ASP.NET のアクセス許可およびセキュリティに関連する一般的な問題のトラブルシューティング

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文書番号: 910449 - 対象製品
ASP.NET Support Voice コラム

ASP.NET のアクセス許可およびセキュリティに関連する一般的な問題のトラブルシューティング

マイクロソフトは、ユーザーの要望に応じたコラムを作成したいと考えています。興味のあるトピック、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) や「Support Voice コラム」でこれから取り上げてほしいテーマについてのご意見をお待ちしています。Ask For It のフォームを使用して、ご意見やご感想をお寄せください。このコラムの末尾にも、このフォームへのリンクを掲載しています。
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目次

こんにちは。ASP.NET チームの Vignesh A.G です。ASP.NET Support Voice コラムへようこそ。簡単に自己紹介します。私は、マイクロソフトで 2 年にわたり、ASP.NET および Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) 専門の開発者サポート エンジニアとして勤務しています。

このコラムの目的は、ASP.NET のセキュリティを説明することではありません。ここ PSS で経験するアクセス許可やセキュリティに関連する一般的な問題を切り分けて解決するのに役立つ、いつくかのトラブルシューティングの方法やヒントについて概要を説明します。ASP.NET のアクセス許可およびセキュリティに関連する問題は、多くの資料に掲載されています。実際、これまでに多くの人が同じ問題に遭遇していると推測されます。このため、このコラムは、ASP.NET のセキュリティに関連するすべての情報を見つけるのに最適な場所を提供することを目的としています。問題を自分自身で解決するのが最もよい方法です。

役立つツール

何か壊れたものを修理する場合には、その問題を絞り込むのに役立つツールを使いこなせるようになる必要があります。ASP.NET のセキュリティの問題に関しては、FileMon、RegMon、Security Auditing などのツールが利用できます。FileMon の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/technet/sysinternals/FileAndDisk/Filemon.mspx
RegMon の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/technet/sysinternals/SystemInformation/Regmon.mspx

ドリルダウンによる問題の切り分け

  • 以前はアプリケーションが動作していましたか。動作していた場合は、アプリケーションの破損の原因となった可能性のある変更を行いましたか。ソフトウェア更新プログラムまたはセキュリティ更新プログラムがサーバー側にインストールされた可能性もあります。新しいコードの導入によっても、この問題が発生することがあります。
  • 単純な .html ページや .asp ページは IIS で動作しますか。
  • 別のバージョンの IIS にアプリケーションが移行されていませんか。
  • 同じサーバー上の別の ASP.NET アプリケーションで同じエラーが発生しますか。それとも、エラーが発生するのはこのアプリケーションだけですか。
  • この問題はすべてのユーザーに対して発生しますか。それとも、特定のユーザーに対してのみ発生しますか。
  • この問題は Web サーバーをローカルで参照している際にも再現しますか。それとも、少数のクライアントでのみ再現しますか。
  • 偽装を使用している場合、偽装ユーザーにそのリソースに対する適切なアクセス許可が付与されていますか。
これらの質問は、問題を診断するのに役立ちます。問題をいずれかの ASP.NET フォーラムに投稿しており、これらの質問のほとんどに対して回答を得ている場合は、問題を解決するための手順または解決策がすぐに得られるでしょう。重要なことは、「ASP.NET アプリケーションを実行しようとすると、アクセス拒否のエラーが発生します。解決方法を教えてください。」というようなメッセージではなく、可能な限り、ASP.NET スタック トレース エラー全体を投稿することです。完全なエラー メッセージが提供されている場合、スタック トレースをチェックして解決手順を提供するのはずっと簡単です。このため、次の項目を確認する必要があります。

