Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パックの Microsoft Office Isolated Conversion Environment の更新について

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文書番号: 935865 - 対象製品
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目次

はじめに

Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パックに追加された Microsoft Office Isolated Conversion Environment (MOICE) 機能を使用すると、Word、Excel、および PowerPoint のバイナリ形式ファイルをより安全に開くことができます。

詳細

予期していない電子メール メッセージを受信した場合は、通常、リスクからコンピューターを保護するため、そのメッセージの添付ファイルを開かないようにします。また、知らない相手からファイルが送られてきた場合もその添付ファイルは開かないようにします。

添付ファイルを開く必要がある場合は、MOICE を使用するとセキュリティ上のリスクが軽減します。MOICE により、Word、Excel、または PowerPoint のバイナリ形式ファイルを介した攻撃の影響が軽減します。直接攻撃の対象になっている疑いがあり、また、脆弱性を解消するソフトウェア更新プログラムを適用していない場合は、MOICE を使用します。

MOICE では、2007 Microsoft Office system コンバーターを使用して Office のバイナリ形式ファイルを Office Open XML 形式に変換します。この処理により、バイナリ形式のドキュメントを開く際に存在する可能性がある脅威を取り除くことができます。また、MOICE では、独立した環境で受信ファイルが変換されます。これにより、潜在的な脅威からコンピューターを保護することができます。

: MOICE は、Microsoft Office 2003 または 2007 Office スイートと共に使用する場合にのみサポートされます。他のバージョンの Microsoft Office では、MOICE はサポートされません。

現在、MOICE でサポートされているドキュメント形式は以下のとおりです。
  • .doc
  • .ppt
  • .pot
  • .pps
  • .xls
  • .xlt
  • .xla

MOICE をインストールする

必要条件

MOICE をインストールするには、以下の必要条件を満たしている必要があります。
  • Office 2003 または 2007 Office スイートがインストールされている。
  • Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パックがインストールされている。

    下記のファイルは、「Microsoft ダウンロード センター」からダウンロードできます。

    元に戻す画像を拡大する
    ダウンロード
    FileFormatConverters.exe パッケージ
  • すべての Office プログラムに対して推奨されている更新プログラムをすべてインストールする必要があります。推奨されているすべての更新プログラムをインストールするには、以下の Microsoft Update にアクセスします。
    http://update.microsoft.com/microsoftupdate/v6/default.aspx

MOICE をインストールする

MOICE をインストールするには、Microsoft Update にアクセスして、推奨されているすべての更新プログラムをインストールします。
http://update.microsoft.com/microsoftupdate/v6/default.aspx?ln=en-us
また、以下のサポート技術情報番号の資料に記載されている更新プログラムをインストールします。

934391 2007 Office プログラム用の更新プログラム (934391) (2007 年 5 月 18 日) について
934390 2007 Office プログラム用の更新プログラム (934390) (2007 年 5 月 18 日) について
934395 2007 Office プログラム用の更新プログラム (934395) (2007 年 5 月 18 日) について

MOICE で発生する既知の問題


  • Office 2003 の修復または Office 2003 用の更新プログラムのインストール後に、MOICE に関連するファイルの種類が削除されることがあり、再作成する必要があります。下記の MOICE を有効にするFix it ソリューションにより、ファイルの関連付けが再作成されます。

MOICE を有効または無効にする

MOICE は、サポートされるドキュメント形式ごとに登録ハンドラーである必要があります。

サポートされているすべてのドキュメント形式に対して MOICE をこのページで有効または無効にするには、「Fix it で解決する」セクションに進んでください。サポートされているドキュメント形式ごとに個別に MOICE を有効または無効にするには、「自分で解決する」セクションに示されている適切なコマンドを実行する必要があります。


