Windows ソフトウェア更新プログラムのパッケージ インストーラーに含まれる新機能について

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文書番号: 832475 - 対象製品
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概要

Windows ソフトウェア更新プログラムのパッケージ インストーラー (Update.exe) のバージョン 6.1.22.0 以降には、以下の新機能と変更点が含まれています。
  • 新しいコマンド ライン スイッチ /log により、パッケージ インストーラーによって作成されるログ ファイルの保存場所を変更できます。
  • 新しいコマンド ライン スイッチ /warnrestart により、無人インストールまたは削除の終了時に再起動が必要な場合、システムが再起動されることをユーザーに警告する、タイマー付きのダイアログ ボックスが表示されます。
  • 新しいコマンド ライン スイッチ /promptrestart により、無人インストールまたは削除の終了時に再起動が必要な場合、システムを再起動するようにユーザーに求めるダイアログ ボックスが表示されます。
  • /passive スイッチが変更され、インストールまたは削除の終了時に再起動が必要な場合、システムが再起動されることをユーザーに警告する、タイマー付きのダイアログ ボックスが表示されるようになりました。
  • レジストリ キー
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\UpdateExeVolatile
    に、セキュリティ更新プログラム、重要な更新プログラム、修正プログラムなどのソフトウェア更新プログラムのインストール後または削除後に再起動が必要なことを示すフラグが設定されます。
  • コマンド ライン スイッチ /uninstall および /listupdates は廃止されました。このスイッチに代わる指定方法については、この資料の「詳細」を参照してください。
Windows ソフトウェア更新プログラムのパッケージ インストーラー (Update.exe) のバージョン 5.4.15.0 以降では、以下の新機能を使用できます。
  • 新しいコマンド ライン スイッチ /integrate により、ソフトウェア更新プログラムを Windows のインストール ソース ファイルに統合することができます。
  • /extract スイッチの機能が変更されました。

はじめに

マイクロソフトでは、ソフトウェア更新プログラムを作成する場合、パッケージ内のセットアップ プログラムを自動的に実行するために、いくつかの異なる自己解凍ファイル形式を使用しています。この資料では、Update.exe のバージョン 5.4.15.0 以降をセットアップ プログラムとして使用するソフトウェア更新プログラム パッケージで使用できる新機能について説明します。

ソフトウェア更新プログラム パッケージでセットアップ プログラムとして Update.exe が使用されているかどうかを確認するには、次の手順を実行します。
  1. パッケージを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [バージョン情報] タブの [詳細] で、[項目] ボックスの [Installer Engine] をクリックします。[値] ボックスに "update.exe" と表示されます。
  3. Update.exe のバージョンを確認するには、[Installer Version] をクリックします。[値] ボックスに、パッケージで使用されている Update.exe のバージョンが表示されます。
2004 年 7 月以前にリリースされたパッケージの場合は、次の手順を実行して、Update.exe が使用されているかどうか、および使用されている Update.exe のバージョンを確認します。
  1. ソフトウェア更新プログラム パッケージを一意の一時フォルダーに展開します。たとえば、KBArticleNumber.exe という名前の更新プログラム パッケージのファイルを C ドライブの ExtractedPackage フォルダーに展開するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
    KBArticleNumber /X:C:\ExtractedPackage
  2. ソフトウェア更新プログラム パッケージの展開されたファイルが含まれる一時フォルダーを開きます。たとえば、C:\ExtractedPackage を開きます。
  3. Update.exe ファイルがある場合は、手順 4. および 5. に進みます。Update.exe ファイルがない場合、そのパッケージは、セットアップ プログラムとして Update.exe を使用する Windows ソフトウェア更新プログラムではありません。
  4. Update.exe のバージョンを確認するには、フォルダー内の [Update.exe] ファイルを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  5. [バージョン情報] タブをクリックし、[ファイル バージョン] の行に表示されている値を確認します。

詳細

Update.exe のバージョン 6.1.22.0 以降には、以下の新機能および変更点が含まれています。
  • 新しいコマンド ライン スイッチ /log により、パッケージ インストーラーによって作成されるログ ファイルの保存場所を変更できます。

    KBnumber.log ファイルの保存場所を既定の %systemdrive%\Windows ディレクトリ以外の場所に変更することができます。パッケージのインストール時にログ ファイルの保存場所を変更するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
    パッケージ名 /log:<ログとパスの名前>
    コロンとログのパスとの間にスペースを含めないでください。指定するディレクトリは作成済みである必要があり、ログのファイル名もパスに含める必要があります。例:
    WindowsXP-KB884539-x86-enu.exe /log:C:\logs\newkb884539.log
  • 新しいコマンド ライン スイッチ /warnrestart により、無人インストールまたは削除の終了時に再起動が必要な場合、システムが再起動されることをユーザーに警告する、タイマー付きのダイアログ ボックスが表示されます。

    /warnrestart は /quiet スイッチとの併用を前提としています。無人インストールの後に再起動が必要な場合、/warnrestart によりタイマー付きのダイアログ ボックスが表示され、コンピューターが自動的に再起動されるまで秒読みを行います。既定の秒数は 30 ですが、別の値を指定することもできますこのスイッチを使用するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
  • パッケージ名 /quiet /warnrestart:# 秒数
    注: # 秒数 は、1 〜 99 までの数字です。
  • 新しいコマンド ライン スイッチ /promptrestart により、無人インストールまたは削除の終了時に再起動が必要な場合、システムを再起動するようにユーザーに求めるダイアログ ボックスが表示されます。

