Exchange Server 2007 用更新プログラムのロールアップをインストールすると Exchange Server 2007 マネージ コード サービスが開始されない

文書翻訳 文書翻訳
文書番号: 944752 - 対象製品
すべて展開する | すべて折りたたむ

目次

現象

Microsoft Exchange Server 2007 用更新プログラムのロールアップをインストールすると Exchange Server 2007 マネージ コード サービスが開始されないことがあります。 また、以下のイベントがシステム ログに記録されます。

種類: エラー
イベント ソース: サービス コントロール マネージャー
イベント ID: 7000
説明: Microsoft Exchange EdgeSync サービスは次のエラーのため開始できませんでした:
そのサービスは指定時間内に開始要求または制御要求に応答しませんでした。

種類: 情報
イベント ソース: Microsoft Exchange Server
イベント ID: 5001
説明: Bucket 77004151, bucket table 5, EventType e12, P1 c-rtl-amd64, P2 08.00.0733.000, P3 msexchangetransport, P4 unknown, P5 unknown, P6 s.serviceprocess.timeoutexception, P7 0, P8 08.00.0733.000, P9 NIL, P10 NIL.

種類: エラー
イベント ソース: サービス コントロール マネージャー
イベント ID: 7000
説明: Microsoft Exchange Transport Log Search サービスは次のエラーのため開始できませんでした:
そのサービスは指定時間内に開始要求または制御要求に応答しませんでした。

種類: エラー
イベント ソース: サービス コントロール マネージャー
イベント ID: 7009
説明: Microsoft Exchange Transport Log Search サービスへの接続中にタイムアウト (30000 ミリ秒) になりました。

以下のイベントがアプリケーション ログに記録されます。

種類: エラー
イベント ソース: MSExchange Common
分類: General
イベント ID: 4999
説明:
プロセス ID 1448 のワトソン博士のレポートが dw20.exe に送信されます。 パラメーター: E12, c-RTL-AMD64, 08.00.0733.000, MSExchangeTransport, unknown, unknown, S.ServiceProcess.TimeoutException, 0, 08.00.0733.000

種類: エラー
イベント ソース: Microsoft Exchange Server
イベント ID: 5000
説明:
EventType e12, P1 c-rtl-amd64, P2 08.00.0733.000, P3 msexchangetransport, P4 unknown, P5 unknown, P6 s.serviceprocess.timeoutexception, P7 0, P8 08.00.0733.000, P9 NIL, P10 NIL.

: Exchange Server 2007 の役割によっては、他の Exchange Server サービスのタイムアウトがイベントとして記録されることがあります。

原因

この問題は、問題が発生したコンピューターが次のマイクロソフト Web サイトにアクセスできないことが原因で発生します。
http://crl.microsoft.com/pki/crl/products/CSPCA.crl
この問題は、以下の動作が原因で発生します。
  • Microsoft .NET Framework 2.0 がマネージ アセンブリを読み込むと、マネージ アセンブリは CryptoAPI 関数を呼び出して、アセンブリ ファイルの Authenticode 署名を確認し、マネージ アセンブリ用の発行者証明書を生成します。
  • CryptoAPI 関数によって証明書失効リスト (CRL) がチェックされます。CRL は http://crl.microsoft.com にあり、この処理の実行にはインターネット接続が必要です。
  • インターネット接続がブロックされている場合、送信する HTTP 要求が破棄される可能性があります。 このため、エラー メッセージが表示されません。 この問題は、コンピューターが http://crl.microsoft.com の URL を解決できない場合にも発生することがあります。このように遅延時間が長いと、CRL チェックでタイムアウトが発生します。
  • サービス コントロール マネージャー (SCM) では、サービスの開始に時間がかかりすぎ、サービス開始時間の最大値を超えたと判断されます。 このため、SCM によりエラー メッセージが表示され、Exchange マネージ コード サービスが開始されません。

解決方法

この問題を解決するには、以下のいずれかの操作を行います。
  • Exchange Server はインターネットに接続されている必要はありません。 パケットをブラック ホールに送信しないルーターのみが必要です。 CRL チェックは、応答を受信しないためにタイムアウトになります。 ルーターがパケットをドロップする代わりに、"no route to host" ICMP パケットを送信するか類似したエラーが発生した場合、CRL チェックが直ちに失敗し、サービスは開始されません。 Hosts ファイルまたは DNS サーバーで crl.microsoft.com にエントリを追加し、接続を拒否する 127.0.0.1 などのネットワーク上の正当な場所にパケットを送信することができます。 これを行うには、テキスト エディターを使用して Windows\system32\drivers\etc\host ファイルを開き、次のエントリを追加します。
    crl.microsoft.com 127.0.0.1
  • Exchange サービスに関連付けられている構成ファイル内でスイッチを使用します。 このスイッチは、.NET Framework 3.5 に含まれている共通言語ランタイム (CLR) 2.0 SP1 環境で機能します。

