Windows Server 2003 ベースおよび Small Business Server 2003 ベースのコンピューターの既定の SNP 機能をオフにする更新プログラム

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文書番号: 948496
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目次

現象

TCP/IP オフロード対応ネットワーク アダプターを使用しているコンピューターに Windows Server 2003 Service Pack 2 (SP2) または Windows Server 2003 Scalable Networking Pack (SNP) をインストールすると、ネットワーク関連の問題が多数発生することがあります。

Windows Server 2003 SNP が有効になっていると、以下の問題が発生することがあります。
  • VPN 接続を使用してサーバーに接続するときに、以下のエラー メッセージが表示されます。
    エラー 800: 接続を確立できません。
  • サーバーへのリモート デスクトップ プロトコル (RDP) 接続を作成できません。
  • ローカル エリア ネットワーク上のコンピューターからサーバー上にある共有に接続できません。
  • クライアント コンピューターをドメインに参加させることができません。
  • Microsoft Outlook を実行しているコンピューターから Exchange サーバーに接続できません。
  • アクティブでない、Exchange サーバーへの Outlook 接続がクリーンアップされないことがあります。
  • ネットワークのパフォーマンスが低下します。
  • Windows Vista ベースのコンピューターと通信すると、ネットワークのパフォーマンスが低下することがあります。
  • サーバーから FTP の送信接続を作成できません。
  • 動的ホスト構成プロトコル (DHCP) サーバー サービスがクラッシュします。
  • ドメインにログオンするときにパフォーマンスが低下します。
  • Windows Small Business Server 2003 または Internet Security and Acceleration (ISA) Server の内側に配置されている、ネットワーク アドレス変換 (NAT) クライアントで断続的に接続エラーが発生します。
  • 断続的に RPC 通信エラーが発生します。
  • サーバーが応答を停止します。
  • サーバーの非ページ化メモリが不足します。
: 現在、Itanium ベースのシステムでは、SNP 機能はサポートされていません。

原因

これらの問題は、Windows Server 2003 Service Pack 2 で有効である Windows Server 2003 の SNP 機能の複数の問題により発生します。これらの機能には、Receive Side Scaling (RSS) や TCP/IP オフロードが含まれます。特に、次のような問題があります。
  • RSS は、NAT およびネットワーク負荷分散 (NLB) と互換性がありません。
  • TCP/IP オフロードにはウィンドウ スケーリング機能の問題があります。この問題は、通常、Windows Vista ベースのコンピューターと通信する際に発生します。Windows Vista はウィンドウ スケーリング機能を使用します。
  • TCP/IP オフロード対応のネットワーク アダプターの中には、TCP キープ アライブ メッセージを送信しないものがあります。しかし、Exchange サーバーは TCP キープ アライブ メッセージを使用してアクティブではないクライアント セッションをクリーンアップします。
  • TCP/IP オフロード対応のネットワーク アダプターは、大量の非ページ プール メモリを消費する場合があります。このことは、オペレーティング システムでその他の問題の原因になる場合があります。
  • 状況によっては、TCP/IP オフロード対応のネットワーク アダプターは、サイズが大きく連続したメモリ ブロックを要求する場合があります。これにより、コンピューターがメモリを解放しようとすると、コンピューターが応答を停止します。

解決方法

更新プログラムの情報

この更新プログラムは既定の SNP 機能をオフにします。この修正プログラムをインストールした後、レジストリ値を変更することにより、これらの機能を手動で再度有効にすることができます。 下記のファイルは、「Microsoft ダウンロード センター」からダウンロードできます。

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ダウンロード
Windows Server 2003 (x86 ベース) 用の更新プログラム (KB948496) パッケージ

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Windows Server 2003 (x64 ベース) 用の更新プログラム (KB948496) パッケージ

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ダウンロード
Windows Server 2003 for Itanium-based Systems 用の更新プログラム (KB948496) パッケージ

マイクロソフトのサポート ファイルをダウンロードする方法の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
119591 オンライン サービスからマイクロソフトのサポート ファイルを入手する方法
マイクロソフトでは、アップロード時点の最新のウイルス検査プログラムを使用して、配布ファイルのウイルス チェックを行っています。配布ファイルはセキュリティで保護されたサーバー上に置かれており、権限のない第三者が無断でファイルを変更できないようになっています。

