Windows Server 2003 の Windows Server クラスタ コンポーネントに含まれるリソースに対する LooksAlive 関数と IsAlive 関数の動作

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文書番号: 914458 - 対象製品
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目次

はじめに

この資料では、Microsoft Windows Server 2003 の Windows Server クラスタ コンポーネントに含まれるリソースに対する LooksAlive および IsAlive エントリ ポイント関数の動作について説明します。

詳細

物理ディスク リソース (ClusRes.DLL)

  • LooksAlive
    クラスタ サービス (ClusDisk.sys) は、管理するすべてのディスクまたはすべての物理ディスク リソースに対して、3 秒ごとに予約を発行します。LooksAlive ポーリングでは、物理ディスク リソースのフラグが設定されているかどうかが確認されます。フラグが設定されていない場合、定期的な予約は失敗しています。
  • IsAlive
    IsAlive テストでは、ディスクのルートに対して実行される DIR コマンドと同等のプロシージャが実行されます。
: クラスタ サービスは、物理ディスク リソースの作成時に一時ファイルを作成して、ディスクが破損していないこと、およびディスクがルートに対して適切なアクセス許可を持つことを確認します。この確認処理では、ディスク上に小さいファイルが作成されてから削除されます。以下は、この処理を示す cluster.log ファイルからの抜粋です。
Physical Disk Disk X: DisksWriteTestFile: Creating test file (X:\zClusterOnlineChk.tmp)

IP アドレス リソース (ClusRes.DLL)

  • LooksAlive
    IP アドレス リソースの障害検出は、基本的に Microsoft クラスタ サービス (MSCS) ネットワーク インターフェイス障害検出に基づいています。IP アドレス リソースは、クラスタ サービス (ClusAPI) を使用してネットワーク インターフェイス障害通知をリッスンします。ネットワーク インターフェイスで障害が発生したことがクラスタ サービスによって宣言されると、IP アドレス リソースは、障害が発生したインターフェイスでホストされている各 IP アドレス リソースに障害フラグを設定します。たとえば、ハートビートを受信しなくなったため、障害が発生したインターフェイスをノードが投票する場合に、この動作が発生することがあります。次回 LooksAlive 関数が呼び出されると、そのリソースは失敗します。

    LooksAlive 関数では、次の動作も行われます。
    • TCP/IP ドライバへのクエリを実行して、仮想 IP アドレスのネットワーク テーブル エントリがスタック内に存在することが確認されます。ネットワーク テーブル エントリは、IP アドレスに対応しています。
    • NetBIOS がリソースに対して有効になっている場合、NetBT ドライバへのクエリを実行して、NetBT デバイスが存在することが確認されます。
    サーバー クラスタでのネットワーク インターフェイス障害検出の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
    892422 Windows 2000 ベースおよび Windows Server 2003 ベースのサーバー クラスタにおけるイベント ID 1123 とイベント ID 1122 のログの概要
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

ネットワーク名リソース (ClusRes.DLL)

  • LooksAlive
    ネットワーク名リソースの障害検出では、IP アドレス リソースのテストに類似した "存在" テストが実行されます。NetBIOS がネットワーク名リソースに対して有効になっている場合、そのネットワーク名リソースは、NetBT デバイスへのクエリを実行して、仮想名がネットワーク スタックにロードされていることを確認します。

    また、ネットワーク名リソースには、ホスト (A) リソース レコードを 24 時間ごとに登録するワーカー スレッドがあります。オプションで、逆引き参照 (PTR) リソース レコードを登録することもできます。ネットワーク名リソースは、DNS サーバーを使用するか、そのネットワーク名リソースの依存ノードの IP アドレスに関連付けられているサーバーを使用します。DNS サーバーは、動的更新を受け入れるように構成されている必要があります。

    試行される各登録の状態は、LooksAlive テスト中に確認されます。すべての登録が失敗し、NetBIOS を使用して仮想名が登録されていない場合、仮想名にアクセスできなくなったと見なされます。つまり、そのリソースは失敗しています。また、"DNS is Required" プロパティが 1 に設定されていて、1 つ以上の DNS 登録が失敗した場合、ネットワーク名リソースは失敗します。

    : 上記のいずれの場合も、DNS サーバーとの通信タイムアウトは失敗とは見なされません。
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

ファイル共有リソース (ClusRes.DLL)

  • LooksAlive
    ファイル共有リソースに対する LooksAlive テストでは、共有が存在することを確認する基本的なテストとして、サーバー サービスから共有のプロパティが取得されます。
  • IsAlive
    ファイル共有リソースに対する IsAlive テストでは、LooksAlive テストと同じ内容が実行されます。MaxUsers プロパティが -1 (無制限) に設定されている場合、IsAlive 関数は共有名を使用して共有の最初のファイルを開きます。それ以外の場合、IsAlive 関数は、共有に関連付けられているディレクトリのパスがまだ有効かどうかをテストします。