Fix it で解決する

サポートされているすべてのドキュメント形式に対して MOICE を有効または無効にするには、下の該当する [この問題を解決する] ボタンまたはリンクをクリックします。[ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスで [実行] をクリックし、このウィザードの手順に従います。
元に戻す全体を表示する
MOICE を有効にするMOICE を無効にする
この問題を解決する
Microsoft Fix it 50261
この問題を解決する
Microsoft Fix it 50263


: これらのウィザードは英語版のみである場合がありますが、両方とも自動的な解決は英語版以外の Windows でも機能します。

: 問題のあるコンピューターとは別のコンピューターを操作している場合、これらの自動的な解決ツールをフラッシュ ドライブまたは CD に保存することで、問題のあるコンピューターで実行することができます。

次に、「問題が解決されたかどうかの確認」セクションに進んでください。

自分で解決する

サポートされているすべてのドキュメント形式に対して MOICE を有効または無効にするには、以下のいずれかの方法を使用してコマンドを実行します。
  • [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。コマンドを入力し、[OK] をクリックします。
  • コマンド プロンプトでコマンドを入力します。
  • バッチ ファイルでコマンドを実行します。
  • グループ ポリシーを使用して、コマンドをプッシュします。

    : グループ ポリシーの方法を実行するには、管理者である必要があります。
以下の表に、MOICE を有効または無効にするコマンドを、サポートされているドキュメント形式ごとに示します。
元に戻す全体を表示する
サポートされているドキュメント形式のファイル名拡張子MOICE を有効にして、登録ハンドラーにするコマンド登録ハンドラーとして MOICE を無効にするコマンド
.docASSOC .doc=oice.word.documentASSOC .doc=Word.Document.8
.xlsASSOC .XLS=oice.excel.sheetASSOC .xls=Excel.Sheet.8
.xltASSOC .XLT=oice.excel.templateASSOC .xlt=Excel.Template
.xlaASSOC .XLA=oice.excel.addinASSOC .xla=Excel.Addin
.pptASSOC .PPT=oice.powerpoint.showASSOC .ppt=PowerPoint.Show.8
.potASSOC .POT=oice.powerpoint.templateASSOC .pot=PowerPoint.Template.8
.ppsASSOC .PPS=oice.powerpoint.slideshowASSOC .pps=PowerPoint.SlideShow.8
: 以下の条件に該当する場合は、この表に記載されているコマンドを使用して、ファイル名拡張子の関連付けを設定し直すことが必要な場合があります。
  • Microsoft Office 2003 を Office の最新バージョンにアップグレードしている。
  • Office 2003 の修正プログラムまたは更新プログラムをインストールしている。
  • Office 2003 インストールを修復している。
ファイルの種類に対して MOICE を有効にした後、MOICE はファイルが初めて開かれたときにファイルの検証を行います。エラーが発生した場合は、エラー メッセージが表示されます。

推奨される展開方法

MOICE を使用するだけでなく、レジストリ設定を変更して、MOICE で処理するファイルの種類が開かれないように設定することをお勧めします。 レジストリを変更して、.ppt ファイル、.pox ファイル、または .pps ファイルが開かれないようにする方法の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
922847 PowerPoint 2007 または PowerPoint 2003 でレジストリ ポリシー設定によりブロックされている種類のファイルを開くと、エラー メッセージが表示される
レジストリを変更して、.doc ファイルが開かれないようにする方法の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
922849 Word 2007 で管理者にブロックされている種類のファイルを開く、または保存しようとするときにメッセージが表示される
レジストリを変更して、.xls ファイル、.xlt ファイル、または .xla ファイルが開かれないようにする方法の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
922848 Excel 2007 または Excel 2003 でレジストリ ポリシー設定によりブロックされている種類のファイルを開くと、エラー メッセージが表示される

