Windows Server 2003 を Windows Server 2008 にアップグレードした後に SQL Server 2005 Reporting Services または SQL Server 2008 Reporting Services のファイル共有配信拡張機能を使用するサブスクリプションで問題が発生する

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文書番号: 946089 - 対象製品
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目次

現象

次のような状況を考えます。Windows Server 2003 を実行しているサーバー上に、Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services または Microsoft SQL Server 2008 Reporting Services のファイル共有配信拡張機能を使用するサブスクリプションがあります。次に、Windows Server 2003 を Windows Server 2008 にアップグレードします。この場合、アップグレード前に存在していたファイルを上書きしようとすると、ファイル共有配信拡張機能が機能しません。また、レポート マネージャ ツールでサブスクリプションの状態を参照すると、以下のエラー メッセージが表示されます。
ファイル FileName に書き込めません: パス 'FilePath' へのアクセスは拒否されました。
この現象は、次の条件に該当する場合に発生します。
  • サブスクリプションの配信先フォルダがローカル ファイル システム上のフォルダである。
  • サブスクリプションの上書きオプションが、既存のファイルを上書きするように設定されている。
  • サブスクリプションの所有者がローカルの Administrators グループのメンバである。
この現象は、次のいずれかの条件に該当する場合には発生しません。
  • アップグレード後に、レポート サーバーが配信先フォルダに新しいファイルを書き込む。
  • サブスクリプションの上書きオプションが、既存のファイルを上書きするように設定されていない。
  • 配信先フォルダがリモート共有上にある。
  • サブスクリプションの所有者が、ローカルの Administrators グループのメンバではない標準ユーザーである。

原因

この現象は、Windows Server 2008 のユーザー アカウント制御 (UAC) 機能が原因で発生します。

解決方法

この現象を解決するには、レポート サーバーによって上書きされる既存のファイルに対するフル コントロールのアクセス許可を、サブスクリプションの所有者に明示的に付与します。

状況

この動作は仕様です。

詳細

Windows Server 2003 にログオンしているユーザーが Administrators グループのメンバである場合、そのユーザーが開始するすべてのプロセスにはすべての管理者権限を持つアクセス トークンが付与されます。ユーザーがファイルを作成すると、このファイルの所有権は Administrators グループに割り当てられます。Windows Server 2003 を Windows Server 2008 にアップグレードした後でも、このファイルの所有権は保持されます。

デフォルトでは、Windows Server 2008 のすべてのプロセスは、UAC アクセス トークンのフィルタリングによって標準ユーザーのトークンで実行されます。このため、Windows Server 2008 のファイル共有配信拡張機能では、アップグレード前に存在していたレポートが上書きされません。これは、このファイルが Administrators グループによって所有されているためです。この現象は、サブスクリプションの配信先フォルダがローカル フォルダの場合にのみ発生します。配信先フォルダがリモート共有上にある場合は、UAC アクセス トークンのフィルタリングは発生せず、「現象」に記載されている問題は発生しません。

現象の再現手順

  1. Windows Server 2003 を実行しているサーバーで、レポート マネージャを使用して SQL Server 2005 Reporting Services のレポートのサブスクリプションを作成します。
  2. [レポート配信オプション] の [配信者] ボックスの一覧で [レポート サーバーのファイル共有] をクリックします。
  3. [パス] ボックスに、ローカル共有フォルダを入力します。
  4. [ユーザー名] ボックスに、Administrators グループのメンバであるユーザーを入力します。
  5. [パスワード] ボックスに、このユーザーのパスワードを入力します。
  6. [既存のファイルを新しいバージョンで上書きします] をクリックし、[OK] をクリックして、サブスクリプションを作成します。
  7. ローカル共有フォルダにレポートを作成した後で、Windows Server 2003 を Windows Server 2008 にアップグレードします。

関連情報

UAC 機能の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

プロパティ

文書番号: 946089 - 最終更新日: 2008年3月13日 - リビジョン: 1.1
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services?を以下の環境でお使いの場合
    • Windows Server 2008 Standard
    • Windows Server 2008 Enterprise
キーワード:?
kbsql2005rs kbexpertiseadvanced kbtshoot kbprb KB946089
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