文書番号: 822603 - 対象製品
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目次

概要

マイクロソフトでは、Windows XP Service Pack 1 (SP1) に含まれている USB ドライバの更新プログラムをリリースしました。この更新プログラムにより、以下の問題が解決されます。

電源管理

  • USB マウスを動かしている間にコンピューターをサスペンド モードまたは休止状態にした場合に、USB マウスを使用できないか、USB マウスを使用してコンピューターを再開できないことがあります。この問題が発生した場合、電源ボタンを使用することで、機能を損なうことなく、コンピューターを再開させることができます。通常、この更新プログラムを適用した後でも、コンピューターのサスペンドまたは休止の処理が完了するまで、USB マウスを動かさないことをお勧めします。
  • コンピュータが休止状態から再開せずに自動的に再起動するか、深刻なエラー (STOP 0x000000A in Usbport.sys) が表示されます。
  • USB 2.0 コントローラーがセレクティブ サスペンド モードに移行しません。この現象により、USB EHCI コントローラーに接続されている USB 2.0 ハブからデバイスを取り外した後、プロセッサの電力状態が C3 (クロック停止) になりません。

    : セレクティブ サスペンド機能を使用している場合、USB デバイス ドライバーは、デバイスがアイドル状態であることを検出したときに、デバイスを選択的にシャットダウンします。デバイスを再び使用すると (たとえば、USB マウスを動かすと)、ドライバーによりデバイスが有効になります。これは、モバイル コンピューターの電源管理では特に重要です。
  • S1 または S3 の電力状態からの再開後、USB デバイスが動作しません。この現象が発生した場合、再起動時にコンピューターが応答を停止 (ハング) することがあります。

プラグ アンド プレイ

  • ハードウェアの安全な取り外しユーティリティを使用した直後に、コンピュータに直接接続されている USB 記憶装置デバイスを取り外した場合、コンピュータが自動的に再起動するか、深刻なエラー (STOP 0x0000007E in Usbhub.sys) が表示されることがあります。

    : この問題が発生することはまれです。

高速アイソクロナス デバイス

  • 高速 USB アイソクロナス デバイスの CPU 使用率が 80% を超えます。
  • 高速 USB 2.0 アイソクロナス カメラでビデオをストリーミングした場合に、他の USB デバイスが応答を停止するか、パフォーマンスが低下することがあります。たとえば、USB スピーカーでオーディオのストリーミングが停止したり、同じハブ上のマウスの動作が不安定になったりすることがあります。カメラのストリーミングが停止すると、スピーカーのストリーミングが再開することがあります。再開しない場合は、カメラのストリーミングが停止した後、オーディオを再起動する必要があります。この現象は、すべてのデバイスが同じ USB 2.0 ハブに接続されている場合にのみ発生します。
  • 高速 USB 2.0 アイソクロナス カメラに組み込まれたマイクが機能しない場合があります。この現象の詳細については、ハードウェアの製造元に問い合わせてください。

詳細

Service Pack の情報

この問題を解決するには、Windows XP の最新の Service Pack を入手します。詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
322389 最新の Windows XP Service Pack を入手する方法

ダウンロード情報

下記のファイルは、「Microsoft ダウンロード センター」からダウンロードできます。
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ダウンロード
822603 パッケージ
マイクロソフトのサポート ファイルのダウンロード方法を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
119591 オンライン サービスからマイクロソフトのサポート ファイルを入手する方法
マイクロソフトでは、アップロード時点の最新のウイルス検査プログラムを使用して、配布ファイルのウイルス チェックを行っています。配布ファイルはセキュリティで保護されたサーバー上に置かれており、権限のない第三者が無断でファイルを変更できないようになっています。

インストール情報

この更新プログラムをインストールするには、管理者としてログオンし、適切なセットアップ スイッチを使用する必要があります。

この更新プログラムがコンピュータにインストールされていることを確認するには、コンピュータの更新済みファイルのバージョンと、この資料の「ファイル情報」に記載されているファイルを比較します。または、次のレジストリ キーの DWORD 値 [Installed] のデータの値が 1 であることを確認します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Hotfix\KB822603

前提条件

この更新プログラムをインストールするには、Windows XP SP1 を実行しているコンピューターに管理者としてログオンする必要があります。Windows XP Tablet PC Edition および Windows XP Media Center Edition には、既に SP1 が含まれています。

