マルチコア プロセッサーを搭載するコンピューターでは、物理ソケットに対する論理プロセッサーの比が 2 の累乗値ではない場合、SQL Server 2005 をインストールできない

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文書番号: 954835
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目次

現象

次のような状況を想定します。マルチコア プロセッサーを搭載するコンピューターに Microsoft SQL Server 2005 をインストールします。論理プロセッサーと物理ソケットの間の比が 2 の累乗値ではありません。たとえば、コンピューターはシングル ソケットにトリプルコア プロセッサーを搭載しています。この場合、SQL Server 2005 をインストールすることができません。
インストールが失敗すると、Summary.txt ファイルに以下のエラー メッセージが出力されます。
SQL Server サービスを開始できませんでした。詳細については、SQL Server Books Online のトピック「SQL Server 2005 のセットアップ ログ ファイルを表示する方法 (How to: View SQL Server 2005 Setup Log Files)」および「手動での SQL Server の開始 (Starting SQL Server Manually)」を参照してください。
: Summary.txt ファイルは、次のフォルダーにあります。
%ProgramFiles%\Microsoft SQL Server\90\Setup Bootstrap\LOG
また、SQLSetupNum_InstanceName_SQL.log ファイルには次のようなエラー メッセージが記録されます。
Doing Action: Do_sqlScript
PerfTime Start: Do_sqlScript : Wed Jun 18 08:32:41 2008
Service MSSQLSERVER with parameters '-m SqlSetup -Q -qSQL_Latin1_General_CP1_CI_AS -T4022 -T3659 -T3610 -T4010' is being started at Wed Jun 18 08:32:41 2008
Unable to start service (1053)
Error Code: 0x8007041d (1053)
Windows Error Text: The service did not respond to the start or control request in a timely fashion.
Source File Name: sqlsetuplib\service.cpp
Compiler Timestamp: Fri Sep 16 13:20:12 2005
Function Name: sqls::Service::Start
Source Line Number: 316
注:
  • Num は SQL Server 2005 をインストールするたびに増加する 4 桁の数値を表します。InstanceName は SQL Server 2005 のインスタンスの名前を表します。
  • SQLSetupNum_InstanceName_SQL.log ファイルは、次のフォルダーにあります。
    %ProgramFiles%\Microsoft SQL Server\90\Setup Bootstrap\LOG\Files
  • この問題は、Microsoft SQL Server 2008 では発生しません。

回避策

この問題を回避するには、以下の方法を使用します。

方法 1

SQL Server 2005 をインストールする前に以下の手順に従う。
  1. SQL Server 2005 のリリース バージョンのセットアップ ファイルをローカル ドライブのフォルダーにコピーします。

    : Servers フォルダーと Tools フォルダーを含む、すべてのセットアップ ファイルをローカル ドライブにコピーする必要があります。
  2. SQL Server 2005 SP2 または SP3 パッケージをダウンロードし、/X パラメーターを使用してローカル ドライブ上で展開します。たとえば、次のコマンドを実行してパッケージを展開します。
    SQLServer2005SP2-KB921896-x64-ENU.exe /X
    SQL Server 2005 SP2 または SP3 の入手方法の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    913089 SQL Server 2005 の最新の Service Pack を入手する方法
  3. 展開された更新プログラム パッケージの .msp ファイルへの完全なパスをメモします。次に例を示します。
    D:\temp\SP2\hotfixsql\files\sqlrun_sql.msp
  4. コマンド プロンプトで、適切なパスを使用して Setup.exe ファイルを実行し、セットアップに .msp ファイルを含めます。

    たとえば、次のコマンドでは更新プログラム パッケージを使用して SQL Server Database Engine コンポーネントを Service Pack レベルに更新します。
    D:\temp\Servers\setup.exe HOTFIXPATCH="D:\temp\SQL2005_12Procs\SP2\hotfixsql\files\sqlrun_sql.msp"
    : この手順を完了した後、SQL Server 2005 のインストールは、サポートされていない構成になっています。
  5. 展開された場所で hotfix.exe ファイルを実行することで、Service Pack パッケージを適用します。この手順により、すべての Service Pack コンポーネントが適用され、SQL Server 2005 のインストールがサポートされる状態に戻ります。

方法 2

SQL Server 2005 をインストールする前に、一時的に論理プロセッサーの数を 1 に変更します。これにより、コンピューターは外見上シングルプロセッサー システムになるため、SQL Server 2005 は正常にインストールされます。これを実行するには、以下の手順を実行します。

Windows Server 2003

  1. Windows Server 2003 で論理プロセッサーの数を変更するには、次の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「msconfig」と入力し、[OK] をクリックします。
    2. [システム構成ユーティリティ] ダイアログ ボックスで、[BOOT.INI] タブをクリックします。
    3. [BOOT.INI] タブで [詳細オプション] をクリックします。
    4. [BOOT.INI 詳細オプション] ダイアログ ボックスの [/NUMPROC=] チェック ボックスをオンにします。
    5. [/NUMPROC=] チェック ボックスの横にある一覧で、[1] をクリックして、[OK] をクリックします。
    6. [システム構成ユーティリティ] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。
    7. サーバーを再起動します。
  2. SQL Server 2005 をインストールします。
  3. SQL Server 2005 の最新の Service Pack をインストールします。

