Reporting Services を実行しているコンピュータから別のコンピュータに Reporting Services データベースを移動する方法

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文書番号: 842425
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はじめに

この資料では、Microsoft SQL Server Reporting Services を実行しているコンピュータから別のコンピュータに Reporting Services データベースを移動する方法について説明します。この資料では、SQL Server 2000 の Reporting Services 環境および SQL Server 2005 の Reporting Services 環境について説明します。

SQL Server 2000 Reporting Services を、新しい SQL Server 2005 Reporting Services インスタンスに移行する場合は、次の MSDN (Microsoft Developer Network) Web サイトを参照してください。
http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/ms143724(SQL.90).aspx

詳細

さまざまな理由で、あるコンピュータから別のコンピュータに Reporting Services データベースを移動することが必要になる場合があります。たとえば、アプリケーションの開発環境に使用されているコンピュータ上で、Reporting Services を使用してレポートを作成する場合です。これらのレポートを、運用環境で使用されているコンピュータに移動する場合は、Reporting Services データベースと共に Reporting Services Windows サービスおよび Reporting Services Web サービスを移動する必要があります。Reporting Services データベースと Reporting Services サービスを、あるコンピュータから別のコンピュータに移動する場合は、レポートを再度配置する必要はありません。

SQL Server 2000 Reporting Services

SQL Server 2000 Reporting Services のデータベースを別のコンピュータに移動し、そのデータベースが Reporting Services で参照されるようにするには、以下の手順を実行します。
  1. 移動元のコンピュータで、Reporting Services のデータベースおよび Reporting Services の一時データベースをバックアップします。

    : デフォルトでは、Reporting Services データベースの名前は ReportServer であり、Reporting Services 一時データベースの名前は ReportServerTempDB です。
  2. 手順 1. でバックアップしたデータベースを、移動先コンピュータ上の SQL Server の該当するインスタンスに復元します。
  3. 手順 2. で復元したデータベースが Reporting Services で参照されるようにするため、レポート サーバーとして構成されているコンピュータのコマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

    RSConfig -c -s Server name -d Reporting Services database name -a Sql|Windows -u User name -p User password

    : Rsconfig.exe コマンド ライン ユーティリティの詳細情報を参照するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

    RSConfig /?
Reporting Services のデータベースと Reporting Services Windows サービス、および Reporting Services Web サービスを、特定のコンピュータから別のコンピュータに移動するには、移動元コンピュータの暗号化キーを最初にバックアップする必要があります。その後、Reporting Services のデータベースを移動元コンピュータから移動先コンピュータに移動してから、移動先コンピュータで暗号化キーを復元します。これを行うには、以下の手順を実行します。
  1. 移動元コンピュータで、Rskeymgmt.exe コマンド ライン ユーティリティを使用して、対称暗号化キーをバックアップします。これを行うには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

    RSKeyMgmt.exe -e -f Path of file name -p Strong password

    : Rskeymgmt.exe コマンド ライン ユーティリティの詳細については、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

    RSKeyMgmt /?
  2. 移動先コンピュータで、以下の手順を実行します。
    1. Reporting Services をインストールします。
    2. レポート サーバー Windows サービスを停止します。
    3. Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) を停止します。
  3. Reporting Services のデータベースと Reporting Services の一時データベースを、移動元コンピュータから移動先コンピュータ上の SQL Server の該当するインスタンスに移動します。

    : デフォルトでは、Reporting Services データベースの名前は ReportServer であり、Reporting Services 一時データベースの名前は ReportServerTempDB です。

    SQL Server を実行しているコンピュータ間でデータベースを移動する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    314546 SQL Server を実行しているコンピュータ間でデータベースを移動する方法
  4. 移動先コンピュータで、以下の手順を実行します。
    1. レポート サーバー Windows サービスを開始します。
    2. IIS を開始します。
    3. Rsconfig.exe コマンド ライン ユーティリティを使用して、手順 3. で移動先コンピュータに移動した Reporting Services のデータベースを使用するようにレポート サーバーのインスタンスを構成します。これを行うには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

      RSConfig -c -s Server name -d Reporting Services database name -a Sql|Windows -u User name -p User password

      : Rsconfig.exe コマンド ライン ユーティリティの詳細情報を参照するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行してください。

      RSConfig /?
    4. Rskeymgmt.exe コマンド ライン ユーティリティを使用して、手順 1. でバックアップした対称暗号化キーを適用します。これを行うには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