必要条件

Windows Server 2003 Service Pack 2 がインストールされている必要があります。

再起動の必要性

この更新プログラムを適用した後に、コンピューターを再起動する必要があります。

修正プログラムの置き換えに関する情報

この更新プログラムを適用しても、以前にリリースされた他の更新プログラムが置き換えられることはありません。

ファイル情報

この更新プログラムを適用しても、ファイルが置き換えられることはありません。

回避策

この問題を回避するには、次の方法のいずれかを使用します。以下のいずれかの方法を試行した後に、コンピューターを再起動する必要があります。

方法 1:ネットワーク アダプター ドライバーの Receive Side Scaling および TCP オフロードを手動で無効にする

ネットワーク アダプター ドライバーの RSS および TCP オフロードを手動で無効にするには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「ncpa.cpl」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. ネットワーク アダプター オブジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [構成] をクリックし、[詳細設定] タブをクリックします。
  4. [プロパティ] ボックスの一覧の [Receive Side Scaling] をクリックし、[値] ボックスの一覧で [Disable] をクリックします。[OK] をクリックします。
  5. [プロパティ] ボックスの一覧の [TCP/IP Offload] をクリックし、[値] ボックスの一覧で [Off] をクリックします。[OK] をクリックします。
  6. 各ネットワーク アダプター オブジェクトに対して、手順 2. 〜 5. を実行します。

方法 2: ネットワーク アダプター ドライバーを更新する

最新のネットワーク アダプター ドライバーが使用できるかどうかを確認するには、ネットワーク アダプターの製造元またはコンピューターの OEM に問い合わせてください。ドライバーは、NDIS (Network Driver Interface Specification) 5.2 またはそれ以降のバージョンを満たしている必要があります。

コンピューター プログラムの製造元への問い合わせ方法の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://support.microsoft.com/gp/vendors

方法 3: レジストリで RSS および TCP オフロードを手動で無効にする

このページでこれを行うには、「Fix it で解決する」セクションに進んでください。自身でこれを行うには、「自分で解決する」セクションに進んでください。

Fix it で解決する

レジストリで自動的に RSS および TCP オフロードを無効にするには、[この問題を解決する] リンクをクリックします。続いて [ファイルのダウンロード] ダイアログ ボックスで [実行] をクリックし、このウィザードの手順に従います。

この問題を解決する
Microsoft Fix it 50051


: このウィザードは英語版のみである場合がありますが、自動的な解決は英語版以外の Windows でも機能します。

: 操作しているコンピューターに問題がない場合、自動的な解決をフラッシュ ドライブまたは CD に保存して、問題のあるコンピューターで実行することができます。

問題が解決されたかどうかの確認」セクションに進んでください。

自分で解決する


重要: このセクション、方法、またはタスクには、レジストリの変更方法が記載されています。レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。レジストリを変更する際には十分に注意してください。万一に備えて、編集の前にレジストリをバックアップしてください。問題が発生した場合でも、レジストリを復元できます。レジストリのバックアップ方法および復元方法の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
322756 Windows XP でレジストリをバックアップおよび復元する方法


RSS および TCP オフロードを手動で無効にするには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 次のレジストリ サブキーを見つけます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters
  3. [EnableTCPChimney] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  4. [値のデータ] ボックスに「0」と入力し、[OK] をクリックします。
  5. [EnableRSS] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  6. [値のデータ] ボックスに「0」と入力し、[OK] をクリックします。
  7. [EnableTCPA] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  8. [値のデータ] ボックスに「0」と入力し、[OK] をクリックします。
  9. レジストリ エディターを終了し、コンピューターを再起動します。
EnableTCPChimney レジストリ エントリの値を 1 に設定すると、TCP Chimney 機能は有効になります。同様に、EnableRSS および EnableTCPA レジストリ エントリの値を 1 に設定すると、RSS 機能および TCPA 機能は有効になります。

問題が解決されたかどうかの確認

問題が解決されたかどうかを確認します。問題が解決された場合、この資料の作業は完了していることになります。問題が解決されていない場合は、サポートに問い合わせることができます。

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

詳細

ソフトウェア更新プログラムに関する用語の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
824684 マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明

関連情報

SNP の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
912222 Microsoft Windows Server 2003 Scalable Networking Pack のリリース

まれに修正プログラムが機能しない場合があります。たとえば、コンピューターでネットワーク インターフェイス カード (NIC) チーミング ソフトウェアを使用する場合、TCP Chimney および RSS の設定に対する変更は NIC チーミング ソフトウェアに反映されません。この動作はネットワーク接続が失われる原因になります。この修正プログラムを適用した後は、NIC チームのプロパティを調べて、TCP Chimney または TOE および RSS の設定も無効になっていることを確認します。修正プログラムで TCP Chimney または TOE および RSS 機能を無効にすることができない場合は、「回避策」に記載されているいずれかの方法を使用して RSS および TCP Chimney オフロードを手動で無効にする方法があります。
この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示または黙示にかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

他社テクニカル サポートのお問い合わせ窓口は、ユーザーの便宜のために提供されているものであり、将来予告なしに変更されることがあります。マイクロソフトは、掲載されている情報に対して、いかなる責任も負わないものとします。

プロパティ

文書番号: 948496 - 最終更新日: 2011年10月10日 - リビジョン: 10.0
キーワード:?
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