ネットワーク モニター 3 について

文書翻訳 文書翻訳
文書番号: 933741 - 対象製品
すべて展開する | すべて折りたたむ

はじめに

この資料では、Microsoft ネットワーク モニター 3 について説明します。ネットワーク モニター 3 はプロトコル アナライザーで、これを使用すると、ネットワーク データをキャプチャ、表示、および分析することができます。また、これを使用して、ネットワーク上のアプリケーションに関する問題のトラブルシューティングに役立てることもできます。

この資料では、ネットワーク モニター 3 のダウンロードとサポートに関する情報、インストールの注意事項、および一般的な使用法に関する情報が記載されています。ネットワーク モニター 3.4 が最新バージョンです。

詳細

ネットワーク モニター 3 は、以前のネットワーク モニター 2.x バージョンを完全にオーバーホールしたものです。ネットワーク モニター 3 の主要な機能には以下のものがあります。
  • 頻繁に更新されるスクリプトベースのパーサー モデル
  • 同時ライブ キャプチャ セッション
  • Windows 7 のサポート
  • 32 ビット プラットフォームと 64 ビット プラットフォームのサポート
  • ネットワーク カンバセーションとプロセス追跡のサポート
  • キャプチャおよび解析エンジンにアクセスするための API
  • ワイアレス モニター モードのキャプチャ

ダウンロードとサポートに関する情報

最新版のネットワーク モニター (ネットワーク モニター 3.4) をダウンロードするには、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?displaylang=en&id=4865
ネットワーク モニター 3.4 に関するサポート情報は、以下のマイクロソフト TechNet フォーラムで参照できます。

http://social.technet.microsoft.com/Forums/ja/netmon/threads

インストールの注意事項

ネットワーク モニター 3.4 はネットワーク モニター 2.x と共存できます。既定では、ネットワーク モニター 3.4 は "%Program Files%\Microsoft Network Monitor 3" フォルダーにインストールされます。そのため、コンピューターの別のフォルダーに以前のバージョンがインストールされている場合、競合は発生しません。ネットワーク モニター 3.4 をインストールすると、ネットワーク モニター 3 の旧バージョンはアンインストールされます。

ネットワーク モニター 3.4 には、Windows Vista、Windows Server 2008、および Windows 7 用の新しいドライバーが含まれています。この新しいドライバーは、NDIS (Network Driver Interface Specification) 6.0 ドライバーの新機能をサポートしています。ネットワーク モニター 2.x NPPTools に依存するツールを使用している場合、そのようなツールは動作しません。Windows Vista でネットワーク データをキャプチャするには、ネットワーク モニター 3.4 を使用する必要があります。ネットワーク モニター 2.x は、Windows Vista ではネットワーク データを正確にはキャプチャしません。

ネットワーク モニター 3.4 を実行するために推奨されるハードウェアは以下のとおりです。
  • 1 GHz 以上のプロセッサ
  • 1 GB 以上のメモリ
  • 60 MB のハード ディスクの空き容量、およびキャプチャ ファイルを格納するための追加のハード ディスク領域
ネットワーク モニター 3.4 は、以下のオペレーティング システムでサポートされています。
  • Windows 7
  • Windows 2008 Server
  • Windows Vista
  • Windows XP
  • Windows Server 2003
警告と注意

現時点では、余分な負荷が発生するとパフォーマンスに影響する可能性がある運用システムで、ネットワーク モニター 3 を実行することは推奨されません。負荷を考慮する必要がある場合は、コマンド ライン版のネットワーク モニター 3 を使用してネットワーク データをキャプチャします。コマンド ライン版は Nmcap.exe です。Nmcap.exe の詳細については、「Nmcap.exe コマンド ライン ツール」セクションを参照してください。

ネットワーク モニター 3 は多くのシステム リソースを消費する場合があります。考慮する必要がある事項を以下に示します。
  • ディスク領域

    キャプチャ セッションを開始すると、ネットワーク モニター 3 は、\Temp フォルダーにある一連のキャプチャ ファイルにフレームを格納します。既定では、各キャプチャ ファイルのサイズは 20 MB です。既定では、キャプチャ セッションを停止しないと、コンピューター上の使用可能なハード ディスク領域が 2% 未満になるまで、ネットワーク モニター 3 はキャプチャ ファイルを \Temp フォルダーに格納し続けます。その後、ネットワーク モニター 3 はキャプチャ セッションを停止します。

