Microsoft サポート診断ツール (MSDT) に関してよく寄せられる質問

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文書番号: 926079
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はじめに

この資料では、Microsoft サポート診断ツール (MSDT) を以下のオペレーティング システムで実行している場合によく寄せられる質問 (FAQ) への回答を掲載しています。
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows XP
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Windows Vista
  • Windows Server 2008
マイクロソフト サポートでは、Microsoft サポート診断ツール (MSDT) で収集される情報を使用して、コンピューターで発生している問題に対する分析と、正しい解決方法の判断を行います。

Windows XP および Windows Server 2003 オペレーティング システムの場合、MSDT は ActiveX コントロールをインストールした Internet Explorer のセッション上で実行されます。Windows Vista および Windows Server 2008 オペレーティング システムの場合、MSDT は msdt.exe というインボックス ツールを介して実行されます。

詳細

Q1: Windows Server 2003 または Windows XP コンピューター上で MSDT を実行する方法を教えてください。

Windows Server 2003 または Windows XP コンピューター上では、次の 2 つの方法で MSDT を実行することができます。

1.???? インターネットに接続されているコンピューター: Internet Explorer 経由で直接実行できます。この場合は、マイクロソフトから送信された URL にアクセスし、以下の指示に従ってください。

a. [ツール] メニューにアクセスし、[インターネット オプション] をクリックします。
b. [セキュリティ] タブで、[信頼済みサイト] アイコンを選択し、[サイト] をクリックします。
c. 信頼済みサイトの一覧に "https://support.microsoft.com" を追加します。
d. [This computer is experiencing the problem] を選択し、[Continue] をクリックします。
e. アドオンのインストールを求める黄色のバーの存在を調べて、'Microsoft Support Diagnostic Platform' ActiveX がインストールされていることを確認します。黄色のバーをクリックし、指示に従ってコントロールをインストールします。[Automatically collect data] オプションがオンであることを確認してから、[Start collection] をクリックします。
注: [Start collection] をクリックした後、インターネット接続の速度に応じて、1 〜 5 分の待ち時間が発生する可能性があります。
f. 診断の実行が完了するまで待ちます。診断パッケージの実行状況に応じて、実行には数分かかることがあります。
g. マイクロソフト サポートにデータをアップロードするオプションを選択します。

2.???? インターネットに接続されていないコンピューター ? この場合は、インターネットに接続されているコンピューター上で、マイクロソフトから送信された URL を開き、インターネットに接続されていないコンピューター上で実行されるスタンドアロン パッケージを生成する必要があります。この場合の詳細について説明している質問 Q3 を読んでください。

Q2: Windows Vista または Windows Server 2008 コンピューター上で MSDT を実行する方法を教えてください。

Windows Vista または Windows Server 2008 コンピューター上では、次の 2 つの方法で MSDT を実行できます。

1.???? インターネットに接続されているコンピューター - Internet Explorer 経由または msdt.exe ツール経由で直接実行できます。この場合は、マイクロソフトから送信された URL にアクセスし、ページに記載されている指示に従って、[Data collection] をクリックするか、MSDT ツールを実行して指定のパスキーを入力します。指示に従って診断パッケージを実行します。

2.???? インターネットに接続されていないコンピューター ? この場合は、インターネットに接続されているコンピューター上で、マイクロソフトから送信された URL を開き、インターネットに接続されていないコンピューター上で実行されるスタンドアロン パッケージを生成する必要があります。この場合の詳細について説明している質問 Q3 を読んでください。

Q3: インターネットに接続されていないコンピューター上で MSDT を実行する方法を教えてください。

インターネットに接続されているコンピューター上で生成される実行パッケージを介して、インターネットに接続されていないコンピューター上で MSDT ツールを実行できます。(オフライン パッケージと呼ばれる) この実行可能ファイルを使用すると、任意の Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista または Windows Server 2008 オペレーティング システム上で診断情報を取得できます。また、マイクロソフト サポートに返送できる診断データが付属する CAB ファイルが生成されます。

