Windows Media サービス 9 シリーズのファイアウォールおよび NAT (Network Address Translation) の構成方法

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文書番号: 827562 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、ファイアウォールの内側にあるメディア サーバーからのコンテンツをストリーム配信するために開く必要のあるファイアウォール ポートについて説明します。

ファイアウォールを構成するときは、Microsoft Media Server (MMS)、リアルタイム ストリーミング プロトコル (RTSP)、HTTP (Hypertext Transfer Protocol) などの制御プロトコル プラグインを使用できます。ファイアウォールの構成をより簡単にするために、サーバー上の各制御プロトコルを、特定のポートを使用するように構成することができます。ネットワーク管理者が Windows Media サーバー用に一連のポートを既に開いている場合は、これらのポートを制御プロトコルに割り当てることができます。使用できるポートがまだない場合は、各プロトコルのデフォルト ポートを開くように要求できます。

ファイアウォール上のポートを開くことができない場合、Windows Media サービスでは、HTTP プロトコルをポート 80 で使用してコンテンツをストリーム配信できます。制御プロトコル プラグインの詳細な構成方法については、サーバーのヘルプ ドキュメントを参照してください。

「詳細」では、以下の状況でファイアウォールを構成する方法について説明します。

詳細

ユニキャスト ストリーミング用のファイアウォール

ユニキャスト ストリーミング用にファイアウォールを構成するには、サーバー上で有効な接続プロトコルに必要なファイアウォール上のポートを開く必要があります。MMS プロトコルまたは RTSP プロトコルを使用してコンテンツをストリーム配信する場合は、UDP (User Datagram Protocol) と TCP (Transmission Control Protocol) の両方をサポートする必要があります。

ポートを開く

Windows Media Player およびその他のクライアントで、HTTP プロトコル、RTSP プロトコル、MMS プロトコルのいずれかを使用して、ファイアウォールの内側にある Windows Media サーバーに接続できるようにするには、以下のポートを開きます。
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ポート説明
入力 : TCP ポート 80、554、および 1755 Windows Media サーバーでは、TCP 入力ポートを使用して、Windows Media Player およびその他のクライアントからの HTTP 接続 (ポート 80)、RTSP 接続 (ポート 554)、MMS 接続 (ポート 1755) を受け入れます。
入力 : UDP ポート 1755 および 5005 Windows Media サーバーでは、MMSU を使用してストリーム配信しているクライアントからの再送要求を UDP 入力ポート 1755 で受信し、RTSPU を使用してストリーム配信しているクライアントからの再送要求を UDP 入力ポート 5005 で受信します。
出力 : UDP ポート 1024 〜 5000 および 5004 Windows Media サーバーでは、UDP 出力ポート 1024 〜 5000 および 5004 を使用して、MMSU および RTSPU で Windows Media Player およびその他のクライアントへデータを送信します。

UDP 出力ポートをすべて開くことができない場合

ファイアウォール上の UDP 出力ポートをすべて開くことができない場合、Windows Media サーバーから送信される UDP パケットがファイアウォールでブロックされ、ファイアウォールの反対側にあるクライアントに到達できないことがあります。この状況が発生した場合、クライアントでは、HTTP、MMST、RTSPT など TCP ベースのプロトコルへ自動的にロールオーバーすれば、引き続きストリームを受信できる場合があります。ただし、ロールオーバーは、ストリームを受信するクライアントの遅延の原因となります。ファイアウォール経由で UDP ストリーミングをサポートできないことがわかっている場合は、ユニキャスト データ ライタ プラグインの [プロパティ] ダイアログ ボックスで [UDP] チェック ボックスをオフにすると、ロールオーバーの遅延を軽減できます。詳細については、サーバーのヘルプ ドキュメントを参照してください。