    キャプチャ ファイルのサイズ、キャプチャ ファイルが格納される場所、使用可能なハード ディスク領域の制限、および他のキャプチャのオプションを構成することができます。これを行うには、[Tools] メニューの [Options] をポイントし、[Capture] タブをクリックします。
  • メモリの使用量

    データのキャプチャ以外にも、ネットワーク モニター 3 はフレームにプロパティを割り当て、そのプロパティを使用してフレームをカンバセーションにグループ化します。ネットワーク モニター 3 では、[Network Conversations] ウィンドウにツリー構造で、カンバセーションおよび関連付けられたフレームが表示されます。

    ネットワーク モニター 3 のカンバセーション機能により、メモリの使用量が大幅に増大します。これにより、コンピューターが応答しなくなる場合があります。既定では、カンバセーション機能はオンです。一部のより高度なレベルのプロトコル フィルターでは、カンバセーションのプロパティが必要です。カンバセーション機能をオフにするには、[Tools] メニューの [Options] をポイントし、[Capture] タブをクリックして、[Enable Conversations] チェック ボックスをオフにします。
  • プロセッサの使用率

    大量のフレームが処理されると、ネットワーク モニター 3 のカンバセーション機能により、プロセッサ使用率が大幅に増大する場合があります。既定では、「メモリの使用量」セクションに記載されているように、カンバセーション機能はオフです。

一般的な使用法

ネットワーク モニター 3 の一般的な使用法に関する情報は以下のとおりです。
  • ネットワーク データをキャプチャする

    既に説明したように、ネットワーク モニター 3 は多くのシステム リソースを消費する場合があります。そのため、ネットワーク モニター 3 を使用してデータをキャプチャする際に発生する場合があるシステム リソースへの影響を最小限にするには、Nmcap.exe コマンド ライン ツールを使用してデータをキャプチャします。

    ネットワーク モニター 3 を使用すると、ネットワーク データを収集し、データのキャプチャ時にリアルタイムでネットワーク データを表示することができます。ネットワーク モニター 3 でキャプチャ セッションを開始するには、[Start Page] タブをクリックし、[Create a new capture] タブをクリックしてから、[Start Capture] ボタンをクリックするか、F10 キーを押します。
  • フィルター

    ネットワーク モニター 3 は式に基づくシンプルな構文を使用してフレームをフィルター処理します。式に一致するすべてのフレームがユーザーに表示されます。フィルターの詳細を参照するには、次のいずれかの操作を実行します。
    • ネットワーク モニター 3 のユーザーズ ガイドで、フィルターの使用法に関するセクションのトピックを表示します。これを行うには、[Help] メニューの [Contents and SDK] をクリックし、[Using Filters] をダブルクリックします。
    • [Help] メニューの [How Do I] をポイントし、[Use Filters] をクリックします。
    • [Capture Filter] タブまたは [Display Filter] タブを使用して、標準のフィルターを表示します。
  • カンバセーション

    既定では、カンバセーション機能はオンになっています。特にデータを長期間キャプチャする場合、カンバセーション機能は大量のメモリを消費する可能性があります。カンバセーション機能をオフにするには、[Tools] メニューの [Options] をポイントし、[Capture] タブで [Enable Conversations] チェック ボックスをオフにします。

    カンバセーション機能がオンである場合、プロセス情報と共に、フレームが属するカンバセーションに応じて、フレームはグループ化され [Network Conversations] ウィンドウにツリー構造で表示されます。たとえば、同じ送信元ポートと同じ送信先ポートを使用する TCP データは、1 つのグループにまとめられます。[Network Conversations] ウィンドウでノードをクリックすると、対応するカンバセーション フィルターが自動的に [Frame Summary] ウィンドウのフレームに適用されます。特定のカンバセーションに属するフレームのみが表示されます。
  • Nmcap.exe コマンド ライン ツール