      : Path of file name にはファイル名を、Strong password には手順 1. で使用したパスワードを指定します。

      RSKeyMgmt -a -f Path of file name -p Strong password
: この資料の解決方法では、Standard エディションのレポート サーバーを復元する場合に発生する問題は考慮していません。この問題は、手順を実行した後も古いインスタンスの行が引き続きデータベースに残るというものです。移動元コンピュータと移動先コンピュータが 1 つの Web ファームに組み込まれたと見なされるため、Standard エディションは開始されません。

この問題を解決するには、バックアップ キーを適用する前に Delete from keys where client > -1 を手動で実行します。Standard エディションに対してのみ Delete from keys where client > -1 を手動で実行してください。Web ファームがある場合は、引き続き動作している可能性がある Web ファームの他のノードをすべて無効にする必要があります。

SQL Server 2005 Reporting Services

: ここでは、移動する SQL Server 2005 Reporting Services データベースの名前は ReportServer であるものとしています。

SQL Server 2005 Reporting Services のデータベースを別のコンピュータに移動し、Reporting Services サービスでそのデータベースが参照されるようにするには、以下の手順を実行します。
移動元サーバーでの操作
  1. SQL Server Management Studio を起動し、SQL Server 2005 のインスタンスに接続します。
  2. ReportServer データベース、ReportServerTempDB データベース、およびレポートによってアクセスされる残りのデータベースをバックアップします。

    データベースをバックアップおよび復元する方法の詳細については、次の MSDN Web サイトを参照してください。
    http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/ms143724(SQL.90).aspx
  3. Reporting Services 構成マネージャを使用して、暗号化キーをバックアップします。

    暗号化キーのバックアップ方法の詳細については、次の MSDN Web サイトを参照してください。
    http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/ms157275.aspx
  4. バックアップ データベース ファイルとバックアップ暗号化キー ファイルを移動先サーバーにコピーします。
移動先サーバーでの操作
  1. コマンド プロンプトで iisreset /stop コマンドを実行して、インターネット インフォメーション サービス (IIS) のサービスを停止します。

    IIS の開始と停止を行う方法の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    http://www.microsoft.com/technet/prodtechnol/WindowsServer2003/Library/IIS/95826e7a-bac4-4e1f-bcb6-c52d49c9d7f4.mspx?mfr=true
  2. Reporting Services 構成マネージャを開き、SQL Server 2005 Reporting Services のインスタンスに接続します。
  3. Reporting Services Windows サービスを停止するには、[サーバーの状態] をクリックし、[レポート サーバーの状態] ページの [停止] をクリックします。[停止] が利用できない場合は、サービスは既に停止しています。
  4. SQL Server Management Studio を開き、SQL Server 2005 のインスタンスに接続します。
  5. ReportServer データベースと ReportServerTempDB データベースが存在する場合はバックアップします。
  6. ReportServer データベースと ReportServerTempDB データベースが存在する場合はデタッチします。
  7. 移動元サーバーからのバックアップ データベースを復元します。
  8. Reporting Services 構成マネージャで、以下のページの設定が移動元サーバーの設定と同じであることを確認します。
    • [レポート サーバー仮想ディレクトリ] の設定
    • [レポート マネージャ仮想ディレクトリ] の設定
    • [Windows サービス ID] のサービス アカウント設定の種類
    • [Web サービス ID] の [レポート サーバー] 設定と [レポート マネージャ] 設定
  9. Reporting Services Windows サービスを開始するには、Reporting Services 構成マネージャの [サーバーの状態] をクリックし、[レポート サーバーの状態] の [開始] をクリックします。
  10. コマンド プロンプトで iisreset /start コマンドを実行して、IIS のサービスを開始します。
  11. 移動元サーバーから暗号化キーを削除します。SQL Server 2005 Enterprise Edition に含まれている SQL Server 2005 Reporting Services を使用する場合は、Reporting Services 構成マネージャで直接この操作を実行できます。それ以外の場合、これを行うには rskeymgmt ユーティリティを使用する必要があります。

    SQL Server 2005 Enterprise Edition 環境

    1. Reporting Services 構成マネージャで、[初期化] をクリックします。
    2. SQL Server 2005 の他のインスタンスから暗号化キーを削除します。移動先サーバーと同じサーバー名を持つキーだけを保持します。
    3. Reporting Services 構成マネージャで、[暗号化キー] をクリックし、次に [暗号化キー] ページの [復元] をクリックします。
    4. [暗号化キーの情報] ダイアログ ボックスで、移動元サーバーから暗号化キーをバックアップするために使用するパスワードを入力し、移動元サーバーからバックアップ暗号化キーを見つけて、[OK] をクリックします。

