクタがあるので、アプリケーションでは、通常の CHS (Cylinder/Head/SectorPerTrack) INT13h 関数の代わりに (LBA) INT13h 拡張の読み取り/書き込み関数を使用して、ドライバからの読み取りまたはドライバへの書き込みを行う必要があります。FDISK の古いバージョンでは、これらの Windows 95 パーティションは NON-DOS パーティションとして認識されます。

Windows 95 OEM Service Release 2 および Windows 98

Windows 95 OEM Service Release 2 (OSR2) および Windows 98 では、2 つの新しいパーティション タイプ (0B および 0C) がサポートされており、FAT32 ファイル システムをサポートします。FAT32 の関連情報については、Microsoft Knowledge Base の次の資料を参照してください。
ARTICLE ID: 154997
TITLE : Description of FAT32 File System

OSR2 および Windows 98 でサポートされるパーティション タイプは、次のとおりです。
   パーティション  FDISK での                              最初に対応した
   タイプ          表示         サイズ         FAT タイプ  MS-DOS バージョン
   ---------------------------------------------------------------------
   01         PRI DOS      0-15 MB               12-Bit      MS-DOS 2.0
   04         PRI DOS      16-32 MB              16-Bit      MS-DOS 3.0
   05         EXT DOS      0-2 GB                n/a         MS-DOS 3.3
   06         PRI DOS      32 MB-2 GB            16-bit      MS-DOS 4.0	
   0E         PRI DOS      32 MB-2 GB            16-bit      Windows 95
   0F         EXT DOS      0-2 GB                n/a         Windows 95
   0B         PRI DOS      512 MB - 2 terabytes  32-bit      OSR2
   0C         EXT DOS      512 MB - 2 terabytes  32-bit      OSR2

タイプ 0E、0F、および 0C には、拡張 INT13 サポートが必要です。



関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 69912 (最終更新日 2000-08-27) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号: 69912 - 最終更新日: 2004年12月27日 - リビジョン: 2.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows 95
  • Microsoft Windows 98 Standard Edition
キーワード:?
kbinfo _ik kbhw KB69912
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