Nachi ワームに関するウイルスの警告

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文書番号: 826234 - 対象製品
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目次

概要

2003 年 8 月 18 日、Microsoft Product Support Services (PSS) Security Team は、新しいワームに関する情報をユーザーにお知らせするための警告を発行しました。ワームとは、コンピュータ ウイルスの一種で、通常ユーザー操作なしで拡散し、インターネットなどのネットワーク経由で自身の完全なコピー (変更が加えられる場合もあります) をばらまくものです。一般に "Nachi" と呼ばれるこの新しいウイルスは、マイクロソフト セキュリティ情報 MS03-026 (823980) および MS03-007 (815021) によって修正された脆弱性を悪用するものであり、開いているリモート プロシージャ コール (RPC) ポート、またはインターネット インフォメーション サービス (IIS) 5.0 によってサポートされる WebDAV (World Wide Web Distributed Authoring and Versioning) プロトコルを使用して、ネットワーク経由で拡散します。

この資料では、ネットワーク管理者および IT 担当者向けに、Nachi の感染を予防する方法および感染した場合の回復方法について説明します。Nachi ワームは、W32/Nachi.worm (Network Associates 社)、Lovsan.D (F-Secure 社)、WORM_MSBLAST.D (Trend Micro 社)、W32.Welchia.Worm (Symantec 社) とも呼ばれています。

2003 年 8 月 18 日 (このワームが発見された日) 以前に 823980 (MS03-026) および 815021 (MS03-007) セキュリティ修正プログラムの両方をインストールしていなかった場合、この資料の冒頭に記載されている製品のいずれかが動作するコンピュータは、このワームに対して脆弱です。

: このワームの現在のバージョンのいずれかが、Windows Server 2003 または Windows NT 4.0 を実行しているコンピュータに感染したことは確認されていません。

このワームによる感染からの回復方法の詳細については、ウイルス対策ソフトウェアの製造元に問い合わせてください。 ウイルス対策ソフトウェアの製造元についての関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
49500 ウイルス対策ソフトウェア ベンダーの一覧
823980 (MS03-026) および 815021 (MS03-007) セキュリティ修正プログラムの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
823980 [MS03-026] RPC インターフェイスのバッファ オーバーランによりコードが実行される
815021 [MS03-007] Windows コンポーネントの未チェックのバッファにより、Web サーバーが侵害される

詳細

感染した場合の現象

使用中のコンピュータがこのワームに感染した場合、Blaster ワームとその亜種に関する「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) 資料 826955 に記載されている現象と同様の現象が発生することがあります。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
826955 Blaster.Worm およびその亜種に関するウイルスの警告
さらに、Dllhost.exe ファイルまたは Svchost.exe ファイルが %windir%\System32\Wins フォルダに存在することがあります。

: Dllhost.exe と Svchost.exe は正当な Windows ファイルですが、%windir%\System32\Wins フォルダではなく、%windir%\System32 フォルダに配置されます。また、このワームによって %windir%\System32\Wins フォルダにコピーされる Svchost.exe ファイルは、Windows の Tftpd.exe ファイルのコピーです。このワームによって %windir%\System32\Wins フォルダにコピーされる Dllhost.exe ファイルは、このウイルスのコピーです。ウイルス版の Dllhost.exe ファイルのサイズは、通常、10,000 バイトを超えます。Windows の正当な Dllhost.exe ファイルのサイズは、5,632 バイト (Windows Server 2003)、4,608 バイト (Windows XP)、5,904 バイト (Windows 2000) です。

技術上の詳細

Blaster ワームおよびその亜種と同様、このワームもマイクロソフト セキュリティ情報 MS03-026 で修正された脆弱性を悪用しています。このワームは、攻撃対象のコンピュータに対して、感染したシステムから TFTP プログラムを使用してワームのコピーをダウンロードするよう指示します。

