Windows サーバー オペレーティング システムのライセンス ログ サービスについて

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文書番号: 824196 - 対象製品
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概要

ライセンス ログ サービス (LLS) は、本来は、クライアント アクセス ライセンス (CAL) モデルに認可された、Microsoft サーバー製品のライセンス管理のために開発されたツールです。LLS が最初に導入されたのは Windows NT Server 3.51 です。Windows Server 2003 のデフォルトの構成では、LLS は無効になっています。当初の設計による制約やライセンス条件の更改により、LLS では 1 台のサーバー上または企業全体で使用されている CAL の総数に対する、購入済みの CAL の総数を正確に表示することができません。LLS によって報告された CAL は、使用許諾契約 (EULA) の解釈および PUR (Product Usage Rights) と矛盾する可能性があります。今後リリースされるバージョンの Windows オペレーティング システムからは、LLS は削除される予定です。

たとえば、ライセンス スナップイン (Llsmgr.exe) を使用して製品ライセンスの購入の履歴を表示すると、[購入の履歴] タブに何も表示されないか、誤った情報が表示されることがあります。ただし、別のサーバー コンピュータから参照すると、購入の履歴が正しく表示される場合があります。購入の履歴が正確に表示されないコンピュータ上でも、新しいライセンスを追加できます。

: この資料は、Microsoft Windows Small Business Server 2003 には適用されません。SBS 2003 で、ライセンス ログ サービスを無効にしないでください。SBS 2003 で、ライセンス ログ サービスを無効にすると、サーバーが 60 分ごとに再起動します。

詳細

LLS では、以下のライセンス モードがサポートされています。
  • 接続クライアント数 (Windows Server 2003 では "接続デバイス数または接続ユーザー数" に変更されました)
  • 同時使用ユーザー数
同時使用ユーザー数モードでは、サーバー サービスに対して同時最大接続数の制限が適用されます。接続クライアント数モードでは、サーバーは全サービス接続を記録し、マスタ ライセンス サーバーにこのデータをレプリケートします。マスタ ライセンス サーバーは、レプリケートされた全データの集計を表示します。新しいクライアントごとに 1 つのライセンスが使用されます。1 つのクライアントで複数のサーバーに接続する場合でも 1 つのライセンスが使用されます。利用可能なライセンスが不足すると、マスタ サーバーの LLS によりローカルのイベント ビューアのアプリケーション イベント ログにイベント ID 201 が出力されます。

LLS の問題

CAL を正確に追跡するため、LLS では購入済みのライセンス数と使用されているライセンス数の 2 種類の情報を管理する必要があります。LLS の既知の問題を以下に示します。
  • マスタ ライセンス サーバーからローカル サーバーに購入情報がレプリケートされません。または、ローカル サーバーからマスタ ライセンス サーバーに購入情報がレプリケートされません。
    • 購入情報の変更には、2 とおりの方法があります。LLSMGR.exe ではマスタ サーバーの情報を変更でき、LICCPA.cpl ではローカル サーバーの情報を変更できます。マージ レプリケーションはされないため、両者のデータの正確性は保証されません。
  • ネットワーク エラーが発生すると、ローカル サーバーからマスタ サーバーへのライセンスの使用情報のレプリケーションが完了しません。LLS には、問題のトラブルシューティングに役立つ診断ツールはありません。 この問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    198132 ライセンス マネージャの情報の複製の失敗
  • CAL (接続クライアント数、接続デバイス数、または同時接続ユーザー数) をユーザーやデバイスに関連付けるために LLS で使用される方法と、実際の製品ライセンスの割り当て方法が対応していない場合があり、ライセンス使用のデータが不正確になることや、エラー メッセージが表示されることがあります。
  • CAL (接続クライアント数、接続デバイス数、または同時接続ユーザー数) をユーザーやデバイスに関連付けるために LLS で使用される方法と、実際の製品ライセンスの割り当て方法が対応していない場合があり、ライセンス使用のデータが不正確になることや、エラー メッセージが表示されることがあります。
  • ライセンス マネージャ ツールを使用すると、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
    RPC サーバーが非常にビジーであるため、この操作を完了できません。

    このエラー メッセージの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    204018 ライセンス マネージャを起動するとき、RPC サーバーが非常にビジーであるというメッセージが表示される
    LLS を再起動すると、この問題が解決する場合がありますが、ライセンス マネージャの情報のリセットが必要な場合があります。ライセンス マネージャの情報をリセットするときは、LLS の構成ファイルを手動で削除し、購入情報を再入力する必要があります。 ライセンス マネージャ情報をリセットする方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    153140 ライセンス マネージャ情報のリセット方法
    企業全体でライセンス マネージャ情報をリセットする方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    194065 企業全体でライセンス マネージャをリセットする方法
  • 管理者が、検証処理を実行せずに無制限にライセンスを追加することができます。
また、サーバー製品はいずれも LLS を使用しません。以下に例を示します。
  • メンバ サーバーにインストールされている Microsoft SQL Server 7.0 : セットアップでは、マスタ サーバーの購入情報が設定され、ローカル コピーは作成されません。この構成では、ライセンス モードをローカルで変更することはできません。
  • メンバ サーバーにインストールされている Microsoft Exchange 2000 Server : セットアップでは購入情報がローカル ストアに格納され、マスタ サーバーにはレプリケートされません。企業全体で使用されている接続クライアント数 CAL は追跡できません。
  • Microsoft SQL Server 2000 : LLS サポートは、接続クライアント数またはプロセッサ数の選択、およびライセンス数の選択が可能な SQL CAL アプレットに置き換えられました。コントロール パネルのライセンス ツールにはセットアップ中に収集された情報が表示されますが、それ以上の機能はありません。
  • Microsoft Small Business Server (SBS) : LLS が有効で、サービスはアクティブなままです。

機能テスト

マイクロソフトは、LLS を無効にした場合に、以下の製品およびバージョンが正常に機能することを確認済みです。
  • Windows NT Server 4.0 ファミリ、Windows 2000 Server ファミリ、および Windows Server 2003 ファミリ
  • Windows NT Server 4.0 Terminal Server Edition、Windows 2000 ターミナル サービス、および Windows Server 2003 ターミナル サーバー
  • Windows 2000 Server または Windows Server 2003 が実行されているコンピュータ上の Exchange 2000 Server、Windows 2000 Server が実行されているコンピュータ上の Exchange Server 6.0、および Windows NT Server 4.0 が実行されているコンピュータ上の Exchange Server 5.5
  • Windows NT Server 4.0 または Windows 2000 Server が実行されているコンピュータ上の SQL Server 2000、Windows NT Server 4.0 または Windows 2000 Server が実行されているコンピュータ上の SQL Server 7.0
: LLS が無効な場合、SQL Server 7.0 のセットアップを実行すると、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
対象となるコンピュータでライセンス ログ サービスが実行されていないか、そのコンピュータにアクセスできません。
[OK] をクリックして、メッセージを無視し、セットアップを続行します。

プロパティ

文書番号: 824196 - 最終更新日: 2005年11月17日 - リビジョン: 3.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Web Edition
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows NT 4.0
  • Microsoft Windows NT Server 3.51
キーワード:?
kbinfo kbnofix kbmisctools kblicensing kbusage KB824196
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