文書番号: 902053 - 最終更新日: 2007年6月4日 - リビジョン: 1.6 Visual SourceSafe データベース運用ガイド
目次概要この資料は、Microsoft Visual SourceSafe 6.0 データベース管理者がデータベース運用・管理を行う際の注意点、およびデータベース破損時の復旧方法について説明しています。 はじめに本資料は Visual SourceSafe 6.0d を対象としています。 Visual SourceSafe 6.0 、6.0a 、6.0b 、6.0c までのバージョンでは、運用時に使用する Analyze -F コマンドに重大な問題があるため、Visual SourceSafe データベースの運用を行う際には必ず Visual SourceSafe 6.0d にアップデートしてください。Visual SourceSafe 6.0d へのアップデートは、以下のリンクから入手可能です。 Visual Studio 6.0 付属の Visual SourceSafe をお使いの場合 Visual Studio 6.0 Service Pack 6
(http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/downloads/sp/VS6SP6.asp)
Visual SourceSafe 6.0 製品のみのご利用の場合Visual Basic 6.0、Visual C++ 6.0、および Visual SourceSafe 6.0d を対象とする Service Pack 6
(http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=A8494EDB-2E89-4676-A16A-5C5477CB9713&displaylang=ja)
Visual SourceSafe 6.0d 以前の製品に関する既知の重大な問題については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。418298?
(http://support.microsoft.com/kb/418298/JA/
)
analyze.exe -f で一部の日本語ファイル名が不正に処理される Visual SourceSafe 6.0d で修正された内容については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。820831?
(http://support.microsoft.com/kb/820831/JA/
)
[INFO] Visual SourceSafe 6.0d で修正された問題の一覧 詳細1. Visual SourceSafe データベースの信頼性Visual SourceSafe データベースは、Microsoft SQL Server などのデータベース ソフトウェアとは異なり、実際には複数のファイルから構成されたファイルの集合体にすぎません。そのため、一般的なデータベース ソフトウェアとは全く異なる設計思想に基づく製品であり、堅牢性やデータアクセスにおける信頼性なども異なります。Visual SourceSafe データベースは、データベース ソフトウェアに比べると容易に取り扱いが出来るというメリットの一方で、よりきめ細やかで適切なメンテナンス (運用) を必要とします。適切かつ定期的なメンテナンスなどが行われない場合、Visual SourceSafe データベースの破損が発生する可能性が高くなります。また、Visual SourceSafe データベースが破損した後も、適切なメンテナンスを実施していなければ、最悪の場合 Visual SourceSafe データベース自体にアクセスできなくなる場合もあります。 一般的に、Visual SourceSafe データベースが破損するシナリオとしては、以下のようなことがあげられます。これらの他にも、予期しない状況に陥った場合に Visual SourceSafe データベースに問題が生じる可能性があります。
2. Visual SourceSafe データベースの取り扱いVisual SourceSafe データベースは履歴管理を行うためにファイルを保存している場所であり、データベースという名称を用いていますが、前述のように Microsoft SQL Server などのデータベース ソフトウェアとは製品のアーキテクチャが全く異なることを運用の際には留意してください。Visual SourceSafe データベースは巨大なファイルの集合体であるため、データの破損が発生する可能性は常に存在しています。そのため、安全な運用を行う上で、定期的かつ高頻度のバックアップは非常に重要なことであり、かつ必須の作業であると認識してください。以下に、Visual SourceSafe データベースのバックアップの方法を説明します。 2-1. バックアップの方法Visual SourceSafe データベースのバックアップを行う方法は大別して二つの方法があります。状況に応じて適切な方法を選択します。詳細については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。244016?
(http://support.microsoft.com/kb/244016/JA/
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Visual SourceSafe データベースをバックアップする方法 176909?
