Windows XP を実行するコンピュータでドメインにログオンするとき、またはネットワーク リソースに接続するときに、時間がかかる

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文書番号: 832161 - 対象製品
重要 : この資料には、レジストリの編集方法が記載されています。万一に備えて、編集の前には必ずレジストリをバックアップし、レジストリの復元方法を理解しておいてください。バックアップ、復元、および編集方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986 Microsoft Windows レジストリの説明
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目次

概要

この資料では、ドメインにログオンするとき、またはネットワーク共有を開くときに、長い遅延が発生する問題について説明します。これには、さまざまな原因が考えられます。この問題の原因には、WebClient サービスの問題、プロキシの設定の問題、およびサーバーの構成の問題などがあります。

簡単に行えるテストの 1 つとして、クライアント コンピュータの WebClient サービス、または、TCP (Transmission Control Protocol) のポート 80 をリッスンしているサーバーのサービスを無効にする方法があります。どちらかのサービスを無効にすることで問題を回避できる場合は、これらのサービスを再度有効にして、処理時間を短縮する方法があります。Windows XP の最新の Service Pack を適用して、ローカル サーバーに対してはプロキシ サーバーを使用しないようにし、WebClient が最後のプロバイダとなるようにネットワーク プロバイダの順序を変更し、WebClient サービスに更新プログラムをインストールし、Internet Explorer の構成を調整します。

現象

この資料の対象製品として記載されているオペレーティング システムがインストールされているコンピュータを使用すると、以下のいずれかまたは複数の現象が発生する場合があります。
  • ログオン画面にパスワードを入力すると、コンピュータが応答を停止 (ハング) したように見えることがあります。この現象は、グループ ポリシーの処理が、デスクトップ アイコンが表示される直前のブルー スクリーンが表示されるまで継続している場合に発生します。応答が停止したように見える現象が、数分間続くこともあります。
  • ログオン処理の間、数分間にわたって "コンピュータの設定を適用しています" というメッセージが表示されます。ただし、このコンピュータがネットワークに接続されていない場合は即座にログオンできます。
  • ネットワーク共有を開くときに長い時間がかかります。
  • 分散ファイル システム (DFS) 共有に置かれているファイルを開くときに、90 秒〜 15 分かかることがあります。ただし、ファイルへの直接パスを使用してそのファイルを開くと、すぐに開くことができる場合があります。
  • Microsoft Internet Explorer 6 を使用して、Microsoft Windows NT 4.0 ベースのサーバー、または Microsoft Windows 2000 ベースのサーバー上の共有にアクセスすると、共有に対するアクセスが応答を停止 (ハング) したように見える場合があります。

    : 長時間 (10 分以上になる場合があります) 待つと、要求した共有にアクセスできる場合があります。

原因

これらの現象が発生するケースでは、コンピュータでネットワーク共有を開く必要があります。ネットワーク共有を開く要求では、UNC (Universal Naming Convention) パス \\Servername\Sharename\Directory\Filename.ext が使用されます。UNC で表現された場所は、まず WebClient サービスに渡されます。WebClient サービスでは http://Servername/Sharename への接続が試行される場合があります。 WebClient サービスでは、WebDAV (Web Distributed Authoring and Versioning) が有効になっているサーバーにプロキシ サーバー経由で接続する際に、Windows のインターネット拡張が使用される場合があります。このプロキシ サーバーでは、目的のサーバーへの接続にポート 80 が使用されます。以下のいずれかまたは複数の原因によって、共有にアクセスするときに遅延が発生します。
  • WebClient がプロキシ サーバーからの応答待ちの状態になっています。応答が送信されない場合があります。応答が送信されない場合、WebClient がタイムアウトするまで処理が遅延します。この遅延は、デフォルトでは 10 分です。
  • 接続先のサーバーが、TCP ポート 80 で HTTP をサポートしていない場合や、接続先のサーバーがオフラインの場合、プロキシ サーバーから WebClient に HTTP エラー コードが返されないことがあります。
  • 要求が渡されたプロキシに、無効な外部の DFS サーバーへの参照があると、外部の DFS 接続の失敗によるタイムアウトが原因で、遅延が発生する可能性があります。
  • ネットワーク プロバイダの順序の一覧で、[Microsoft Windows Network] の前に [Web Client Network] があります。
  • 認証に使用されるドメイン コントローラで、TCP ポート 80 をリッスンするサービスが実行されています。たとえば、ドメイン コントローラが、Exchange サーバーを兼ねていて OWA (Outlook Web Access) がインストールされている場合などです。
  • Internet Explorer のプロキシ サーバーの設定で [ローカル アドレスにはプロキシを使用しない] が有効になっていません。また、ローカルのイントラネットの完全修飾ドメイン名 (FQDN) が、例外の一覧に設定されていません。
  • PATH ステートメントの変数に、以下のような DFS リンクへの参照が含まれています。
    PATH=\\corp.domain.com\dfsroot\DFSLink;C:\WINDOWS\system32;

