SharePoint Portal Server 2003 で Stsadm.exe コマンド ライン ツールを使用した Windows SharePoint Services Web サイトおよび個人用サイトのバックアップおよび復元がサポートされる状況

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文書番号: 889236 - 対象製品
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目次

概要

この資料では、Stsadm.exe コマンド ライン ツールを使用して Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトでホストされている Microsoft Windows SharePoint Services Web サイト、および個人用サイトのバックアップと復元がサポートされる状況、およびその場合の注意事項について説明します。この資料では、『Microsoft SharePoint プロダクト & テクノロジ リソースキット』に記載されている、どのような場合に Stsadm.exe コマンド ライン ツールを使用してバックアップ操作と復元操作を行うかに関する矛盾した情報について詳しく説明します。

はじめに

この資料では、SharePoint Portal Server 2003 の以下のアイテムのバックアップと復元を行う場合に、Stsadm.exe コマンド ライン ツールの使用がサポートされるのはどのような場合であるかについて説明します。
  • SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトでホストされている Windows SharePoint Services Web サイト
  • 個人用サイト
『Microsoft SharePoint プロダクト & テクノロジ リソースキット』という書籍のオリジナル版には、どのような場合に Stsadm.exe ツールを使用して Windows SharePoint Services Web サイトおよび個人用サイトのバックアップと復元ができるかについて、矛盾した情報が記載されています。

この資料では、『Microsoft SharePoint プロダクト & テクノロジ リソースキット』に記載されている情報について補足します。どのような場合に Stsadm.exe コマンド ライン ツールを使用して SharePoint Portal Server 2003 でホストされている Windows SharePoint Services Web サイトのバックアップと復元ができるかについて説明します。また、Stsadm.exe コマンド ライン ツールを使用して個人用サイトのバックアップおよび復元を行う場合の注意事項についても説明します。

Stsadm.exe コマンド ライン ツールは、トップレベルの Windows SharePoint Services Web サイトのバックアップと復元を行う場合に使用します。トップレベル Windows SharePoint Services Web サイトのバックアップ ファイルには、そのトップレベル Windows SharePoint Services Web サイトに格納されているすべてのサブサイトが含まれます。Stsadm.exe コマンド ライン ツールでは、トップレベル Windows SharePoint Services Web サイト内の個々のサブサイトをバックアップまたは復元することはできません。

Stsadm.exe コマンド ライン ツールを使用した Windows SharePoint Services Web サイトおよび個人用サイトのバックアップ

Stsadm.exe コマンド ライン ツールを使用して、SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトでホストされている Windows SharePoint Services Web サイトのバックアップと復元を行うことができます。このツールは、個人用サイトのバックアップと復元にも使用できます。このツールを使用してバックアップと復元を実行できるのは、以下のような場合です。
  • stsadm.exe -o backup コマンドと stsadm.exe -o restore コマンドを使用して、すべての Windows SharePoint Services Web サイトまたは個人用サイトをバックアップする場合。stsadm.exe -o backup コマンドと stsadm.exe -o restore コマンドは、SharePoint Portal Server 2003 サーバー ファームと Windows SharePoint Services サーバー ファーム間で Windows SharePoint Services Web サイトを移動する場合にも使用できます。
  • Windows SharePoint Services サーバー ファーム上の仮想サーバー、または SharePoint Portal Server 2003 サーバー ファーム上の仮想サーバーに Windows SharePoint Services Web サイトおよび個人用サイトを復元する場合。
以下に、バックアップおよび復元がサポートされている状況の例を示します。
  • Windows SharePoint Services サーバー ファームまたは SharePoint Portal Server 2003 サーバー ファームから、Windows SharePoint Services Web サイトをバックアップする場合。次のいずれかの条件に該当する場合は、データを仮想サーバーに復元できます。
    • 仮想サーバーに SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれています。
    • 仮想サーバーには SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれていませんが、仮想サーバーが SharePoint Portal Server 2003 サーバー ファーム上に配置されています。
    • 仮想サーバーには SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれていませんが、仮想サーバーが Windows SharePoint Services サーバー ファーム上に配置されています。
  • SharePoint Portal Server 2003 内の個人用サイトをバックアップする場合。次のいずれかの条件に該当する場合は、個人用サイトを仮想サーバーに復元できます。
    • 仮想サーバーに、個人用サイトをホストするように構成されている SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれています。そのポータル サイトは、バックアップ操作を実行したときに個人用サイトに関連付けられていたポータル サイトと同じです。
    • 仮想サーバーに、個人用サイトをホストするように構成されている SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれています。このポータル サイトは、バックアップ操作を実行したときに個人用サイトに関連付けられていたポータル サイトとは異なります。
    • 仮想サーバーに、個人用サイトをホストするように構成されていない SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれています。
    • 仮想サーバーには SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれていませんが、仮想サーバーが SharePoint Portal Server 2003 サーバー ファーム上に配置されています。
    • 仮想サーバーには SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれていませんが、仮想サーバーが Windows SharePoint Services サーバー ファーム上に配置されています。

