Windows Server 2003 Service Pack 1 のリリース ノート

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文書番号: 889101 - 対象製品
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目次

はじめに

この資料には Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) のリリース ノートが記載されています。

詳細

この資料に記載されているリリース ノートには、SP1 が組み込まれた Microsoft Windows Server 2003 製品のインストール CD では取り上げられていない最新の情報が含まれています。また、この資料では、Windows Server 2003 に関する重要な情報を記載した「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料の一覧も掲載しています。

Windows Server 2003 SP1 のダウンロードおよびインストールを行う前に、この資料のインストール対象のシステム構成に関連したトピックを参照してください。 Windows Server 2003 SP1 で解決された問題の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
824721 Windows Server 2003 Service Pack 1 更新一覧
Windows Server 2003 SP1 に含まれている Windows サポート ツールの更新内容の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
892777 Windows Server 2003 Service Pack 1 のサポート ツール
Windows Server 2003 の最新の Service Pack を入手する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
889100 Windows Server 2003 の最新の Service Pack を入手する方法
Windows Server 2003 SP1 用の展開ツールの更新版の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
892778 Windows Server 2003 Service Pack 1 用のシステム準備ツールの更新版

セットアップ

Windows Server 2003 Service Pack 1 のインストールに必要なハード ディスク領域

Windows Server 2003 SP1 のインストールに必要なハード ディスク領域の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
892807 Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) のインストールに必要なハード ディスク領域

既知の問題

ファイアウォールまたは VPN を介した TCP/IP トラフィックおよび RPC トラフィックに影響するネットワークの問題
Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) のインストール後、まれに特定のネットワーク構成において、ファイアウォールまたは仮想プライベート ネットワーク (VPN) 製品を介した TCP/IP トラフィックまたはリモート プロシージャ コール (RPC) トラフィックのサーバー間通信に影響する問題が発生することがあります。

この問題はドメイン レプリケーションや他の接続に影響を与える可能性があります。Windows Server 2003 SP1 を展開するときには、ドメイン コントローラ レプリケーションを監視して、ドメイン コントローラがこの問題の影響を受けていないことを確認することをお勧めします。 修正プログラムの入手方法などの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
899148 一部のファイアウォールで Windows Server 2003 Service Pack 1 ベースのコンピュータからのネットワーク トラフィックが拒否されることがある
898060 セキュリティ更新プログラム MS05-019 または Windows Server 2003 Service Pack 1 のインストール後、クライアントとサーバー間のネットワーク接続が機能しないことがある
Service Pack ファイルの展開後、インストール用の UI が表示されない
Windows Server 2003 SP1 のインストール中に、次の問題が発生することがあります。

Windows Server 2003 SP1 のインストールを開始し、Service Pack ファイルの展開が終了した後、インストール用のユーザー インターフェイス (UI) が表示されません。ただし、タスク マネージャには、インストーラ ファイル (Update.exe) と次のファイルが実行されていることが表示されます。
WindowsServer2003-KB889101-SP1-processor-language.exe
: 2 番目のファイルの名前について、processor には、実行中の Windows Server 2003 のバージョンに応じて "x86" または "ia64" のどちらかが入ります。language には言語を表す 3 桁のコードが入ります。たとえば、32 ビット Windows Server 2003 ベースのコンピュータに Windows Server 2003 SP1 をインストールする場合のファイル名の例を次に示します。
WindowsServer2003-KB889101-SP1-x86-enu.exe
この問題は、Service Pack のインストールを完了するためのシステム リソースが不足している場合に発生する可能性があります。この問題を解決するには、次の操作のいずれかまたは両方を実行します。
  • コンピュータ上のハード ディスクの空き領域を確認します。空き領域が 700 MB より小さい場合、ハード ディスク領域の解放が必要です。理想的には、2 GB 程度のハード ディスク領域を解放します。

