Outlook 2007 でサイズの大きい .pst ファイルまたは .ost ファイルに含まれるアイテムに対して操作を行っていると、パフォーマンスの問題が発生することがある

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文書番号: 932086 - 対象製品
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目次

現象

通常の操作を行っているときに、Microsoft Office Outlook 2007 が一時的に応答を停止します。たとえば、電子メール メッセージを読んでいるとき、移動したとき、削除したときなどです。

この現象は、メールの配信中または同期中に最も顕著になります。また、ストアのサイズが大きくなるとより顕著になります。.pst ファイルまたは .ost ファイルのサイズが 2 GB に達すると、発生しやすくなり、4 GB 以上になるとより顕著になります。

: 以前のバージョンの Outlook で同じ操作を実行した場合、pst ファイルまたは .ost ファイルのサイズが大きくても同様のパフォーマンスの問題は発生しません。

原因

Outlook 2007 では、新機能に対応するために、.pst ファイルおよび .ost ファイルに新しいデータ構造が導入されています。この新しいデータ構造では、.pst ファイルまたは .ost ファイルに含まれるアイテムの数が増加すると、ハード ディスクへのデータの書き込み頻度が増加します。

: この新しいデータ構造を持たない .pst ファイルまたは .ost ファイルを作成することはできません。

解決方法

この問題を解決するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料に記載されている更新プログラムをインストールします。
933493 Outlook 2007 更新プログラム (2007 年 4 月 13 日) について
更新プログラム 933493 を使用すると、通常操作時の Outlook 2007 の全般的な応答を向上することができます。通常操作とは、コンピュータにサイズの大きいメールボックス ファイル (.pst ファイルおよび .ost ファイル) が格納されているユーザーの電子メール メッセージを読む、移動する、削除する、およびダウンロードするなどの操作です。技術的な観点では、この更新プログラムによって、サイズの大きい .pst ファイルまたは .ost ファイルへの Outlook 2007 の書き込みパターンが最適化されます。この結果、ディスク アクセスが減少します。

この Outlook 2007 用の更新プログラムは、マイクロソフトがお客様の製品エクスペリエンスを向上するために継続的に行っている活動の一部です。マイクロソフトでは、Outlook 2007 の実行時に一部のお客様にパフォーマンスの問題が発生していることを認識しています。この更新プログラムには複数のパフォーマンスの向上が含まれ、以下の点を強化するように設計されています。
  • フォルダから別のフォルダにメッセージをコピーまたは移動するために必要な時間を短縮します。
  • メッセージのダウンロード速度を向上します。
  • メッセージの削除に必要な時間を短縮します。

詳細

この問題を解決するか、問題の発生を最低限に抑えるために、以下のいずれかの方法を使用することもできます。

方法 1 : Exchange メールボックスのサイズを小さくする

Exchange メールボックスのサイズを小さくすると、.ost ファイルのサイズも小さくなります。Exchange メールボックスのサイズを小さくするには、以下のいずれかまたは両方の操作を実行します。
  • メールボックス内のアイテムを削除します。
  • メールボックス内のアイテムを、1 つまたは複数の .pst ファイルにアーカイブします。
アイテムの削除またはアーカイブは手動で行えます。また、[メールボックスの整理] を使用して行うこともできます。Outlook 2007 で [メールボックスの整理] を実行するには、[ツール] メニューの [メールボックスの整理] をクリックします。[メールボックスの整理] ダイアログ ボックスでは、以下のすべての機能を使用できます。
  • メールボックスのサイズを表示する。
  • 指定した日数より古いアイテムを検索する。
  • 指定したサイズより大きいアイテムを検索する。
  • 古いアイテムを保存ファイルへ移動する ([古いアイテムの整理] をクリックする)。
  • 削除済みアイテム フォルダを空にする。
  • メールボックス内のアイテムのすべての代替バージョンを削除する。

方法 2 : キャッシュ モードのプロファイルの代わりにオンライン モードのプロファイルを使用する

キャッシュ モードのプロファイルでは、.ost ファイルを使用して、ローカル ハード ディスクにメールボックスが格納されます。Exchange メールボックスのサイズが大きい場合、.ost ファイルのサイズはさらに大きくなります。たとえば、メールボックスのサイズが 350 MB の場合、.ost ファイルのサイズは 475 MB 以上になる可能性があります。

方法 3 : サイズの大きい .pst ファイルを、複数のサイズの小さい .pst ファイルに分割する

Outlook 2007 には、.pst ファイルを複数の .pst ファイルに分割する機能が組み込まれていません。したがって、以下のいずれかの手順を実行して、サイズの大きい .pst ファイルを分割する必要があります。
  1. [古いアイテムの整理] 機能を使用して、アイテムを新しい .pst ファイルに移動します。これを行うには、以下の手順を実行します。
    1. Outlook 2007 のナビゲーション ウィンドウで、.pst ファイルをクリックします。
    2. [ファイル] メニューの [古いアイテムの整理] をクリックします。
    3. [古いアイテムの整理] ダイアログ ボックスで、[このフォルダとすべてのサブフォルダのアイテムを整理する] をクリックし、一覧から整理するフォルダをクリックします。
    4. [以下の日付より古いアイテムを対象とする] ボックスの一覧で日付をクリックします。
    5. [参照] をクリックし、新しい .pst ファイルのパスとファイル名を指定し、[OK] をクリックします。