制限事項

Stsadm.exe コマンド ライン ツールを使用して Windows SharePoint Services Web サイトおよび個人用サイトのバックアップと復元を行う場合には、次のような制限事項があります。

重要 : Stsadm.exe を使用してアクティブ ファーム内の Windows SharePoint Services サイトをバックアップする前に、サイト コレクションをロックする必要があります。これを行うには "アクセスなし" のロックを使用します。詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://office.microsoft.com/en-us/assistance/ha011608261033.aspx
  • Stsadm.exe コマンド ライン ツールは、唯一のバックアップ ツールまたはメインのバックアップ ツールとして使用しないでください。バックアップ操作と復元操作に使用するメイン ツールには、SharePoint Portal Server のデータのバックアップと復元ツール (Spsbackup.exe) を使用するか、SQL Server Enterprise Manager の SQL Server バックアップ ツールを使用してください。予定外のアプリケーション プールのリサイクルなど、パフォーマンスの問題が発生することがあります。このような問題は、大量のデータをバックアップする場合に発生するリソースの競合が原因です。たとえば、2 GB を超える Web サイト コレクションをバックアップすると、パフォーマンスの問題が発生することがあります。リソースの競合の問題が発生しないようにするには、メモリを追加するか、インデックス処理をサーバー ファーム上の別のサーバーで行うようにします。
  • Stsadm.exe コマンド ライン ツールは、トップレベルの Windows SharePoint Services Web サイトのバックアップと復元にのみ使用してください。場合によっては、バックアップおよび復元に SharePoint Migration Tool (Smigrate.exe) を使用した方が、柔軟性があります。SharePoint Migration Tool ではセキュリティ情報のバックアップまたは復元は行われませんが、SharePoint Migration Tool を使用すると、トップレベル Web サイトに含まれている個々のサブサイトのバックアップと復元を行うことができます。SharePoint Migration Tool を使用する場合、Web サイトのエクスポートにはローカルの管理者権限は必要ありません。ただし、SharePoint Migration Tool (Smigrate.exe) を使用してバックアップ操作および復元操作を行う前に、バックアップ元の Web サイトと復元先の Web サイトの管理者サイト グループのメンバになっている必要があります。
  • 個人用サイトのすべての機能を有効にするには、バックアップ操作を実行したときに個人用サイトに関連付けられていたポータル サイトと同じポータル サイトに個人用サイトを復元してください。個人用サイトのデータを復元するだけで、個人用サイトのすべての機能は必要でない場合は、どの仮想サーバーに個人用サイトを復元してもかまいません。

個人用サイトのバックアップおよび復元時の注意事項

ここでは、さまざまな状況を示し、それぞれの状況で個人用サイトのバックアップと復元を行う場合の注意事項について説明します。

状況 1

仮想サーバーに、個人用サイトをホストするように構成されている SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが配置されています。このポータル サイトは、バックアップ操作を実行したときに個人用サイトに関連付けられていたポータル サイトと同じです。