    : ハード ディスクの空き領域を確認するには、Windows Server 2003 ヘルプとサポート センターの「ディスクの空き領域のサイズを調べるには」を参照してください。
  • ページング ファイルのサイズを 500 MB 以上にします。この操作を行うには、次の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに sysdm.cpl と入力し、[OK] をクリックします。
    2. [ファイル] (または [ファイルの詳細]) タブをクリックします。
    3. [パフォーマンス] の [設定] をクリックします。
    4. [ファイル] (または [ファイルの詳細]) タブをクリックします。
    5. [仮想メモリ] の [変更] をクリックします。
    6. [ドライブ] ボックスの一覧で、サイズを変更するページング ファイルがあるドライブをクリックします。
    7. [選択したドライブのページング ファイル サイズ] の [初期サイズ (MB)] ボックスまたは [最大サイズ (MB)] ボックスに、最低でも 500 MB のページング ファイルのサイズを指定し、[設定] をクリックします。

      : ページング ファイルの最大サイズには、初期サイズ以上のサイズを指定する必要があります。
    8. [OK] を 3 回クリックします。
コンピュータにカスタム HAL が使用されている場合に、誤った HAL が適用されることがある
統合 (スリップストリーム) 製品 CD を使用して、既に Windows Server 2003 がインストールされている x86 ベースのコンピュータに Windows Server 2003 SP1 だけをインストールすると、誤ったハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) がコンピュータに適用されます。この問題は、カスタム HAL を使用する x86 ベースのコンピュータで発生する可能性があります。カスタム HAL には、大規模またはパーティション分割可能な x86 ベースのコンピュータ用のもの、x86 ベースのフォールト トレラント コンピュータ用のものなどがあります。この問題により、Windows Server 2003 SP1 をインストールしコンピュータを再起動した後にコンピュータの誤動作やエラーが発生する可能性があります。

この問題を回避するには、システム ベンダまたは OEM 製造元にカスタム HAL の必要性を確認してください。また、現在使用されている HAL の内部ファイル名のプロパティを調べて、HAL がマイクロソフトと OEM 製造元のどちらから供給されたかを確認します。この操作を行うには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに %windir%\system32 と入力し、[OK] をクリックします。
  2. system32 フォルダで Hal.dll ファイルを見つけて右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [バージョン情報] タブをクリックします。
  4. [詳細] 領域で [項目] ボックスの一覧の [会社名] をクリックします。
  5. [値] ボックスに表示された値を確認します。
    • 表示された会社名が "Microsoft Corporation" であれば、HAL はマイクロソフト提供のものです。この場合は、統合製品 CD を使用して Windows Server 2003 SP1 をインストールしても問題ありません。
    • 会社名にシステム ベンダまたは OEM 製造元の名前が表示された場合、Windows Server 2003 SP1 がコンピュータで正常に動作するには、カスタム HAL が必要な可能性があります。この場合には、システム ベンダまたは OEM 製造元に、システムにカスタム HAL が必要かどうかを確認すると共に、Windows Server 2003 SP1 に対応した対象コンピュータ用の HAL のダウンロード方法を問い合わせてください。また、更新が完了しコンピュータを再起動した後に、機能が失われることやエラーが発生することのないように、HAL ファイルのインストール方法についても確認してください。

システム管理

Windows Server 2003 管理ツール パック

Itanium ベースの Windows Server 2003 のヘルプには、Windows Server 2003 管理ツール パック (Admin Pack) のファイル名は Adminpak.msi と記載されていますが、製品 CD に収録されている実際のファイル名は Wadminpak.msi です。そのため、Windows Server 2003 管理パックをインストールするには、64 ビット製品 CD で Wadminpak.msi ファイルを見つけて実行する必要があります。

Active Directory

メディアからのレプリカのインストール (IFM)

Service Pack 1 (SP1) を適用していない Windows Server 2003 ドメイン コントローラは、バックアップが Windows Server 2003 SP1 ドメイン コントローラから行われる場合には、メディアからのレプリカのインストール (IFM) 方式ではインストールしないでください。
  • IFM を使用して SP1 を適用していない新規の Windows Server 2003 ドメイン コントローラをインストールできるのは、SP1 を適用していない Windows Server 2003 ドメイン コントローラからバックアップが行われた場合です。
  • IFM を使用して新規の Windows Server 2003 SP1 ドメイン コントローラをインストールできるのは、Windows Server 2003 SP1 ドメイン コントローラから、または SP1 を適用していない Windows Server 2003 ドメイン コントローラからバックアップが行われた場合です。
: プラットフォーム間の IFM 昇格はサポートも推奨もしていません。32 ビット ドメイン コントローラのシステム状態のバックアップを使用して 64 ビット ドメイン コントローラの IFM 昇格を行うこと (またはその逆) はサポートしていません。

