システム状態の復元を使用して FRS オブジェクトおよびファイルを回復する

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文書番号: 811219 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、システム状態のバックアップを使用して Microsoft Windows 2000 ファイル複製サービス (FRS) に必要な情報を復元する方法について説明しています。

FRS でシステム状態の復元を使用する場合

FRS の内容を回復する際、Ntbackup.exe を使用したシステム状態の復元がほとんど利用されない理由は、通常、FRS が複製したデータがターゲット フォルダ (複製物セットのメンバ上の既存のフォルダ) に保存されているためです。

FRS によるシステム状態の復元は、以下のいずれかの状況でのみ実施してください。
  1. オブジェクトの回復 : ディレクトリ サービス内で削除された FRS オブジェクトを回復する場合。FRS オブジェクトには、複製物セットを定義する FRS メンバ、サブスクライバ、接続オブジェクトなどがあります。この状況は、通常、Active Directory ユーザーとコンピュータ MMC スナップインまたは Ldp.exe を実行することにより、オブジェクトが意図に反して Active Directory のディレクトリ サービスから削除された場合に発生します。削除されたオブジェクトが原因で FRS が SYSVOL 複製物セットを正常に複製できない場合があります。これにより、グループ ポリシー オブジェクトに対する変更が伝達されなくなります。この状況では、システム状態の復元がこの問題を解決する最適な方法です。 Ldp.exe の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    244344 Ldp.exe ツールを使って Active Directory からオブジェクトを削除する方法
  2. ファイルの回復 : すべての FRS 複製メンバ上の複製物セット用ファイルがなくなった場合。この状況は、通常、管理者がポリシーを再構築する際に、ある複製物上のポリシー フォルダを誤って削除した場合に発生します。FRS は、ドメイン内の他のすべてのドメイン コントローラに対してポリシー フォルダの削除を複製し、その結果、すべてのポリシー フォルダが削除されます。
システム状態のバックアップには、Active Directory データベースと SYSVOL の内容のコピーが含まれます。これらを使用して、上記の両方の状況から回復することができます。

システム状態の復元を使用したオブジェクトの回復

Active Directory 内のオブジェクトがなくなっていると、FRS 複製を実行できません。システム状態のバックアップから復元することにより、通常の FRS 処理に戻すことができます。この操作を行うには、次の手順を実行します。
  1. ドメイン コントローラ上でシステム状態の復元を実行します。 システム状態を復元する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    240363 システム状態のバックアップと復元の方法
  2. そのドメイン コントローラ上の DFS ルート内のファイルが復元するデータ用の権限を持つように構成します。初回複製時、1 台目のサーバー (初期マスタ サーバーとも呼ばれます) 上のファイルやフォルダに権限が与えられます。これは、マルチマスタ複製が有効になる前の最初の複製サイクルで、これらのファイルやフォルダが他の追加ドメイン コントローラに複製されることを意味しています。復元されたファイルを権限のあるファイルとして指定することにより、マルチマスタ複製が開始されるまで、これらのファイルが複製元として使用されます。
  3. システム状態のバックアップを作成した後でドメインに追加されたコンピュータのメンバ オブジェクトを再作成します。この操作には、スクリプトを使用することができます。

システム状態の復元を使用したファイルの回復



FRS が削除を複製したことが原因で FRS 複製において問題が発生している場合は、システム状態のバックアップからファイルを回復することにより、通常の FRS 処理に戻すことができます。

: 複製を完了していないドメイン コントローラがある場合は、そのドメイン コントローラ上の複製ツリーからファイルを移動し、その後で複製ツリーにファイルを戻すことにより、削除されたファイルを回復することができます。ファイルは、新しいファイル バージョン番号が付けられ、他の複製メンバに複製されます。

システム状態の復元を使用して削除されたファイルを回復するには、次の手順を実行します。
  1. ドメイン コントローラ上でシステム状態の復元を実行します。

    システム状態を復元する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    240363 システム状態のバックアップと復元の方法
  2. 復元する際、ファイルを別の場所に復元します。この操作を行うには、[ファイルの復元先] ボックスの一覧の [場所の指定] をクリックし、[場所の指定] ボックスで一時フォルダを指定します。
  3. 復元処理が完了したら、一時フォルダから適切な FRS フォルダにファイルをコピーして複製します。ポリシー ファイルが含まれている場合は、ポリシー ファイルを SYSVOL ツリーのポリシー フォルダにコピーします。

    : オブジェクトの元のアクセス許可が、新しい場所にある継承可能なアクセス許可に追加されます。オブジェクトをコピーまたは移動するときに、オブジェクトの元のアクセス許可を継承可能なアクセス許可に追加するには、-O および -X スイッチを指定した Xcopy.exe ユーティリティを使用します。継承可能なアクセス許可を親フォルダから追加せず、既存のアクセス許可を保持するには、Robocopy.exe ユーティリティを使用します。このユーティリティは、Windows 2000 リソース キットで利用できます。
  4. ディレクトリ サービス内のグループ ポリシー オブジェクト (グループ ポリシー テンプレートのバージョン番号が記載された Gpt.ini を含む) をファイル システム上のグループ ポリシー オブジェクトに同期させます。
: レジストリ キー
BurFlags
を使用して Authoritative Restore を実行することはお勧めできません。この操作を行うと、ディレクトリ サービス内のオブジェクトやレジストリ値が以前の状態に戻ります。したがって、Authoritative Restore を実行すると、予想外の結果を招くことがあります。

予防策

定期的にシステム状態のバックアップを実行するなど、適切な計画を立てることはデータの損失を防ぐうえで非常に役立ちます。予防的な保守計画に以下の手順を組み入れてください。
  • 定期的にシステム状態のバックアップを実行します。ドメイン内のドメイン コントローラの追加や削除、ポリシーの追加、削除、編集など、ディレクトリ サービスに変更を加える前後にこれらのバックアップを更新します。
  • オフサイトのドメイン コントローラを 1 台追加し、複製を 3 〜 4 日ごとに実行する更新頻度の低い複製スケジュールを設定します。オブジェクトを誤って削除した場合、このオフサイトのドメイン コントローラからオブジェクトを取得し、それを権限のあるオブジェクトとして指定することができます。

詳細

システム状態のバックアップの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
240363 システム状態のバックアップと復元の方法

プロパティ

文書番号: 811219 - 最終更新日: 2006年9月8日 - リビジョン: 5.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
  • Microsoft Windows 2000 Server
キーワード:?
kbhowto KB811219
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