再起動の必要性

この更新プログラムのインストールを完了するには、コンピューターを再起動する必要があります。

以前の更新プログラムの状態

この更新プログラムが他の更新プログラムを置き換えることはありません。

セットアップ スイッチ

この更新プログラムでは、以下のセットアップ スイッチを使用できます。
  • /? : インストール スイッチの一覧を表示します。
  • /u : 無人モードを使用します。
  • /f : コンピュータのシャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。
  • /n : アンインストール用にファイルのバックアップを作成しません。
  • /o : 確認メッセージを表示せずに OEM ファイルを上書きします。
  • /z : インストールの完了時に再起動しません。
  • /q : Quiet モードで実行します (ユーザー入力を必要としません)。
  • /l : インストール済みの修正プログラムの一覧を表示します。
  • /x : セットアップを実行せずにファイルの展開のみを行います。
たとえば、x86 の更新プログラムをインストールする際に、ユーザーによる入力を省略するには、次のコマンドを使用します。
windowsxp-kb822603-x86-enu.exe/u/q
強制的に再起動せずに x86 の更新プログラムをインストールするには、次のコマンドを使用します。
windowsxp-kb822603-x86-enu.exe/z
: 1 つのコマンドで複数のスイッチを組み合わせて実行できます。

ファイル情報

修正プログラム (英語版) のファイル属性は次表のとおりです。ただし、これより新しい修正プログラムがリリースされている可能性もあります。各ファイルの日付および時刻は、世界協定時刻 (UTC) で示されています。ファイル情報に表示される時刻は、ローカル時刻に変換されています。UTC とローカル時刻との時差を確認するには、コントロール パネルの [日付と時刻] の [タイム ゾーン] タブを使用してください。 以下のファイルは、%Windir%\System32 フォルダーにインストールされます。

Windows XP SP 1

日付          時刻     バージョン         サイズ      ファイル名      プラットフォーム ----------------------------------------------------------------- 03-Jul-2003  17:53  5.1.2600.1243   28,160  Usbccgp.sys 03-Jul-2003  17:50  5.1.2600.1243   25,216  Usbehci.sys 03-Jul-2003  17:52  5.1.2600.1243   53,120  Usbhub.sys 03-Jul-2003  17:51  5.1.2600.1243   16,000  Usbohci.sys 03-Jul-2003  17:49  5.1.2600.1243  138,752  Usbport.sys 03-Jul-2003  17:51  5.1.2600.1243   19,328  Usbuhci.sys 03-Jul-2003  17:53  5.1.2600.1243  119,552  Usbccgp.sys  IA64 03-Jul-2003  17:50  5.1.2600.1243   86,528  Usbehci.sys  IA64 03-Jul-2003  17:53  5.1.2600.1243  206,976  Usbhub.sys   IA64 03-Jul-2003  17:51  5.1.2600.1243   53,888  Usbohci.sys  IA64 03-Jul-2003  17:49  5.1.2600.1243  488,960  Usbport.sys  IA64 03-Jul-2003  17:51  5.1.2600.1243   68,992  Usbuhci.sys  IA64 
: ファイルの依存関係のため、およびセットアップまたはアンインストールで必要となるため、これらの更新プログラムには他のファイルも含まれていることがあります。

アンインストール情報

この更新プログラムを削除するには、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用します。[Windows XP ホットフィックス - KB822603] をクリックし、[削除] をクリックします。

システム管理者は、Spuninst.exe ユーティリティを使用して、この更新プログラムを削除できます。Spuninst.exe プログラム ファイルは、%Windir%\$NTUninstallKB822603$\Spuninst フォルダーにあります。このユーティリティでは次のセットアップ スイッチがサポートされています。
  • /?: インストール スイッチの一覧を表示します。
  • /u: 無人モードを使用します。
  • /f: コンピューターのシャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。
  • /z: インストールの完了時に再起動しません。
  • /q: Quiet モードで実行します (ユーザー入力を必要としません)。