(http://support.microsoft.com/kb/176909/JA/
)
Visual SourceSafe のデータベースやプロジェクトを新しい場所に移動する方法 以下に、Visual SourceSafe データベースのバックアップの一般的な方法を示します。a. フォルダ全体をコピーし、バックアップの原本とするVisual SourceSafe データベースで問題が発生した時の復旧を容易に行うために、予め Visual SourceSafe の Data フォルダ、Users フォルダ、users.txt ファイル、srcsafe.ini ファイルを通常のファイルとして任意の場所にコピー (バックアップ) しておくことが最も迅速で、かつ確実な復旧方法となります。利点 Visual SourceSafe データベース全体 (ユーザー情報などを含む) のバックアップが容易にできる。最悪の場合でも、Visual SourceSafe の再インストール後にこれらのフォルダとファイルをコピーすることで、Visual SourceSafe のデータおよびユーザー情報を含めて元の状態に復元することができる。 注意事項 この方法は Visual SourceSafe データベース全体をバックアップするため、バックアップ先には大容量の記憶媒体 (ハードディスクなど) が必要となります。 b. ユーティリティ (SSARC/SSRESTOR) を用いるVisual SourceSafe には、SSARC/SSRESTOR といったアーカイブおよび復元ユーティリティが用意されています。これらのユーティリティは、Visual SourceSafe データベース全体や、プロジェクト、ファイル単位でアーカイブ処理および復元処理を行うことができます。SSARC ユーティリティで作成したアーカイブを保存することで Visual SourceSafe のバックアップとすることができます。利点 Visual SourceSafe データベース全体ではなく、プロジェクトの一部のバックアップなどを行いたい場合や、特定バージョンの範囲を指定してバックアップする場合などに用いることができる。また、ファイル単位で用いた場合、履歴などを含めてデータベースに復元できる。 注意事項
2-2. バックアップの注意点Visual SourceSafe データベースにログインしているユーザーが存在している状態でバックアップ処理を行うべきではありません。バックアップ中にユーザーが Visual SourceSafe データベースに対して改変しうる余地を残すことで、データの整合性が保証されなくなる可能性があるためです。このようなことを防ぐため、事前にユーザーがログオンしていないことを確認し、Visual SourceSafe データベースをロックした状態でバックアップを実行します。なお、データベースをロックしても、現在ログインしているユーザーはロックアウトされないことに注意してください。 バックアップ ファイルの整合性確保のため、Visual SourceSafe の管理者は、データベースをロックする前に、各ユーザーにログオフするよう依頼した後、[チェックアウトの取り消し] を行うか、チェックインするように指示してください。[チェックアウトの取り消し] コマンドは、ローカル コピーの変更箇所をすべて無効にし、チェックアウト操作を取り消すときに使用します。チェックアウトを取り消すと、Visual SourceSafe データベースはチェックアウト前の状態に戻され、作業フォルダ内のローカル コピーはチェックアウト前のバージョンと置き換えられます。チェックアウトの取り消しを行う際、Visual SourceSafe エクスプローラでプロジェクト ルートである "$/" に対して実行することでサブ ディレクトリを含めてすべてのディレクトリに対して一度にチェックアウトを取り消すことができます。[チェックアウトの取り消し] コマンドの詳細については、以下の MSDN ライブラリを参照してください。 http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/xt93hy20(VS.80).aspx
(http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/xt93hy20(VS.80).aspx)
Visual SourceSafe データベースにログオン中のユーザーに対して、強制的にログオフさせる機能はありません。そのため、確実にバックアップを行うには、ログオフするようにユーザーに依頼し、オペレーティング システムの機能を利用するなどの方法で開かれているファイルがないことを確認した後にデータベースのロックを行う必要があります。データベースのロックについては、以下の MSDN ライブラリを参照してください。http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/45w25fxd(vs.80).aspx
(http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/45w25fxd(vs.80).aspx)