正確なエラー メッセージを確認する

私たちがユーザーにたずねる最初の質問は、「正確なエラー メッセージは何ですか」です。Microsoft .NET Framework によってスローされたエラー メッセージの正確な記述がわかっている場合は、このセクションを省略できます。アプリケーションで実際のエラー メッセージが表示されず、代わりに、「予期しないエラーが発生しました。詳細については、Web サイトの管理者にお問い合わせください」などの簡易エラー メッセージが表示される場合、このメッセージは役に立ちません。実際のエラー メッセージを確認するのに役立ついくつかの手順を次に示します。
  • アプリケーション ディレクトリにある Web.config ファイルを見つけて開き、customErrors を mode="Off" に変更します。ファイルを保存し、問題を再現します。
  • 上記の手順を実行しても、実際のエラー メッセージが表示されないことがあります。これは、アプリケーション開発者によって独自のイベント処理またはエラー処理が組み込まれていることがあるためです。Global.asax ファイルで Application_Error イベントを見つけて、Server.Transfer("Errors.aspx") 関数を使用して独自のエラー ページに移動するコードをすべてコメント アウトしてみます。
/Global.asax 
void Application_Error(object sender, EventArgs e) 
 {
  // Code that runs when an unhandled error occurs
  //Server.Transfer("Errors.aspx"); 

  } 
実際のエラー メッセージが表示されたら、それを読んで、ASP.NET アプリケーションがアクセスしようとしているローカル リソースまたはリモート リソースに対するアクセス許可が不足していることが原因でエラーが発生しているかどうかを判断します。

ヒント : 実際のエラー メッセージを表示する方法を開発者に問い合わせることもできます。開発者は、実際のエラー メッセージをファイルに記録したり、電子メール通知で取得したりしている可能性があります。変更するすべてのファイルのバックアップを必ず作成してください。バックアップを使用すると、いずれの変更も常にロールバックできます。

ASP.NET アプリケーションがアクセスするローカル リソースに対するアクセス許可が不足しているために問題が発生する

独自のエラー メッセージが表示されるために問題の正確な記述が得られない場合は、FileMon を実行して問題を再現します。FileMon を停止し、キャプチャしたデータを FileMon.xls として保存します。このファイルを Microsoft Excel で開きます。[データ] メニューの [フィルタ] をポイントし、[オートフィルタ] をクリックして、Excel のフィルタ機能を使用します。F 列のドロップダウン リストで [ACCESS DENIED] エラーをクリックします。

FileMon の出力例を次に示します。
10381 1:01:11 PM w3wp.exe:2320 OPEN
				C:\winnt\microsoft.net\framework\v1.1.4322\Temporary ASP.NET
				Files\sessiontest\8832e585\275ec327\global.asax.xml ACCESS DENIED NT
				AUTHORITY\NETWORK SERVICE
メッセージをフィルタすることで、問題の原因を絞り込むことができます。この FileMon の出力例では、NT AUTHORITY\NETWORK SERVICE アカウントで、C:\Winnt\Microsoft.net\Framework\v1.1.4322\Temporary ASP.NET Files フォルダに対する NTFS アクセス許可が不足していることが示されています。これが解決への糸口となります。 FileMon を使用して ASP.NET をトラブルシューティングする方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
890960 FileMon を使用した ASP.NET のトラブルシューティング
ヒント : ASP.NET プロセス アカウントを管理者アカウントに変更して、問題が解決するかどうかを確認する方法もあります。IIS 5.x では machine.config ファイルのプロセス モデル セクションで userName を "SYSTEM" に変更し、IIS 6.0 では IIS AppPool 識別子を "Local System" に変更して、アプリケーションが動作するかどうかを確認します。

: これは解決策としてではなく、トラブルシューティングの 1 つの手順としてのみ使用してください。

多くの人が Microsoft .NET Framework を再インストールしたり、オペレーティング システムさえも再インストールしたりしますが、この方法は推奨されるトラブルシューティングの手順ではありません。また、それによって問題が再現しなくなる保証もありません。一例を挙げて説明します。断続的に問題が発生する場合、問題の切り分けやトラブルシューティングが困難なことがよくあります。この例では、ユーザーのアプリケーションは数時間正常に動作した後に、突然エラーが発生して、以下のメッセージが表示されます。ユーザーは既に .NET Framework およびオペレーティング システムを再インストールしており、これにより問題が解決されたように見えますが、数日後に問題は再現します。