以下に、この状況で個人用サイトを復元する場合の復元操作に関する情報を示します。
  • 個人用サイトを SharePoint Portal Server 2003 に復元したときに保持されるデータは、次のとおりです。
    • すべてのデータが保持されます。
  • 個人用サイトを SharePoint Portal Server 2003 に復元したときに保持されないデータは、次のとおりです。
    • 失われるデータはありません。
注意事項
  • 1 つのポータル サイトに同じ個人用サイトを 2 つ含めることはできません。たとえば、http://ServerA/Personal/UserName という URL を使用する個人用サイトのバックアップは、http://ServerA/Personal/UserNameX という URL を使用する個人用サイトには復元できません。
  • 個人用サイトに移動すると、Web ブラウザの [アドレス] ボックスに次の URL が表示されます。
    http://ServerName/MySite/Default.aspx
    この URL は、Stsadm.exe コマンド ライン ツールを使用して個人用サイトをバックアップおよび復元するときにこのツールに渡される URL とは異なります。通常、Stsadm.exe コマンド ライン ツールに渡される URL は、次のとおりです。
    http://ServerName/Personal/UserName

状況 2

仮想サーバーに、個人用サイトをホストするように構成されている SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが配置されています。このポータル サイトは、バックアップ操作を実行したときに個人用サイトに関連付けられていたポータル サイトとは異なります。

以下に、この状況で個人用サイトを復元する場合の復元操作に関する情報を示します。
  • 個人用サイトを別の SharePoint Portal Server 2003 サーバー ファームに復元した場合、個人用サイトの一部の情報は保持されません。
  • 個人用サイトの個人用ビューに追加したカスタム Web パーツは、復元後の個人用サイトでは保持されません。
  • 復元後の個人用サイトの一部のページに表示される [上位の <サイト名> へ移動] リンクに、誤ったポータル サイトの名前が表示されます。
  • 個人用サイトを SharePoint Portal Server 2003 に復元したときに保持されるデータは、次のとおりです。
    • 個人用サイト用に構成されているセキュリティ設定
    • テーマ
    • リスト、およびそのリストに含まれているデータ
    • カスタム Web ページ、およびそのカスタム Web ページに含まれている Web パーツ
    • ワークスペース
  • 個人用サイトを SharePoint Portal Server 2003 に復元したときに保持されないデータは、次のとおりです。
    • ユーザー プロファイルのデータ
    • 個人用ビューに対して行われた変更 (カスタム Web パーツの追加、デフォルトの Web パーツに対する変更など)
    • 個人用リンクのデータ
    • 通知
    • 注目のリンクのデータ
    • 注目のニュースのデータ
注意事項
  • 個人用サイトのページに表示される、誤った [上位の <サイト名> へ移動] リンクを変更するには、以下の手順を実行します。
    1. 個人用サイトの個人用ビューに移動します。
    2. [サイトの設定] をクリックし、[サイトの設定] ページの [管理] の [サイト管理へ移動] をクリックします。
    3. [トップレベル サイトの管理] ページの [サイト コレクションの管理] の [ポータル サイトへの接続の構成] をクリックします。
    4. 適切なポータル サイトの名前を指定し、[OK] をクリックします。
  • 個人用サイトに移動すると、Web ブラウザの [アドレス] ボックスに次の URL が表示されます。
    http://ServerName/MySite/Default.aspx
    この URL は、Stsadm.exe コマンド ライン ツールを使用して個人用サイトをバックアップおよび復元するときにこのツールに渡される URL とは異なります。通常、Stsadm.exe コマンド ライン ツールに渡される URL は、次のとおりです。
    http://ServerName/Personal/UserName
  • 既にユーザーが復元先のポータル サイトに個人用サイトを作成しているとします (http://ServerB/Personal/UserName など)。バックアップ元のポータル サイトからバックアップしたそのユーザーの個人用サイトは、別の URL (http://ServerB/Personal/UserNameX など) を使用するポータル上の個人用サイトに復元できます。