なお、ログオン中のユーザーの検知方法については以降の [3-3. ユーザーの検知の方法] を参照してください。2-3. 破損データベースのバックアップについて既に破損している Visual SourceSafe データベースに対して、SSARC/SSRESTOR ユーティリティで処理した結果をマイクロソフトでは保証していません。このことは、本資料の [2-1. バックアップの方法] に記載した方法でバックアップを作成した Visual SourceSafe データベースが、既に破損した状態であった場合にもあてはまります。破損が発生した場合、できるだけ最新の破損前の Visual SourceSafe データベースに戻し、並行して新規データベースヘの移行処理を行うことを検討します。3. Analyze ユーティリティの使用方法Visual SourceSafe データベース (ファイル) が破損した場合の修復手段としては、Visual SourceSafe の Analyze ユーティリティの -F オプションの実行しかありません。しかし、Analyze ユーティリティの -F オプションを実行したとしても、すべての Visual SourceSafe データベースの問題を修復することを保証するものではありません。また、Analyze ユーティリティで修復できない問題を別の手段にて修復することはできません。Analyze ユーティリティにに関する詳細については、以下の MSDN ライブラリを参照してください。Visual SourceSafe > ANALYZE Analyze ユーティリティで修復できる問題については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。もし、以下の「サポート技術情報」に記載されていないエラーを確認した場合は、その時点で Visual SourceSafe の使用を中止し、弊社サポートまでお問い合わせください。http://www.microsoft.com/japan/msdn/library/ja/guides/html/vsgrfSS_ANALYZE.asp (http://www.microsoft.com/japan/msdn/library/ja/guides/html/vsgrfSS_ANALYZE.asp) 152807?
(http://support.microsoft.com/kb/152807/JA/
)
Visual SourceSafe の Analyze ツールで表示されるエラー メッセージ 3-1. Analyze ユーティリティの推奨実行頻度Visual SourceSafe の管理者は Analyze ユーティリティを使用して 1 週間に 1 回、少なくとも、1 ヶ月に 1 回の頻度で、Visual SourceSafe データベースの整合性を確認する必要があります。この頻度は Visual SourceSafe データベースの利用頻度により決定されます。利用頻度が高い場合には、より頻繁な Analyze ユーティリティの実行、およびバックアップすることを検討します。3-2. Analyze ユーティリティの実行手順Analyze ユーティリティの実行手順は以下の通りです。(1) 論理ファイルと物理ファイルの対応を特定します。 Analyze ユーティリティの実行前に、SS ユーティリティの Physical コマンドにて Analyze ユーティリティで分析対象となるデータベースの論理ファイル (チェックインするファイル) と物理ファイル (Visual SourceSafe データベースの Data フォルダにおけるファイル) の対応を特定します。 (2) Visual SourceSafe データベースを分析します。 Analyze -V4 を実行します。初回の Analyze ユーティリティの実行時には、Visual SourceSafe データベースに変更を加える可能性のある -C -D -F オプションは指定しません。 コマンド実行手順 :
孤立したファイルの削除方法ファイルの分岐処理を行うと、ファイルは相互にリンクを持ちます。この状況下で分岐後のファイルおよび分岐前のファイルのどちらかいずれか一方だけを削除した場合共有されているファイルの物理ファイルは残ってしまいます。ファイル同士のリンク情報が残存してしまい、お互いの物理ファイルを保持しようとしてしまうため結果として物理ファイルが孤立して削除されない現象が発生します。この動作は Visual SourceSafe の仕様に基づくものですが、データベースサイズの肥大化の一因になる可能性あります。この状態の対処方法としては、Analyze ユーティリティの -F オプションおよび -D オプションを同時に指定することで孤立した物理ファイルを消去することが可能です。 定期的に物理ファイルをチェックし、孤立したファイルがないか確認することも有効な運用方法のひとつです。 例) Analyze -F -D -V4 c:\VSS\data なお、共有後に分岐処理を行った場合は、関連するすべてのファイルが削除されないかぎり、破棄オプション [完全に破棄]、およびパージ機能を使用しても物理ファイルは残存します。この動作も Visual SourceSafe の仕様となります。このような場合は、上記の Analyze ユーティリティでもこの問題を解決することはできません。データベースの肥大化が著しい状態になる前に、プロジェクトの分割などを検討する必要があります。 3-3. ユーザーの検知の方法[2-2. バックアップの注意点] でも記載した通り、Visual SourceSafe 自体にはログオン中のユーザーの検知を行う機能はありません。しかし、Visual SourceSafe のデータベースは通常共有フォルダとして共有されているため、Windows 2000、Windows XP、および Windows Server 2003 ではオペレーティングシステムの機能を使用してログオン中のユーザーの監視を行うことができます。ログオン中のユーザーには 5 分後に切断するなどのシステム メッセージを出し、ログオフを促すことが可能です。
