文書番号: 822603 - 最終更新日: 2006年8月8日 - リビジョン: 12.2

Windows XP SP1 USB 1.1 および 2.0 更新プログラムについて

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目次

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概要

マイクロソフトでは、Windows XP Service Pack 1 (SP1) に含まれている USB ドライバの更新プログラムをリリースしました。この更新プログラムにより、以下の問題が解決されます。

電源管理

  • USB マウスを動かしている間にコンピュータをサスペンド モードまたは休止状態にした場合に、USB マウスを使用できないか、USB マウスを使用してコンピュータを再開できないことがあります。この問題が発生した場合、電源ボタンを使用することで、機能を損なうことなく、コンピュータを再開させることができます。通常、この更新プログラムを適用した後でも、コンピュータのサスペンドまたは休止の処理が完了するまで、USB マウスを動かさないことをお勧めします。
  • コンピュータが休止状態から再開せずに自動的に再起動するか、深刻なエラー (STOP 0x000000A in Usbport.sys) が表示されます。
  • USB 2.0 コントローラがセレクティブ サスペンド モードに移行しません。この現象により、USB EHCI コントローラに接続されている USB 2.0 ハブからデバイスを取り外した後、プロセッサの電力状態が C3 (クロック停止) になりません。

    : セレクティブ サスペンド機能を使用している場合、USB デバイス ドライバは、デバイスがアイドル状態であることを検出したときに、デバイスを選択的にシャットダウンします。デバイスを再び使用すると (たとえば、USB マウスを動かすと)、ドライバによりデバイスが有効になります。これは、モバイル コンピュータの電源管理では特に重要です。
  • S1 または S3 の電力状態からの再開後、USB デバイスが動作しません。この現象が発生した場合、再起動時にコンピュータが応答を停止 (ハング) することがあります。

プラグ アンド プレイ

  • ハードウェアの安全な取り外しユーティリティを使用した直後に、コンピュータに直接接続されている USB 記憶装置デバイスを取り外した場合、コンピュータが自動的に再起動するか、深刻なエラー (STOP 0x0000007E in Usbhub.sys) が表示されることがあります。

    : この問題が発生することはまれです。

高速アイソクロナス デバイス

  • 高速 USB アイソクロナス デバイスの CPU 使用率が 80% を超えます。
  • 高速 USB 2.0 アイソクロナス カメラでビデオをストリーミングした場合に、他の USB デバイスが応答を停止するか、パフォーマンスが低下することがあります。たとえば、USB スピーカーでオーディオのストリーミングが停止したり、同じハブ上のマウスの動作が不安定になったりすることがあります。カメラのストリーミングが停止すると、スピーカーのストリーミングが再開することがあります。再開しない場合は、カメラのストリーミングが停止した後、オーディオを再起動する必要があります。この現象は、すべてのデバイスが同じ USB 2.0 ハブに接続されている場合にのみ発生します。
  • 高速 USB 2.0 アイソクロナス カメラに組み込まれたマイクが機能しない場合があります。この現象の詳細については、ハードウェアの製造元に問い合わせてください。

詳細

Service Pack の情報

この問題を解決するには、Windows XP の最新の Service Pack を入手します。関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
322389? (http://support.microsoft.com/kb/322389/ ) 最新の Windows XP Service Pack を入手する方法

ダウンロード情報

下記のファイルは、「Microsoft ダウンロード センター」からダウンロードできます。
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ダウンロード
822603 パッケージ (http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=733dd867-56a0-4956-b7fe-e85b688b7f86)
マイクロソフトのサポート ファイルのダウンロード方法を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
119591? (http://support.microsoft.com/kb/119591/ ) オンライン サービスからマイクロソフトのサポート ファイルを入手する方法
マイクロソフトでは、アップロード時点の最新のウイルス検査プログラムを使用して、配布ファイルのウイルス チェックを行っています。配布ファイルはセキュリティで保護されたサーバー上に置かれており、権限のない第三者が無断でファイルを変更できないようになっています。

インストール情報

この更新プログラムをインストールするには、管理者としてログオンし、適切なセットアップ スイッチを使用する必要があります。

この更新プログラムがコンピュータにインストールされていることを確認するには、コンピュータの更新済みファイルのバージョンと、この資料の「ファイル情報」に記載されているファイルを比較します。または、次のレジストリ キーの DWORD 値 [Installed] のデータの値が 1 であることを確認します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Hotfix\KB822603

