[OFF2003] Office 2003 で Web サイトからドキュメントを開く方法

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文書番号: 838028 - 対象製品
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目次

はじめに

この資料では、Microsoft Internet Explorer でハイパーリンクまたは Web フォルダを使用して Microsoft Office Word 2003 文書、Microsoft Office Excel 2003 ファイル、および Microsoft Office PowerPoint 2003 プレゼンテーションを開くために Microsoft Office 2003 で使用されるプロセスについて説明します。このプロセスは、Web での共同作業を向上させるためにいくつかの点で強化されています。そのため、以前の Office の動作に基づく既存の Web ソリューションはその影響を受ける可能性があります。この資料に記載されている情報は、HTTP リソースからのドキュメントのダウンロードおよび編集を処理するために Office で使用される技術的な処理についてより深い理解を求める Web ソリューション開発者を対象にしたものです。

詳細

Office 2003 は、より共有性の高いワークスペースを使用できるように設計されています。そのため、Office 2003 での Web コンテンツの処理方法はいくつかの点で変更されています。これにより、Office 2003 システムとの完全な互換性を持つ Office ドキュメントを作成する Web ソリューションを簡単に構築することができます。この資料では、これらの変更について技術的な観点で説明します。これらの変更により、Office 2003 をサポートする次の Web サーバーでは、より優れたオーサリング機能を使用できます。
  • Microsoft Windows SharePoint Services
  • Microsoft SharePoint Portal Server
  • Microsoft Exchange Web Store
: "Office" という用語は次の製品に適用されます。
  • Microsoft Office Word 2003
  • Microsoft Office Excel 2003
  • Microsoft Office PowerPoint 2003
"ドキュメント" という用語は、ファイル形式にかかわらず、Word 2003、Excel 2003、または PowerPoint 2003 で開くことができる任意のファイルまたは任意のテンプレートに適用されます。

HLINK と URLMON を使用した Office 2003 でのハイパーリンク

以前のバージョンの Office と同様、Office 2003 では、Internet Explorer の URL モニカ コンポーネント (Urlmon.dll) の一般に公開されている OLE インターフェイスを使用してハイパーリンクの動作が実装されています。URLMON が提供する API により、Office では、任意の OLE リンク ソースを処理するのと同様に、URL リソースを処理できます。また、URLMON API は、非同期ナビゲーション、リダイレクト、およびプロセス間でのコンテンツ共有のためのメソッドも備えています。

Office では、移動履歴と戻る機能を処理するために、Microsoft Hyperlink Library (Hlink.dll) のパブリック インターフェイスを使用して、ハイパーリンクの作成、ハイパーリンクへの連結、およびハイパーリンクへの移動を行います。HLINK は、URLMON が公開する機能向けの高度なラッパーです。HLINK により、Office アプリケーションには、ハイパーリンク動作の基本的なタスクを処理するための共通のフレームワークが提供されます。

Office ドキュメントを Internet Explorer から開く

Internet Explorer で Web ページ内にある Office ドキュメントへのハイパーリンクをクリックすると、ホスト フレームは URLMON を使用してハイパーリンク リソースにアクセスします。URLMON は HTTP GET コマンドを使用してファイル コンテンツをダウンロードします。URLMON はリソースを取得した後、次の 3 つのいずれかの場所を参照してコンテンツの種類を特定します。
  • HTTP ヘッダーに指定された関連する MIME タイプ
  • 構造化ストレージ ドキュメントに保存された CLSID
  • URL 文字列に保存されている場合はファイル名の拡張子
コンテンツの種類が Office アプリケーションに関連付けられている場合、URLMON は、対象のアプリケーションの OLE インスタンスを作成します。URLMON は OLE インスタンスに、OLE オブジェクトの IPersistMoniker インターフェイスを使用してコンテンツを読み込むことを要求します。URLMON は、URLMON がリソース用に作成する URL モニカを Office に渡します。次に、Office は、URL モニカを新しい HLINK オブジェクトでラップします。URL モニカが HLINK オブジェクトにバインドされた後、Office はファイルを読み込んで、そのファイルをユーザーに表示できます。