MOICE 使用時に発生する可能性のある問題

  • MOICE の既定の設定では、変換処理が 45 秒を超えると、ファイルの変換が中止されます。タイムアウトの値をカスタマイズするには、次の手順を実行します。

    重要: このセクション、方法、またはタスクには、レジストリの変更方法が記載されています。レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。レジストリを変更する際には十分に注意してください。万一に備えて、編集の前にレジストリをバックアップしてください。問題が発生した場合でも、レジストリを復元できます。レジストリのバックアップ方法および復元方法の詳細を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「Regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
    2. 次のレジストリ サブキーを展開します。
      HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\OICE
    3. [OICE] を右クリックし、[新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
    4. MaxConvTime」と入力し、Enter キーを押して新しい値の名前を確定します。
    5. [MaxConvTime] を右クリックし、[修正] をクリックします。
    6. [値のデータ] ボックスに、タイムアウトの値を入力し、[OK] をクリックします (タイムアウト値はミリ秒単位で表されます)。
    7. レジストリ エディターを終了します。
  • MOICE を使用して、Microsoft PowerPoint 97 またはそれ以前のバージョンの PowerPoint を使用して作成された PowerPoint プレゼンテーションを開くことはできません。
  • MOICE を使用してファイルを変換した後、ファイルを保存しようとすると、既定では、ファイルは %temp% フォルダーに保存されます。また、ファイルを開く場合も、%temp% が既定のフォルダーとなります。
  • コンピューターへのアクセス許可を持つユーザーはだれでも、%temp% フォルダー内のファイルを参照できます。
  • MOICE を使用してファイルを変換すると、変換されたファイルは %temp% フォルダーに保存されます。ファイルを閉じても、変換されたファイルは %temp% フォルダーから削除されません。ファイルを複数回開いた場合、ファイルは複数回変換され、%temp% フォルダーに複数のファイルが保存されます。最初のドキュメントに変更を加えた場合、その変更は 2 回目に開いたドキュメントには反映されません。
  • MOICE によるファイル変換が完了すると、既定で、対応するプログラムが起動され、変換されたドキュメントが開きます。ファイルに対応したプログラムが起動されないようにするには、MOICE コマンドを入力するときに、?noapp フラグを使用します。一括変換処理を実行する場合には、?noapp フラグを使用すると便利です。

    一括変換処理の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179174.aspx
  • MOICE を使用して、スマート タグが含まれている PowerPoint プレゼンテーションを変換すると、プレゼンテーションからスマート タグ データが削除されます。
  • MOICE を使用して、マクロが含まれているファイルを変換すると、ファイルからマクロが削除されます。
  • MOICE を使用して変換されたファイルに含まれているリンクを使用してファイルを開いた場合、リンク先のファイルは MOICE で変換されません。
  • 埋め込まれたドキュメントは変換されません。
  • Rights Management を使用したドキュメントは変換されません。
  • パスワードを使用したドキュメントは変換されません。
  • MOICE を使用して Office ファイルを変換すると、Microsoft SharePoint で、Microsoft Office Program_Name のドキュメントの編集機能を使用できません。
  • 破損がある場合、変換中にその損傷はバイナリ Word 97-2003 ドキュメント (*.doc) ファイルから削除されます。したがって、ファイルの内容が予期せず変更されることがあります。

    ファイルの変換で文書から破損が削除されることがある現象の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    826864 Word 文書が破損している場合のトラブルシューティング方法

問題が解決されたかどうかの確認

問題が解決されたかどうかを確認します。問題が解決された場合、この資料の作業は完了していることになります。問題が解決されていない場合は、サポートに問い合わせることができます。

プロパティ

文書番号: 935865 - 最終更新日: 2009年8月19日 - リビジョン: 4.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Office Home Edition 2003
  • Microsoft Office Professional Edition 2003
  • Microsoft Office Professional Enterprise Edition 2003
  • Microsoft Office Professional 2007
  • Microsoft Office Small Business 2007
  • Microsoft Office Standard 2007
  • Microsoft Office Ultimate 2007
キーワード:?
kbhowto kbinfo KB935865
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

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