インターネットに接続されていないコンピューター上で MSDT を実行するには、インターネットに接続され診断パッケージを実行できるコンピューター上で、オペレーティングシステムに応じて Q1 と Q2 いずれかの指示に従ってください。診断パッケージの実行を開始し、[Select which computer is experiencing the problem] または [Which computer has a problem?] というタイトルの画面が表示されたら、以下の指示に従ってください。
  1. 診断パッケージを実行しているコンピューターのオペレーティング システムに応じて、以下の指示に従います。
Windows XP または Windows Server 2003:

a. オプション [The problem is on another computer] を選択し、[Continue] をクリックします。
b. [Create File] をクリックします。
注: インターネット接続の速度に応じて、1 〜 5 分の待ち時間が発生する場合があります。

c. Web ページに記載されている指示に従って、オフライン パッケージ (MSDT-Portable.exe) を診断対象のコンピューターにコピーします。

Windows Vista または Windows Server 2008:

a. オプション [A different computer] を選択します。
b. [Save diagnostic tools to removable media] というタイトルの画面で [Download and save] をクリックします。
c. オフライン パッケージ (MSDT-Portable.exe) を保存する場所を指定します。

2. 対象のコンピューターに対してオフライン パッケージ (MSDT-Portable.exe) ファイルを実行します。
3. パッケージの実行が完了するまで待ちます。この処理には数分かかることがあります。
4. 診断パッケージの実行が完了した後、[Save results] をクリックします。結果を保存するフォルダーを指定します。
5. 診断結果が含まれる CAB ファイルと、ショートカット (.lnk) の 2 つのファイルが保存されることに注意してください。インターネットに接続されているコンピューターに両方のファイルを移動します。
6. インターネットに接続されているコンピューター上で、ショートカット ファイルをダブルクリックし、指示に従って結果のファイルをマイクロソフト サポートに返送します。

Q4: MSDT によってシステム構成は変更されますか。

MSDT によりコンピューターの構成が変更されることがあります。たとえば、MSDT ではデバッグに関連したログ記録が有効になり、ユーザーには発生している問題を再現する必要が生じる場合があります。診断パッケージがトラブルシューティング情報をマイクロソフト サポートにアップロードするまで、これらのログ記録の一部は有効のままになる場合があります。また、MSDT では問題に関する詳細情報を収集する診断が有効になる場合もあります。さらに、MSDT では、ある種の診断パッケージを実行できるように、PowerShell や .NET Framework などのランタイム パッケージをインストールすることもあります。パッケージの実行が完了した時点で、MSDT により変更されたすべての構成が元に戻るとは限りません。特に、ランタイム パッケージがインストールされる場合、PowerShell などのランタイム パッケージはコンピューター上にインストールされたままになる可能性があります。

Q5: MSDT によってマイクロソフトにファイルがアップロードされた後、どのコンポーネントおよびファイルがコンピューター上に残りますか。

Windows XP または Windows Server 2003 の場合は、Msdcode.dll という DLL がコンピューター上に残ります。このファイルは、マイクロソフトからファイルと診断ユーティリティを安全に転送し、マイクロソフトに情報をアップロードして返すために使用される ActiveX コントロールです。このファイルは、%windir%\Downloaded Program Files フォルダーに格納されます。

Windows XP または Windows Server 2003 で実行された場合、診断の実行中に MSDT によって作成されるすべてのファイルは、データ収集の処理中に %temp%\~odc というフォルダーに格納されますが、結果をマイクロソフトに送信した後だけでなく、データ収集を中止した場合や [Send files to Microsoft] 画面で [No, do not send the files to Microsoft] オプションを選択した場合、ファイルは削除されます。

Windows Vista または Windows Server 2008 で実行された場合、診断パッケージの実行中に MSDT によって作成されるすべてのファイルは、%temp%\MSDT_{GUID} というフォルダー (GUID は実行用の GUID を表すフォルダー) に格納されますが、結果をマイクロソフトに送信した後だけでなく、データ収集を中止した場合や [Send files to Microsoft] 画面で [No, do not send the files to Microsoft] オプションを選択した場合、ファイルは削除されます。

また、Q4 に記載されているように、PowerShell やその他のパッケージなど、一部のランタイム コンポーネントがコンピューター上に残る場合があります。一部の診断パッケージでは、診断でトラブルシューティング情報がマイクロソフト サポートにアップロードされるまで、コンピューター上で有効のままになる場合があるトレースや特定のログが有効になることもあります。

Q6: MSDT では PowerShell 実行ポリシーが変更されますか。

一部の実行パッケージでは、PowerShell 実行ポリシーが一時的に 'RemoteSigned' に変更され、情報を収集した後に元の構成に戻る場合があります。パッケージで実行が終了する前に診断の実行をキャンセルすると、ポリシーが 'RemoteSigned' のままになる場合があることに注意してください。