    その他のバージョンの SQL Server 2005 環境

    : この方法は、SQL Server 2005 Enterprise Edition 環境でも使用できます。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。cmd と入力し、[OK] をクリックして、コマンド プロンプトを開きます。
    2. 存在する暗号化キーを調べます。移動先サーバーにインストールされている SQL Server 2005 のインスタンスの種類に基づいて、コマンド プロンプト ウィンドウで以下のように入力します。

      既定のインスタンス
      rskeymgmt -l と入力し、Enter キーを押します。

      名前付きインスタンス
      rskeymgmt -l -i InstName と入力し、Enter キーを押します。

      2 つの暗号化キーが表示されます。1 つは移動元サーバーからのもので、もう 1 つは移動先サーバーからのものです。表示される暗号化キーの形式は次のとおりです。

      ComputerName\InstNameEncryptionKeyID

      : ComputerName には、移動先サーバーの名前が入ります。InstName には、移動先サーバーにインストールされている SQL Server 2005 のインスタンスの名前が入ります。EncryptionKeyID には、暗号化キーの ID が入ります。
    3. 移動元サーバーの暗号化キーを削除します。コンピュータにインストールされている SQL Server 2005 のインスタンスの種類に基づいて、コマンド プロンプト ウィンドウで以下のように入力します。

      既定のインスタンス
      rskeymgmt -r SourceEncryptionKeyID と入力し、Enter キーを押します。

      名前付きインスタンス
      rskeymgmt -i InstName -r SourceEncryptionKeyID と入力して、Enter キーを押します。

      : SourceEncryptionKeyID には、手順 2. で取得した移動元サーバーからの暗号化キーの ID が入ります。
    4. 手順 2. を再度実行します。これで、移動先サーバーの暗号化キーだけが存在することになります。
  12. 移動元サーバーからバックアップ暗号化キーを復元します。これを行うには、以下の手順を実行します。
    1. Reporting Services 構成マネージャで、[暗号化キー] をクリックし、次に [暗号化キー] ページの [復元] をクリックします。
    2. [暗号化キーの情報] ダイアログ ボックスで、移動元サーバーから暗号化キーをバックアップするために使用するパスワードを入力し、移動元サーバーからバックアップ暗号化キーを見つけて、[OK] をクリックします。
  13. ASP.NET のサービス アカウントと同じユーザー アカウントが Rsreportserver.config ファイルに設定されていることを確認します。これを行うには、以下の手順を実行します。
    1. Reporting Services 構成マネージャで、[Web サービス ID] をクリックします。[ASP.NET サービス アカウント] の情報に注意してください。
    2. SQLInstall:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.X\Reporting Services\ReportServer フォルダを開きます。Rsreportserver.config ファイルを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

      : SQLInstall には、SQL Server 2005 がインストールされているドライブが入ります。MSSQL.X には、移動先サーバーで実行されている SQL Server 2005 Report Services インスタンスのインスタンス ID が入ります。インスタンス ID を取得するには、Reporting Services 構成マネージャで [サーバーの状態] をクリックし、[インスタンス ID] の情報を確認します。
    3. [Rsreportserver.config のプロパティ] ダイアログ ボックスで、[セキュリティ] タブをクリックします。
    4. ASP.NET サービス アカウントが表示されていない場合は、追加します。ASP.NET サービス アカウントに [読み取り] と [読み取りと実行] のアクセス許可があることを確認します。
    5. [OK] をクリックして、[Rsreportserver.config のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
  14. Web ブラウザを開き、移動先サーバーでレポートを表示します。
移動先サーバー上のレポートを表示すると問題が発生する場合は、SQL Server Management Studio で、レポートのコンポーネントのセキュリティ設定を確認する必要があります。Web ページ上のエラー メッセージに、問題が存在する場所が表示されます。

関連情報

Reporting Services のデータベースを管理する方法の関連情報については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/rsadmin/htm/arp_dbadmin_v1_4915.asp
SQL Server を実行しているコンピュータ間でデータベースを移動した場合にアクセス許可の問題を解決する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
240872 [HOWTO] SQL Server を実行しているサーバー間でデータベースを移動するときに、権限の問題を解決する方法

プロパティ

文書番号: 842425 - 最終更新日: 2011年2月15日 - リビジョン: 4.1
キーワード:?
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