Exchange Server 2007 の製品サービスの方針

文書翻訳 文書翻訳
文書番号: 937194 - 対象製品
すべて展開する | すべて折りたたむ

目次

概要

この資料では、Microsoft が Microsoft Exchange Server 2007 のヘルプサポートに使用する製品サービスの方針について説明しています。

詳細

概要

Exchange 2007 のサービス方法は、以前のバージョンの Exchange のサービス方法と異なります。 この新しいサービス方法は、以前の方法より多くの利点を提供します。 この方法は、以下の点において以前の方法と異なります。
  • コンテンツの更新
  • インストーラ テクノロジ
  • 更新プログラムに含まれる修正
この資料では、これらの相違点について説明しています。 また、 この資料は Exchange 2007 の更新を最も適切に展開する方法の情報も含んでいます。

エンジニアリングの向上

新しいサービス方法の利点を理解しやすくするために、Exchange 2007 より古いバージョンの 更新がどのような形だったかを理解することから始めましょう。

以前のバージョンの Exchange の更新プログラムを作成するとき、更新プログラムに含まれる 1 つまたはそれ以上のバイナリ ファイルには、それらのファイルに対してそれまでに行われた修正がすべて含まれています。しかし、その更新プログラムには、それまで Exchange 製品全体で行われた修正がすべて累積的に含まれているわけではなく、あくまでもファイル単位でそれまでにファイルに対して行われた修正を累積的に含んでいるだけです。

たとえば、更新プログラムが 2007 年 1 月 1 日 に作成された Store.exe ファイルのバージョンを含んでいる場合、その更新プログラムは 2007 年 1 月 1 日までに Store.exe ファイルに対してなされたすべての変更を含みます。 しかし、その更新プログラムは Exsmtp.dll ファイルに対する変更を含まないかもしれません。

Exchange 2007 では、各更新プログラム ロールアップ パッケージは製品全体に対して累積的です。 したがって、Exchange 2007 に更新プログラム ロールアップ パッケージを適用する場合、その更新プログラム ロールアップ パッケージに含まれるすべての修正を適用することになります。 これは、以前の各更新プログラム ロールアップ パッケージに含まれるすべての修正を含みます。

たとえば、「Exchange Server 2007 用の更新プログラム ロールアップ 2」という名前の更新プログラム ロールアップ パッケージを適用します。 このシナリオでは、期待どおり「Exchange Server 2007 用の更新プログラム ロールアップ 2」に含まれるすべての修正が適用されます。さらに、「Exchange Server 2007 用の更新プログラム ロールアップ 1」に含まれたすべての修正も同時に適用されます。

一部の管理者は、可能な限り最低限の変更を適用したいかもしれません。 たとえば、ある管理者は Exchange で発生する特定の問題を修正するために必要な最低限の更新プログラム以外は適用したくないかもしれません。この更新方法は限定された環境でうまく動作しますが、これら個別の更新プログラムは Exchange 環境でテストされ検証されることが難しいことがわかっています。個別の更新プログラムが多く作成された後には特にテストや検証が困難になります。この方法は異なるバージョンのファイルがインストールされている Exchange 環境を作り出す可能性があります。特に、管理者が同時に複数の更新プログラムを適用するときに該当します。この種の環境では、Exchange 環境での相互運用問題が発生する傾向が高まります。

Exchange 2007 では、出荷する製品と一緒に、テストを行うための統合され自動化された製品を作ります。したがって、以前にくらべてエンド ツー エンドでの Exchange システムのテストが大幅に改善されました。私達は累積的な更新プログラム ロールアップ パッケージを作成する場合、更新プログラム ロールアップ パッケージと一緒に、テストのための製品を作成します。もしテストのための製品でテストが通った場合、更新プログラム ロールアップ パッケージの品質は Exchange 2007 のオリジナル バージョンの品質より良いということがわかります。これは、すべてのオリジナルのテストにパスして、かつ、更新プログラム ロールアップ パッケージに含まれるすべての新しい修正に対する追加のテストもパスしているからです。