3-4. バックアップの使用Visual SourceSafe データベースが何らかの要因で破損し、データに不整合が生じた場合、かつ、Analyze ユーティリティで修復できない破損が残る場合、データベースの復旧には破損のない最新のバックアップを使用することになります。Analyze -F で修復できないエラーが残る状態の Visual SourceSafe データベースを運用して発生するいかなる問題について、マイクロソフトは一切保証しないため、利用者側の責任において使用してください。また、どのようなエラーがある場合に Visual SourceSafe の運用上に支障をきたすかについても判断する方法はありません。そのため、Visual SourceSafe データベースの破損の程度を確認し、ご利用者側にて十分テストを行った上で、復旧元データベースおよび復旧方法を決める必要があります。 4. データベースの移行についてVisual SourceSafe データベースに深刻な破損が生じた場合、通常バックアップからリストア作業を行いますが、バックアップを取っていない場合などは全くの新規状態からデータベースを再構築する必要があります。4-1. 弊社の推奨するユーザー情報の移行方法Visual SourceSafe 自身には移行する機能およびユーティリティはありません。そのため、これらは手動で移行する必要があります。
4-2. Visual SourceSafe プロジェクト ツリー構成の移行Visual SourceSafe プロジェクト ツリーの構成を他のデータベースに移行する機能はオートメーションも含めて存在していません。そのため、Visual SourceSafe プロジェクトを手動で作成しなおす必要があります。プロジェクト毎にアーカイブし、リストアの実行や Data フォルダのコピーを行った場合、破損した情報も移行してしまう恐れがありますが、手動で Visual SourceSafe プロジェクトを作成しなおすことで、元の破損した Visual SourceSafe データベースの情報を一切持ち込まないことにより、その後の運用の堅牢性が高まるというメリットがあります。 4-3. リスク軽減処理 : データベースの「スケルトン」を作るVisual SourceSafe データベースの新規作成は以下の手順で行います。
関連情報Visual SourceSafe の推奨される運用方法については、次のマイクロソフト Web サイト (英語) を参照してください。 Microsoft Visual SourceSafe Best Practices Visual SourceSafe に関連する情報については、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/bb509342(VS.80).aspx (http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/bb509342(VS.80).aspx) Analyze ユーティリティのエラー 152807?
(http://support.microsoft.com/kb/152807/JA/
)
Visual SourceSafe の Analyze ツールで表示されるエラー メッセージ バックアップ176909?
(http://support.microsoft.com/kb/176909/JA/
)
Visual SourceSafe のデータベースやプロジェクトを新しい場所に移動する方法 172157?
(http://support.microsoft.com/kb/172157/JA/
)
SSARC/SSRESTOR 実行中は Visual SourceSafe が使用できない データベース、およびユーティリティの制限値 138298?
(http://support.microsoft.com/kb/138298/JA/
)
Visual SourceSafe のシステム要件と仕様 321088?
(http://support.microsoft.com/kb/321088/JA/
)
2 GB 以上をアーカイブするまたは復元しようとすると、"メモリ不足" エラー メッセージが表示される 154279?
(http://support.microsoft.com/kb/154279/JA/
)
Visual SourceSafe のステータスでは 20 文字以上を切り捨てられる
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。" | サポート情報 その他のサポートサイトコミュニティ技術サポート窓口 |






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