文書番号: 826916 - 最終更新日: 2003年10月15日 - リビジョン: 1.0

[XL2003] Excel 2003 の自動ファイル回復機能の概要

Microsoft Excel 2002 については、次の資料を参照してください。 289273? (http://support.microsoft.com/kb/289273/JA/ )
重要 : この資料には、レジストリの編集方法が記載されています。万一に備えて、編集の前には必ずシステムの復元方法を理解しておいてください。バックアップ、復元、および編集方法の詳細については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986? (http://support.microsoft.com/kb/256986/EN-US/ ) Description of the Microsoft Windows Registry
256986? (http://support.microsoft.com/kb/256986/JA/ ) Microsoft Windows レジストリの説明

目次

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概要

Excel 2003 の自動ファイル回復機能は Excel 2002 より前のバージョンにあった自動保存アドインに代わるものです。自動ファイル回復機能は開かれているすべての Excel ファイルをユーザーが指定した一定の間隔で保存します。停電などによって Excel が異常終了したときに編集中だったファイルをこの機能で回復できる場合があります。

この資料は自動ファイル回復機能の概要を述べたものです。

詳細

自動ファイル回復機能の構成

自動ファイル回復機能を構成するには、以下の手順を実行します。
  1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
  2. [自動保存] タブの [次の間隔で回復用データの自動保存を行う] チェック ボックスをオンして、自動ファイル回復機能を有効にします。
  3. [分ごと] ボックスに、1 〜 120 までの任意の整数値を入力します。

    デフォルトの設定は 10 分です。このボックスには保存間隔の分数を設定します。
  4. [データを自動保存する場所] ボックスに、自動バックアップ ファイルを保存する場所のパスとフォルダ名を入力します。

    デフォルトの場所は、C:\Documents and Settings\ユーザー名 \Application Data\Microsoft\Excel です。

    • 指定したフォルダが存在しないか、セキュリティなどの理由でアクセスできない場合、[OK] をクリックしたときに以下のエラー メッセージが表示されます。
      ディレクトリpath にアクセスできません
    • 指定したフォルダがネットワーク ドライブにある場合、自動ファイル回復機能を使用するまでエラー メッセージは表示されません。自動ファイル回復機能を使用するとき、指定したフォルダを利用できない場合は、以下のエラー メッセージが表示されます。
      path へデータを自動保存することができません。ネットワーク接続を確認するか、[ツール] メニューの [オプション] をクリックして [オプション] ダイアログボックスを表示し、[自動保存] タブをクリックして保存する場所を変更してください。
    • [データを自動保存する場所] ボックスを空白にして [OK] をクリックした場合、自動バックアップ ファイルは空白にする前の場所に保存されます。[自動保存] タブをもう一度開くと、[データを自動保存する場所] ボックスには、空白にする前の場所が表示されます。この設定は、新しい場所を指定するまで使用されます。
自動ファイル回復機能は個別のブックごとにオフにすることができます。オフにする場合は、[ブック オプション] の [自動保存を行わない] チェック ボックスをオンにします。

自動ファイル回復機能による保存の開始

Excel ファイルを開き、自動ファイル回復機能を有効にしたとき、自動ファイル回復機能によって最初にファイルが保存されるのは、ファイルに最初の変更を加えた後、指定した保存間隔の時間が経過し、さらに Excel がアイドル状態になり一定時間 (デフォルトでは 30 秒) 経過したときです。自動ファイル回復機能によってファイルが保存された後は、ファイルにさらに変更を加え、指定した保存間隔の時間が経過したときにのみファイルが保存されます。

自動バックアップ ファイルの削除

自動保存する場所に不必要なファイルが増えすぎないように、自動保存されたファイルは次の場合に自動的に削除されます。
  • ファイルを手動で保存した。
  • [名前を付けて保存] で新しい名前を付けてファイルを保存した。
  • ファイルを閉じた。
  • Excel を終了した (ファイルを保存して終了したかどうかとは無関係です)。
  • 現在のブックの自動保存をオフにした。
  • 自動ファイル回復機能をオフにした。