    .NET Framework 2.0 を使用している場合は、「ソフトウェア更新プログラムのインストール」に記載されている手順を実行します。 その後、「構成ファイルの作成」に進みます。 既に CLR 2.0 SP1 環境をインストールしている場合は、「構成ファイルの作成」に進みます。

ソフトウェア更新プログラムのインストール

.NET Framework 2.0 を使用している場合は、次のいずれかのソフトウェア更新プログラムをインストールします。
  • ソフトウェア更新プログラム 936707 (CRL ビルド 2.0.50727.876) 詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    936707 [FIX] Authenticode 署名を持つ .NET Framework 2.0 マネージ アプリケーションの開始に通常よりも時間がかかる
  • ソフトウェア更新プログラム 942027 (CRL ビルド 2.0.50727.926)。 詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    942027 [FIX] .NET Framework 2.0 でビルドされたアプリケーションを実行するとメモリの負荷が非常に高くなることがある
  • より新しい CRL ビルド番号を持つその他のソフトウェア更新プログラム。 詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    945757 .NET Framework 2.0 Service Pack 1 で修正される問題

    NET Framework 3.5 をダウンロードするには、以下のマイクロソフト Web サイトにアクセスします。
    http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=21

構成ファイルの作成

重要既存の構成ファイルを安全な場所に保存しておく必要があります。 構成ファイルでエラーが発生した場合、適切なサービスを開始できません。

すべての Exchange Server 2007 マネージ コード サービス用に、構成ファイルを作成する必要があります。

新しい構成ファイルを作成する方法

構成ファイルが既に存在する場合は、「既存の構成ファイルを変更する方法」に進みます。 CLR 2.0 SP1 で導入されたスイッチを含む、新しいアプリケーション構成ファイルを作成するには、以下の手順を実行します。
  1. ファイルを作成し、ApplicationName.exe.config という名前を付けます。
  2. このファイルをテキスト エディターで開きます。
  3. ファイルに次のコードを追加します。
    <configuration>
     <runtime>
                
               <generatePublisherEvidence enabled="false" />
     </runtime> 
    </configuration>
  4. ファイルに対する変更を保存します。
以下のサービスまたはプログラム用に、新しい構成ファイルを作成することが必要な場合があります。
  • Microsoft.Exchange.AntispamUpdateSvc.exe
  • MsExchangeFDS.exe
  • MSExchangeTransport.exe

既存の構成ファイルを変更する方法

重要 構成ファイルに変更を加える前に、現在のファイルのコピーを安全な場所に保存してください。

サービス用の構成ファイルが既に存在する場合は、ファイルの runtime オプションに次の行を追加します。
<generatePublisherEvidence enabled="false" />
たとえば、このエントリを追加すると、runtime オプションは以下のようになります。
<configuration> <runtime>
<generatePublisherEvidence enabled="false" />
<Other entries>
</runtime> </configuration>
注: この例の <Other entries> を元の行に置き換えます。

以下のサービスまたはプログラム用に、構成ファイルを更新することが必要な場合があります。
  • Bin\EdgeTransport.exe
  • Bin\ExBPA.exe
  • Bin\ExBPACmd.exe
  • Bin\ExTRA.exe
  • Bin\Microsoft.Exchange.Cluster.ReplayService.exe
  • Bin\Microsoft.Exchange.EdgeSyncSvc.exe
  • Bin\Microsoft.Exchange.Monitoring.exe
  • Bin\Microsoft.Exchange.Search.ExSearch.exe
  • Bin\Microsoft.Exchange.ServiceHost.exe
  • Bin\MSExchangeMailboxAssistants.exe
  • Bin\MSExchangeMailSubmission.exe
  • Bin\MSExchangeTransportLogSearch.exe
  • ClientAccess\PopImap\Microsoft.Exchange.Imap4.Exe
  • ClientAccess\PopImap\Microsoft.Exchange.Pop3.Exe
: 発行者証明書の生成を無効にしても、セキュリティが低下することはありません。 アセンブリの処理は、アセンブリが無効な Authenticode 署名を持つ場合と同様に行われます。 この構成の変更により、検証済みの Authenticode 署名に基づいて付与されるアクセス許可は、今後は付与されなくなります。 Exchange Server 2007 では発行者証明書を必要としないため、問題が生じることはありません。 標準の CAS ポリシーは PublisherMembershipCondition クラスには依存しません。 そのため、変更されたカスタム CAS ポリシーが適用されているコンピューターでアプリケーションを実行する場合、またはアプリケーションで PublisherIdentityPermission クラスが呼び出されるように意図されている場合以外は、Exchange 2007 マネージ コード サービスで発行者証明書の生成を無効にしても問題ありません。

