この資料では、Office の修復処理の方法について、手順を追って説明します。
Office では、Microsoft Windows インストーラによって提供される自己修復機能が活用されます。Office プログラムの起動に必要なファイルやレジストリ キーなどのリソースが見つからない場合、Windows インストーラにより不足しているリソースが検出され、プログラムが修復されます。
コンポーネントと機能
Windows インストーラの修復処理は、コンポーネントと機能の 2 つのメカニズムで構成されています。
- コンポーネント : 最も基本的な最小の単位はコンポーネントです。"コンポーネント" は、1 つの単位としてインストールまたはアンインストールされるファイル、レジストリ キー、およびその他のリソースの集合です。コンポーネント内のリソースのいずれかを、そのコンポーネントのキーパスとして指定することができます。一般的にはファイルがキーパスとして選択されますが、レジストリ値でもかまいません。
キーパスは以下のものを示します。
-
選択したコンポーネントへのパス。プログラムがコンポーネントへのパスを要求すると、Windows インストーラはキーパス リソースへのパスを返します。
-
コンポーネントが正常にインストールされていることの確認。キーパス リソースが見つからないと、Windows インストーラはコンポーネント全体が破損していると見なします。
- 機能 : インストールするかどうかを個別に選択できる、プログラムの構成要素です。一般的にはプログラムの持つ各種の機能を表します。本質的には、機能は、コンポーネントをグループ化したものです。カスタム インストールを実行した場合に、[詳細なカスタマイズ] ダイアログ ボックスの一覧に表示される項目が、Office の機能およびさまざまな Office プログラムです。
動的な実行時の修復
Windows インストーラでは、初めて使用するときに機能をインストールするのと同様の方法で、プログラムの動的な修復を行います。プログラムを起動すると、Windows インストーラにより各コンポーネントが正常にインストールされているかどうかが確認されます。
この資料の「コンポーネントと機能」で説明したように、コンポーネントが破損しているかどうか、または失われているかどうかは、キーパスの有無によって判別します。キーパス リソースが見つからなければ、Windows インストーラにより、破損しているかまたは失われている 1 つ以上のコンポーネントが自動的に再インストールされます。
ソース ファイルにアクセス可能な場合、修復処理中に [Windows インストーラ] ダイアログ ボックスがしばらくの間表示された後、アプリケーションの起動が完了します。
Windows インストーラの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
310598
(http://support.microsoft.com/kb/310598/
)
Windows インストーラ テクノロジの概要
注 : Office XP またはいずれかの Office 2002 プログラムを実行している場合、動的な実行時の修復が正常に機能するためには、コンピュータに Windows デスクトップのアップデートをインストールしている必要があります。コンピュータで Windows デスクトップのアップデートが実行されていない場合は、部分的な修復のみが行われます。Office に含まれるすべての自己修復機能を使用するには、Office XP をインストールする前に、少なくとも Microsoft Internet Explorer 4.01 Service Pack 1 (SP1) または Microsoft Internet Explorer 4.01 Service Pack 2 (SP2)、および Windows デスクトップのアップデートをコンピュータにインストールしておく必要があります。これらの要件が問題になるのは、Microsoft Windows NT 4.0 を実行しているコンピュータのみです。Office XP で必要な他のすべてのオペレーティング システムには、必要なバージョンの Internet Explorer が含まれています。Microsoft Windows NT 4.0 には、Office 2003 または個々の Office 2003 プログラムをインストールできません。
オンデマンドのアプリケーションの自動修復
Office プログラムでアプリケーションの自動修復機能を実行するには、以下の手順を実行します。
-
Office プログラムを起動します。
-
[ヘルプ] メニューの [アプリケーションの自動修復] をクリックします。
-
[アプリケーションの自動修復] ダイアログ ボックスで、次のいずれかの操作を実行します。
-
[修復中に、ショートカットを元に戻す] チェック ボックスをオンにします。既定では、このチェック ボックスはオンです。[修復中に、ショートカットを元に戻す] チェック ボックスがオンの場合、アプリケーションの自動修復によって、ユーザーが設定した Office ショートカットが保持されます。[修復中に、ショートカットを元に戻す] チェック ボックスがオフの場合は、アプリケーションの自動修復によって、ユーザーが設定した Office ショートカットが削除されます。
-
[ユーザー設定を破棄して既定の設定に戻す] チェック ボックスをオンにします。[ユーザー設定を破棄して既定の設定に戻す] チェック ボックスがオンの場合、アプリケーションの自動修復によって、以下の設定は Office を初めてインストールしたときの状態に戻されます。
-
アシスタントの種類。
-
[ファイル] メニューの最近使用したファイルの一覧の項目が消去されます。
-
すべてのプログラムのプログラム ウィンドウのサイズ。
-
メニューとツール バーの位置およびユーザー設定。
-
各プログラムのセキュリティ レベル。
-
Outlook の予定表ビューなど、プログラムのビューの設定。
-
Office プログラムを再起動する際に、ユーザー名とイニシャルを再入力する必要があります。
-
[開始] ボタンをクリックします。
-
[Office プログラムの終了] ダイアログ ボックスに次のメッセージが表示されたら、[無視] をクリックします (メッセージ内の program は、実行中の Office プログラムです)。
ユーザー設定を正しく取り込む、または復元するには、次のプログラムを終了する必要があります。
Microsoft program -
修復処理が完了したら、次のメッセージに対して [OK] をクリックします。メッセージ内の edition は、インストールしている Office のバージョンです (Microsoft Office Professional Edition 2003 など)。
Microsoft Office edition のセットアップが正常に終了しました。
文書番号: 822238 - 最終更新日: 2007年12月4日 - リビジョン: 2.6
この資料は以下の製品について記述したものです。
- Microsoft Office Professional Edition 2003
- Microsoft Office Standard Edition 2003
- Microsoft Office Students and Teachers Edition 2003
- Microsoft Office Small Business Edition 2003
- Microsoft Office Basic Edition 2003
- Microsoft Office Access 2003
- Microsoft Office Excel 2003
- Microsoft Office FrontPage 2003
- Microsoft Office Outlook 2003
- Microsoft Office PowerPoint 2003
- Microsoft Office Publisher 2003
- Microsoft Office Word 2003
- Microsoft Office InfoPath 2003
- Microsoft Office OneNote 2003
- Microsoft Office Project Professional 2003
- Microsoft Office Project Standard 2003
- Microsoft Office Visio Professional 2003
- Microsoft Office Visio Standard 2003
- Microsoft Office XP Professional
- Microsoft Office XP Standard
- Microsoft Office XP Small Business Edition
- Microsoft Office XP Students and Teachers
- Microsoft Office XP Developer Edition
- Microsoft Access 2002 Standard Edition
- Microsoft Excel 2002 Standard Edition
- Microsoft FrontPage 2002 Standard Edition
- Microsoft Outlook 2002 Standard Edition
- Microsoft PowerPoint 2002 Standard Edition
- Microsoft Word 2002
- Microsoft Publisher 2002 Standard Edition
- Microsoft Project Professional Version 2002
- Microsoft Project Standard 2002
- Microsoft Visio Professional Version 2002
- Microsoft Visio Standard Version 2002
| kbfunctions kbinfo kbhowtomaster KB822238 |
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"