全般

Multilingual User Interface Pack (MUI) に関する問題

Multilingual User Interface Pack (MUI) を使用している場合は必ず、Windows Server 2003 SP1 の英語版をダウンロードする必要があります。ただし、Windows Server 2003 SP1 には MUI の操作環境に影響を与える更新内容が含まれています。この問題を解決するには、影響を受けるコンポーネント用の MUI がリリースされた後に、この MUI をインストールする必要があります。
  • すべてのバージョンの Windows Server 2003 について、SP1 には Microsoft Windows Media Player 10 とセキュリティの構成ウィザードが含まれています。Windows Server 2003 SP1 のインストール後、これらのコンポーネントは英語版になります。セキュリティの構成ウィザードのユーザー インターフェイスをローカライズするために使用する MUI を見つけるには、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=24e68457-3140-4c28-888b-e174457cf9bf&DisplayLang=en
  • 32 ビット版の Windows Server 2003 を実行している場合、SP1 には Microsoft ユニバーサル オーディオ アーキテクチャ (UAA) HD オーディオ ドライバのローカライズ版が含まれていません。このため、英語版を代わりに使用することになります。
  • Windows Server 2003 SP1 のインストール後、更新された一部のヘルプ ファイルが英語で表示されます。
  • これらのコンポーネント用のユーザー インターフェイスをローカライズするために使用する MUI を見つけるには、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    Windows Media Player 10: http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=02106bdb-b012-4327-96cb-73937ae00667&DisplayLang=en
    Security Configuration Wizard: http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=24e68457-3140-4c28-888b-e174457cf9bf&DisplayLang=en
  • この問題を解決するには、次のマイクロソフト Web サイトにアクセスして、Windows Server 2003 SP1 用 MUI のヘルプ更新プログラムをインストールしてください。
    http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=249018A7-9397-4368-A04B-4FB33E14B17C

ハードウェア

NSC IrDA デバイスを使用したデータ転送

32 ビット版の Windows Server 2003 で National Semiconductor Corporation (NSC) の IrDA (Infrared Data Association) デバイス (PnP ID 6001) を使用している場合、このデバイスをデータ転送に使用できない場合があります。この場合、NSC IrDA デバイス用に選択されたデフォルトの IrDA 赤外線トランシーバが実際のハードウェアに対応していない可能性があります。これにより、データ転送が失敗します。

この問題を回避するには、次の手順を実行して、デバイス マネージャを使用して別のトランシーバ値を選択します。

: この回避策を使用しても、NSC IrDA デバイスが機能しないことがあります。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、[名前] ボックスに devmgmt.msc と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [赤外線デバイス] の下の NSC IrDA デバイスを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [ファイル] (または [ファイルの詳細]) タブをクリックします。
  4. [プロパティ] ボックスの [赤外線トランシーバ A] をクリックします。
  5. [値] ボックスの一覧で、赤外線トランシーバ A 用に別の値をクリックします。
  6. [OK] をクリックして、[NSC IrDA のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
  7. NSC IrDA デバイスを使用します。デバイスが機能しない場合は、上の手順を再度実行して手順 5. で他の値を試します。
上の手順を実行してもデバイスが機能しない場合は、OEM 製造元に問い合わせて最新の BIOS (Basic Input/Output System) を入手してください。

アプリケーション

Windows Server 2003 Service Pack 1 のアプリケーションの互換性

Windows Server 2003 SP 1 のアプリケーションの互換性の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
896367 Windows Server 2003 Service Pack 1 のアプリケーションの互換性

Microsoft .NET Framework 1.1

Microsoft .NET Framework は、64 ビット版を除く Windows Server 2003 ファミリのすべての製品に組み込まれています。

.NET Framework 1.1 の 32 ビット版は、SP1 を適用した 64 ビット版の Windows Server 2003 でサポートされており、64 ビット版の Windows オペレーティング システムで実行する 32 ビット アプリケーション用にインストールできます。