実装されていない機能

  • 周期的なアイソクロナス転送
    • マイクロソフトでは、オーディオ入力に対して周期的なアイソクロナス転送のみをサポートしています。マイクロソフトでテストを行っているのは、Windows XP に含まれているオーディオ ドライバのみです。
    • 周期的なアイソクロナス転送のサポートは、8 フレーム以下の周期のデバイスに制限されています。
    • マイクロソフトのオーディオ ドライバでは、8 フレーム周期の周期的な高速アイソクロナス デバイスのみがサポートされています。
  • USB のセレクティブ サスペンド
    • コンピューターに 1 つまたは複数の USB デバイスが接続されているか、セレクティブ サスペンドをサポートしていないドライバーが読み込まれている場合、コンピューターは C3 電力状態になりません。コンピューターを C3 電力状態に移行するためには、システム上のすべてのデバイスがセレクティブ サスペンドをサポートしている必要があります。
  • 使用される帯域幅
    • デバイス マネージャーの USB ホスト コントローラーのプロパティ ページに含まれる [詳細設定] タブには、各 USB デバイスで使用されるバス帯域幅が表示されますが、USB 2.0 Enhanced Host Controller に関しては、使用される USB 帯域幅が正しく表示されません。今後のバージョンの Windows オペレーティング システムでは、高速 USB デバイスで使用される帯域幅が正しく計算される予定です。
    • 今後リリースされる Windows オペレーティング システムでは、シングル/マルチ TT ハブの帯域幅の計算に関して対処される予定です。

既知の問題

この更新プログラムのインストール後に発生する可能性のある既知の問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
826959 USB デバイスを使用してスタンバイ状態または休止状態を解除しようとすると、コンピューターが応答を停止 (ハング) する
: USB のセレクティブ サスペンドによる主な利点は、USB デバイスが D0 状態の場合に CPU が C3 電力状態にならないように、現在の USB コントローラの問題のソフトウェア的な回避策として使用できることです。
  • Windows XP の USB ユーザー インターフェイスでは、11 以上のホスト コントローラはサポートされていません。
  • USB デバイスを移動中にサスペンド状態になった場合、USB デバイスを使用してコンピューターを再開できないことがあります。この現象は通常、マウスを外部の USB ハブに接続している場合に発生します。この現象が発生しても、電源ボタンを使用することで、機能を損なうことなくコンピューターを再開することができます。
  • デバイスの使用中にシステムの電力管理状態 (S1、S3、または S4) になった場合、USB デバイスを使用してコンピュータを再開できないことがあります。

    この間に USB デバイスが再開の信号を生成した場合、ホスト コントローラーと USB デバイスの一方または両方が、コンピューターの再開を検出したり、実行できない状態になることがあります。この現象を解決するには、コンピューターの BIOS、またはコンピューターの GPE 復帰機能をサポートするその他のコンポーネントを更新する必要があります。
  • 現時点では、USB 2.0 ポートを経由したデバッグはサポートされていません。
  • 現時点では、USB 2.0 レガシ BIOS はサポートされていません。
  • Enhanced Host Controller Interface (EHCI) Specification for Universal Serial Bus のバージョン 0.96 の後に追加された EHCI の機能はサポートされていません。EHCI の詳細については、次の Intel の Web サイトを参照してください。
    http://www.intel.com/technology/usb/ehcispec.htm
  • Interface Association Descriptors はサポートされていません。Interface Association Descriptors の詳細については、次の USB Implementers Forum Inc. の Web サイトを参照してください。
    http://www.usb.org/developers/docs/
  • 高速ホスト コントローラーで、帯域幅を報告するユーザー インターフェイスはサポートされません。Windows XP で、帯域幅のユーザー インターフェイス (デバイス マネージャーのホスト コントローラーの [詳細設定] タブ) に、誤った帯域幅の使用率が表示されることがあります。マイクロソフトでは、オペレーティング システムの今後のリリースで、EHCI コントローラーのダウンストリームまたはシングル/マルチ TT (Transaction Translator) USB 2.0 ハブのダウンストリーム (またはその両方) での帯域幅使用率の計算に、修正を施したアルゴリズムを追加する可能性があります。
  • コンピューターを休止状態から再開した後、Microsoft USB Natural Keyboard Elite が認識されない場合があります。この現象は、IBM ThinkPad T23 で発生することがあります。
他社テクニカル サポートのお問い合わせ窓口は、ユーザーの便宜のために提供されているものであり、将来予告なしに変更されることがあります。マイクロソフトは、掲載されている情報に対して、いかなる責任も負わないものとします。
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。

プロパティ

文書番号: 822603 - 最終更新日: 2014年6月27日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Media Center Edition 2005 Update Rollup 2
  • Microsoft Windows XP Tablet PC Edition
キーワード:?
atdownload kbqfe kbdriver kbenv KB822603
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