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サービスの随意アクセス制御リストを作成する場合の推奨事項およびガイド文書番号: 914392 - 対象製品 目次概要
サービスの随意アクセス制御リスト (DACL) は、ワークステーションおよびサーバーのセキュリティにおいて重要な要素です。この資料では、サービスに対する DACL の解釈方法について説明します。また、プログラムの開発およびセキュリティ評価を行う際に、サービスの DACL を作成するための推奨事項に関するガイドを提供します。 はじめに
この「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料は、サービスの随意アクセス制御リスト (DACL) のセキュリティを評価する際のガイドとして使用することができます。
詳細
サービスの DACL を表示するには、以下の例のように、sc コマンドを sdshow という引数と共に使用します。service_name には、DACL を表示するサービスの名前を指定します。
sc sdshow service_name コマンドの実行結果の例を以下に示します。
(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;SY)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;AU)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;PU)(A;;CCDCLCSWLOCRRC;;;LS)
この sc コマンドの出力例では、サービスのセキュリティの詳細がセキュリティ記述子定義言語 (SDDL) 構文で表示されています。SDDL 構文の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/aa379567.aspx
サービスの DACL に脆弱性が存在するかどうかを判断するには、いくつかの点を確認する必要があります。以下の表は、sc コマンドの実行結果の解釈の仕方、各アクセス許可文字列の解釈方法、そのアクセス許可が付与されているユーザーを確認する方法について示したものです。
(http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/aa379567.aspx)
かっこで囲まれた文字列は、それぞれ独立して評価することができます。それぞれの内容は以下のとおりです。
(許可 (A)/拒否 (D);;アクセス許可の文字列;;;SID またはビルトインのアカウントまたはグループの省略名)
アクセス許可の文字列に含まれている 2 つの文字の組み合わせは、ぞれぞれ特定の権限またはアクセス許可に対応しています。
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最も注意が必要なのは、ChangeConf (DC) のアクセス許可です。サービスに、特権を昇格させる攻撃に対する脆弱性が存在するかどうかを確認するには、ChangeConf のアクセス許可をチェックします。このアクセス許可が付与されていると、サービスの構成を変更して、サービスの開始時に実行されるバイナリ ファイルを追加することができます。また、WDac (WD) および WOwn (WO) のアクセス許可についても十分に注意する必要があります。これらのアクセス許可を使用すると、アクセス許可を LocalSystem に昇格することが可能です。これらの権限が、低レベルのアクセス許可しか持たないユーザーに付与されることがないように、注意します。この表は、SDDL 構文でアクセス許可が付与されるユーザーの種類を特定するためのコードの一覧です。 元に戻す
SDDL 形式の DACL 文字列の解釈ここでは、この資料の前半に記載されている DACL 文字列の例を解釈する方法について説明します。各アクセス制御エントリ (ACE) ごとに解釈の仕方を説明します。
次の DACL の例では、Authenticated Users には ChangeConf の権限を付与していません。
(A;;CCLCSWLOCRRC;;;AU)(A;;CCLCSWRPLOCRRC;;;PU)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;BA)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;SO)(A;;CCLCSWRPWPDTLOCRRC;;;SY)(A;;DT;;;LS)(A;;DT;;;NS)(A;;CCDCLCSWRPWPDTLOCRSDRCWDWO;;;NO)
この DACL では、Authenticated Users (AU) には以下の権限のみが付与されます。
LocalSystem (SY) グループには、Power Users グループと同じアクセス許可が付与されていますが、Stop と Pause のアクセス許可も付与されています。この設定もおおむね問題ありません。次の 2 つの短いアクセス制御エントリ (ACE) では、Local Service アカウントおよび Network Service アカウントにサービスを停止するためのアクセス許可 (Pause) が付与されています。Local Service および Network Service はどちらも強力な権限を持つローカルのアカウントであるため、この設定もおおむね問題ありません。 しかし、Network Configuration Operators (NO) グループに、ChangeConf のアクセス許可が付与されています。Network Configuration Operators グループは Windows XP で導入されたグループであり、信頼されているユーザーが、完全な管理者のアクセス許可を持っていなくてもネットワーク設定を変更できるようにするためのものです。デフォルトでは、Network Configuration Operators グループには何も設定されていません。このグループは、必要に応じて、特定のユーザーにネットワークを構成するのに必要なアクセス許可を付与するために使用します。たとえば、ポータブル コンピュータの所有者にこのアクセス許可を付与する場合が考えられます。Network Configuration Operators グループのユーザーは、通常、そのコンピュータを物理的に制御しているユーザーです。ただし、このグループの目的は、物理的に管理しているユーザーに完全な管理者のアクセス許可を付与しないようにすることです。このため、このサービス DACL では、Network Configuration Operators グループには ChangeConf のアクセス許可を付与しないようにする必要があります。 推奨事項サービスの DACL は、特定の種類のアクセス許可が必要なユーザーのみに限定します。以下の権限については、特に注意してください。低レベルの権限しか持たないユーザーまたはグループに以下の権限を付与すると、その権限を使用して、コンピュータの LocalSystem への特権の昇格が行われる可能性があります。
http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/ms685981.aspx
(http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/ms685981.aspx)
プロパティ文書番号: 914392 - 最終更新日: 2007年2月15日 - リビジョン: 1.3 この資料は以下の製品について記述したものです。
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