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文書番号: 840169 - 最終更新日: 2007年2月13日 - リビジョン: 3.3

フルファイル版の更新プログラムで Office のインストール元ファイルを要求される

目次

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概要

Microsoft Office 用のフルファイル版の Service Pack、修正プログラム、または更新プログラムをインストールするときに、最初に Office プログラムをインストールする際に使用したインストール元ファイルを提供するよう求めるメッセージが表示されることがあります。この問題が発生した場合は、インストール元ファイルを提供するか、Microsoft Windows インストーラによってインストール元ファイルが要求される原因となっている Office ファイルの更新日時を変更します。

現象

Microsoft Office 2000、Microsoft Office XP、または Microsoft Office 2003 用のフルファイル版の Service Pack、更新プログラム、または修正プログラムをインストールするときに、プログラムのインストール元の CD-ROM または管理用インストール ポイント (AIP) のパスを指定するよう求めるメッセージが表示されることがあります。これは、更新プログラムに含まれていない Office ファイルをクライアント コンピュータ上で置き換えることができるようにするための動作です。

通常の更新プログラムのインストールでは、ファイルが変更されていると判断されると、次のメッセージを含むダイアログ ボックスが表示されることがあります。
選択した機能は CD-ROM、または現在使用できない他のリムーバブル ディスクにあります。
インストール元ファイルを要求するこのメッセージは、更新中のコンピュータに現在有効なインストール元ファイルがないことを示します。

: Office 2003 の場合、ローカル インストール ソース (LIS) が利用できるときは、Office 2003 に必要なすべてのファイルが圧縮されて、LIS に格納されているため、インストール元ファイルを要求するメッセージは表示されません。

ローカル インストール ソースの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
825933? (http://support.microsoft.com/kb/825933/ ) [OFF2003] ローカル インストール ソース (Msocache)

原因

クライアント コンピュータにインストールされているオリジナルの Office ファイルが何らかの形で変更される原因はいくつか考えられます。更新処理中、Windows インストーラは既存の Office ファイルが変更されていないかどうかを確認します。既存のファイルの確認には、以下の基準が使用されます。
  • ファイルのバージョン
  • ファイルの更新日時とサイズ
  • 巡回冗長検査 (CRC)
  • ファイルにバージョン情報がない場合はファイルのハッシュ
  • ファイルの言語
上記の基準のいずれかで、現在の Office Windows インストーラ データベースに格納されている情報に基づく値と実際の値とが一致しないと、Office のインストール元ファイルを要求するメッセージが表示されることがあります。

: 同じコンピュータに Office の複数のバージョンがインストールされている場合の既知の原因については、この資料の「詳細」を参照してください。

Office のインストール元ファイルが利用できない場合、考えられる理由には以下のものがあります。
  • Office のインストール元 CD-ROM がドライブに挿入されていません。
  • Office CD-ROM の SKU (Store Keeping Unit) が、インストールされている製品と一致しません (たとえば、一方が Standard Edition、もう一方が Professional Edition の場合など)。
  • MSI パッケージ ファイルの名前が変更されている可能性があります (たとえば、Pro.msi から Data1.msi に変更された可能性があります)。
  • ネットワーク ファイル共有 (AIP) の場所が変更された可能性があります。

回避策

この問題を回避するには、次のいずれかの方法を使用します。

方法 1 : Office のインストール元ファイルを提供する

Office プログラムに更新プログラムを適用するときは、すべての Office ファイルを揃えるために、Microsoft Office を最初にインストールしたときに使用した Office のインストール元ファイル (CD-ROM または管理者インストール ポイント) を提供する必要があります。

: Microsoft Office 2000 の場合、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) に記載されている更新プログラムを適用することにより、Office の更新中にインストール元ファイルが必要になる回数が少なくなります。
835220? (http://support.microsoft.com/kb/835220/ ) Office 2000 アップデート (2004 年 2 月 10 日)

方法 2 : 特定の Office ファイルの更新日時を手動で変更する

Windows インストーラ プログラムによって変更が検出されたファイルの更新日時を手動で変更できる場合があります。ファイルの更新日時を変更すると、Windows インストーラ プログラムによってファイルが "ユーザー データ" と見なされます。ユーザー データと見なされたファイルについては、Office のインストール元ファイルが要求されることはありません。