    最新の SQL Server 2005 Service Pack の入手方法の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    913089 SQL Server 2005 の最新の Service Pack を入手する方法
  4. すべてのプロセッサーを使用してサーバーを再起動します。これを実行するには、以下の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「msconfig」と入力し、[OK] をクリックします。
    2. [システム構成ユーティリティ] ダイアログ ボックスで、[全般] タブをクリックします。
    3. [全般] タブで、[通常スタートアップ - デバイス ドライバーとサービスをすべて読み込みます。] をクリックし、[OK] をクリックします。
    4. サーバーを再起動します。

Windows Server 2008

  1. Windows Server 2008 で論理プロセッサーの数を変更するには、次の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「msconfig」と入力し、[OK] をクリックします。
    2. [システム構成] ダイアログ ボックスの [ブート] タブをクリックします。
    3. [ブート] タブで、[詳細オプション] をクリックします。
    4. [ブート詳細オプション] ダイアログ ボックスの [プロセッサーの数] チェック ボックスをオンにします。
    5. [プロセッサーの数] チェック ボックスの下で [1] をクリックし、[OK] をクリックします。
    6. [システム構成] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。
    7. サーバーを再起動します。
  2. SQL Server 2005 をインストールします。
  3. SQL Server 2005 の最新の Service Pack をインストールします。

    : Windows Server 2008 には SQL Server 2005 Service Pack 2 (SP2) またはそれ以降の Service Pack をインストールする必要があります。

    最新の SQL Server 2005 Service Pack の入手方法の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    913089 SQL Server 2005 の最新の Service Pack を入手する方法
  4. すべてのプロセッサーを使用してサーバーを再起動します。これを実行するには、以下の手順を実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「msconfig」と入力し、[OK] をクリックします。
    2. [システム構成] ダイアログ ボックスの [全般] タブをクリックします。
    3. [全般] タブで [通常スタートアップ] をクリックし、[OK] をクリックします。
    4. サーバーを再起動します。

方法 3

SQL Server 2005 をインストールする前に以下の手順に従う。
  1. SQL Server 2005 のリリース バージョンのセットアップ ファイルをローカル ドライブのフォルダーにコピーします。

    : Servers フォルダーと Tools フォルダーを含む、すべてのセットアップ ファイルをローカル ドライブにコピーする必要があります。
  2. SQL Server 2005 SP2 または SP3 パッケージをダウンロードし、/X パラメーターを使用してローカル ドライブ上で展開します。たとえば、次のコマンドを実行してパッケージを展開します。
    SQLServer2005SP2-KB921896-x64-ENU.exe /X
    SQL Server 2005 SP2 または SP3 の入手方法の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    913089 SQL Server 2005 の最新の Service Pack を入手する方法
  3. 展開された更新プログラム パッケージの .msp ファイルへの完全なパスをメモします。次に例を示します。
    D:\temp\SP2\hotfixsql\files\sqlrun_sql.msp
  4. コマンド プロンプトで、適切なパスを使用して Setup.exe ファイルを実行し、セットアップに .msp ファイルを含めます。

    たとえば、次のコマンドでは更新プログラム パッケージを使用して SQL Server Database Engine コンポーネントを Service Pack レベルに更新します。
    D:\temp\Servers\setup.exe HOTFIXPATCH="D:\temp\SP2\hotfixsql\files\sqlrun_sql.msp
    : この手順を完了した後、SQL Server 2005 のインストールは、サポートされていない構成になっています。
  5. 展開された場所で hotfix.exe ファイルを実行することで、Service Pack パッケージを適用します。この手順により、すべての Service Pack コンポーネントが適用され、SQL Server 2005 のインストールがサポートされる状態に戻ります。

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。 この問題は SQL Server 2005 Service Pack 1 で修正済みです。

詳細

SQL Server 2005 のセットアップでは SQL Server 2005 の Service Pack を統合しません。特定の Service Pack レベルに SQL Server 2005 をインストールするには、まず SQL Server 2005 のリリース バージョンをインストールする必要があります。続いて、必要な SQL Server 2005 の Service Pack をインストールする必要があります。そのため、この問題は SQL Server 2005 Service Pack 1 (SP1) で修正されていますが、依然として SQL Server 2005 をインストールすることはできません。

SQL Server 2005 Express Edition は、特定の SQL Server 2005 の Service Pack を統合するスタンドアロン パッケージです。特定の SQL Server 2005 の Service Pack を統合する SQL Server 2005 Express Edition の新規インストールを実行すると、SQL Server 2005 Express Edition はその Service Pack レベルで実行されます。そのため、「現象」に記載されている状況でも、Service Pack が統合された SQL Server 2005 Express Edition を正常にインストールすることができます。

最新の SQL Server 2005 の Service Pack と共に SQL Server 2005 Express Edition をダウンロードするには、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/express/bb410791.aspx

プロパティ

文書番号: 954835 - 最終更新日: 2011年2月15日 - リビジョン: 5.2
キーワード:?
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