モニカからの読み込みと、その後の HLINK と URLMON を使用した Web コンテンツへのバインドの処理全体については、この資料では扱いません。プログラミングの観点から見たこの処理の詳細については、Microsoft Developer Network (MSDN) のドキュメントを参照してください。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
178853 [SAMPLE] アクティブなドキュメントのハイパーリンクを設定する方法を示す HLINKAXD
このアプローチには 1 つの重大な問題点があります。Internet Explorer が提供する URL モニカは、通常は読み取り専用です。コンテンツを開くことや、コンテンツを修正することはできますが、コンテンツをサーバーに保存することはできません。モニカが提供するストレージにコンテンツを保存すると、変更は、Internet Explorer Temporary Internet Files キャッシュ内のコンテンツに適用され、Web サーバー上のコンテンツには適用されません。この問題を解決するために、Office 2000 以降では発行モニカという概念が導入されています。

MSDAIPP を使用して URL モニカを作成することで読み取りおよび書き込みアクセスを実現する

Office 2000 の導入により、URLMON の機能が拡張され、FrontPage Server Extensions (FPSE) または Web Distributed Authoring and Versioning (DAV) の HTTP 1.1 コマンド拡張機能をサポートする発行サーバーへの完全な書き込みアクセスがサポートされます。

完全な書き込みアクセスのサポートは、URLMON のプロトコル プロバイダ拡張機能を使用して実現されます。URLMON のプロトコル プロバイダ拡張機能により、Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing Provider (Msdaipp.dll) という名前のコンポーネントを介したバインドが可能になります。URLMON に対する一連のフラグを使用することにより、ホストは、MSDAIPP を使用する特殊な種類の URL モニカを使用してバインドを要求できます。Office は、これを発行モニカとして参照します。発行モニカは、MSDAIPP を使用して、サーバー上でコンテンツを直接開くことや、保存することができます。これは URLMON の機能を拡張するための重要な手順です。

ただし、短所もあります。MSDAIPP コンポーネントは、Internet Explorer が使用するセッションではなく、Windows Internet (WININET) API の独自のセッションを使用します。そのため、MSDAIPP 要求で、サーバーの Cookie などの非永続的なセッション情報を使用できません。これにより、サーバーによっては、MSDAIPP がこれらのサーバーと通信できるように、URL に対する再認証または再移動を要求する場合があります。さらに、他のユーザーによって変更された可能性がある "古い" データを取得することを避けるために、MSDAIPP は、書き込みアクセスのために Web コンテンツを正しくロックした後、その Web コンテンツを再度取得します。これにより、Web サーバーに対して、ドキュメント コンテンツへの 2 つ目の HTTP GET 要求または 2 つ目の FPSE POST 要求が発生します。

この問題を回避するために、Office 2000 Service Release 1 ではアプローチが修正されています。読み込み時に発行モニカを使用してバインドするのではなく、Office は、Internet Explorer が提供する通常の読み取り専用の URL モニカを使用してドキュメントにバインドします。ファイルを保存するときは、Office によって発行モニカに切り替えられ、サーバーへの保存が実行されます (サーバーが Web 発行をサポートしている場合)。セッションの変更により再認証が必要な場合は、ドキュメントを開くときではなく保存するときに、資格情報の入力を要求するメッセージが表示されます。ファイルを保存せずに読み取る場合は、Office は処理上の負荷が高い発行モニカへのコンテキストの切り替えを行いません。また、リソースに対するサーバー ロックも回避します。これは妥協的なアプローチです。

発行モニカのコンテキストを使用して Web ドキュメントを開く場合の影響を緩和するために、Office 2000 Service Release 1 で導入されたいくつかの変更内容の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
185978 [FIX] Word 2000 または Excel 2000 で、GET 要求が 2 回送信され、Cookie が失われる
266263 [BUG] MIME の種類を使用してデータのストリーミングを行うと Word 2000 および Excel 2000 で ASP ソースが表示される
247318 [BUG] Response.Redirect を使用すると Word 2000 および Excel 2000 で正しくリダイレクトされない
264143 [FIX] Office 2000 の MIME 形式のデータが Internet Explorer にストリーム配信されると、ASP セッション変数が空になる

