Exchange 2003 のパブリック フォルダで格納域の制限を構成する方法

文書翻訳 文書翻訳
文書番号: 823144 - 対象製品
すべて展開する | すべて折りたたむ

目次

概要

この資料では、Exchange 2003 のパブリック フォルダ ストアと個々のパブリック フォルダの両方で格納域の制限を構成する方法について、手順を追って説明します。パブリック フォルダに投稿されるメッセージは一般にテキスト ベースのメッセージであるため、通常は、パブリック フォルダの格納域の制限は重要な問題ではありません。しかし、組織でパブリック フォルダを常用しており、特に、添付ファイルのあるアイテムを格納したり、インターネット ニュースグループを購読したりする場合は、メールボックスで格納域の制限を構成する以外に、パブリック フォルダで格納域の制限を構成することが必要になる場合もあります。

必要条件

必要なハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク インフラストラクチャ、および Service Pack は、次のとおりです。
  • Microsoft Windows 2000 Server Service Pack 3 (SP3) または Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Active Directory ディレクトリ サービス
  • Exchange Server 2003
この資料は、次のトピックについて詳しい知識のあるユーザーを対象としています。
  • Exchange システム マネージャ
  • ユーザーが必要とするメールボックスのサイズ

パブリック フォルダの制限を計画する

パブリック フォルダを常に使用するように計画している場合、マイクロソフトでは、これらのフォルダの最大サイズを検討し、ユーザーがフォルダを使用できるようにする前に制限を実装することをお勧めします。これは、次のようなさまざまな理由で重要な手順です。
  • Microsoft Outlook などの MAPI クライアントは、デフォルトのパブリック フォルダ ツリーしか使用できません。このパブリック フォルダ ツリーは、各 Exchange 2003 コンピュータに作成された最初のストレージ グループのデフォルトのパブリック フォルダ ストアに関連付けられています。MAPI 経由ですべてのパブリック フォルダにアクセスできるようにする場合、各サーバーでは 1 つのパブリック フォルダ ストアを使用するように独自に制限する必要があります。
  • Exchange 2003 Enterprise Edition では、個々のメールボックス ストアを 16 GB までとする制限が解除されていますが、データベースをバックアップおよび復元する際には実質的な制限があります。マイクロソフトでは、1 つのメールボックス ストアを約 50 GB に制限することをお勧めします。
  • パブリック フォルダはアーカイブとして頻繁に使用されます。したがって、制限を実装しない限り、それらのフォルダが最終的にいっぱいになることがたびたび発生します。
  • パブリック フォルダで有効期限のポリシーを構成すると、一定の期間が経過したメッセージを削除できます。ただし、この方法は、連絡先の詳細を格納するフォルダなどの特定の種類のパブリック フォルダに対しては適切ではありません。
  • 簡単なメッセージで使用する一般的なパブリック フォルダを 20 MB に制限し、アーカイブ フォルダを 100 MB に制限するように構成することもできます。ただし、通常は (容量を無制限にするため)、連絡先フォルダに制限を構成することはありません。
  • メールボックスの制限と同様、パブリック フォルダの制限はパブリック フォルダ ストアに対して構成します。ただし、個々のパブリック フォルダに制限を構成すると、ストアに設定した制限よりも優先させることができます。
  • インプレース復元を使用する場合は、データベース本体のサイズよりも 10% 以上多い空き容量をディスク上に用意することをお勧めします。たとえば、35 GB のデータベースは 80 GB のパーティションで実行します。
  • 削除済みアイテムの保存期間も、パブリック フォルダ ストアのサイズに影響します。これは、保存期間が過ぎるまで、削除済みアイテムは実際には削除されないためです。

パブリック フォルダ ストアに制限を設定する

パブリック フォルダ ストアに制限を設定するには、メールボックス ストアに制限を設定する際の手順とは少し異なる手順を使用します。これは、パブリック フォルダには [送信を禁止するサイズ] の設定を行うことができないからです。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] (または [すべてのプログラム])、[Microsoft Exchange] を順にポイントし、[システム マネージャ] をクリックします。
  2. 左側のウィンドウで、[サーバー] コンテナが見つかるまで Exchange 2003 階層を展開します。

    [管理グループ] コンテナが表示される場合、[サーバー] コンテナはそれぞれの管理グループの下にあります。
  3. [サーバー] コンテナを展開し、構成するパブリック フォルダ ストアがあるサーバーをクリックして、右側のウィンドウのストレージ グループをダブルクリックします。
  4. 構成するパブリック フォルダ ストアを右クリックし、[プロパティ] をクリックし、[制限] タブをクリックします。
  5. [格納域の制限] にある以下のチェック ボックスのうちいずれか 1 つまたはすべてをオンにします。
    1. 警告を表示するサイズ : このチェック ボックスをオンにすると、パブリック フォルダの所有者ロールまたはフォルダの連絡先ロールを持つユーザーに、パブリック フォルダの制限を超えたことを警告します。ただし、パブリック フォルダは引き続き機能します。
    2. 投稿を禁止するサイズ : このチェック ボックスをオンにすると、フォルダが指定したサイズに達した場合、新しいメッセージがそのフォルダに投稿されるのを防止します。
    3. アイテムの最大サイズ : このチェック ボックスをオンにすると、フォルダの空き容量にかかわらず、特定のサイズより大きなメッセージが投稿されるのを防止します。