解決方法

警告 : レジストリ エディタまたは別の方法を使用してレジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、オペレーティング システムの再インストールが必要になることがあります。マイクロソフトは、レジストリの変更により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。レジストリの変更は、自己の責任において行ってください。

簡単なテストとして、「回避策」に記載されている手順をまず実行してみます。「回避策」の手順で問題が解決する場合は、問題の原因は WebClient サービスです。「回避策」の手順で、問題が解決しない場合は、その問題はこの資料で説明されている問題とは異なります。

1 つ以上のアプリケーションで WebClient サービスが必要であり、「回避策」の手順で問題が回避できる場合は、問題が解決するまで、以下の方法を記載順に実行します。

方法 1 : Windows XP の最新の Service Pack をインストールする

Windows XP Service Pack 1 (SP1) がインストールされているかどうかを確認するには、次の手順を実行します。
  1. [マイ コンピュータ] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [全般] タブをクリックし、[システム] の下に表示される Service Pack のバージョンを確認します。
最新の Service Pack の入手方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
322389 最新の Windows XP Service Pack を入手する方法

方法 2 : プロキシ サーバーを使用しないように Internet Explorer を構成する

プロキシ サーバーを使用しないように Internet Explorer を構成するには、次の手順を実行します。
  1. Internet Explorer を起動します。
  2. [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックします。
  3. [接続] タブをクリックし、[LAN の設定] をクリックします。
  4. [LAN にプロキシ サーバーを使用する] チェック ボックスがオンになっていない場合は、次の方法に進みます。
    [LAN にプロキシ サーバーを使用する] チェック ボックスがオンになっている場合は、[ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない] チェック ボックスをオンにします。
  5. [詳細設定] をクリックします。
  6. [例外] ボックスに、すべてのローカル サーバーの FQDN 名を入力し、[OK] を 3 回クリックします。
: 次のレジストリ キーの REG_BINARY フィールドを変更することによって、プロキシー サーバーを使用しないように Internet Explorer を構成することもできます。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Connections\SavedLegacySettings

このレジストリ エントリは、[インターネット オプション] ダイアログ、および
HKEY_CURRENT_USER
レジストリ キーと
DEFAULT
レジストリ キーでプロキシーが無効になっているときでも存在し、Webclient によって使用されます。

方法 3 : ネットワーク プロバイダの順序を変更する

  1. [マイ ネットワーク] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [詳細設定] メニューの [詳細設定] をクリックします。
  3. [プロバイダの順序] タブをクリックし、[ネットワーク プロバイダ] ボックスの一覧で、[Web Client Network] をクリックします。
  4. 下向きの矢印をクリックして [Web Client Network] をプロバイダの一覧の一番下まで移動し、[OK] をクリックします。
または、レジストリでネットワーク プロバイダの順序を変更できます。該当するレジストリ エントリは、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\NetworkProvider\Order\ProviderOrder
です。このエントリのデフォルト値は、RDPNP,LanmanWorkstation,WebClient です。