このワームは、マイクロソフト セキュリティ情報 MS03-026 で修正された RPC の脆弱性を悪用するだけでなく、マイクロソフト セキュリティ情報 MS03-007 で修正済みの脆弱性を使用して感染を広げます。この攻撃は、ポート 80 経由で IIS 5.0 に対して行われます。

感染に成功すると、このワームは、コンピュータのオペレーティング システムを特定し、そのオペレーティング システム用の関連するセキュリティ修正プログラムをダウンロードして、感染したコンピュータに 823980 (MS03-026) セキュリティ修正プログラムを不適切にインストールします。823980 (MS03-026) セキュリティ修正プログラムに関連するファイルのインストールおよびレジストリ設定が不適切に行われると、感染したコンピュータで、マイクロソフト セキュリティ情報 MS03-026 に記載されている問題に対する脆弱性がそのままになったり、マイクロソフト版のセキュリティ修正プログラム バージョン 823980 (MS03-026) をインストールしようとした場合に問題が発生したりすることがあります。次の現象は、Nachi ワームにより 823980 (MS03-026) セキュリティ修正プログラムがインストールされたことを示している可能性があります。
  • [プログラムの追加と削除] ツールで 823980 (MS03-026) セキュリティ修正プログラムに対応するエントリがない。たとえば、[プログラムの追加と削除] の一覧に Windows XP ホットフィックス - KB823980 が表示されません。マイクロソフト版の 823980 (MS03-026) セキュリティ修正プログラムをインストールした後でも、この問題が残ります。この問題は、ワームが 823980 (MS03-026) セキュリティ修正プログラムを "非アーカイブ" モードでインストールするために発生します。 管理者は、/n スイッチを使用して、823980 (MS03-026) セキュリティ修正プログラムを "非アーカイブ" モードでインストールすることができます。
  • 次のエントリがシステム イベント ログに記録される。

    ソース: NtServicePack
    分類 : なし
    イベント ID : 4359
    ユーザー : NT AUTHORITY\SYSTEM
    説明 : :オペレーティング システム ホットフィックス KB823980 がインストールされました。

    : システム イベント ログをソースの順で並べ替えるには、イベント ビューアの見出しにある {ソース} をクリックします。

予防方法

コンピュータがこのウイルスに感染しないように予防するには、以下の手順を実行します。
  1. Windows XP、Windows Server 2003 Standard Edition および Windows Server 2003 Enterprise Edition の場合、インターネット接続ファイアウォール (ICF) 機能を有効にします。または、ベーシック ファイアウォール、Microsoft Internet Security and Acceleration (ISA) Server 2000 またはサードパーティ製のファイアウォールを使用して、TCP ポート 80、135、139、445、593、および UDP ポート 69 (TFTP)、135、137、138 をブロックします。