    Nmcap.exe コマンド ライン ツールを使用すると、キャプチャ セッションを開始するタイミングまたはキャプチャ セッションを停止するタイミングを構成することができます。また、Nmcap.exe コマンド ライン ツールを使用して連鎖するキャプチャを作成することもできます。連鎖するキャプチャを使用すると、複数のキャプチャ ファイルを作成できます。しかし、キャプチャ ファイルのサイズは小さいままになります。現時点では、NMCap はプロセス情報を保存することはできません。
  • Network Parsing Language (NPL)

    ネットワーク モニター 3 のパーサーは、具体的に、パーサーをより簡単に開発できるようにするための言語で記述されています。このため、パーサーが DLL ファイルとして作成された場合に発生する可能性がある、悪意のあるコードからの潜在的な悪用に対する、ある程度の保護も実現されます。NPL ではパーサーにアクセスできます。ネットワーク モニター 3 に含まれるパーサーを表示または変更できます。

一般的な問題

一般的な問題には以下のものがあります。
  • プロトコルが正しく解析されない場合があります。この問題は、次のいずれかの条件に該当する場合に発生することがあります。
    • カンバセーション機能がオフである。

      特定のプロトコルはカンバセーションのプロパティに依存し、後のフレームで必要になる場合がある状態の値を格納します。たとえば、TCP では、再送されるフレームに関する情報を格納するにはカンバセーションが必要です。TCP Retransmits 用のフィルターは、カンバセーション機能が有効でなければ動作しません。

      同様に、応答に元のコマンドが含まれていないため、サーバー メッセージ ブロック (SMB) プロトコルは応答を Transact コマンドに変換できません。情報はカンバセーションのプロパティに保存されます。
    • フル パーサーが有効になっていない可能性がある。既定では、パフォーマンス上の理由により、フル パーサーのサブセットが有効になっています。フル セットを有効にするには、次の手順を実行します。
      1. [Tools] メニューの [Options] をクリックします。
      2. [Parser] タブをクリックします。
      3. [Windows] 行を選択し、[Set] 列に [Full] が表示されるまで [Stubs] ボタンをクリックします。
  • Windows Vista ベースのコンピューターでネットワーク モニター 3 を実行すると、次のいずれかのエラー メッセージが表示される。
    None of the network adapters are bound to the Netmon driver
    This network adapter is not configured to capture with Network Monitor
    この問題は、次のいずれかの状態に該当する場合に発生します。
    • 管理者としてネットワーク モニター 3 を実行していない。
    • ユーザーが Netmon Users グループのメンバーではない。
    Windows Vista または以降のバージョンにネットワーク モニター 3 を初めてインストールするときには、Netmon Users グループにインストーラーのアカウントが追加されます。しかし、ユーザーがログオフしてからログインして戻るまで、この処理は有効になりません。すぐにキャプチャを取得する必要がある場合は、管理者としてネットワーク モニター 3 を実行する方法があります。

    詳細については、ネットワーク モニター 3 のリリース ノートを参照するか、ネットワーク モニター 3 のヘルプの Windows Vista での操作に関するトピックを参照してください。

関連情報

ネットワーク モニター 3 のサポート情報については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
TechNet のネットワーク モニターのフォーラム (英語)

プロパティ

文書番号: 933741 - 最終更新日: 2014年7月15日 - リビジョン: 14.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Windows Vista Ultimate
  • Windows Vista Enterprise
  • Windows Vista Ultimate 64-bit edition
  • Windows Vista Enterprise 64-bit edition
  • Windows Server 2008 Datacenter
  • Windows Server 2008 Enterprise
  • Windows Server 2008 Standard
  • Windows Web Server 2008
  • Windows 7 Beta
キーワード:?
kbhowto kbinfo kbexpertiseinter KB933741
Microsoft Knowledge Base の免責: Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。

フィードバック

 

Contact us for more help

Contact us for more help
Connect with Answer Desk for expert help.
Get more support from smallbusiness.support.microsoft.com