さらに、公式にリリースする前に、Microsoft 社内の IT 環境で各更新プログラム ロールアップ パッケージを展開しています。これは、更新プログラム ロールアップ パッケージが実稼働環境の多くの Exchange 2007 ベースのサーバーに展開される場合に、テストの過程で見逃されていた問題を事前に発見する手助けになります。

注意 : この Exchange 2007 の更新方法は、Exchange 2007 のサービスパック提供に置き換わるものではありません。追加の製品更新プログラムや機能を含むサービスパックは別途提供されます。

インストーラ テクノロジ

更新プログラム ロールアップ パッケージがインストールされる方法には多くの変更点があります。 変更点にはたとえば以下のようなものがありますが、以下に限りません。
  • 使用されるインストール プログラム
  • インストールされるファイルの数
  • ファイル サイズ
更新プログラム ロールアップ パッケージには Update.exe プログラムを使用しません。 代わりに Microsoft Windows インストーラ (MSI) を使用します。 加えて、含まれるファイル数は Exchange のために出荷された以前の個別の更新プログラムに含まれるファイル数よりも格段に多くなっています。 また、各更新プログラム ロールアップ パッケージ全体のサイズは Exchange のために出荷された以前の個別の更新プログラムのサイズをはるか超えます。

この動作は、次の 2 つの主な理由で発生します。
  • 更新プログラム ロールアップ パッケージは以前の更新プログラムを含む累積的更新プログラムです。
  • Exchange 2007 には、多くの新しいマネージ コードが含まれます。
更新プログラム ロールアップ パッケージは累積的なので、最新の更新プログラム ロールアップ パッケージのみをインストールすることで Exchange 2007 を最新の状態にすることができます。この機能により、管理者はさらなる柔軟性を享受できます。 また、Exchange サーバーの管理も、より簡単になります。何故なら、管理者はパッケージが Exchange 環境の総合的な安定性、または Exchange 環境の総合的なセキュリティを改善することを検証した後にのみ、更新プログラム ロールアップ パッケージを展開する必要があるためです。

マネージ コードは、バイナリ ファイル間に多くの依存関係を含んでいます。 ときどき、コア バイナリ ファイルの単一の変更は特定の更新プログラムに含まれる他のファイルを必要とします。 この動作は、更新プログラム ロールアップ パッケージのサイズの増加をもたらします。 しかしこの動作はまた、Exchange2007 の管理を簡略化し、そして改善します。 たとえば、Exchange 2007 をデバッグしなければならない場合、Microsoft サポート担当者はシンボル デバッガをより簡単に配置できます。

注意 : このシナリオでは、Exchange が容易に識別可能なリリースで実行されているので、シンボル配置はより簡単です。 どんな固有の個々の更新プログラムやシンボルもありません。たとえば、お使いの Exchange 環境では Exchange 2007 のリリースバージョン、Exchange Server 2007 用の更新プログラム ロールアップ 1 と同一のリリースバージョンが実行されている、という具合です。

更新プログラムの展開順序

Microsoft のテスト環境は、一つの更新プログラムがどの役割のサーバーでも動作することを保証することに役立ちます。 したがって、更新プログラム ロールアップ パッケージの適用順序について役割の違いを意識する必要はありません。しかし、Exchange 環境を構成しているすべての Exchange 2007 ベース サーバーに同一の更新プログラム ロールアップ パッケージを適用してください。これは、別の Exchange の役割用、または特定のファイル構成用に更新プログラム ロールアップ パッケージが分かれていないためです。

32 ビット Exchange のインストールに関する情報

実稼働環境では、Exchange 2007 は x64 ベース システムで使用するためにサポートされています。これへの唯一の例外は Exchange 管理ツール のインストール オプションです。このオプションは、32 ビット版 Microsoft Windows XP ベース コンピュータから Exchange 2007 を管理できるようにするために 32 ビット システムで Exchange 2007 を実行させます。また、テスト環境で 32 ビット版を使用して Exchange 2007 を評価したいかもしれません。したがって、各更新プログラムの 32 ビット版を提供しています。しかし、32 ビット更新プログラム ロールアップ パッケージのテストはサポートされている管理ツール のみに制限しています。