    Windows XP または Windows Server 2003 で、インターネット接続ファイアウォール機能を有効にするには、以下の手順を実行します。
    1. [スタート]、[コントロール パネル] を順にクリックします。
    2. コントロール パネルで、[ネットワークとインターネット接続] をクリックし、[ネットワーク接続] をクリックします。
    3. ICF を有効にする接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    4. [詳細設定] タブをクリックし、[インターネットからのこのコンピュータへのアクセスを制限したり防いだりして、コンピュータとネットワークを保護する] チェック ボックスをオンにします。
    : 一部のダイヤルアップ接続は [ネットワーク接続] フォルダ内に表示されないことがあります。たとえば、AOL や MSN へのダイヤルアップ接続が表示されないことがあります。次の手順を実行して、[ネットワーク接続] ウィンドウに表示されていない接続の ICF を有効にできる場合があります。この手順で ICF を有効にできない場合は、インターネット サービス プロバイダ (ISP) に連絡し、使用しているインターネット接続のファイアウォール設定について問い合わせてください。
    1. Internet Explorer を起動します。
    2. [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックします。
    3. [接続] タブをクリックし、インターネット接続に使用している接続をクリックして [設定] をクリックします。
    4. [ダイヤルアップの設定] の [プロパティ] をクリックします。
    5. [詳細設定] タブをクリックし、[インターネットからのこのコンピュータへのアクセスを制限したり防いだりして、コンピュータとネットワークを保護する] チェック ボックスをオンにします。
    Windows XP または Windows Server 2003 でインターネット接続ファイアウォールを有効にする方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    283673 [HOWTO] Windows XP でインターネット接続ファイアウォールを有効または無効にする方法
    : ICF は、Windows XP、Windows Server 2003 Standard Edition および Windows Server 2003 Enterprise Edition でのみ使用できます。ベーシック ファイアウォールは、ルーティングとリモート アクセスのコンポーネントで、Windows Server 2003 ファミリのメンバを実行していてルーティングとリモート アクセス機能が有効なコンピュータ上のパブリック インターフェイスで有効にすることができます。
  2. このワームは、以前公表された 2 つの脆弱性を感染手段の一部として使用します。そのため、セキュリティ修正プログラム 823980 と 815021 の両方をすべてのコンピュータにインストールして、マイクロソフト セキュリティ情報 MS03-026 および MS03-007 に記載されている脆弱性を修正しておく必要があります。824146 セキュリティ修正プログラムは 823980 セキュリティ修正プログラムを置き換えるものです。マイクロソフトでは、824146 セキュリティ修正プログラムのインストールを推奨します。この修正プログラムには、マイクロソフトセキュリティ情報 MS03-026 (823980) で修正される問題に対する修正プログラムも含まれています。 824146 セキュリティ修正プログラムの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    824146 [MS03-039] RPCSS サービスのバッファ オーバーランにより、攻撃者によって悪質なプログラムが実行される
    823980 セキュリティ修正プログラムの関連情報および、使用しているバージョンの Windows に必要な Service Pack などの必要条件に関する情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    823980 [MS03-026] RPC インターフェイスのバッファ オーバーランによりコードが実行される
    815021 セキュリティ修正プログラムの関連情報および、使用しているバージョンの Windows に必要な Service Pack などの必要条件に関する情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    815021 [MS03-007] Windows コンポーネントの未チェックのバッファにより、Web サーバーが侵害される
  3. ウイルス対策ソフトウェアの製造元から提供される最新のウイルス定義ファイルを使用して、新種や亜種のウイルスを検出します。

復旧方法

セキュリティ上の推奨事項として、将来被害を及ぼす可能性のあるファイルなどが未発見のまま残らないように、一度被害を受けたコンピュータでは、完全な "クリーン" インストールを実行することをお勧めします。関連情報については、以下の Cert Advisory Web サイトを参照してください。
http://www.cert.org/tech_tips/win-UNIX-system_compromise.html
ただし、複数のウイルス対策ソフトウェアの製造元で、このワームに関連した既知のファイルやコードを削除するツールが作成されています。ウイルス対策ソフトウェアの製造元から削除ツールをダウンロードするには、使用しているオペレーティング システムに応じて、以下のいずれかの手順を実行します。

Windows XP、Windows Server 2003 Standard Edition および Windows Server 2003 Enterprise Edition を復旧する

  1. Windows XP、Windows Server 2003 Standard Edition および Windows Server 2003 Enterprise Edition のインターネット接続ファイアウォール (ICF) 機能を有効にするか、ベーシック ファイアウォール、Microsoft Internet Security and Acceleration (ISA) Server 2000、またはサードパーティ製のファイアウォールを使用します。