以前のバージョンの Office で使用されるアプローチの問題

Office 2000 Service Release 1 と Office XP で使用される妥協的なアプローチは、ドキュメントの参照とサーバーへのドキュメントの保存に適しています。ただし、このアプローチには短所もあります。Web 開発者が、Microsoft Office とよりシームレスに統合された洗練された Web ベースのドキュメント管理システムを構築する場合に、その短所がより顕著になります。

最も重大な問題は、ユーザーが保存を行うか、書き込みのアクセス許可を必要とするなんらかの明示的なアクションを実行するまで、コンテキストの切り替えが行われないことです。ドキュメント リソースがロックされないため、最初のユーザーがファイルを開いている間に、別のユーザーや別のプロセスによってドキュメント リソースが変更される可能性があります。後で最初のユーザーが保存すると、別のユーザーが行った変更が失われます。また、最初のユーザーは、別のユーザーがどのような変更を行ったかを知らずに、変更内容を破棄するかどうかの選択を迫られます。

もう 1 つ問題があります。これは、コンテキストの切り替えが発生するまで、ユーザーの権限が不明であるために発生する問題です。実際にファイルの保存要求を行うまで、ユーザーにはファイルを保存するための権限がないことが通知されません。編集のためにファイルを開く前に、ファイルを保存するための権限がないことがユーザーに通知される必要があります。Office 2000 Service Release 1 で採用されるアプローチは、この問題から生まれたものです。

Office 2003 のハイパーリンクの処理に対する変更

HTTP イントラネット上でドキュメント共同作業を行うためのフロント エンドとして Office を使用するユーザーが増えています。そのため、これまでのアプローチにおける欠点は深刻な問題です。共有ドキュメントと参照ドキュメントとの違いを検出するための変更が必要です。Office 2003 では、ハイパーリンクの処理に新しい機能を導入してこれらの問題点を回避しています。

Microsoft Office Protocol Discovery について

Office アプリケーションは、Web リソースを開くための要求を受信すると、Web リソースを開く方法について以下の判定を行う必要があります。
  • Internet Explorer によってダウンロードされたコンテンツからリソースを読み取り専用で開く。このコンテンツは参照モードで開かれます。
  • 排他的アクセスのためにサーバー上でドキュメントをロックした状態でリソースを読み取りおよび書き込みで開く。このコンテンツは編集モードで開かれます。
Web リソースを開く方法は、ドキュメントが存在する場所のフォルダ パスとそのパスを管理するサーバーの機能を調べることで決定されます。サーバーがサポートしている機能を確認するために、Office 2003 は HTTP 1.1 の標準的な OPTIONS コマンドを発行します。この OPTIONS コマンドはサーバーに、ドキュメントが存在するフォルダに対してサーバーがサポートしているコマンドとメソッドを特定するよう要求します。このサーバーの識別は、RFC 2616 に記載されている規則に従って実行されます。HTTP 1.1 対応の Web サーバーは OPTIONS 要求に対して、その URI (Uniform Resource Identifier) 用にサポートしているメソッドの一覧を返します。Office はこの応答を評価した後、次の検索を実行します。
  • Web オーサリング プロトコル

    サーバーからの応答に、MS-AUTHOR-VIA ヘッダー値または Distributed Authoring and Versioning と整合性のあるメソッドの一覧が含まれている場合、Office は、指定されたプロトコルを使用してドキュメントを Web サーバーに保存できると判断します。

    現在使用できるプロトコルは、WEC (Web Extender Client) と Web DAV です。サーバーがプロトコルを提供していない場合、ファイルは読み取り専用と見なされます。クライアントは [名前を付けて保存] を実行して、ドキュメントのコピーをローカルに保存できます。ただし、ファイルの取得元のフォルダに、ドキュメントのコピーを保存することはできません。
  • Web サーバーの種類

