Excel での起動フォルダの使用方法

Excel 2010、Excel for Mac 2011 以降のバージョンについては、次の記事を参照してください。

概要

この記事では、Microsoft Excel スタートアップ フォルダーを使用する方法について説明します。 Excel では、次の 2 つの方法でスタートアップ フォルダーが使用されます。

  • 起動時に Excel ブックを読み込むには。
  • テンプレートの参照場所として。

実際のスタートアップ フォルダーの場所は、使用する Excel のバージョンによって異なります。

Excel が起動時に使用するフォルダー

Excel を既定の場所にインストールすると、次のパスからファイルが開きます。

  • C:\Program Files\Microsoft Office\<Office1x>\Xlstart

    注:

    Office1x> 定型文は<バージョン番号を表します (Microsoft Office Excel 2007 は Office12、Microsoft Office Excel 2003 は Office11)

  • C:\Documents and Settings\<User_name>\Application Data\Microsoft\Excel\XLSTART

    このパスでは、 <User_name> はログオン ユーザー名です。

  • [起動時] で指定されているフォルダーは 、すべてのファイルをボックスで開 きます。

    注:

    • [起動時] を見つけるには、Excel 2003 の [すべてのファイル] ボックスを開き、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[全般] タブをクリックします。

    • [起動時] を見つけるには、Excel 2007 の [すべてのファイル ] ボックスを開き、[ Microsoft Office ボタン] をクリックし、[ Excel のオプション] をクリックし、[ 詳細設定] をクリックします。 [ 起動時に、すべてのファイルを開く ] ボックスが [ 全般] の下にあります。

Excel の起動時に受け入れられるファイルの種類

通常、スタートアップ フォルダーを使用して Excel テンプレートとアドインを読み込みます。スタートアップ フォルダーを使用してブックを読み込むこともできます。 スタートアップ フォルダーから次の種類のファイルを読み込む場合、ファイルには、次の一覧で説明されている重要な特性があります。

テンプレート

Book.xlt という名前のブックを保存し、スタートアップ フォルダーの場所に配置すると、Excel の起動時または新しいブックを開くときに、そのブックが既定のブックになります。

追加のテンプレートを使用するには、次のフォルダーに保存する必要があります。

C:\Program Files\Microsoft Office\Templates\1033

Excel 2003 でテンプレートを使用するには、次の手順に従います。

  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をクリックします。
  2. [新しいブック] 作業ウィンドウで、[テンプレート] の [コンピューター上] をクリックします。
  3. [ テンプレート ] ダイアログ ボックスで、[ スプレッドシート ソリューション ] タブで作成するブックの種類のテンプレートをダブルクリックします。

Excel 2007 でテンプレートを使用するには、次の手順に従います。

  1. [Microsoft Office] ボタンをクリックし、[新規] をクリックします。
  2. [ テンプレート] の [ インストール済みテンプレート] をクリックします。
  3. [ インストールされているテンプレート] で、目的のテンプレートをクリックし、[ 作成] をクリックします。

アドイン

スタートアップ フォルダーに配置したアドイン (.xla ファイル) は、通常、Excel の起動時には表示されません。 アドインはメモリに読み込まれます。 アドインは自動マクロを実行します。

これらのアドインは、アドインが提供する任意の方法 (メニューのコマンドやツール バーのボタンなど) で使用できます。

ブック

スタートアップ フォルダーに配置したブック (.xls ファイル) は、ブックが非表示の状態で保存されていない限り、Excel の起動時に読み込まれ、表示されます。

たとえば、個人用マクロ ブック Personal.xls はグローバル マクロ ブックであり、通常、Excel は XLStart フォルダーから非表示状態で読み込まれます。

別のスタートアップ ファイルの場所が正しく使用されていません

別のスタートアップ ファイルの場所を使用する場合は、認識可能なファイルの種類 (テンプレート、アドイン、ブックなど) があるファイル パスを指定する必要があります。

Excel で認識できないファイルの種類がスタートアップ フォルダーに見つかると、エラー メッセージが表示される場合があります。 最も一般的なエラー メッセージは次のとおりです。

このファイルは認識可能な形式ではありません。

既定のファイルの場所を使用する

別のスタートアップ ファイルの場所に加えて、既定のファイルの場所は、Excel 2003 の [オプション] ダイアログ ボックスの [全般] タブの [既定のファイルの場所] ボックスを使用して設定できます。

既定のファイルの場所は、スタートアップ フォルダーとは異なります。 [ ファイル ] メニューを使用してファイルを開いたり保存したりするときに、Excel が指すフォルダーの場所を設定できます。

注:

Excel 2007 で、既定のファイルの場所を確認するには、次の手順に従います。

  1. [ Microsoft Office ボタン] をクリックし、[ Excel オプション] をクリックします。
  2. [保存] をクリックします。
  3. [ 既定のファイルの場所 ] ボックスは、[ ブックの保存] の下にあります