元に戻す画像を拡大する
'/MyApp' アプリケーションでのサーバー エラー


FileMon を実行しても、ACCESS DENIED エラーは表示されません。ASPNET アカウントには、必要なアクセス許可はすべて付与されています。この問題から復旧する唯一の方法は、コンピュータを再起動することです。IIS をリセットしても、復旧しません。このような場合ユーザーは、「マイクロソフトのソフトウェアを復旧するには、必ず再起動が必要なのだろうか」と考えますが、これは間違いです。

ここで重要なことは、エラー メッセージを正しく読み取ることです。エラー メッセージには、通常の ACCESS DENIED エラーではなく、"cannot open <file> for writing" (書き込みモードで <file> を開けません) と明確に表示されています。つまり、ファイルまたはフォルダをロックしているのは他のプロセスであり、それによって ASP.NET は書き込みができなくなっていると考えられます。問題が一時的に解消したのは、そのプロセスが再起動により停止し、再びファイルをロックするまで、ASP.NET アプリケーションが正常に動作したためと考えられます。論理的に考察して、サーバー上で実行しているすべてのウイルス対策プログラム、サードパーティ製のスパイウェア対策プログラム、または他のファイル監視ソフトウェアを停止することが必要です。特定のサードパーティ製のソフトウェアを示すことは控えますが、一般的に、ウイルス対策ソフトウェアは、IIS および ASP.NET アプリケーションに対して、多くの面で悪影響を及ぼすことが知られています。ウイルス対策ソフトウェアが引き起こす別の既知の問題として、Bin フォルダまたは .config ファイルにアクセスすると AppDomain がリサイクルされることによりセッションが喪失する問題が挙げられます。

ヒント : 最も簡単にサードパーティのサービスを停止するには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、msconfig と入力します。
  2. [サービス] タブをクリックし、[Microsoft のサービスを全て隠す] チェック ボックスをオンにします。
  3. [すべて無効にする] をクリックして、サードパーティのサービスを停止します。
  4. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。iisreset と入力して CLR をワーカー プロセスに再度読み込みます。
アプリケーションを監視して、問題が再現するかどうかを確認します。複数のウイルス対策ソフトウェアを実行している場合は、1 つずつ有効にして問題が再現するかどうかを確認し、問題の原因となっているプログラムを特定します。

: 同じエラーが常に再現する場合は、ウイルス対策ソフトウェアではなく、他の原因により問題が発生している可能性があります。簡単な ASP.NET テスト アプリケーション (Test) を作成して、Test.aspx ページでも同じ問題が発生するかどうかを切り分けます。問題が発生する場合は、必要なアクセス制御リスト (ACL) のすべてが ASP.NET に対して設定されていることを確認します。

「ASP.NET の必須アクセス制御リスト (ACL)」 (http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/kwzs111e(VS.80).aspx) を参照してください。

ヒント : %SystemRoot%\Assembly フォルダは、グローバル アセンブリ キャッシュです。エクスプローラを使用して、このフォルダの ACL を直接編集することはできません。代わりに、コマンド プロンプトを使用して、次のコマンドを実行します。
cacls %windir%\assembly /e /t /p domain\useraccount:r
別の方法として、次のコマンドを使用して Shfusion.dll を登録解除した後で、エクスプローラを使用して GUI でアクセス許可を付与します。
C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework\VersionNumber>regsvr32 ?u shfusion.dll
エクスプローラでアクセス許可を付与した後、次のコマンドを使用して Shfusion.dll を再登録します。
C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework\VersionNumber>regsvr32 shfusion.dll

ASP.NET アプリケーションがアクセスするリモート リソースに対するアクセス許可が不足しているために問題が発生する

ASP.NET アプリケーションで Microsoft SQL Server または汎用名前付け規則 (UNC) 共有などのリモート リソースにアクセスする場合、多くの問題が発生する可能性があります。また、リモート リソースで多くの設定が不適切である場合もあります。リソースに適切にアクセスするために、これらの問題をトラブルシューティングする必要があります。 詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
891031 ASP.NET アプリケーションからリモート リソースにアクセスする場合の一般的なセキュリティの問題
最初に、エクスプローラを使用して、リモート サーバーに接続できるかどうかを確認します。
  1. リモート サーバー上で、Test という名前のフォルダを作成します。Test フォルダの [共有] タブおよび [セキュリティ] タブで、ドメイン アカウントと ASP.NET アプリケーションで使用されるプロセス アカウントを追加し、両方のアカウントにフル コントロールを付与します。