      : このストアにあるパブリック フォルダの多くは、サイズの値を KB で入力します。たとえば、メッセージ ベースのパブリック フォルダの制限を 20,000 KB にするには 20000 と入力し、[アイテムの最大サイズ] の設定を 100 KB にするには 100 と入力します。
  6. 警告の設定を構成するには、[警告メッセージの発行間隔] ボックスの一覧で警告メッセージを生成する時刻をクリックするか、または [カスタマイズ] をクリックします。
  7. [カスタマイズ] をクリックした場合は、左側の列で曜日をクリックしてから上の行で時刻をクリックするか、またはマウス ボタンを押したまま移動させて時間帯を指定します。

    : スケジュールを 1 時間単位で表示するか 15 分単位で表示するかを構成するには、[詳細の表示] の該当する設定をクリックします。
  8. [カスタマイズ] をクリックした場合は、警告メッセージの発行間隔を構成した後、[OK] をクリックします。
  9. データベース サイズを最大限に制御する場合は、[削除済みアイテムの保存期間 (日)] を 0 (ゼロ) に設定します。それ以外の場合は、この設定を 7 日間に構成することをお勧めします。アイテムが直ちに削除されて [削除済みアイテム] フォルダに送られることがないパブリック フォルダでは、削除済みアイテムの保存期間はさらに重要になります。
  10. パブリック フォルダ ストアの制限の構成が終了したら、[OK] をクリックします。

個々のパブリック フォルダに制限を設定する

パブリック フォルダ ストア内のフォルダに個々のパブリック フォルダの制限を構成すると、ストアの制限よりも優先させることができます。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] (または [すべてのプログラム])、[Microsoft Exchange] を順にポイントし、[システム マネージャ] をクリックします。
  2. 左側のウィンドウで、[サーバー] コンテナが見つかるまで Exchange 2003 階層を展開します。

    [管理グループ] コンテナが表示される場合、[サーバー] コンテナはそれぞれの管理グループの下にあります。
  3. [サーバー] コンテナを展開し、構成するパブリック フォルダ ストアがあるサーバーをクリックし、右側のウィンドウのストレージ グループをダブルクリックします。
  4. 構成するパブリック フォルダ ストアを展開し、[パブリック フォルダ] をクリックします。

    選択したパブリック フォルダ ストアにあるパブリック フォルダの一覧が右側のウィンドウに表示されます。
  5. 構成するパブリック フォルダをダブルクリックし、[制限] タブをクリックします。

    デフォルトでは、[パブリック ストアの既定値を使用する] チェック ボックスがオンで、パブリック ストアの制限は淡色表示になっています。
  6. [パブリック ストアの既定値を使用する] チェック ボックスをオフにし、次の設定が、このパブリック フォルダで必要な制限値 (KB 単位) になるように構成します。
    • 警告を表示するサイズ
    • 投稿を禁止するサイズ
    • アイテムの最大サイズ
  7. これを行う場合は、[削除の設定] にある [パブリック ストアの既定値を使用する] チェック ボックスをオフにすると、このパブリック ストアの削除済みアイテムに対して別の設定を構成できます。
  8. [OK] をクリックします。

パブリック フォルダの格納域の制限が正しく設定されていることを確認する

パブリック フォルダの格納域の制限が正しく設定されていることを確認するには、次の手順を実行します。
  1. 警告を生成するスケジュールを変更して、パブリック フォルダ ストアに対して絶えず実行されるようにします。
  2. テストするパブリック フォルダのアクセス許可を変更して、他のユーザーはそのパブリック フォルダにアイテムを追加できないようにします。
  3. Outlook にログオンし、警告メッセージを受信するまで、メッセージや添付ファイルをパブリック フォルダに追加します。

    : メッセージや添付ファイルを追加してから警告メッセージを受信するまでには、最大 15 分かかる場合があります。
  4. サイズの制限よりも大きな添付ファイルのあるメッセージを追加します。

    これらのメッセージは、フォルダには保存されません。
投稿を禁止するサイズの制限を超えた場合、パブリック フォルダに送信したすべてのメッセージは、配信不能として返されます。パブリック フォルダ ストアの制限を確認したら、同じ手順を使用して、個々の制限を設定したパブリック フォルダの制限を確認します。

Outlook でフォルダ サイズを確認するには、次の手順を実行します。
  1. Outlook クライアント コンピュータにログオンします。
  2. [フォルダ一覧] 列で [パブリック フォルダ] を展開し、[すべてのパブリック フォルダ] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [全般] タブをクリックし、[フォルダ サイズ] をクリックします。
Exchange システム マネージャでフォルダ サイズを確認するには、左側のウィンドウで [パブリック フォルダ ストア (Servername)] の下の [パブリック フォルダ] をクリックします。そのストアにあるパブリック フォルダ、パブリック フォルダのサイズ、パブリック フォルダに含まれるアイテムの数が、右側のウィンドウに表示されます。

: 制限が正しいことを確認したら、警告を生成するスケジュールを再設定してください。

トラブルシューティング

格納域の制限を構成する場合のパブリック フォルダの制限値の単位は KB であり、MB ではないことに注意してください。この区別を誤ると、パブリック フォルダの制限を 100,000 KB ではなく 100 KB に設定する可能性があります。また、警告メッセージは、通常すぐに生成されるのではなく、1 日に 1 回しか生成されないことにも注意が必要です。

関連情報

Exchange 2003 で格納域の制限を構成する方法の詳細については、Exchange Server 2003 リソース キットおよび Exchange Server 2003 のヘルプを参照してください。

プロパティ

文書番号: 823144 - 最終更新日: 2007年12月12日 - リビジョン: 3.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange Server 2003 Enterprise Edition
  • Microsoft Exchange Server 2003 Standard Edition
キーワード:?
kbhowtomaster KB823144
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

フィードバック

 

Contact us for more help

Contact us for more help
Connect with Answer Desk for expert help.
Get more support from smallbusiness.support.microsoft.com