方法 4 : 対応する修正プログラムをインストールする

「方法 1」で、Windows XP SP1 をインストールした場合は、より新しいバージョンの Webclient.dll が利用できます。 WebClient の最新版のインストールの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
824383 WebDAV を使用して Windows XP ベースのコンピュータから WebDAV サーバーにファイルをコピーするときにエラー メッセージが表示される
この修正プログラムをインストールした後、レジストリ エントリ ServerNotFoundCacheLifeTimeInSec の値を設定します。これを行うには、次の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料の「手順 2 : 修正プログラムを有効にする」に記載されている手順を実行します。
823372 テンプレートが添付されている Word 文書を開くのに時間がかかる

方法 5 : Internet Explorer のインストールを調整する

Internet Explorer 管理者キット (IEAK) を使用して、Internet Explorer 6 のカスタマイズ、展開、および管理を行い、展開した Internet Explorer を .DEFAULT レジストリ ハイブに設定している場合は、問題の解決にこの方法を使用することができます。

WebClient サービスでは、.DEFAULT というレジストリ キーの設定が使用されます。WebClient の各要求は、プロキシに送信されます。プロキシの要求は、最終的にタイムアウトします。

Windows XP ベースのコンピュータでは、起動するときにコンピュータのポリシー ファイルが適用されます。
  1. クライアントが domaincontroller1.domain.com または単純にログオン サーバーの NetBIOS 名に接続する必要があることが MUP (Multiple UNC Provider) に対して通知されます。利用可能なリダイレクタが通知されます。
  2. WebClient は、この要求の処理を試行します。
  3. WinInet は、次のレジストリからプロキシの構成を読み込みます。
    HKEY_USERS\.DEFAULT\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings

    ProxyEnable
    ProxyOverride
    ProxyServer
  4. これら 3 つのキーに、プロキシ サーバーを使用するように設定されている場合、WinInet はプロキシ サーバーに対して要求を送信します。この要求はタイムアウトしてエラーとなる場合があります。タイムアウトすると、WebClient サービスは、否定応答を MUP に返します。
この場合、ProxyOverride 値にドメイン コントローラの NetBIOS 名を指定することで、問題を回避できます。

: WebDAV 要求内の名前によっては、これは内部ドメインのドメイン名である場合もあります。

次に例を示します。
	"ProxyEnable"=1
	"ProxyServer"="http://ProxyServername:PortNumber"
	"ProxyOverride"="*.intranet; domaincontroller1;*.domain.com;10.10.*;<local>"
この例では、ProxyServername はプロキシ サーバーの名前で、PortNumber は HTTP の TCP ポート番号です。ポート番号は、通常 80 または 8080 です。
元に戻す全体を表示する
キー
ProxyEnable 0 = 手動でのプロキシ検出を無効にします。1 = 手動でのプロキシ検出を有効にします。
ProxyServer プロキシ サーバーの名前とポートを指定します。
ProxyOverride プロキシ サーバーに渡されないようにする DNS (ドメイン ネーム システム) アドレスをセミコロンで区切って指定します。<local> という値を使用すると、ローカル アドレスに対してはプロキシ サーバーが使用されません。この値を含める場合は、指定する文字列の最後にこの値を入力します。

: 現在のユーザーについて設定を行う場合の、レジストリの場所を次に示します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings
プロキシの例外に設定されている項目は、ProxyOverride 値に保存されています。例外の一覧に新しい値を追加するには、次の手順を実行します。
  1. Internet Explorer で、[ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックします。
  2. [接続] タブをクリックし、[LAN の設定] をクリックします。
  3. [詳細設定] をクリックします。
  4. [例外] ボックスに、適切な情報を入力します。
: システム情報ツール (WinMSD) で、[インターネットの設定]、[Internet Explorer]、[接続] の順に展開すると、これらのキーの値が表示されます。 Microsoft Internet Explorer 管理者キット (IEAK) を使用して、クライアント コンピュータのプロキシ サーバーの設定を行うこともできます。