    : ASP.NET からリモート リソースにアクセスする方法および問題の回避策を参照するには、891031 をクリックしてください。
  2. IIS サーバーで、ドメイン アカウントを使用してログオンします。[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、次のようにリモート サーバーの UNC 共有パスを入力します。
    \\RemoteServerName\Test
    このフォルダにアクセスできない場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてこの問題を解決します。問題が解決しないと、ASP.NET アプリケーションはその共有にアクセスできません。
  3. 次のコードが記述された CreateUNCFile.aspx という名前のファイルを作成し、アプリケーション ディレクトリに保存します。
    <%@ Page Language="vb" %>
    <%@ Import Namespace="System.IO" %>
    <html>
      <head>
      <title>Writing to a Text File</title>
    <script runat="server">
        Sub WriteToFile(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs)
            Dim fp As StreamWriter
                fp = File.CreateText("\\<RemoteServerName>\Test\" & "test.txt")
                fp.WriteLine(txtMyFile.Text)
                lblStatus.Text = "The File Successfully created! Your ASP.NET process is able to access this remote share"
                fp.Close()
        End Sub
    </script>
    
    </head>
    <body style="font: 10pt verdana">
                <h3 align="center">Creating a Text File in ASP.NET</h3>
        <form id="Form1" method="post" runat="server">
                            Type your text:
                            <asp:TextBox ID="txtMyFile" TextMode="MultiLine" Rows="10" Columns="60" Runat="server" /><br>
                            <asp:button ID="btnSubmit" Text="Create File" OnClick="WriteToFile" Runat="server" />
                            <asp:Label ID="lblStatus" Font-Bold="True" ForeColor="#ff0000" Runat="server" />
        </form>
    </body>
    </html> 
    
  4. 次のコード行で、<RemoteServerName>
    fp = File.CreateText("\\<RemoteServerName>\Test\" &	"test.txt")
    使用するリモート サーバーの名前に変更します。
  5. IIS サーバー以外のクライアント コンピュータで、Windows Internet Explorer を開き、http://IISServerName/AppName/CreateUNCFile.aspx を参照します。
  6. Test.txt ファイルが正しく作成された場合、ASP.NET アプリケーションはリモート リソースに対して認証されます。
  7. Internet Explorer クライアント ブラウザからはファイルを作成できず、IIS サーバー自体から同じページを参照するとファイルが正しく作成される場合は、"ダブル ホップ問題" が発生している可能性があります。独自に構築した Web パーツを使用して、ユーザー認証と承認を必要とするリモート リソースにアクセスする場合、"ダブル ホップ問題" が発生する可能性があります。リモート リソースにアクセスする場合、リソースからの出力をエンド ユーザーがアクセス許可を持つデータに限定するために、エンド ユーザーの資格情報をリソースに提供することが必要になる場合があります。
上記の手順では、IIS で NTLM 認証が有効になっていると想定しています。基本認証では、Kerberos は使用されません。 詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
907272 Kerberos 認証および委任問題のトラブルシューティング
326985 [HOWTO] IIS の Kerberos に関する問題のトラブルシューティング
IIS 認証方法の詳細については、次の Microsoft Developer Network (MSDN) Web サイトを参照してください。
http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/aa292114(VS.71).aspx