必要条件

この更新プログラムをインストールするには、Windows XP SP1 を実行しているコンピュータに管理者としてログオンする必要があります。Windows XP Tablet PC Edition および Windows XP Media Center Edition には、既に SP1 が含まれています。

再起動の必要性

この更新プログラムのインストールを完了するには、コンピュータを再起動する必要があります。

以前の更新プログラムの状態

この更新プログラムが他の更新プログラムを置き換えることはありません。

セットアップ スイッチ

この更新プログラムでは、以下のセットアップ スイッチを使用できます。
  • /? : インストール スイッチの一覧を表示します。
  • /u : 無人モードを使用します。
  • /f : コンピュータのシャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。
  • /n : アンインストール用にファイルのバックアップを作成しません。
  • /o : 確認メッセージを表示せずに OEM ファイルを上書きします。
  • /z : インストールの完了時に再起動しません。
  • /q : Quiet モードで実行します (ユーザー入力を必要としません)。
  • /l : インストール済みの修正プログラムの一覧を表示します。
  • /x : セットアップを実行せずにファイルの展開のみを行います。
たとえば、x86 の更新プログラムをインストールする際に、ユーザーによる入力を省略するには、次のコマンドを使用します。
WindowsXP-KB822603-x86-JPN.exe /u /q
強制的に再起動せずに x86 の更新プログラムをインストールするには、次のコマンドを使用します。
WindowsXP-KB822603-x86-JPN.exe /z
: 1 つのコマンド ラインで複数のスイッチを組み合わせて実行できます。

ファイル情報

以下のファイルは、%Windir%\System32 フォルダにインストールされます。

Windows XP SP 1

   日付          時刻    バージョン          サイズ     ファイル名   プラットフォーム
   ------------------------------------------------------------------
   2003/07/03  17:53  5.1.2600.1243     28,160  usbccgp.sys  
   2003/07/03  17:50  5.1.2600.1243     25,216  usbehci.sys  
   2003/07/03  17:52  5.1.2600.1243     53,120  usbhub.sys  
   2003/07/03  17:51  5.1.2600.1243     16,000  usbohci.sys  
   2003/07/03  17:49  5.1.2600.1243    138,752  usbport.sys  
   2003/07/03  17:51  5.1.2600.1243     19,328  usbuhci.sys  
   2003/07/03  17:53  5.1.2600.1243    119,552  usbccgp.sys   IA-64  
   2003/07/03  17:50  5.1.2600.1243     86,528  usbehci.sys   IA-64  
   2003/07/03  17:53  5.1.2600.1243    206,976  usbhub.sys    IA-64  
   2003/07/03  17:51  5.1.2600.1243     53,888  usbohci.sys   IA-64  
   2003/07/03  17:49  5.1.2600.1243    488,960  usbport.sys   IA-64  
   2003/07/03  17:51  5.1.2600.1243     68,992  usbuhci.sys   IA-64  
: ファイルの依存関係のため、およびセットアップまたはアンインストールで必要となるため、これらの更新プログラムには他のファイルも含まれていることがあります。

アンインストール情報

この更新プログラムを削除するには、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用します。[Windows XP ホットフィックス - KB822603] をクリックし、[削除] をクリックします。

システム管理者は、Spuninst.exe ユーティリティを使用して、この更新プログラムを削除できます。Spuninst.exe プログラム ファイルは、%Windir%\$NTUninstallKB822603$\Spuninst フォルダにあります。このユーティリティでは次のセットアップ スイッチがサポートされています。
  • /? : インストール スイッチの一覧を表示します。
  • /u : 無人モードを使用します。
  • /f : コンピュータのシャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。
  • /z : インストールの完了時に再起動しません。
  • /q : Quiet モードで実行します (ユーザー入力を必要としません)。