.NET Framework 1.1 をインストールするには、Windows Update を使用するか、次のマイクロソフト Web サイトにアクセスして .NET Framework 1.1 再頒布可能パッケージをダウンロードしてください。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=262d25e3-f589-4842-8157-034d1e7cf3a3
.NET Framework 1.1 Service Pack 1 をインストールするには、Windows Update を使用するか、次のマイクロソフト Web サイトにアクセスして Service Pack をダウンロードしてください。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=a8f5654f-088e-40b2-bbdb-a83353618b38
パフォーマンスとスケーラビリティに関する重要な情報
.NET Framework の 32 ビット版が、64 ビット Itanium ベースのコンピュータにインストールされている場合、32 ビット版の .NET Framework で作成されたアプリケーションは、32 ビット版の .NET Framework に対してバインドされ、実行されます。このため、.NET Framework 1.1 を使用して作成されたアプリケーションは、WOW64 互換環境内の 32 ビット プロセスでのみ実行されます。Itanium プロセッサ ファミリおよび WOW64 サブシステムに対する x86 エミュレーションの設計上の理由により、アプリケーションは 1 つのプロセッサ上での実行に制限されています。

単一プロセッサでの実行および x86 エミュレーションの環境では、Itanium ベースのコンピュータで実行される 32 ビット .NET Framework アプリケーションのパフォーマンスとスケーラビリティは低下します。.NET Framework 1.1 を使用するアプリケーションは対話型のクライアント アプリケーションとして使用することをお勧めします。高負荷の ASP.NET アプリケーションのように高いパフォーマンスとスケーラビリティを要求する .NET Framework アプリケーションをこの環境で使用することはお勧めしません。ソフトウェア開発者には、この代わりに .NET Framework 2.0 を評価してみることをお勧めします。パフォーマンスとスケーラビリティの向上のために、.NET Framework 2.0 には Itanium ベースのコンピュータに対する 64 ビット サポートが含まれています。

Microsoft Exchange Server

Windows Server 2003 の各バージョンを実行しているコンピュータ上に Microsoft Exchange 2000 Server をインストールすることはできません。 Windows Server 2003 を実行しているドメイン内の Microsoft Exchange Server 2003 のインストール要件に関する情報については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/japan/exchange/default.mspx

セキュリティ

FQDN がローカル コンピュータ名と一致しない場合、認証が失敗する

Windows Server 2003 SP1 には、コンピュータに対するリフレクション攻撃を防止するために設計されたループバック チェック セキュリティ機能が含まれています。このため、使用している FQDN またはカスタム ホスト ヘッダーがローカル コンピュータ名と一致しない場合、認証が失敗します。このレジストリを変更することで、この問題を回避できます。

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
896861 IIS 5.1 または IIS 6 でホストされ、統合認証を使用する Web サイトを参照するとエラー 401.1 が表示される

証明書サービス : DCOM プロトコルに対するセキュリティ拡張機能の影響

Windows Server 2003 SP1 では、DCOM プロトコルに関して、拡張されたデフォルトのセキュリティ設定が導入されました。具体的には、SP1 では、COM サーバーの起動、アクティブ化、およびアクセスに関するローカルおよびリモートのアクセス許可に対して管理者に依存しない制御を提供する、より正確な権限が導入されています。Windows Server 2003 SP1 で導入された DCOM セキュリティ拡張機能の詳細については、『Changes to Functionality in Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1』を参照してください。このドキュメントについては、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=C3C26254-8CE3-46E2-B1B6-3659B92B2CDE&displaylang=ja
Windows Server 2003 証明書サービスは、DCOM プロトコルを使用した登録および管理のサービスを提供します。証明書サービスには、これらのサービスを利用できるようにするための DCOM インターフェイスがいくつか用意されています。これらのサービスに正しくアクセスして使用するために、証明書サービスでは、その DCOM インターフェイスにリモートのアクティブ化およびアクセスの許可が設定されていることを前提としています。ただし、DCOM の拡張されたデフォルトのセキュリティ設定が SP1 で導入されたため、SP1 のインストール後にサービスを引き続き利用できるようにするには、これらのセキュリティ設定の更新が必要になる場合があります。セキュリティ設定が更新される方法の情報について以下で説明します。