      : 新しい .pst ファイルは、[メール フォルダ] の一覧に [保存フォルダ] として表示されます。
    この .pst ファイルの表示名を変更するには、以下の手順を実行します。
    1. [保存フォルダ] を右クリックし、["保存フォルダ" のプロパティ] をクリックします。
    2. [保存フォルダ プロパティ] ダイアログ ボックスで、[詳細] をクリックします。
    3. [個人用フォルダ] ダイアログ ボックスで、[名前] ボックスに新しい表示名を入力します。
    4. [OK] を 2 回クリックして、Outlook に戻ります。
  2. [フォルダへ移動] 機能を使用して、アイテムを新しい .pst ファイルに移動します。これを行うには、以下の手順を実行します。
    1. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[Outlook データ ファイル] をクリックします。
    2. [新しい Outlook のデータ ファイル] ダイアログ ボックスで、[Office Outlook 個人用フォルダ ファイル (.pst)] をクリックし、[OK] をクリックします。
    3. 新しい .pst ファイルのパスとファイル名を指定します。
    4. [Microsoft 個人用フォルダの作成] ダイアログ ボックスで、[名前] ボックスに .pst ファイルの表示名を指定します。この名前は、Outlook の [メール フォルダ] の一覧で使用されます。
    5. 新しい .pst ファイルに移動するアイテムが保存されているフォルダで、移動するアイテムを 1 つ以上クリックします。
    6. [編集] メニューの [フォルダへ移動] をクリックします。
    7. [アイテムの移動] ダイアログ ボックスで、[新規作成] をクリックします。
    8. [新しいフォルダの作成] ダイアログ ボックスで、[名前] ボックスに新しいフォルダの名前を入力します。
    9. [フォルダを作成する場所] の下で、新しい .pst ファイルをクリックし、[OK] をクリックします。
    10. [アイテムの移動] ダイアログ ボックスで、新しい .pst ファイル内の新しいフォルダが選択されていることを確認し、[OK] をクリックします。

方法 4 : フィルタを使用して、Exchange から .ost ファイルに同期させるアイテムを制限する

特定の Exchange メールボックス フォルダに同期フィルタを構成するには、以下の手順を実行します。
  1. フォルダを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [プロパティ] ダイアログ ボックスの [同期] タブをクリックします。
  3. [同期] タブで [フィルタ] をクリックします。
  4. [フィルタ] ダイアログ ボックスで、このフォルダに入れる新しいアイテムの同期に使用する条件を指定します。
  5. [OK] を 2 回クリックして、Outlook に戻ります。
: この方法を使用すると、.ost ファイルの現在のサイズが小さくなります。これより前にこのフォルダに同期されていたアイテムは、次回 Outlook でこのフォルダが同期されるときに、.ost ファイルのローカル コピーから削除されます。これらのアイテムは、フィルタ条件を満たしていない場合に削除されます。バックグラウンドで圧縮が実行されるまで待たないと、.ost ファイルのサイズが小さくなったことを確認できない場合があります。または、Exchange アカウントの詳細設定で、[今すぐ圧縮] ボタンをクリックして、.ost ファイルを手動で圧縮することもできます。

同期フィルタを使用している場合、Microsoft Office Outlook Web Access、または Outlook プロファイルにオンライン モードを使用するように構成されている Outlook クライアントのいずれかを使用して、.ost ファイルと同期されていないアイテムを確認できます。

ポータブル コンピュータを使用している場合

ポータブル コンピュータを使用している場合は、デスクトップ コンピュータより早くこれらの問題が発生することがあります。これは、ポータブル コンピュータのハード ディスクがデスクトップ コンピュータのハード ディスクより、一般的に処理速度が遅いためです。パフォーマンスの問題はハード ディスクの速度に直接関係しています。コンピュータに RAM (Random Access Memory) を追加しても、この問題には効果がありません。

関連情報

Outlook の .pst ファイルの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
830336 Outlook 2007 および Outlook 2003 では .PST ファイルの形式とフォルダ サイズの制限が異なる
832925 Outlook 2007 および Outlook 2003 の .pst ファイルおよび .ost ファイルのサイズの制限を構成する方法
: 文書番号 832925 の資料で使用されているレジストリ パスは Outlook 2003 用です。Outlook 2007 では、資料に記載されているパス \11.0 の代わりにパス \12.0 を使用してください。

プロパティ

文書番号: 932086 - 最終更新日: 2007年8月10日 - リビジョン: 4.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Office Outlook 2007
キーワード:?
kbtshoot kbbug kbfix kbprb kbemail kbpubtypekc kbmsccsearch kbexpertisebeginner kboffice2007postrtmfix KB932086
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