    ICF を有効にするには、次の手順を実行します。
    1. [スタート]、[コントロール パネル] を順にクリックします。
    2. コントロール パネルで、[ネットワークとインターネット接続] をクリックし、[ネットワーク接続] をクリックします。
    3. ICF を有効にする接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    4. [詳細設定] タブをクリックし、[インターネットからのこのコンピュータへのアクセスを制限したり防いだりして、コンピュータとネットワークを保護する] チェック ボックスをオンにします。
    • 上記の手順の実行時に、コンピュータがシャットダウンするか、再起動を繰り返す場合は、ファイアウォールを有効にする前に、インターネットから切断します。ブロードバンド接続経由でインターネットに接続している場合は、外部の DSL モデムまたはケーブル モデムにつながるケーブルを特定して、そのケーブルをモデムまたは電話ジャックから取り外します。ダイヤルアップ接続を使用している場合は、コンピュータ内蔵のモデムと電話ジャックをつなぐケーブルを特定し、そのケーブルを電話ジャックまたはコンピュータから取り外します。インターネットへの接続を切断できない場合は、コマンド プロンプトで次の行を入力して、サービス エラー発生時にコンピュータが再起動しないように RPCSS を設定します。
      sc failure rpcss reset= 0 actions= restart
      この手順の完了後、RPCSS をデフォルトの回復設定にリセットするには、コマンド プロンプトで次の行を入力します。
      sc failure rpcss reset= 0 actions= reboot/60000
    • インターネット接続を複数のコンピュータで共有している場合は、インターネットに直接接続しているコンピュータ上でのみファイアウォールを使用します。インターネット接続を共有している他のコンピュータ上ではファイアウォールを使用しないでください。Windows XP を実行している場合は、ネットワーク セットアップ ウィザードを使用して ICF を有効にします。
    • ファイアウォールの使用が電子メール サービスや Web の参照に影響しないようにする必要がありますが、ファイアウォールによって、いくつかのインターネット ソフトウェア、サービスまたは機能が無効になる可能性があります。この現象が発生した場合は、インターネット機能を動作させるため、ファイアウォールのポートを開からかなければならないことがあります。開かなければならないポートを特定するには、機能しなくなったインターネット サービスに付属のマニュアルを参照してください。ポートを開く方法については、使用しているファイアウォールに付属のマニュアルを参照してください。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
      308127 Windows XP のインターネット接続ファイアウォールで手動でポートを開く方法
    • 以下の手順を実行して、[ネットワーク接続] フォルダ内に表示されない接続の ICF を有効にできる場合があります。この手順で ICF を有効にできない場合は、インターネット サービス プロバイダ (ISP) に連絡し、インターネット接続のファイアウォールについての情報を問い合わせてください。
      1. Internet Explorer を起動します。
      2. [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックします。
      3. [接続] タブをクリックし、インターネット接続に使用している接続をクリックして [設定] をクリックします。
      4. [ダイヤルアップの設定] の [プロパティ] をクリックします。
      5. [詳細設定] タブをクリックし、[インターネットからのこのコンピュータへのアクセスを制限したり防いだりして、コンピュータとネットワークを保護する] チェック ボックスをオンにします。
    Windows XP または Windows Server 2003 で ICF を有効にする方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    283673 [HOWTO] Windows XP でインターネット接続ファイアウォールを有効または無効にする方法
    : ICF は、Windows XP、Windows Server 2003 Standard Edition および Windows Server 2003 Enterprise Edition でのみ使用できます。ベーシック ファイアウォールは、ルーティングとリモート アクセスのコンポーネントで、Windows Server 2003 ファミリのメンバを実行していてルーティングとリモート アクセス機能が有効なコンピュータ上のパブリック インターフェイスで有効にすることができます。
  2. 次のレジストリ キーが存在する場合、そのキーに移動して削除します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Hotfix\KB823980
    そのためには、次の手順を実行します。
    1. [スタート]、[ファイル名を指定して実行] を順にクリックし、regedit と入力して [OK] をクリックします。
    2. 次のレジストリ キーに移動します。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Hotfix\KB823980
    3. KB823980
      キーを右クリックして [削除] をクリックします。
  3. セキュリティ修正プログラム 824146 と 815021 の両方をダウンロードし、すべてのコンピュータにインストールしてマイクロソフト セキュリティ情報 MS03-039、MS03-026 および MS03-007 に記載されている脆弱性を修正します。 824146 セキュリティ修正プログラムの関連情報および、使用しているバージョンの Windows に必要な Service Pack などの必要条件に関する情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    824146 [MS03-039] RPCSS サービスのバッファ オーバーランにより、攻撃者によって悪質なプログラムが実行される
    823980 セキュリティ修正プログラムの関連情報および、使用しているバージョンの Windows に必要な Service Pack などの必要条件に関する情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    823980 [MS03-026] RPC インターフェイスのバッファ オーバーランによりコードが実行される
    815021 セキュリティ修正プログラムの関連情報および、使用しているバージョンの Windows に必要な Service Pack などの必要条件に関する情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    815021 [MS03-007] Windows コンポーネントの未チェックのバッファにより、Web サーバーが侵害される
  4. ウイルス対策ソフトウェアをインストールか、ウイルス定義ファイルを更新して、システム全体のスキャンを実行します。
  5. ウイルス対策ソフトウェアの製造元からワーム削除ツールをダウンロードして実行します。