ヒント : ASP.NET アプリケーションからリモート UNC 共有には接続でき、SQL Server を実行しているリモート サーバーには接続できない場合、SQL Server のサービス プリンシパル名 (SPN) のチェックまたは設定が必要な場合があります。IIS でアプリケーションの基本認証だけを有効にして、SQL Server を実行しているリモート サーバーに接続できるかどうかを確認します。 詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
319723 SQL Server で Kerberos 認証を使用する方法
316989 ASP.NET から SQL Server への信頼されたデータ接続を作成するとエラー メッセージ "ユーザー 'AccountName' はログインできませんでした" が表示される
ヒント : マップされたドライブを使用してリモート リソースに接続しないでください。これは、ドライブのマッピングが net use コマンドの拡張であり、ユーザー単位で作成されるためです。リモート コンピュータ上に存在する Web サーバーのコンテンツにアクセスする場合は、UNC 共有を使用することをお勧めします。 詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
257174 マップされたドライブを IIS で使用する方法

コード アクセス セキュリティ (CAS) 関連の問題

ASP.NET のエラー メッセージは詳細に記述されており、ほとんどの場合、問題が何であるかを正確に示しています。場合によっては、FileMon または RegMon を使用しても有用な情報が得られないことがあります。そうした場合について考察します。

状況

ASP.NET アプリケーションを参照しようとするとエラーが発生し、次のような汎用的なエラー メッセージが表示されます。
元に戻す画像を拡大する
サーバー アプリケーションは現在使用できません。
イベント ログには、次のイベントが記録されます。
種類 : エラー
ソース : ASP.NET 1.1.4322.0
分類 : なし
イベント ID : 1088
日付 : 2006/10/11
時刻 : 22:54:04
ユーザー : N/A
コンピュータ : ComputerName
説明 :
App-Domain が作成されなかったため、要求を実行できませんでした。エラー: 0x8013150a
ASP.NET アプリケーション ドメインが作成されると、ASP.NET は信頼構成要素のレベル属性に指定された値を読み込み、指定された Level 属性を使用して AspNetHostingPermission クラスのインスタンスを作成し、そのクラスをアプリケーション ドメインのアクセス許可セットに追加します。信頼レベルが不適切に構成されている、または変更されている場合、上記のエラーが表示されます。詳細については、次の MSDN Web サイトの「ASP.NET 信頼レベルとポリシー ファイル」を参照してください。
http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/wyts434y(VS.80).aspx
この問題を解決するには、「ASP.NET アプリケーションがアクセスするローカル リソースに対するアクセス許可が不足しているために問題が発生する」に記載されているヒントを実行します。ただし、管理者アカウントまたは SYSTEM アカウントを使用しても、アプリケーションが動作しないことがあります。その場合、問題がコード アクセス セキュリティが原因で発生しているかどうかを確認する必要があります。これは、Caspol.exe を使用してコード アクセス セキュリティを無効にすることで簡単に確認できます。
C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework\v1.1.4322>caspol -s off
Microsoft(R) .NET Framework CasPol 1.1.4322.573
Copyright (C) Microsoft Corporation 1998-2002. All rights reserved.

正常に完了

C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework\v1.1.4322>
caspol ?s off を実行したら、IIS をリセットし、アプリケーションを参照してみます。これにより問題が解決する場合は、コード グループのアクセス許可セットをチェックする必要があります。コード グループにアクセスするには、[管理ツール] の [Microsoft .NET Framework VersionNumber 構成] ツールを使用します。

この場合、[My_Computer_Zone] コード グループのアクセス許可セットが [Nothing] に設定されています。問題を解決するには、これを [Full Trust] に変更します。

: [My_Computer_Zone] コード グループにアクセスするには、次の手順を実行します。
  1. コントロール パネルの [管理ツール] をダブルクリックします。
  2. [Microsoft .NET Framework VersionNumber 構成] をダブルクリックします。
  3. [ランタイム セキュリティ ポリシー] をダブルクリックします。
  4. [コンピュータ (Machine)] をダブルクリックします。
  5. [コード グループ] をダブルクリックします。
  6. [All_Code] をダブルクリックします。
  7. [My_Computer_Zone] をダブルクリックします。
ヒント : 問題が解決したら、caspol ?s on を実行して CAS を有効にしてください。

詳細については、「ASP.NET コード アクセス セキュリティ」 (http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/87x8e4d1(VS.80).aspx) を参照してください。

"Server Application Unavailable" (サーバー アプリケーションは使用できません) エラー メッセージは、さまざまな原因で表示されます。問題の原因に関する詳細な情報を得るには、イベント ログが最適です。