Q7: ローカライズ版の Windows オペレーティング システムで MSDT は正常に実行されますか。

MSDT は、ローカライズ版の Windows で正常に実行されます。ただし、ローカライズされているのは一部のコンテンツの記述のみです。そのため、一部のユーザー インターフェイスは英語で表示されます。

Q8: Windows Server 2008 の ServerCore インストールで MSDT を起動する方法を教えてください。

Windows Server 2008 の ServerCore インストールではブラウザーを使用できません。したがって、MSDT を手動で起動する必要があります。Windows Server 2008 ServerCore コンピューターがインターネットにアクセスできる限りは、以下の手順に従って MSDT を実行し、コンピューターから診断情報を収集します。
  • コマンド プロンプトで「Msdt.exe」と入力し、Enter キーを押します。
  • パスキーを入力し、[OK] をクリックします。
注: パスキーの値を入手するには、インターネットにアクセスできる Windows Vista または Windows Server 2008 システムで電子メール メッセージに記載された URL リンクを開き、10 桁のパスキーの値をメモします。

Q9: Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista または Windows Server 2008 で診断パッケージを実行する場合に、ファイアウォール/プロキシで許可するよう構成する必要がある URL を教えてください。

診断パッケージを実行すると、以下の URL にアクセスします。

  • https://support.microsoft.com/dcode
  • https://dcupload.microsoft.com
  • https://dcodews.partners.extranet.microsoft.com


トラブルシューティング

以下に、Windows Server 2008、Windows Vista、Windows Server 2003 または Windows XP オペレーティング システムを搭載したコンピューター上で MSDT を実行する場合に発生する最も一般的な問題を示します。

問題 1: Windows 7 または Windows Server 2008 R2 コンピューター上で MSDT を実行するために、エンジニアにより送信された URL を開いた後、診断パッケージを実行できない。使用できるオプションは [Create File] ボタンからのオフライン パッケージの作成のみである。

この問題は、ユーザーに送信された URL は、Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista または Windows Server 2008 コンピューター上で実行されるように設計された診断パッケージを実行するためのものであることが原因で発生します。Windows 7 ベースのコンピューターを診断する必要がある場合は、Windows 7 コンピューターで MSDT を実行するためのパスキーを送信するようにエンジニアに要請してください。Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista または Windows Server 2008 で実行するオフライン パッケージを生成する必要がある場合は、[Create File] オプションをクリックしてオフライン パッケージ (MSDT-Portable.exe) を生成し、上記の Q3 の手順 2. 〜 6. を実行してください。

問題 2: Windows 7 または Windows Server 2008 コンピューターでオフライン パッケージ (MSDT-Portable.exe) を実行すると、エラー "This application is not supported on this Operating System" が表示され、アプリケーションが終了する。

この問題は、オフライン パッケージの実行可能ファイル (MSDT-Portable.exe) が Windows 7 または Windows Server 2008 R2 コンピューターと互換性がないために発生します。Windows 7 コンピューターからデータを取得する必要がある場合は、Windows 7 ベースのコンピューターで使用するパスキーを送信するようにエンジニアに要請し、このオペレーティング システムと互換性のあるオフライン パッケージを生成します。

問題 2: Windows XP または Windows Server 2003 でオフライン パッケージを生成すると、'[WinTempFolder]' というフォルダーで MSDT-Portable.exe ファイルを指定するよう通知するメッセージが表示され、ファイルを見つけることができない。

この問題は、コンピューターに MSDT ActiveX コントロールがインストールされていなかった場合に発生します。[信頼済みサイト] 一覧に "https://support.microsoft.com" を追加し、ActiveX のインスールを許可するよう求めるメッセージが表示されたらインスールを許可してください。その他の指示については、質問 3 (Q3) を確認してください。

問題 3: Windows XP または Windows Server 2003 でオフライン パッケージを生成すると、Internet Explorer が応答を停止したように表示される。

この問題は、support.microsoft.com へのインターネット接続が低速である場合に発生することがあります。ActiveX でパッケージのダウンロードが完了するまで数分待ってから実行可能ファイルを生成してください。数分待った後でも問題が解決しない場合は、サポート エンジニアに問い合わせてください。


関連情報
KB 973559 - Windows 7 用の Microsoft サポート診断ツール (MSDT) に関してよく寄せられる質問
http://support.microsoft.com/kb/973559/ja


プロパティ

文書番号: 926079 - 最終更新日: 2011年11月11日 - リビジョン: 4.0
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