    Office では、Web サーバーの種類も特定します。この確認は、OPTIONS 呼び出しによって返されるヘッダー情報に基づいて行われます。特に、Office は、SharePoint ドキュメント ライブラリまたは Exchange WebStore フォルダとの通信を示すヘッダー値を検索します。これらの通信が検出された場合、Office はサーバーへの追加の通信を実行して、次の Web 共同作業機能を有効にします。
    • Web ディスカッション
    • タスク リストの更新
    • ドキュメントのチェックアウト
    • ドキュメントのチェックイン
    Web サーバーの種類によっては、以前の Web 共同作業機能がサポートされる場合もあります。Web サーバーの種類を特定するために、Office では次のヘッダーを調べます。
    • MicrosoftSharePointTeamServices
    • MicrosoftTahoeServer
    • MicrosoftOfficeWebServer
    • MS-WebStore
OPTIONS 要求を正常に完了するために Web サーバーが認証を必要とする場合、呼び出しを完了できるように資格情報の入力を要求するメッセージが表示されることがあります。呼び出しの完了後、収集された情報はレジストリ ハイブにキャッシュされるため、このフォルダについては呼び出しを再度繰り返す必要はありません。Office Protocol Discovery Cache は、次のレジストリ キーに配置されます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\Common\Internet\Server Cache


Server Cache には、開かれている各 Web フォルダのうち、OPTIONS 呼び出しが正常に返された Web フォルダのサブキー エントリが格納されます。各エントリには、そのフォルダ用に適切に設定された次の値が含まれます。
  • Protocol

    これは、ドキュメントで使用する Web オーサリング プロトコルを示す、32 ビットの DWORD 値です。現在定義されている値は次のとおりです。
    • 0 は、読み取り専用の HTTP を表します。
    • 1 は、FPSE が有効な Web フォルダに対する WEC を表します。
    • 2 は、DAV 拡張 Web フォルダに対する DAV を表します。
  • Type

    これは、フォルダを管理する Web ドキュメント共同作業サーバーの種類を示す DWORD 値です。現在定義されている値は次のとおりです。
    • 0 は、共同作業なしを表します。
    • 1 は、SharePoint Team Server を表します。
    • 2 は、Exchange 2000 Server を表します。
    • 3 は、SharePoint Portal 2001 Server を表します。
    • 4 は、SharePoint 2001 拡張フォルダを表します。
    • 5 は、Windows SharePoint Server および SharePoint Portal 2003 Server を表します。
  • Expiration

    これは、有効期間を示す、64 ビットの QWORD 値です。この値は Win32 FILETIME 構造体で、有効期間が世界協定時刻 (UTC) 形式で格納されています。有効期間を過ぎると、Office は再度 OPTIONS 呼び出しを実行して Web サーバーに対して問い合わせを行い、最後に値をキャッシュしてからサーバー構成が変更されていないかどうかを確認します。有効期間の長さは、乱数のシード値によって異なりますが、通常は 2 週間以上です。

    重要 : レジストリ キーは情報提供のみを目的として記載されています。レジストリ キーやレジストリ値を直接編集しないでください。Office により、キャッシュは定期的に消去されます。したがって、保存されている情報は一時的なものです。
キャッシュ エントリの最大数は、同じ Server Cache キーの下にある MaxCount レジストリ値で設定できます。最大数に達すると、Office は古いエントリを削除して容量を確保します。消去できる容量がない場合は、OPTIONS 呼び出しの結果はキャッシュされません。