Windows 2000 および Windows NT 4.0 を復旧する

Windows 2000 および Windows NT 4.0 では、インターネット接続ファイアウォール機能を利用できません。Microsoft Internet Security and Acceleration (ISA) Server 2000 またはサードパーティ製のファイアウォールを使用して、TCP ポート 135、139、445、おおび 593、UDP ポート 69 (TFTP 用)、135、137、138、および TCP ポート 80 をブロックできない場合は、以下の手順が、ローカル エリア ネットワーク (LAN) 接続で問題のポートをブロックするのに役立ちます。TCP/IP フィルタリングは、ダイヤルアップ接続では使用できません。ダイヤルアップ接続を利用してインターネットに接続している場合は、ファイアウォールを有効にする必要があります。
  1. TCP/IP のセキュリティを構成します。そのためには、オペレーティング システムに応じた手順を使用します。

    Windows 2000
    1. コントロール パネルの [ネットワークとダイヤルアップ接続] をダブルクリックします。
    2. インターネットへのアクセスに使用する接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
    3. [チェック マークがオンになっているコンポーネントがこの接続で使用されています] ボックスの一覧の [インターネット プロトコル (TCP/IP)] をクリックし、[プロパティ] をクリックします。
    4. [インターネット プロトコル (TCP/IP) のプロパティ] ダイアログ ボックスの [詳細設定] をクリックします。
    5. [オプション] タブをクリックします。
    6. [TCP/IP フィルタリング] をクリックし、[プロパティ] をクリックします。
    7. [TCP/IP フィルタリングを有効にする (すべてのアダプタ)] チェック ボックスをオンにします。
    8. このダイアログ ボックスには、それぞれ以下のラベルの付いた 3 つの列があります。
      • TCP ポート
      • UDP ポート
      • IP プロトコル
      各列の [一部許可する] をクリックします。

      ドメインおよび信頼のために開く必要のあるポートの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
      179442 ドメインでファイアウォールを介した信頼関係を構成する方法
    9. [OK] をクリックします。