トラブルシューティング

構成ファイルの修正または作成後にサービスが開始されない場合は、通常、XML 構文にエラーがあるか、または値が間違っています。 どちらの場合も、Exchange 2007 エッジ トランスポート サービスから、以下のようなエラー メッセージが表示されます。

種類: エラー イベント ソース: MSExchangeTransport イベント カテゴリ:  プロセス イベント ID: 14004 日付:  日付 時刻: 時刻 ユーザー: N/A コンピューター:  コンピューター名 説明:  ワーカー プロセスが、アプリケーション構成ファイル System.Configuration.ConfigurationErrorsException  を読み込めませんでした。 構成システムを初期化できませんでした---> System.Configuration.ConfigurationErrorsException: 行 4 上の 'generatePublisherEvidence' 開始タグは 'runtime' の終了タグと一致していません。 行 5、位置 6 (C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\Bin\edgetransport.exe.config line 5) ---> System.Xml.XmlException: 行 4 上の 'generatePublisherEvidence' 開始タグは 'runtime' の終了タグと一致していません。 行 5、位置 6 at System.Xml.XmlTextReaderImpl.Throw(Exception e) at System.Xml.XmlTextReaderImpl.ThrowTagMismatch(NodeData startTag) at System.Xml.XmlTextReaderImpl.ParseEndElement() at System.Xml.XmlTextReaderImpl.ParseElementContent() at System.Xml.XmlTextReaderImpl.Skip() at System.Configuration.XmlUtil.StrictSkipToNextElement(ExceptionAction action) at System.Configuration.BaseConfigurationRecord.ScanSectionsRecursive(XmlUtil xmlUtil, String parentConfigKey, Boolean inLocation, String locationSubPath, OverrideModeSetting overrideMode, Boolean skipInChildApps) at System.Configuration.BaseConfigurationRecord.ScanSections(XmlUtil xmlUtil) at System.Configuration.BaseConfigurationRecord.InitConfigFromFile() --- 内部例外スタック トレースの終わり --- at System.Configuration.ConfigurationSchemaErrors.ThrowIfErrors(Boolean ignoreLocal) at System.Configuration.BaseConfigurationRecord.ThrowIfParseErrors(ConfigurationSchemaErrors schemaErrors) at System.Configuration.ClientConfigurationSystem.EnsureInit(String configKey) --- 内部例外スタック トレースの終わり --- at System.Configuration.ConfigurationManager.GetSection(String sectionName) at System.Configuration.ConfigurationManager.get_AppSettings() at Microsoft.Exchange.Transport.TransportAppConfig.GetConfigBool(String label, Boolean defaultValue) at Microsoft.Exchange.Transport.TransportAppConfig.ResourceManagerConfig.Load() at Microsoft.Exchange.Transport.TransportAppConfig.Load() at Microsoft.Exchange.Transport.Main.Program.Run(String[] args)
 
詳細については、http://go.microsoft.com/fwlink/events.asp のヘルプとサポート センターを参照してください。

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。 マイクロソフトでは、この問題について現在調査中です。詳細については、わかりしだいこの資料に掲載する予定です。
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。

プロパティ

文書番号: 944752 - 最終更新日: 2013年3月21日 - リビジョン: 1.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Exchange Server 2007 Standard Edition
  • Microsoft Exchange Server 2007 Enterprise Edition
キーワード:?
kbtshoot kbexpertiseinter KB944752
Microsoft Knowledge Base の免責: Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。

フィードバック

 

Contact us for more help

Contact us for more help
Connect with Answer Desk for expert help.
Get more support from smallbusiness.support.microsoft.com