IIS 関連のエラー

IIS 認証に関連するエラーの場合は、IIS ログが非常に役立ちます。一般的には、次のメッセージが表示されます。
元に戻す画像を拡大する
このページの表示が認められていません
この場合は、この特定のエラーの状態コードおよび副状態コードを探す必要があります。
2006-10-12 22:47:28 W3SVC1 65.52.18.230 GET /MyAPP/login.aspx - 80 MyDomain\UserID_91 65.52.22.58 Mozilla/4.0+(compatible;+MSIE+6.0;+Windows+NT+5.2;+SV1;+.NET+CLR+1.1.4322;+.NET+CLR+2.0.50727;+InfoPath.1) 401 3 5
状態コード 401 および副状態コード 3 が表示されています。これは、"リソース上の ACL が原因で許可されない" ことを示しています。

これは、ファイルまたはフォルダに対して NTFS アクセス許可が不足していることを示しています。このエラーは、アクセスしようとしているファイルに対するアクセス許可が適切である場合でも、別の SYSTEM フォルダおよび IIS フォルダに対するデフォルトのアクセス許可およびユーザー権利が不足している場合に発生することがあります。たとえば、IUSR_ComputerName アカウントに C:\Winnt\System32\Inetsrv ディレクトリに対するアクセス許可が付与されていない場合に、このエラーが表示されることがあります。 IIS 状態コードの詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
318380 IIS 状態コード
812614 [INFO] IIS 6.0 でのデフォルトのアクセス許可とユーザー権利
271071 IIS 5.0 Web サーバーに必要な NTFS アクセス許可とユーザー権利の設定方法
ヒント : [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。logfiles と入力して、IIS ログを含むフォルダを開きます。別の方法として、IIS の [Web サイトのプロパティ] ページで [Web サイト] タブをクリックします。[アクティブ ログ形式] の下の [プロパティ] をクリックして、ログ ファイルのディレクトリと名前を確認します。

注目すべき別の項目として、状態コード 5 があります。net helpmsg コマンドを使用すると、この状態コードの詳細な情報を得ることができます。
C:\Documents and Settings\User>net helpmsg 5
アクセスが拒否されました。
もう 1 つ、一般的な状態コードである状態コード 50 を試してみましょう。
C:\Documents and Settings\User>net helpmsg 50
この要求はサポートされていません。
ヒント : 別の一般的なメッセージ "500 内部サーバー エラーです" が表示される場合、HTTP エラー メッセージの簡易表示を無効にすると、エラーの詳細な記述が表示されます。イベント ビューアにも詳細な情報が含まれていることがあるので、必ずチェックしてください。
HTTP エラー メッセージの簡易表示を無効にする方法の詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
294807 [HOWTO] Internet Explorer 5.x および 6.x の "HTTP エラー メッセージの簡易表示" 機能をサーバー側で無効にする方法
記録されている情報をすべて使用して、発生している問題の詳細を最大限に得ることが大切です。

リソース

詳細を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
306590 ASP.NET のセキュリティの概要
317012 ASP.NET のプロセス ID と要求 ID
How To: ASP.NET 2.0 アプリケーション用のサービス アカウントを作成する方法
http://www.microsoft.com/japan/msdn/enterprise/pag/securityguidance/paght000009.aspx

ASP.NET 識別子マトリクス
http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/aa302377.aspx

以前の ASP.NET Support Voice コラム
http://support.microsoft.com/aspnetpsvc
これらの簡単な方法を、セキュリティやアクセス許可に関連する問題を解決する際に役立ててください。Support Voice コラム をご活用ください。今後このコラムや「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) で取り上げてほしいテーマについてのご意見をお待ちしています。Ask For It フォームを使用して、ご意見やご感想をお寄せください。

プロパティ

文書番号: 910449 - 最終更新日: 2007年11月20日 - リビジョン: 1.3
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft ASP.NET 2.0
  • Microsoft ASP.NET 1.1
キーワード:?
kbhowto kbasp KB910449
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