通常の Office プログラムの使用時に "ユーザー データ" と見なされることのある共有ファイルの一部を以下に示します。
  • Access9.mdb
  • Ctryinfo.txt
  • Excel9.xls
  • Outlook.hol
  • Pwrpnt9.pot
  • Pwrpnt10.pot
  • XL8Galry.xls
  • Winword8.doc
  • Readme.txt
Windows インストーラによって変更が検出された Office ファイルを特定するには、更新プログラムのインストールの詳細ログを確認する必要があります。

Office プログラムの更新処理を開始する前に詳細ログの出力を有効にするには、次の 2 つの方法があります。
  • レジストリ エディタを使用して、以下の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
    2. [名前] ボックスに、regedit と入力し、[OK] をクリックします。
    3. レジストリ エディタで、次のキーを見つけてクリックします。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\Installer
    4. [Installer] が選択されている状態で、[編集] メニューの [新規] をポイントし、[文字列値] (または [文字列]) をクリックします。
    5. Logging と入力し、Enter キーを押します。
    6. [Logging] が選択されている状態で、[編集] メニューの [修正] (または、[変更]) をクリックします。
    7. [値のデータ] ボックスに voicewarmup と入力し、[OK] をクリックします。
    8. [Installer] が選択されている状態で、[編集] メニューの [新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
    9. Debug と入力し、Enter キーを押します。
    10. [Debug] が選択されている状態で、[編集] メニューの [修正] (または、[変更]) をクリックします。
    11. [値のデータ] ボックスに 7 と入力し、[16 進] をクリックし、[OK] をクリックします。
    12. [ファイル] メニューの [レジストリ エディタの終了] をクリックして、レジストリ エディタを終了します。
  • ローカル コンピュータのグループ ポリシー エディタを使用して、以下の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
    2. [名前] ボックスに gpedit.msc と入力し、[OK] をクリックします。
    3. グループ ポリシー エディタで、[ローカル コンピュータ ポリシー] の下の [コンピュータの構成] を展開します。
    4. [管理用テンプレート] を展開します。
    5. [Windows コンポーネント] を展開します。
    6. [Windows インストーラ] をクリックします。
    7. 右側のウィンドウで [ログの記録] をクリックします。
    8. [操作] メニューの [プロパティ] をクリックします。
    9. [ログの記録のプロパティ] ダイアログ ボックスの [設定] (Windows 2000 の場合は [ポリシー]) タブで、[有効] をクリックします。
    10. [ログの記録] ボックスに voicewarmup と入力し、[OK] をクリックします。
    11. [ファイル] メニューの [終了] をクリックして、グループ ポリシー エディタを閉じます。
詳細ログを有効にした後、Office の更新プログラムをインストールすると、変更されていた Office ファイルを示すログ ファイルが作成されることがあります。

Windows インストーラ プログラムによって変更が検出されたファイルを特定し、そのファイルの更新日時を変更するには、次の手順を実行します。
  1. ユーザーの Temp フォルダにある、Office の更新時の詳細ログを見つけます。ユーザーの Temp フォルダを開くには、以下の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
    2. [名前] ボックスに %temp% と入力し、[OK] をクリックします。
    通常、ユーザーの Temp フォルダは次の場所にあります。
    C:\Documents and Settings\username\Local Settings\Temp
    Office の更新時の詳細ログを記録するファイルには、Msi#####.log のような名前が付けられます。# (番号記号) は、任意の英数字を表します。たとえば、次のようなファイル名が付けられます。
    Msi7b3d5.log
    : ブートストラッピング アプリケーション ユーティリティ OHotfix.exe が更新に使用される場合、ログ ファイルは次のフォルダに格納されます。
    C:\Documents and Settings\username\Local Settings\Temp\Ohotfix
    更新処理のログは、一対のファイルに記録されます。この 2 つのファイルには、それぞれ OHotfix(00001).log、OHotfix(00001)_Msi.log という形式の名前が付けられます。

    OHotfix.exe ユーティリティの詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    http://office.microsoft.com/ja-jp/assistance/HA011364081033.aspx (http://office.microsoft.com/ja-jp/assistance/HA011364081033.aspx)
  2. フォルダには多くのログ ファイルが存在する場合があるため、最後の更新時に作成されたログ ファイルかどうかを、ファイルのタイムスタンプで確認します。ログ ファイルのタイムスタンプを確認するには、ログ ファイルを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. ログ ファイルをダブルクリックして、デフォルトのテキスト エディタ (メモ帳など) で開きます。
  4. [編集] メニューの [検索] をクリックします。
  5. [検索する文字列] ボックスに Resolving source と入力し、[次を検索] をクリックします。
  6. "Resolving source" という単語のすぐ上の行に、Windows インストーラ プログラムによって変更が検出された Office ファイルが示されています。