Office Protocol Discovery が原因で発生する既知の問題

Office Protocol Discovery は、最も重大な問題を解決します。それは、サーバー上でドキュメントを読み取り専用として開くか、読み取りおよび書き込みが可能として開くかを決定することです。ただし、Office Protocol Discovery によって新たにいくつかの問題が発生する可能性があります。次に、現在の仕様で確認されている二次的な問題を示します。
  • Office Protocol Discovery は、標準的な HTTP 1.1 OPTIONS コマンドを使用します。このコマンドを処理しない Web サーバーは、Office 2003 で完全な読み取りおよび書き込みアクセスをサポートできません。これは予想された動作であり、仕様です。
  • Office ファイルを開くときに認証情報の入力を要求するメッセージが表示される場合があります。この現象は、フォルダの URI に対する OPTIONS 呼び出しを処理するために Web サーバーが認証を必要としている場合に発生します。通常、匿名ユーザーにフォルダに対する参照のアクセス許可を与えるようにサーバー構成を変更すると、この問題を回避できます。サーバーで認証が要求される場合、認証情報の入力を要求するメッセージが表示されることは正常な動作です。
  • ドキュメントを開くときに、クライアント証明書を選択するか、信頼済みのサーバー証明書を選択するかを求められます。この現象は、この証明書情報が同じナビゲーションで既に Internet Explorer に提示されている場合でも発生する可能性があります。Office は、独自のプロセス空間を求める要求をサーバーに対して行うため、そのたびに新しいセッションが作成されます。この新しいセッションにより、OPTIONS 呼び出しを正常に完了するために追加のセキュリティ警告や追加のダイアログ ボックスが生成される場合があります。
  • ドキュメントを収集するために使用される Cookie 情報が OPTIONS 要求で使用されません。サーバーが、この Cookie 情報なしでフォルダ URL への直接呼び出しを行うことを許可していない場合、OPTIONS 呼び出しは失敗する可能性があります。この問題が発生すると、ユーザーに認証情報の入力を要求するメッセージが繰り返し表示されますが、ユーザーは認証情報を提供できない場合があります。これができない理由は、認証が見つからないためではなく、Web サーバーのセッション Cookie が見つからないためです。この問題は、認証情報ではなく Cookie 情報に依存する Web サーバー仕様、または Cookie 情報と認証情報の両方に依存する Web サーバー仕様の場合に限って発生します。
  • イントラネット環境で、レイヤ 5 フィルタ処理機能を搭載した Cisco Content Server Switch (CSS) ロード バランサを使用するネットワーク構成には、既知の問題があります。CSS ソフトウェアは、HTTP 1.1 OPTIONS コマンドを正しく処理できません。CSS ソフトウェアは、Web サーバーに呼び出しを転送できません。また、CSS ソフトウェアは、エラーを示す応答をクライアントに返さずに TCP 接続を閉じます。

    TCP パケットに対してサーバーから確認応答が返されないため、クライアントはサーバーがメッセージを受信していないと認識します。そのため、クライアントはメッセージを再送信します。Office は TCP 接続が最終的にタイムアウトするまで、このメッセージ送信と応答の待機を続けます。これにより、Office ファイルを開いたときにクライアントが応答を停止する場合があります。Office アプリケーションはサーバーからの応答を待ちますが、CSS ロード バランサが TCP パケットを廃棄するため、サーバーからの応答は受信されません。

    Cisco ではこの問題を確認しており、問題を解決するための更新プログラムを開発中です。更新プログラムを使用せずにこの問題を回避するには、CSS フィルタ処理をレベル 3 ルールまたはレベル 4 ルールに下げます。また、開かれる URL を変更して、コンテンツを保持する Web サーバーを直接指定することで、ロード バランサを回避することもできます。
Office Protocol Discovery によって得られる利点は、現時点で知られている欠点を補ってなお余りあるほどで、問題の数は今後少なくなると考えています。引き続き、最後の 2 つの問題に取り組み、既存のネットワーク設計を調整できない場合にも使用できるソリューションを用意する予定です。長期的に見て、Office Protocol Discovery を使用するという選択が、Web 共同作業を実現する戦略として適切であると考えています。

UNC リダイレクタ ファイルの HTTP 変換について

Windows XP Professional を実行するクライアントは、Web クライアント サービスを使用して DAV Web フォルダに接続するネットワーク プレースを作成できます。Web クライアント サービスは、WebDAV ミニリダイレクタとも呼ばれます。この Web クライアント サービスにより、DAV 対応のフォルダを UNC 共有として表示できます。