    この状況で、既にユーザーの個人用サイトが存在する場合に復元操作を実行すると、個人用サイト http://ServerB/Personal/UserNameX の [ホーム] リンクは、自動的に http://ServerB/MySite/Default.aspx にリダイレクトされます。そのため、個人用サイト http://ServerB/Personal/UserName に接続されます。個人用サイトに復元したデータを表示するには、表示するデータが含まれるページを手動で指定します。

状況 3

次のいずれかの構成が行われている場合です。
  • 仮想サーバーに、個人用サイトをホストするように構成されていない SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれています。
  • 仮想サーバーには SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれていませんが、仮想サーバーが SharePoint Portal Server 2003 サーバー ファーム上に配置されています。
  • 仮想サーバーには SharePoint Portal Server 2003 ポータル サイトが含まれていませんが、仮想サーバーが Windows SharePoint Services サーバー ファーム上に配置されています。
以下に、上記のいずれかの構成で個人用サイトを復元する場合の復元操作に関する情報を示します。
  • 上記のいずれかの構成で個人用サイトを復元したときに保持されるデータは、次のとおりです。
    • 個人用サイト用に構成されているセキュリティ設定
    • テーマ
    • リスト、およびそのリストに含まれているデータ
    • カスタム Web ページ、およびそのカスタム Web ページに含まれている Web パーツ
    • ワークスペース
  • 上記のいずれかの構成で個人用サイトを復元したときに保持されないデータは、次のとおりです。
    • 個人用サイトの共有ビューのホーム ページと個人用ビューのホーム ページ

      : 復元した個人用サイトに移動すると、次のエラー メッセージが表示されます。
      オブジェクト参照がオブジェクト インスタンスに設定されていません。
    • 個人用リンクのデータ
    • ユーザー プロファイルのデータ
    • 通知
    • 注目のニュースのデータ
    • 注目のリンクのデータ
注意事項
  • これらの構成で、個人用サイトに保存されている情報を取り出すには、個人用サイトを復元すると便利です。これらの構成で、個人用サイトのすべての機能が必要な場合は、個人用サイトを復元しないでください。
  • 復元した個人用サイトでは、個人用ビューのホーム ページおよび共有ビューのホーム ページは表示されません。[ドキュメントとリスト] ページおよび [サイトの設定] ページを表示するには、次の URL を使用します。この URL の LCID には、ロケール ID (LCID) を指定します。
    • [ドキュメントとリスト] ページを表示するには、次の URL を使用します。
      http://VirtualServerName/Personal/MySite/_layouts/LCID/Viewseclsts.aspx
    • [サイトの設定] ページを表示するには、次の URL を使用します。
      http://VirtualServerName/Personal/MySite/_layouts/LCID/Settings.aspx

詳細

Stsadm.exe コマンド ライン ツールの詳細については、『Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003 管理者ガイド』の「バックアップと復元」、および「リファレンス」の「コマンド ライン操作」を参照してください。

SharePoint Migration Tool (Smigrate.exe) の詳細については、『Windows SharePoint Services 管理者ガイド』の「バックアップと移行」を参照してください。『Windows SharePoint Services 管理者ガイド』を入手するには、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=a637eff6-8224-4b19-a6a4-3e33fa13d230
個人用サイトの管理方法の詳細については、『Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003 管理者ガイド』の「管理」の「個人用サイトを管理する」を参照してください。『Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003 管理者ガイド』 (Administrator's Help.chm) は、SharePoint Portal Server 2003 CD の Docs フォルダにあります。

プロパティ

文書番号: 889236 - 最終更新日: 2007年9月21日 - リビジョン: 5.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows SharePoint Services 2.0?を以下の環境でお使いの場合
    • Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003
キーワード:?
kbinfo kbtshoot kbbackup KB889236
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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