実装されていない機能

  • 周期的なアイソクロナス転送
    • マイクロソフトでは、オーディオ入力に対して周期的なアイソクロナス転送のみをサポートしています。マイクロソフトでテストを行っているのは、Windows XP に含まれているオーディオ ドライバのみです。
    • 周期的なアイソクロナス転送のサポートは、8 フレーム以下の周期のデバイスに制限されています。
    • マイクロソフトのオーディオ ドライバでは、8 フレーム周期の周期的な高速アイソクロナス デバイスのみがサポートされています。
  • USB のセレクティブ サスペンド
    • コンピュータに 1 つまたは複数の USB デバイスが接続されているか、セレクティブ サスペンドをサポートしていないドライバが読み込まれている場合、コンピュータは C3 電力状態になりません。コンピュータを C3 電力状態に移行するためには、システム上のすべてのデバイスがセレクティブ サスペンドをサポートしている必要があります。
  • 使用される帯域幅
    • デバイス マネージャの USB ホスト コントローラのプロパティ ページに含まれる [詳細設定] タブには、各 USB デバイスで使用されるバス帯域幅が表示されますが、USB 2.0 Enhanced Host Controller に関しては、使用される USB 帯域幅が正しく表示されません。今後のバージョンの Windows オペレーティング システムでは、高速 USB デバイスで使用される帯域幅が正しく計算される予定です。
    • 今後リリースされる Windows オペレーティング システムでは、シングル/マルチ TT ハブの帯域幅の計算に関して対処される予定です。

既知の問題

この更新プログラムのインストール後に発生する可能性のある既知の問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
826959? (http://support.microsoft.com/kb/826959/ ) USB デバイスを使用してスタンバイ状態または休止状態を解除しようとすると、コンピュータが応答を停止 (ハング) する
: USB のセレクティブ サスペンドによる主な利点は、USB デバイスが D0 状態の場合に CPU が C3 電力状態にならないように、現在の USB コントローラの問題のソフトウェア的な回避策として使用できることです。
  • Windows XP の USB ユーザー インターフェイスでは、11 以上のホスト コントローラはサポートされていません。
  • USB デバイスを移動中にサスペンド状態になった場合、USB デバイスを使用してコンピュータを再開できないことがあります。この現象は通常、マウスを外部の USB ハブに接続している場合に発生します。この現象が発生しても、電源ボタンを使用することで、機能を損なうことなくコンピュータを再開することができます。
  • デバイスの使用中にシステムの電力管理状態 (S1、S3、または S4) になった場合、USB デバイスを使用してコンピュータを再開できないことがあります。

    この間に USB デバイスが再開の信号を生成した場合、ホスト コントローラと USB デバイスの一方または両方が、コンピュータの再開を検出したり、実行できない状態になることがあります。この現象を解決するには、コンピュータの BIOS、またはコンピュータの GPE 復帰機能をサポートするその他のコンポーネントを更新する必要があります。
  • 現時点では、USB 2.0 ポートを経由したデバッグはサポートされていません。
  • 現時点では、USB 2.0 レガシ BIOS はサポートされていません。
  • Enhanced Host Controller Interface (EHCI) Specification for Universal Serial Bus のバージョン 0.96 の後に追加された EHCI の機能はサポートされていません。EHCI の詳細については、次の Intel の Web サイトを参照してください。
    http://www.intel.com/technology/usb/ehcispec.htm (http://www.intel.com/technology/usb/ehcispec.htm)
  • Interface Association Descriptors はサポートされていません。Interface Association Descriptors の詳細については、次の USB Implementers Forum Inc. の Web サイトを参照してください。
    http://www.usb.org/developers/docs/ (http://www.usb.org/developers/docs/)
  • 帯域幅を表示するユーザー インターフェイスは、高速ホスト コントローラではサポートされていません。Windows XP では、デバイス マネージャのホスト コントローラの [詳細設定] タブに表示される、帯域幅のユーザー インターフェイスに、誤った帯域幅の使用率が表示されることがあります。マイクロソフトでは、オペレーティング システムの今後のリリースで、EHCI コントローラの下位またはシングル/マルチ TT (Transaction Translator) USB 2.0 ハブの下位 (またはその両方) の帯域使用率を計算するために、強化されたアルゴリズムを追加する可能性があります。
  • コンピュータを休止状態から再開した後、Microsoft USB Natural Keyboard Elite が認識されない場合があります。この現象は、IBM ThinkPad T23 で発生することがあります。
他社テクニカル サポートのお問い合わせ窓口は、ユーザーの便宜のために提供されているものであり、将来予告なしに変更されることがあります。マイクロソフトは、掲載している情報に対して、いかなる責任も負わないものとします。

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Home Edition
  • Microsoft Windows XP Media Center Edition
  • Microsoft Windows XP Professional
  • Microsoft Windows XP Tablet PC Edition
キーワード:?
kbqfe kbenv kbdriver kbhotfixserver KB822603
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