通常、アプリケーションは UNC パスに保存されるため、アプリケーションでファイルを開くことや、ファイルの編集、およびファイルの保存ができます。ただし、ドキュメント共同作業では、Web クライアント サービスで提供されるよりも多くの機能が必要です。そのため、Office 2003 には、ファイルが Web クライアント サービスによって開かれているかどうかを確認するためのコードが追加されています。ファイルが Web クライアント サービスによって開かれている場合、Office 2003 は、そのパスを完全な URL に割り当て直し、サーバーの種類に適したプロトコルを使用してファイルを別に開きます。これにより、Office 2003 アプリケーションでは、ファイルが Office 内の URL から直接開かれているかのように、完全なドキュメント共同作業機能を実行できます。Office Protocol Discovery など、前に説明した内容は、Web クライアント対応の UNC 共有から開かれているドキュメントに適用されます。

ハイパーリンクのゾーンのセキュリティとセキュリティの確認メッセージについて

Office 2003 では、Office ドキュメント内のリンクからインターネットへのハイパーリンクに、強化されたセキュリティが使用されます。たとえば、セキュリティ資格情報の送信時には、制限の厳しいセキュリティ ゾーン ポリシーが適用され、Internet Explorer で、サーバーに資格情報を渡すことを許可または拒否できます。許可または拒否は、ユーザーに設定されているゾーン設定に基づいて判断されます。

また、Office 2003 では、ユーザーがナビゲーションの制御を行う場合、WININET に適切なウィンドウ ハンドルがあることが保証されます。つまり、アクションを実行するために確認が必要であれば、WININET がユーザーに対してセキュリティの確認を表示できます。これにより、Office 内での Web セキュリティが強化されます。ただし、セキュリティ ゾーンの制限が厳しくなると、以前のバージョンの Office では表示されなかった警告が表示される可能性があります。これらの警告は、ハイパーリンクのナビゲーション中に表示されます。

また、Office 2003 では、以下の場合に警告メッセージが追加されます。
  • ユーザーが Office ドキュメント内のハイパーリンクをクリックした場合
  • ドキュメントに、ナビゲーションを実行できる URL リソースに基づくコンテンツが含まれている場合
警告メッセージが表示されることにより、ユーザーがその Web サイトにアクセスする意志があるのかどうか、また、そのサイトを信頼しているかどうかを確認できます。この確認の動作は、レジストリ設定を利用して制御できます。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
829072 [OFF2003] Office 2003 でハイパーリンク警告メッセージを無効にする方法

関連情報

OPTIONS コマンドおよび HTTP 1.1 プロトコルの関連情報については、次の Internet Engineering Task Force Web サイトの HTTP Working Group Request for Comments (RFC) 標準 #2616 を参照してください。
http://www.ietf.org/rfc/rfc2616.txt
以前のバージョンの Office でのハイパーリンクの問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
297891 [OFFXP] プログラム間でハイパーリンクを設定するとパフォーマンスが低下しメモリが不足する
810360 [BUG] Word 2000 および Excel 2000 で、同じセッション内でハイパーリンクのリンク先に移動するときに Cookie 情報が維持されない
225234 OFF2000: ブラウザで Office ドキュメントを開くと、パスワードの入力を求められる
314400 [OFF2000] Office ドキュメントのハイパーリンクをクリックすると、必要でないパスワードの入力を求めるメッセージが表示される
218153 [OFF2000] エラー: インターネット サーバーまたはプロキシ サーバーが見つかりません
280680 [OFF2000]Office ドキュメントへのハイパーリンクが動作しない

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 838028 (最終更新日 2004-07-02) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 838028 - 最終更新日: 2005年9月2日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Office Excel 2003
  • Microsoft Office PowerPoint 2003
  • Microsoft Office Word 2003
キーワード:?
kbinfo kbofficeauto KB838028
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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