IEAK の関連情報については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/technet/prodtechnol/ie/ieak/ja/default.mspx
: 以下の内容が含まれている .pac ファイルが使用された場合、WebDAV 要求が生成されます。
function FindProxyForURL(url, host)
{
}

.pac ファイルの内容を次のように変更することで、WebDAV トラフィックが生成されないようにすることができます。
function FindProxyForURL(url, host)
{if (shExpMatch(host, "DCNAME*")) {
     return "DIRECT";
}

回避策

この現象を回避するには、以下のいずれかの解決方法を実行してください。
  • 可能な場合は、ドメイン コントローラまたはファイル サーバーで、TCP ポート 80 をリッスンしているサービスを停止します。
  • Windows XP クライアントで WebClient サービスを無効にします
WebDAV クライアント コンピュータで WebClient サービスの状態を確認する、または、WebClient サービスを WebDAV クライアント コンピュータで無効にするには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[管理ツール] を順にポイントし、[コンピュータの管理] をクリックします。
  2. 詳細ウィンドウで、[サービスとアプリケーション] をダブルクリックします。
  3. [サービス] をクリックします。
  4. [WebClient] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  5. [全般] タブをクリックします。
  6. [スタートアップの種類] ボックスの一覧で、[無効] をクリックします。
  7. [適用] をクリックし、[OK] をクリックします。
: WebDAV (Web Distributed Authoring and Versioning) サーバー上のファイルの変更やファイルの書き込みを行う必要がない場合は、WebClient サービスを無効にできます。

Windows 2000 では、WebClient サービスは実装されていません。Windows Server 2003 のデフォルトの構成では、WebClient サービスは無効になっています。 無効なサービスの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
812519 Windows Server 2003 でデフォルトでは無効になっているサービス
WebClient を使用しない方法はいくつかあります。 Windows XP を実行している場合は、次の手順を実行します。
  1. WebClient サービスを無効にします。
  2. Web フォルダを使用するプログラムをインストールします。たとえば、Microsoft Office XP 以降のバージョンをインストールします。
  3. 元のネットワーク プレースを削除します。
  4. 新しいネットワーク プレースを作成します。
WebDAV および WebClient の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
817929 WebDAV (Web Distributed Authoring and Versioning) を使用して Windows SharePoint Services Web サイトへのネットワーク プレース ショートカットを追加するとファイルが表示されない

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

詳細

WebClient サービスにより、Windows ベースのプログラムで Win32 API を使用して、インターネット ベースのファイルの作成、アクセス、および変更が可能になります。このサービスを停止すると、これらの機能は利用できません。

WebClient サービスを停止すると、WebDAV リダイレクタは停止します。net use、dir、copy、rename などのコマンド ラインのコマンドを、Web サーバーに対して使用できなくなります。[ネットワーク プレースの追加] を使用して、Web DAV の場所を追加することや、発行ウィザードを使用して MSN コミュニティに発行することはできません。ただし、SMB (サーバー メッセージ ブロック) プロトコルをサポートするサーバーは、引き続き利用することができます。

Windows XP 以降のバージョンでは、Windows のファイル リダイレクタには、WebDAV クライアントが組み込まれています。Microsoft Office 2000、Microsoft Office XP、および Microsoft Office System 2003 には、WebClient サービスとは独立して動作する WebDAV リダイレクタが組み込まれています。