ブロードキャスト配信用のファイアウォール

ファイアウォールの内側の配信サーバーで HTTP プロトコルまたは RTSP プロトコルを使用してファイアウォールの外側のサーバーからコンテンツをストリーム配信するには、以下のポートを開きます。
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ポート説明
入力 : UDP ポート 1024 〜 5000 Windows Media サーバーでは、UDP 入力ポート 1024 〜 5000 を使用して、別のサーバーからデータを受信します。
出力 : TCP ポート 80 および 554 Windows Media サーバーでは、TCP 出力ポートを使用して、別のサーバーまたはエンコーダへの HTTP 接続 (ポート 80) または RTSP 接続 (ポート 554) を確立します。
出力 : UDP ポート 5005 RTSPU 配信を使用する場合、Windows Media サーバーでは、UDP 出力ポート 5005 を使用して、別のサーバーへ再送要求を送信します。
配信サーバーでは、先頭が mms:// である URL を使用して配信元サーバーへの接続を要求することはできません。
  • 配信サーバーで RTSP を使用した接続が行われると、その要求は RTSPU として変換されます。
  • サーバー管理者が (基本設定であるため、または TCP ベースのトランスポートが必須であるために) TCP ベースのトランスポートを選択した場合、URL の先頭には rtspt:// を使用する必要があります。
  • 配信サーバーの接続に HTTP を使用する必要がある場合、URL の先頭には http:// を使用する必要があります。

マルチキャスト ストリーミング用のファイアウォール

マルチキャスト ストリーミングを使用してコンテンツを配信する場合、ネットワーク トラフィックは標準のクラス D IP アドレス (224.0.0.0 〜 239.255.255.255) を使用して配信されます。マルチキャスト ストリーミングを使用するには、ネットワーク上でマルチキャスト転送を有効にする必要があります。インターネット グループ管理プロトコル (IGMP) を使用すると、プレーヤーからマルチキャスト ストリーミング接続の要求があった場合にのみマルチキャスト ストリーミング トラフィックがネットワークを通過するように制限できます。このプロトコルにより、ルーター上のマルチキャスト ストリーミングでネットワークが過負荷になることはありません (このプロトコルは Windows Media サービスでサポートされています)。

ファイアウォールを次のように構成すると、マルチキャスト ストリーミング パケットがファイアウォールを通過できます。
IP マルチキャスト アドレス範囲 : 224.0.0.1 〜 239.255.255.255
IP マルチキャスト ストリーミングを有効にするには、標準の IP マルチキャスト アドレス範囲に送信されるパケットがファイアウォールを通過できるように設定する必要があります。この IP マルチキャスト アドレス範囲は、プレーヤー側とサーバー側の両方、およびプレーヤーとサーバーの間のすべてのルーターで有効にする必要があります。マルチキャスト転送はインターネット上のルーターでは有効になっていないため、IP マルチキャスト ストリーミングは、通常はインターネットで機能しません。

ファイアウォールの外側のエンコーダに対するアクセスを有効にする

エンコーダでは、HTTP を使用して、Windows Media サービスを実行しているサーバーに接続します。デフォルトで、Windows Media エンコーダでは HTTP 接続用にポート 8080 が使用されます。ただし、エンコーダの管理者が別のポートを指定する場合もあります。別のポートが使用されている場合は、Windows Media サーバーのエンコーダ接続 URL を特定するときや、ファイアウォール上でポートを開くときに、同じポートを指定する必要があります。

以下のファイアウォールの構成例では、ファイアウォールの外側で Windows Media エンコーダを実行しているコンピュータから、ファイアウォールの内側にある Windows Media サーバーへ、HTTP を使用してアクセスできます。入力ポートは、サーバーへの接続を受け入れるポートです。出力ポートは、サーバーからクライアントへデータを送信するポートです。
入力/出力 : TCP ポート 8080

関連情報

Windows Media サービス 4.0 および 4.1 に関するファイアウォールとポートの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
189416 [netshow] Windows Media Technologies と Firewall

プロパティ

文書番号: 827562 - 最終更新日: 2006年5月17日 - リビジョン: 3.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Media サービス 9 シリーズ
キーワード:?
kbinfo KB827562
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