    : 次の例は、Readme.txt ファイルが変更されていたことを示しています。この場合、Windows インストーラ プログラムによって Office のインストール元ファイルを要求するメッセージが表示されます。
    MSI (s) (B0:2C): File: C:\Program Files\Common Files\Microsoft
    Shared\Snapshot Viewer\README.TXT;  Overwrite;  No patch;
    Existing file is unversioned and unmodified - hash doesn't
    match source file
    MSI (s) (B0:2C): Resolving source.
  7. ログ ファイルに示されているファイルの更新日時を変更するには、次の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[検索] をクリックします。
    2. [ファイルとフォルダすべて] をクリックします。
    3. [ファイル名のすべてまたは一部] ボックスに、ログ ファイルに示されているファイルのファイル名を入力します。
    4. [探す場所] ボックスの一覧で [ローカル ハード ドライブ] をクリックします。
    5. [検索] をクリックします。
    6. 見つかったファイルをダブルクリックします。
    7. ファイルを開いた後、何も変更を加えずにファイルを閉じます。
    8. 手順 7a. 〜 7g. を繰り返して、見つかったすべてのファイルの更新日時を変更します。
各ファイルの更新日時を変更すると、Windows インストーラ プログラムによって各ファイルがユーザー データと見なされるため、Office のインストール元ファイルを要求するメッセージは表示されません。

詳細

また、マイクロソフトは、コンピュータに複数のバージョンの Office がインストールされている場合、最後にインストールされた Office プログラムのバージョンによっては、Excel9.xls または Xl8galry.xls などの一部の共有ファイルが古いファイルによって上書きされることを確認しています。

たとえば、Office 2000 と Office XP の両方がインストールされている場合、Excel 2000 の修復を実行すると、古い Excel9.xls ファイルが C:\Windir\Shellnew フォルダにコピーされることがあります。その後、Office XP プログラムの更新プログラムをインストールするとき、この古い、バージョン情報のない Office 2000 ファイルのハッシュが Office XP のインストール元の Excel9.xls ファイルの正しいファイル ハッシュと一致しないと判断されます。

関連情報

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
297168? (http://support.microsoft.com/kb/297168/ ) インストールされている Windows インストーラ パッケージのインストール元ファイルの一覧をプログラムで更新する方法
828451? (http://support.microsoft.com/kb/828451/ ) [OFFXP] Service Pack、更新、およびセキュリティ修正プログラムで Office XP CD-ROM が必要な理由
828450? (http://support.microsoft.com/kb/828450/ ) Service Pack、更新プログラムおよびセキュリティ更新プログラムのインストールに Office 2000 CD-ROM が必要な理由
330043? (http://support.microsoft.com/kb/330043/ ) ダウンロード センターから入手可能なホワイト ペーパー『Microsoft Office XP Update Deployment』
830168? (http://support.microsoft.com/kb/830168/ ) [OFF2003] Office 2003 でのローカル インストール ソース機能についてよく寄せられる質問 (FAQ)
ファイルのバージョン情報の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/aa368599.aspx (http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/aa368599.aspx)

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Office XP, All Editions
  • Microsoft Office Access 2003
  • Microsoft Access 2002 Standard Edition
  • Microsoft Access 2000 Standard Edition
  • Microsoft Excel 2002 Standard Edition
  • Microsoft Excel 2000 Standard Edition
  • Microsoft FrontPage 2002 Standard Edition
  • Microsoft FrontPage 2000 Standard Edition
  • Microsoft Outlook 2002 Standard Edition
  • Microsoft Outlook 2000 Standard Edition
  • Microsoft Office PowerPoint 2003
  • Microsoft PowerPoint 2002 Standard Edition
  • Microsoft PowerPoint 2000 Standard Edition
  • Microsoft Office Publisher 2003
  • Microsoft Publisher 2002 Standard Edition
  • Microsoft Publisher 2000 Standard Edition
  • Microsoft Word 2002
  • Microsoft Word 2000
  • Microsoft Office Professional Edition 2003
  • Microsoft Office Basic Edition 2003
  • Microsoft Office Small Business Edition 2003
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