    オフにするには、[次の間隔で回復用データの自動保存を行う] チェック ボックスをオフにします。

自動保存のタイミング

警告 : レジストリ エディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリ エディタの誤用により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリ エディタは、自己の責任においてご使用ください。
自動保存タイマーは、[オプション] ダイアログ ボックスの [自動保存] タブにある [分ごと] ボックスに指定された間隔で、Excel ファイルが変更されているかどうかをチェックします。このタイマーは Excel を起動するとスタートします。

最初の保存間隔が経過すると、Excel は開いているファイルが変更されたかどうかを調べます。変更されたファイルを見つけると、アイドル タイマーがスタートします。アイドル タイマーの目的は、保存中にワークシートに入力があったかどうかを確認することです。アイドル タイマーはワークシートに入力があるたびにリスタートするため、両方の保存間隔が経過し、アイドル時間の間に入力が行われなくなるまで、自動バックアップ ファイルは作成されません。

デフォルトのアイドル時間は 30 秒です。このアイドル時間を変更するには、AutoRecoverDelay レジストリ キーを使用します。これを行うには、以下の手順を実行します。
  1. Excel を実行している場合は、終了します。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  3. [名前] ボックスに regedit と入力し、[OK] をクリックします。
  4. 次のレジストリ キーを探してクリックします。
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\Excel\Options
  5. [編集] メニューの [新規] をクリックし、[DWORD 値] をクリックします。
  6. 以下の新しい値の名前を入力します。
    AutoRecoverDelay
  7. Enter キーを押します。
  8. [AutoRecoverDelay] レジストリ キーを右クリックし、[変更] をクリックします。
  9. [値のデータ] ボックスに 1 から 600 までの任意の数値を入力します。

    この数値は、自動保存が行われるまでの秒数です。
  10. 完了したら、[OK] をクリックします。
  11. レジストリ エディタを終了します。
: アイドル タイマーはアプリケーションでの手動操作にのみ反応します。自動更新される数式がアイドル タイマーに影響を与えることはありません。Excel は式の自動更新と自動更新の間にアイドル時間に達するとファイルを保存します。

自動ファイル回復機能によって保存されるファイル形式

自動ファイル回復機能は、Excel 2003 で開くことができるすべてのファイル形式を保存します。スピードと簡潔さを維持するために、開かれたときの元のファイル形式に関係なく、自動保存機能はすべてのファイルを現在の Excel ファイル形式で保存します。ファイルは、拡張子 .xar を持つ任意のファイル名 (たとえば、~ar18a.xar) を付けた隠しファイルとして保存されます。

Excel が異常終了した後、再び起動し、回復済みのファイルを保存するときは、[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスに、元のファイル名 (バージョン) と元のファイル形式が示されます。Excel は、回復の目的で元のファイル名と関連の .xar ファイル名をレジストリに保存します。

自動保存機能と複数の Excel の実行

2 つ以上の Excel が動作していて、その 1 つが異常終了した場合、新しい Excel が自動的に起動して、自動バックアップ ファイルが開かれます。すべての Excel が異常終了しても、コンピュータがまだ動作している場合は、1 つの Excel が起動し、すべての自動バックアップ ファイルが開かれます。停電の場合は、Excel を再起動するときにすべての回復済みファイルが開かれます。

互換性

[ブック オプション] の [自動保存を行わない] を除くすべての自動保存の設定は、システム レジストリに格納されます。自動保存の設定は、Excel の旧バージョンで作成したファイルと互換性があります。

[ブック オプション] の [自動保存を行わない] をオンにして、Excel 2002 より前のバージョンでファイルを開いて、保存した後 Excel 2003 で再び開いても [自動保存を行わない] の設定は影響を受けません。

関連情報

自動ファイル回復機能の詳細については、[ヘルプ] メニューの [Microsoft Excel ヘルプ] をクリックします。次に、[Excel のヘルプ] 作業ウィンドウの [検索] ボックスに自動ファイル回復と入力し、[検索] をクリックして表示されるトピックを参照してください。
ファイルの回復の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
820741? (http://support.microsoft.com/kb/820741/ ) Methods for Recovering Data from Damaged Excel 2003 Workbooks

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 826916? (http://support.microsoft.com/kb/826916/EN-US/ ) (最終更新日 2003-09-11) を基に作成したものです。

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Office Excel 2003
キーワード:?
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