デフォルトでは、Windows Server 2003 SP1 のすべての DCOM インターフェイスは、リモートのアクセス許可、起動許可、アクティブ化許可を管理者のみに付与するように構成されます。ただし、Windows Server 2003 SP1 にアップグレードすると、グローバル DCOM インターフェイスおよび CertSrv Request DCOM インターフェイスのセキュリティ構成が変更されます。これらの変更は証明書サービスが正常に動作できるようにするためのものです。

SP1 のインストール前に CertSrv Request DCOM インターフェイスのセキュリティ設定に対して行われたすべての変更は、SP1 のインストール後に失われるため、注意が必要です。SP1 のインストール プロセスにより、CertSrv Request DCOM インターフェイスの従来のセキュリティ設定は、すべてデフォルトの設定にリセットされます。

SP1 のインストール処理中に、証明書サービスは自動的に以下のように DCOM セキュリティ設定を更新します。
  • CertSrv Request DCOM インターフェイスについて
    • Everyone セキュリティ グループに、ローカルおよびリモートのアクセス許可を付与する。
    • Everyone セキュリティ グループに、ローカルおよびリモートのアクティブ化許可を付与する。
    • Everyone セキュリティ グループに、ローカルおよびリモートの起動許可を付与しない。
  • DCOM コンピュータの制限設定について
    • 新しいセキュリティ グループ CERTSVC_DCOM_ACCESS を自動的に作成する。

      証明機関がメンバ サーバーにインストールされている場合、CERTSVC_DCOM_ACCESS はコンピュータ ローカル グループになり、Everyone セキュリティ グループがこのグループに追加されます。

      証明機関がドメイン コントローラにインストールされている場合、CERTSVC_DCOM_ACCESS はドメイン ローカル グループになります。証明機関のドメインから Domain Users セキュリティ グループと Domain Computers セキュリティ グループがこのグループに追加されます。
    • CERTSVC_DCOM_ACCESS セキュリティ グループに、ローカルおよびリモートのアクセス許可を付与する。
    • CERTSVC_DCOM_ACCESS セキュリティ グループに、ローカルおよびリモートのアクティブ化許可を付与する。
    • CERTSVC_DCOM_ACCESS セキュリティ グループに、ローカルおよびリモートの起動許可を付与しない。
    証明機関がドメイン コントローラ上にインストールされ、2 つ以上のドメインでエンタープライズが構成されている場合、証明書サービスは証明機関のドメインの外部から入会者の DCOM セキュリティ設定を自動的には更新できないことに注意してください。このため、それらの入会者は証明機関への登録アクセスが拒否されます。

    この問題を解決するには、CERTSVC_DCOM_ACCESS セキュリティ グループにユーザーを手動で追加する必要があります。CERTSVC_DCOM_ACCESS セキュリティ グループはドメイン ローカル グループであるため、このグループに追加できるのはドメイン グループのみです。たとえば、別のドメイン Contoso からのユーザーとコンピュータを証明機関に登録する必要がある場合、Contoso\Domain Users グループと Contoso\Domain Computers グループを手動で CERTSVC_DCOM_ACCESS セキュリティ グループに追加してください。

    SP1 のインストール後、証明機関による承認が必要な入会者の承認が拒否される場合、証明書サービスによって DCOM セキュリティ設定を再度更新できます。これを行うには、コマンド プロンプトで以下のコマンドを記載順に実行します。各コマンドの最後に Enter キーを押してください。
    1. certutil -setreg SetupStatus -SETUP_DCOM_SECURITY_UPDATED_FLAG
    2. net stop certsvc
    3. net start certsvc
    DCOM_SECURITY_UPDATED_FLAG は、DCOM セキュリティ設定の更新が正常に完了したことを示す、内部の証明書サービスのレジストリ フラグです。証明書サービスは起動時に毎回このフラグをチェックします。上記の一連のコマンドでは、フラグをリセットした後に証明書サービスの停止と開始を行って、DCOM セキュリティ設定を再度更新しています。

補足資料

プロパティ

文書番号: 889101 - 最終更新日: 2006年12月11日 - リビジョン: 12.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1?を以下の環境でお使いの場合
    • Microsoft Windows Server 2003, Web Edition
    • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition (32-bit x86)
    • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
    • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
    • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems
    • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition for Itanium-Based Systems
キーワード:?
kbtshoot kbservicepack kbwinserv2003sp1fix KB889101
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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