Windows XP Service Pack 2 および Windows XP Tablet PC Edition 2005 における COM+ 関連の修正一覧

文書翻訳 文書翻訳
文書番号: 838211 - 対象製品
すべて展開する | すべて折りたたむ

目次

はじめに

この資料では、Microsoft Windows XP Service Pack 2 (SP2) および Windows XP Tablet PC Edition 2005 で修正される COM+ 関連の問題および更新プログラムの一覧を掲載します。

詳細

Microsoft Windows XP Service Pack 2 (SP2) で修正される COM+ 関連の問題、および更新プログラムは、次のとおりです。

1 つのコンポーネントがローカル システム アカウントで実行され、もう一方のコンポーネントはネットワーク サービス アカウントで実行されるように RPCSS を変更する更新プログラム

この更新プログラムにより、RPCSS (Remote Procedure Call Server Service) サービスに変更が加えられ、1 つのコンポーネントはローカル システム アカウントで実行され、もう一方のコンポーネントはネットワーク サービス アカウントで実行されるようになります。

DCOM のアクセス許可の制御を変更する更新プログラム

この更新プログラムにより、呼び出し元がローカルかリモートかによって、コンポーネント オブジェクト モデル (COM) アプリケーションに異なるアクセス許可を設定できるようになります。呼び出し元がローカルの場合、COM メッセージは LRPC (Lightweight Remote Procedure Call) を使用して送信されます。呼び出し元がリモートの場合は、COM メッセージは TCP などのリモート RPC プロトコルを使用して送信されます。たとえば、全ユーザーからのローカル呼び出しと、管理者からのリモート呼び出しのみを受け付けるように COM サーバーを構成できます。

ローカルのアクセス制御エントリ (ACE) とリモート アクセスの ACE の両方を DCOM に追加する更新プログラム

この更新プログラムでは、すべての DCOM サーバーでコンピュータ全体に対する制限を行えるようにするために、アクセス制御リスト (ACL) が 2 つ追加されます。この更新プログラムにより、コンピュータ上のすべての DCOM サーバーのアクセス範囲を構成できるようになります。また、この更新プログラムでは、認証されていない呼び出し元を許可しないように RPCSS のアクセスが制限されます。これらの制限によって、デフォルトの設定およびそれを上書きするように構成されたあらゆる設定を制限する、コンピュータ全体に対するポリシーが作成されます。この更新は、アクセス許可と起動許可に適用されます。

ローカルの RPC 用のインターフェイス登録 API を DCOM に追加する更新プログラム

この更新プログラムにより、呼び出し元の登録に、新しい RPC API を使用するように DCOM が構成されます。この新しい API では、インターフェイスの呼び出し元が DCOM サーバーと同じコンピュータ上にある必要があります。DCOM では、OLE32 と RPCSS 間の通信に使用するプライベート ローカル インターフェイスにこの API を使用できます。ローカルの呼び出し元のみが DCOM サーバーにアクセスできるように制限されている場合、DCOM ではこの API を使用して COM インターフェイスを登録できます。この更新プログラムでは、DCOM は認証に影響する RPC 全体のポリシー設定の制約を受けず、サーバーに対して構成された設定に従います (コンピュータ全体が制限を受けます)。

分散トランザクション コーディネータにおける着信ネットワーク トランザクションの制限

Windows XP のオリジナル リリースまたは Windows XP Service Pack 1 (SP1) では、ネットワーク トランザクションが有効な場合、他のコンピュータによって開始されたトランザクションとローカル コンピュータによって開始されたトランザクションの両方が許可されます。しかし、Windows XP は通常クライアント用のオペレーティング システムとして利用されます。Windows XP がクライアントとして実行されている場合は、着信トランザクションを受け付ける必要はありません。ネットワーク アクセスを次の 2 種類に分類するオプションが新しく追加されます。
  • 発信トランザクションのみ
  • 発信と着信の両方のトランザクション
この更新プログラムにより、着信トランザクションはブロックして、発信トランザクションは許可することができます。

グループ ポリシーで DCOM 設定を構成できるようにする更新プログラム

この更新プログラムにより、Windows XP SP2 ベースのコンピュータで、ネットワーク管理者がグループ ポリシーを使用して DCOM の設定を構成できるようになります。

Windows XP に IRpcOptions::Query COMBND_SERVER_LOCALITY プロパティを追加する更新プログラム

この更新プログラムにより、WMI (Windows Management Instrumentation) メソッドの IRpcOptions::Query に COMBND_SERVER_LOCALITY オプションが追加されます。WMI ではこのオプションを使用して、WMI 接続がローカルかリモートかを判断します。

Windows XP Embedded に 16 ビット OLE のサポートを追加する更新プログラム

この更新プログラムにより、Windows XP Embedded に 16 ビット OLE DLL のサポートが追加されます。

Microsoft Windows Media Player の登録でエラーが発生すると、ページ ヒープが破損することがある

Windows Media Player の登録でエラーが発生すると、Windows Media Player をシャットダウンするときに、ページ ヒープが破損することがあります。

マイクロソフト セキュリティ情報 MS03-026 の更新プログラムのインストール後、コンピュータが突然再起動される

セキュリティ テンプレートを構成して CrashOnAuditFailure レジストリ値を有効にした場合、マイクロソフト セキュリティ情報 MS03-026 に記載されている更新プログラムをインストールすると、コンピュータが突然再起動されます。

スレッド モデルの不一致エラーが発生する

マルチスレッドで、proxy/stub コードを使用する COM+ サーバー プログラムを作成すると、誤った情報を含む COM+ カタログが構成されます。この場合、誤った情報がカタログ データベースの [savedThreadinModel] 列に保存されるため、スレッド モデルの不一致エラーが発生します。

Windows XP SP2 をインストールすると、McAfee VirusScan ASaP の更新処理が行われない

プレリリース版の Windows XP SP2 をインストールすると、McAfee VirusScan ASaP のウイルス定義が更新されません。ウイルス定義を更新しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。
Cab Installer Objectを作成できませんでした。
エージェントサービスが正常に実行できない可能性があります。



この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示または黙示にかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 838211 (最終更新日 2004-11-10) を基に作成したものです。

プロパティ

文書番号: 838211 - 最終更新日: 2005年9月20日 - リビジョン: 2.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Professional Service Pack 2 (SP2)
  • Microsoft Windows XP Home Edition Service Pack 2 (SP2)
  • Microsoft Windows XP Media Center Edition Service Pack 2 (SP2)
  • Microsoft Windows XP Tablet PC Edition 2005
キーワード:?
kbtshoot kbfix kbbug KB838211
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

フィードバック

 

Contact us for more help

Contact us for more help
Connect with Answer Desk for expert help.
Get more support from smallbusiness.support.microsoft.com