Microsoft Office Outlook Web Access カスタマイズ情報

重要 : 更新プログラム ロールアップ パッケージを適用すると、更新プロセスが Outlook Web Access ディレクトリ名を変更します。 したがって更新プログラム ロールアップ パッケージを適用した後に、Outlook Web Access カスタマイズした詳細を再作成する必要があります。 たとえば会社のロゴやカスタム フォームなどを再作成する必要があります。

リリーススケジュールと配布方法の情報

Exchange 2007 更新プログラム ロールアップ パッケージはおおよそ 6 〜 8 週間毎のリリースが計画されています。更新プログラム ロールアップ パッケージは Microsoft Update と Microsoft ダウンロード センターからご利用になれます。

中間更新プログラム

Exchange 2007 で重大な問題が発生した場合の修正プロセスは以前のバージョンの Exchange のプロセスに似ています。 問題の解決に役立てるために次の手順を実行します。
  1. 問題をトラブルシューティングするために、 カスタマーサポートスペシャリストまたは Microsoft エスカレーション サービス担当者とともに対応します。
  2. カスタマーサポートスペシャリストまたは Microsoft エスカレーション サービス担当者は Exchange Customer Experience チーム に修正プログラム リクエストをエスカレーションします。
  3. Exchange Customer Experience チームは問題を解決するために中間更新プログラムを作成します。
  4. Exchange Customer Experience チームは、この修正プログラムを含む次に予定されている更新プログラム ロールアップ パッケージがリリースされるまで、問題の解決に役立てるためにこの修正プログラムを提供します。

    注意 : 中間更新プログラムは、現在と同じサービス レベル アグリーメント下で配布されます。しかし、追加されたアグリーメントは、この修正プログラムを含む更新プログラム ロールアップ パッケージがリリースされた時、その修正プログラムを削除しなければいけないことを述べています。そして、適切な更新プログラム ロールアップ パッケージを使用して修正プログラムを再インストールしなければなりません。このアグリーメントは、Exchange 環境ができるだけ早く、既知のそして定量化可能な状態に復元されることを保証することに役立ちます。
中間修正プログラム (中間更新プログラム) と累積的な更新プログラム ロールアップ パッケージには多くの共通のテストがなされています。 しかし、中間修正プログラムは更新プログラム ロールアップ パッケージのために実行する包括的なテストを受けていません。 また、中間更新プログラムは特定の更新プログラム ロールアップに限定されています。 たとえば、Exchange 2007 のリリース バージョンで問題を解決するために作成した中間更新プログラムは、Exchange Server 2007 用の更新プログラム ロールアップ 2 インストールで正しく動作しないことがあります。 したがって、中間更新プログラムをインストールしようとしたときエラー メッセージが表示された場合には、次のいずれかの問題が発生していることがあります。
  • 別の中間更新プログラムがインストールされている。
  • 別の更新プログラム ロールアップ パッケージ用に設計された中間更新プログラムをインストールしようとしている。

中間更新プログラムの更新プログラム ロールアップ パッケージとの相互作用

中間更新プログラムを Exchange 2007 にインストールさせた場合、次の更新プログラム ロールアップ パッケージを適用する前に中間更新プログラムを削除する必要があります。中間更新プログラムを削除するために、コントロール パネルのアプリケーションの追加と削除を使用します。 もし更新プログラム ロールアップ パッケージをインストールする前に中間更新プログラムを削除しない場合には、更新プログラム ロールアップ パッケージをインストールしようとしたときエラー メッセージが表示されることがあります。また、 最新の更新プログラム ロールアップ パッケージがインストールされた後に以前の更新プログラム ロールアップ パッケージをインストールしようとしたときエラー メッセージが表示されることがあります。

プロパティ

文書番号: 937194 - 最終更新日: 2007年6月15日 - リビジョン: 1.2
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange Server 2007 Standard Edition
  • Microsoft Exchange Server 2007 Enterprise Edition
キーワード:?
kbhowto kbinfo KB937194
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

フィードバック

 

Contact us for more help

Contact us for more help
Connect with Answer Desk for expert help.
Get more support from smallbusiness.support.microsoft.com