スタンドアロン DFS ルートとしてのファイル共有リソース (ClusRes.DLL)

  • LooksAlive
    分散ファイル システム (DFS) ルート ファイル共有リソースに対する LooksAlive テストでは、共有が存在することを確認する基本的なテストとして、サーバー サービスから共有の機能フラグが取得されます。このフラグがチェックされて、共有が DFS ルートとマークされていることが確認されます。
  • IsAlive
    DFS ルート ファイル共有リソースに対する IsAlive テストでは、LooksAlive テストと同じ内容が実行されます。さらに、IsAlive テストでは、依存仮想名に関連付けられている紹介が要求されます。このテストが成功した場合、DFS ルート ファイル共有リソースは、共有の最初のファイルを開きます。

スプーラ リソース (ClusRes.DLL)

  • LooksAlive
    スプーラ リソースに対する LooksAlive テストでは、サービス コントロール マネージャ (SCM) へのクエリを実行して、SpoolSV.exe プロセスが "実行中" 状態かどうかが確認されます。
  • IsAlive
    IsAlive 関数は、印刷サブシステムのローカル プリント プロバイダ (Localspl.dll) を呼び出すことによって、スプーラ リソースをテストします。この呼び出しは、メモリでコードのクリティカル セクションを取得して解放するようにローカル プリント プロバイダに指示します。このテストでは、スプーラ サービスが実行されていること、および応答することが確認されます。

汎用サービス リソース (ClusRes.DLL)

  • LooksAlive
    汎用サービス リソースに対する LooksAlive テストでは、SCM へのクエリを実行して、指定されたサービスが "実行中" 状態かどうかが確認されます。
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

汎用アプリケーション リソース (ClusRes.DLL)

  • LooksAlive
    汎用アプリケーション リソースは、他の多くのコア リソースとは異なり、LooksAlive および IsAlive の標準エントリ ポイントを実装していません。代わりに、汎用アプリケーション リソースは、子アプリケーション プロセスのプロセス ハンドルをリソース モニタに返します。このため、リソース モニタ プロセスは、プロセス ハンドルを待機する必要があります。アプリケーションが失敗すると、プロセス ハンドルはシグナル状態になります。この動作はプロセスが停止したことを示します。この場合、LooksAlive テストのデフォルト値が 5 秒であっても、汎用アプリケーション リソースはアプリケーションが失敗してから 5 秒間待機せずに、すぐに失敗状態になります。
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

汎用スクリプト リソース (ClusRes.DLL)

  • LooksAlive
    汎用スクリプトというリソースの種類を使用すると、開発者は、Microsoft Visual Basic Scripting Edition (VBScript) や JScript などのスクリプト言語を使用して、カスタム LooksAlive エントリ ポイントを実装できます。この場合、スクリプトの開発者は、LooksAlive コードを作成する必要があります。
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

分散トランザクション コーディネータ リソース (MTXClu.DLL)

  • LooksAlive
    分散トランザクション コーディネータ リソースに対する LooksAlive テストでは、SCM へのクエリを実行して、指定されたサービスが "実行中" 状態かどうかが確認されます。
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

メッセージ キュー リソース (MQClus.DLL)

  • LooksAlive
    メッセージ キュー リソースに対する LooksAlive テストでは、SCM へのクエリを実行して、対応するメッセージ キュー クラスタ サービスが "実行中" 状態かどうかが確認されます。
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

メッセージ キュー トリガ リソース (MQTGClus.DLL)

  • LooksAlive
    メッセージ キュー トリガ リソースに対する LooksAlive テストでは、SCM へのクエリを実行して、対応するメッセージ キュー トリガ クラスタ サービスが "実行中" 状態かどうかが確認されます。
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

WINS リソース (ClNetRes.DLL)

  • LooksAlive
    Windows インターネット ネーム サービス (WINS) リソースに対する LooksAlive テストでは、SCM へのクエリを実行して、対応する WINS サービスが "開始待ち" 状態または "実行中" 状態かどうかが確認されます。
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

DHCP リソース (ClNetRes.DLL)

  • LooksAlive
    DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) リソースに対する LooksAlive テストでは、SCM へのクエリを実行して、対応する DHCP サービスが "開始待ち" 状態または "実行中" 状態かどうかが確認されます。
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

ボリューム シャドウ コピー サービス タスク リソース (VSSTask.DLL)

  • LooksAlive
    ボリューム シャドウ コピー サービス タスク リソースに対する LooksAlive テストでは、ジョブがタスク スケジューラ サービスで認識されているかどうかが確認されます。
  • IsAlive
    このコンテキストでは、IsAlive テストは LooksAlive テストと同じです。

プロパティ

文書番号: 914458 - 最終更新日: 2008年3月14日 - リビジョン: 2.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition (32-bit x86)
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition (32-bit x86)
キーワード:?
kbhowto kbexpertiseinter KB914458
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