    /promptrestart は /quiet スイッチとの併用を前提としています。無人インストールの後に再起動が必要な場合、/promptrestart によりダイアログ ボックスが表示され、セットアップを完了するために再起動が必要なことがユーザーに通知されます。このスイッチを指定しない場合は、再起動が自動的に行われます。このスイッチを使用するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
    パッケージ名 /quiet /promptrestart
  • /passive スイッチが変更され、インストールまたは削除の終了時に再起動が必要な場合、システムが再起動されることをユーザーに警告する、タイマー付きのダイアログ ボックスが表示されるようになりました。

    /passive を指定すると、再起動が必要な場合にタイマー付きのダイアログ ボックスが表示され、コンピューターが自動的に再起動されるまで秒読みを行います。既定の秒数は 30 です。別の値を指定する場合は、/warnrestart スイッチを使用します (前の説明を参照してください)。
  • レジストリ キー
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\UpdateExeVolatile
    に、セキュリティ更新プログラム、重要な更新プログラム、修正プログラムなどのソフトウェア更新プログラムのインストール後または削除後に再起動が必要なことを示すフラグが設定されます。

    RegEdit ツールを使用してこのレジストリ キーを確認することにより、ソフトウェア更新プログラムのインストールまたは削除の後、再起動が保留になっているかどうかがわかります。次の表に、このキー内のフラグの値とその意味を示します。
    元に戻す全体を表示する
    RegEdit での値意味
    0x00000000 (0)再起動の保留はありません。
    0x00000001 (1)ソフトウェア更新プログラムの削除で再起動が保留になっています。
    0x00000002 (2)ソフトウェア更新プログラムのインストールで再起動が保留になっています。
    0x00000003 (3)インストールと削除の両方で再起動が保留になっています。
    このキーが存在しない場合、再起動の保留は発生していません。なお、このフラグは、バージョン 6.1.22.0 以降を使用してビルドされた更新プログラムでのみ設定されます。それより前のバージョンの Update.exe を使用してビルドされたソフトウェア更新プログラム パッケージも多数あるため、再起動が保留されているかどうかをこのレジストリ キーだけで判断することはできません。

    別のレジストリ キー
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\PendingFileRenameOperations
    を使用して、再起動が必要かどうかを判断できる場合があります。このキーが存在し、このキーにファイルの一覧が含まれている場合は、再起動が保留になっています。このキーが存在しない場合や空の場合でも、再起動が保留されていることがあるため、注意が必要です。
  • コマンド ライン スイッチ /uninstall および /listupdates は廃止されました。現在リリースされているインストーラーでは引き続き使用できますが、今後これらのスイッチを使用しないことをお勧めします。

    /uninstall は、特定の重要な状況で失敗することがあります。また、この資料で説明されている新しいコマンド ライン スイッチとの互換性がありません。更新プログラムを削除するには、[プログラムの追加と削除] で更新プログラムを見つけて [削除] をクリックするか、%systemdrive%\Windows\$NTUninstallKBnumber$\spuninst フォルダーの spuninst.exe ファイルを実行します。 ソフトウェア更新プログラムの削除の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    823836 Windows のソフトウェア更新プログラムを誤った順序で削除すると、オペレーティング システムが機能しなくなることがある
    /listupdates を使用すると、Windows のソフトウェア更新プログラムのみが一覧に出力され、他のソフトウェア アプリケーションは一覧に出力されません。この動作により、結果に関して混乱を招くおそれがあります。コンピューターにインストールされている更新プログラムの総合的な一覧を表示するには、[プログラムの追加と削除] の項目を調べるか、セキュリティ更新プログラムのみの場合は Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) などのツールを使用します。MBSA をダウンロードするには、次のマイクロソフト Web サイトにアクセスしてください。
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/cc184924.aspx
Update.exe のバージョン 5.4.15.0 以降では、以下の新機能を使用できます。
  • /integrate コマンド ライン スイッチ

    新しい /integrate スイッチを使用すると、セットアップ プログラムとして Update.exe を使用する、セキュリティ更新プログラム、重要な更新プログラム、修正プログラムなどのソフトウェア更新プログラムを、Windows のインストール ソース ファイルに統合することができます。 このスイッチを使用して、Windows インストール ソース ファイルにソフトウェア更新プログラムを統合する方法の詳細を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    828930 ソフトウェア更新プログラムを Windows インストール ソース ファイルに統合する方法
  • /extract スイッチに対する変更

    /extract コマンド ライン スイッチの機能に対して以下の変更が行われました。

    パッケージの展開に管理者の資格情報が必要になりました。

    ネットワーク ドライブにファイルを展開できなくなりました。ファイルの展開先はローカル ドライブに限られます。
  • AMD64 ハードウェア プラットフォームのサポート
詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
262841 Windows ソフトウェア更新プログラム パッケージのコマンド ライン スイッチ

この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示または黙示にかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。

プロパティ

文書番号: 832475 - 最終更新日: 2013年4月5日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition for Itanium-Based Systems
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Web Edition
  • Microsoft Windows XP Home Edition
  • Microsoft Windows XP Media Center Edition 2005 Update Rollup 2
  • Microsoft Windows XP Professional
  • Microsoft Windows XP Tablet PC Edition
キーワード:?
kb32bitonly kbinfo KB832475
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