      • 上記の手順の実行時に、コンピュータがシャットダウンするか、再起動を繰り返す場合は、ファイアウォールを有効にする前に、インターネットから切断します。ブロードバンド接続経由でインターネットに接続している場合は、外部の DSL モデムまたはケーブル モデムにつながるケーブルを特定して、そのケーブルをモデムまたは電話ジャックから取り外します。ダイヤルアップ接続を使用している場合は、コンピュータ内蔵のモデムと電話ジャックをつなぐケーブルを特定し、そのケーブルを電話ジャックまたはコンピュータから取り外します。
      • インターネット接続を複数のコンピュータで共有している場合は、インターネットに直接接続しているコンピュータ上でのみファイアウォールを使用します。インターネット接続を共有している他のコンピュータ上ではファイアウォールを使用しないでください。
      • ファイアウォールの使用が電子メール サービスや Web の参照に影響しないようにする必要がありますが、ファイアウォールによって、いくつかのインターネット ソフトウェア、サービスまたは機能が無効になる可能性があります。この現象が発生した場合は、インターネット機能を動作させるため、ファイアウォールのポートを開からかなければならないことがあります。開かなければならないポートを特定するには、機能しなくなったインターネット サービスに付属のマニュアルを参照してください。ポートを開く方法については、使用しているファイアウォールに付属のマニュアルを参照してください。
      • これらの手順は、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の文書番号 309798 の抜粋を一部修正したものに基づいています。 関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
        309798 Small Business Server 2003 で TCP/IP フィルタリングを構成する方法
    Windows NT 4.0
    1. コントロール パネルの [ネットワーク] をダブルクリックします。
    2. [プロトコル] タブをクリックして [TCP/IP プロトコル] をクリックし、[プロパティ] をクリックします。
    3. [IP アドレス] タブの [詳細] をクリックします。
    4. [セキュリティ処理を行う] チェック ボックスをオンにし、[構成] をクリックします。
    5. [TCP ポート]、[UDP ポート]、および [IP プロトコル] のそれぞれの列で [次だけを許可する] をクリックします。
    6. [OK] を 3 回クリックして、[ネットワーク] ダイアログ ボックスを閉じます。
  2. セキュリティ修正プログラム 824146 と 815021 の両方をダウンロードし、すべてのコンピュータにインストールし、マイクロソフト セキュリティ情報 MS03-039、MS03-026 および MS03-007 に記載されている脆弱性を修正します。824146 セキュリティ修正プログラムは 823980 セキュリティ修正プログラムを置き換えるものです。この修正プログラムには、マイクロソフト セキュリティ情報 MS03-026 (823980) で修正される問題に対する修正も含まれています。 824146 セキュリティ修正プログラムの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    824146 [MS03-039] RPCSS サービスのバッファ オーバーランにより、攻撃者によって悪質なプログラムが実行される
    823980 セキュリティ修正プログラムの関連情報および、使用しているバージョンの Windows に必要な Service Pack などの必要条件に関する情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    823980 [MS03-026] RPC インターフェイスのバッファ オーバーランによりコードが実行される
    815021 セキュリティ修正プログラムの関連情報および、使用しているバージョンの Windows に必要な Service Pack などの必要条件に関する情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    815021 [MS03-007] Windows コンポーネントの未チェックのバッファにより、Web サーバーが侵害される
  3. ウイルス対策ソフトウェアをインストールするか、ウイルス定義ファイルを更新して、システム全体のスキャンを実行します。
  4. ウイルス対策ソフトウェアの製造元からワーム削除ツールをダウンロードして実行します。
    日本ネットワークアソシエイツ株式会社
    http://www.networkassociates.com/japan/security/virN.asp?v=W32/Nachi.worm

    トレンドマイクロ株式会社
    http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_MSBLAST.D

    株式会社シマンテック
    http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.welchia.worm.html
    Virus Information Alliance (VIA) の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    http://www.microsoft.com/technet/Security/topics/virus/via.mspx

関連情報

関連情報については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/virus/blstvariants.asp

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 826234 (最終更新日 2004-04-12) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 826234 - 最終更新日: 2005年11月25日 - リビジョン: 5.5
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Web Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, 64-Bit Datacenter Edition
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition
  • Microsoft Windows XP Professional
  • Microsoft Windows XP Home Edition
  • Microsoft Windows XP Media Center Edition
  • Microsoft Windows XP Tablet PC Edition
  • Microsoft Windows XP 64-Bit Edition Version 2002
  • Microsoft Windows XP 64-Bit Edition Version 2003
  • Microsoft Windows 2000 Professional
  • Microsoft Windows 2000 Server
  • Microsoft Windows 2000 Advanced Server
  • Microsoft Windows 2000 Datacenter Server
  • Microsoft Internet Information Services 5.0
  • Microsoft Windows NT Advanced Server 3.1
  • Microsoft Windows NT Server 3.51
  • Microsoft Windows NT Server 4.0, Terminal Server Edition
  • Microsoft Windows NT Server, Enterprise Edition
  • Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition
キーワード:?
kbtshoot KB826234
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