Windows XP WebDAV リダイレクタ

Windows XP には、新しい WebDAV リダイレクタ コンポーネントが含まれています。WebDAV リダイレクタ コンポーネントを使用すると、Windows XP で実行されるプログラムで、インターネットに接続して、インターネット上のデータの読み書きをネイティブに行えます。WebDAV プロトコルは HTTP に対する拡張で、MSN Web コミュニティなどの HTTP のターゲットに対するデータの書き込みを可能にします。既存のリダイレクタを使用して SMB サーバーや CIFS (Common Internet File System) サーバーにアクセスするのと同様に、WebDAV リダイレクタにより、これらのサーバーに対してファイル システム レベルでアクセスすることができます。

WebDAV 共有にアクセスする方法の 1 つに、net use コマンドを使用する方法があります。たとえば、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

NET USE * http://webserver/davscratch

MSN コミュニティに接続するには、http://www.msnusers.com/yourcommunityname/files/ をターゲットとして使用します。資格情報には、Microsoft .NET Passport の資格情報を使用する必要があります。ネットワーク ドライブを割り当てる場合は、[異なるユーザー名] をクリックして [ユーザー名を指定して接続] ダイアログ ボックスで、この情報を指定します。または、net use コマンドを使用する場合は、/u: スイッチを使用してユーザー情報を指定します。たとえば、コマンド プロンプトで、次のコマンドを使用します。

NET USE http://www.msnusers.com/yourname/files /u:yourpassportaccount@hotmail.com

Windows XP

ポートを指定せずに Web フォルダに接続すると、WebClient サービスが使用されます。たとえば、"http://webserver/davscratch" という URL を使用して、ネットワーク トレースを確認すると、HTTP ヘッダーに次のような内容が含まれます。
HTTP: User-Agent = Microsoft-WebDAV-MiniRedir/5.1.2600

Microsoft Office

ポート番号を含めた構文を使用すると、Office WebDAV を使用して接続されます。たとえば、"http://webserver:80/davscratch" という URL を使用して、ネットワーク トレースを確認すると、次のように出力されます。
HTTP: User-Agent = Microsoft Data Access Internet Publishing Provider DAV 

: プロキシ ポートによっては、ネットワーク モニタに、"HTTP" トラフィックとして表示される場合とそうでない場合があります。

注意事項

WebDAV における、既知の相互運用性の問題のいくつかについて、以下に説明します。
  • Windows Server 2003 では、WebDAV クライアントはセキュリティ上の理由からデフォルトで無効になっています。WebClient サービスを有効にする必要があります。
  • Microsoft Office 2000 を使用した Windows WebDAV 共有への接続は、Windows 2000 またはそれ以前のオペレーティング システム上で実行されている Office 2000 でのみサポートされています。Windows XP ベースのコンピュータで実行されている Office 2000 での WebDAV 共有への接続はサポートされていません。
  • Windows XP ベースのコンピュータで、Microsoft Office を実行すると、Windows XP のファイル リダイレクタの代わりに、Office WebDAV リダイレクタが使用されます。一般的に、Microsoft Office 製品を使用する場合は、UNC パスではなく、HTTP 名でファイル名を表現するのが最良の方法です。たとえば、"\\Device Name\Virtual Root\File Name" ではなく、"http://Device Name/Virtual Root/File Name" を使用します。
WebClient を無効にしても、インターネットの参照には影響はありません。WebClient は、WebDAV (Web Distributed Authoring and Versioning) 接続でのみ使用されます。

UNC ファイル名を使用すると、サーバーで SMB と WebDAV が使用可能かどうかによって、SMB、WebDAV、または SMB と WebDAV の組み合わせが、リダイレクタで使用されます。

アプリケーションから、ネットワーク上に存在するファイルを開く場合、要求は I/O マネージャから MUP (Multiple UNC Provider) と呼ばれるシステム コンポーネントに渡されます。MUP は、論理的には、すべてのリダイレクタの上位に位置します。ネットワーク パスが MUP に渡されると、MUP は、登録されているすべてのリダイレクタに対してポーリングを行い、各リダイレクタでパスを解釈できるかどうかを確認します。リダイレクタは順番にサーバーに接続し、特定のプロトコルに対してパスが有効かどうかを確認します。サーバーに対して接続を確立できる場合、リダイレクタは成功したという結果を MUP に返します。接続を確立できない場合、リダイレクタは失敗という結果を返します。それ以降、そのファイルに対する入出力要求はすべて、パスを受け付けたリダイレクタに渡されます。複数のリダイレクタがパスを受け付ける場合は、優先順位が最も高いリダイレクタが選択されます。この優先順位は、レジストリで設定されています。 リダイレクタが複数ある場合の問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
171386 [NT]複数のリダイレクタがインストール時接続に時間がかかる

URLScan によって WebDAV 要求がブロックされる

URLScan の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/tools/urlscan.mspx

タイムアウトに関するレジストリの設定

WebClient サービスでは、直近の 60 秒以内に接続した非 DAV サーバーの一覧 (ネガティブ キャッシュ) を保持しています。サーバーがこの一覧に含まれている場合は、即座に失敗が返され、ネットワーク上に転送されることはありません。 ServerNotFoundCacheLifeTimeInSec レジストリ エントリの値を変更すると、この一覧からサーバーが削除されるまでの時間を変更できます。

:
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\WebClient\Parameters\ServerNotFoundCacheLifeTimeInSec
レジストリ エントリが存在しない場合は、エントリを作成します。
種類 : REG_DWORD
値 : デフォルト値は 60 (10 進)
最大値および最小値はありません。
RequestTimeoutInSec は、WebDAV が "Get file" や "Put file" などの要求を発行後、WinInet からの応答を待つ秒数を表します。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\MRxDAV\Parameters\RequestTimeoutInSec

種類 : REG_DWORD
値 : デフォルト値は 600 (10 進)

関連情報

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
812924 Windows NT 4.0 または Windows 2000 の共有へのアクセスで応答が停止することがある
312181 DFS 共有にあるリソースを開くのに時間がかかる
171386 [NT]複数のリダイレクタがインストール時接続に時間がかかる
271361 Internet Explorer の自動プロキシ キャッシュを無効にする方法
320507 [IE] Internet Explorer で無効なプロキシ サーバーへのアクセスが 30 分間再試行されない
810401 "NET USE" コマンドを中断した後、エラー メッセージ "ローカル デバイス名は既に使用されています" が表示される
812924 Windows NT 4.0 または Windows 2000 の共有へのアクセスで応答が停止することがある
817929 WebDAV (Web Distributed Authoring and Versioning) を使用して Windows SharePoint Services Web サイトへのネットワーク プレース ショートカットを追加するとファイルが表示されない
819961 レジストリ ファイルを使用してクライアントのプロキシ サーバー設定を構成する方法
823372 テンプレートが添付されている Word 文書を開くのに時間がかかる
826286 新しいユーザーがインターネットにアクセスできず、プロキシ設定が空白になっている
829909 共有フォルダへの接続時 Windows XP が応答を停止する
830561 テンプレートが添付されている文書を Word 2002 または Word 2003 で開くのに時間がかかる
317506 Winsock プロキシが有効な場合、VPN でドメインにログオンできない
262981 "ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない" オプションを有効にしてもローカルの IP アドレスに対して Internet Explorer でプロキシ サーバーが使用される
209252 プロキシの例外の一覧に指定できる文字数の上限
WebDAV の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/technet/prodtechnol/WindowsServer2003/Library/IIS/844f5e01-4b9e-4dac-897e-2a0bb33f28af.mspx

プロパティ

文書番号: 832161 - 最終更新日: 2006年8月8日 - リビジョン: 6.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Professional
  • Microsoft Windows XP Professional SP1
  • Microsoft Windows XP Service Pack 1a
  • Microsoft Windows XP Tablet PC Edition
  • Microsoft Windows XP Professional 64-Bit Edition (Itanium)
  • Microsoft Windows XP for Itanium-based Systems Version 2003
キーワード:?
kbprb KB832161
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