Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 でカーネルまたは完全メモリ ダンプ ファイルを生成する方法

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文書番号: 969028 - 対象製品
重要 この資料には、レジストリの修正方法が記載されています。レジストリを修正する前に必ずレジストリのバックアップを作成してください。問題が発生した場合に備えて、レジストリの復元方法を理解しておいてください。レジストリのバックアップ、復元、および修正方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法
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目次

はじめに

この資料では、順を追って、Windows Server 2008 ベースのシステムからカーネルおよび完全メモリ ダンプ ファイルを生成、収集、確認、および分析する方法について説明します。

: 理想的には、Microsoft Customer Support Services のエンジニアが明示的にお客様に依頼した場合にのみ、この作業を行ってください。カーネルまたは完全メモリ ダンプ ファイルのデバッグは、すべての標準的なトラブルシューティング方法がなくなった後の、最後の手段にする必要があります。

Microsoft Customer Support and Services (CSS) に問い合わせる必要がある場合、この資料は、CSS が問題を特定するために必要な特定の情報を入手するのに役立ちます。

この手順を完了するには、管理者または Administrators グループのメンバーとしてログオンしている必要があります。コンピューターがネットワークに接続されている場合は、ネットワーク ポリシーの設定によって、この手順を実行できないことがあります。手動のカーネルまたは完全メモリ ダンプ ファイルが便利であるのは多数の問題のトラブルシューティングを行う場合です。これは、プロセスではクラッシュ時のシステム メモリのレコードがキャプチャされるためです。

警告: Windows がインストールされているハード ドライブの速度に応じて、2 GB を超えるメモリのダンプには長時間を要する場合があります。ダンプ ファイル作成手順を開始すると、オペレーティング システムがインストールされているパーティションにあるページング ファイルに、物理 RAM の内容が書き込まれます。

コンピューターを再起動すると、そのページング ファイルの内容がダンプ ファイルに書き込まれます。別のローカル ハード ドライブ上に存在するようにダンプ ファイルが構成されている最善のシナリオであっても、ハード ドライブの間で読み書きされる大量のデータが存在します。これにより、長時間サーバーが停止することがあります。

詳細

ページング ファイル

通常、Windows Server 2008 ベースのシステムの通常の機能向けに、ユーザーはサーバー上でページング ファイル サイズを設定します。 適切なページング ファイル サイズを決定する方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
889654 64 ビット版の Windows Server 2003 または Windows XP の適切なページング ファイル サイズを決定する方法

収集しようとするメモリ ダンプ ファイルの種類に応じて、ページング ファイルの最小サイズは変化します。Windows Server 2008 には、メモリ ダンプ ファイルに関して以下の 3 つのオプションがあります。
  • 最小メモリ ダンプ (32 ビット オペレーティング システムの場合は 64 KB、64 ビット オペレーティング システムの場合は 128 KB)
  • カーネル メモリ ダンプ
  • 完全メモリ ダンプ
サーバー上で完全メモリ ダンプ ファイルを有効にするには、以下の手順を実行します。

手順 1: ページング ファイルを作成する
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コンピューター] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [システム] ページの [システムの詳細設定] をクリックし、[詳細設定] タブをクリックします。
  3. [パフォーマンス] 領域の [設定] をクリックします。
  4. [詳細設定] タブをクリックし、[仮想メモリ] 領域の下の [変更] をクリックします。
  5. オペレーティング システムがインストールされているシステム パーティションを選択します。

    : システム パーティションを有効にするには、[すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する] チェック ボックスをオフにする必要があります。
  6. [サイズを指定] ボタンの下で、[初期サイズ] と [最大サイズ] の値を、インストールされている物理 RAM の量 + 100 MB に設定します。
  7. [設定] をクリックし、[OK] を 3 回クリックします。
  8. 変更を有効にするために Windows を再起動します。

パーティション サイズ

Windows Server 2003 または以前のバージョンの Windows では、オペレーティング システムがインストールされるパーティションは、少なくとも、インストールされている物理 RAM + 100 MB の量のサイズである必要があります。
Windows Server 2008 では、有効な完全メモリ ダンプ ファイルを作成するには、コンピューターの物理メモリを減らす必要がある場合があります。コンピューターが 4 GB を超える物理メモリを搭載している場合、またはオペレーティング システムがインストールされているパーティションにページング ファイル用の十分なディスク領域がない場合は、コンピューターの物理 RAM を減らすことが必要な場合があります。ただし、「Windows Vista および Windows Server 2008 の新しい動作」に記載されているように、別のパーティションを使用することでこれを回避することができます。コンピューター上の物理メモリを減らすには、以下の TechNet/MSDN ベースの記事に記載されているように、BCDEdit.exe ファイルの truncatememory スイッチまたは removememory スイッチを使用します。
ブート構成データ エディターに関してよく寄せられる質問
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc721886.aspx
BCD Boot Options Reference (英語)
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/aa906217.aspx
注: PAE (物理アドレス拡張) が有効である 32 ビット版の Windows Server 2008 では、ページング ファイルのサイズは 4 GB (4,096 MB) を超えることができます。PAE が有効であるかどうかを確認するには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「Regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 次のレジストリ サブキーを見つけます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management
  3. [PhysicalAddressExtension] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  4. [DWORD 値の編集] ダイアログ ボックスで、[PhysicalAddressExtension] エントリの値を確認します。[PhysicalAddressExtension] エントリの値がゼロ (0) である場合、PAE は無効です。[PhysicalAddressExtension] エントリの値が 1 である場合、PAE は有効です。
  5. 変更を有効にするために Windows を再起動します。


Windows Vista および Windows Server 2008 の新しい動作

前のバージョンの要件と同じように、Windows Vista および Windows Server 2008 では、メモリ ダンプを取得するためにページング ファイルが、オペレーティング システムがインストールされているパーティションと同じパーティション上に存在している必要はありません。

別のパーティションにページング ファイルを置くには、
DedicatedDumpFile
という名前の新しいレジストリ エントリを作成する必要があります。
DedicatedDumpFile

DumpFileSize
という名前の新しいレジストリ エントリを使用することで、メモリ ダンプ作成のためのページング ファイルのサイズを定義することもできます。
注: DedicatedDumpFile を使用して、スパン ボリュームにダンプ ファイルを生成することはできません。これには、ストライプ ボリュームまたは RAID 5 ボリュームが含まれます。

DedicatedDumpFile
および
DumpFileSize
レジストリ エントリを作成するには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「Regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\CrashControl
  3. [編集] メニューの [新規] をポイントし、[文字列値] をクリックします。
  4. 詳細ウィンドウに、「DedicatedDumpFile」と入力し、Enter キーを押します。
  5. [DedicatedDumpFile] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  6. [値のデータ] ボックスに「<drive>:\<dedicateddumpfile.sys>」と入力し、[OK] をクリックします。
    注: <drive> には、ダンプ ファイル用の十分なディスク領域があるドライブの名前が入り、<dedicateddumpfile.sys> には専用のファイルおよび完全パスの名前が入ります。
  7. [編集] メニューの [新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
  8. DumpFileSize」と入力し、Enter キーを押します。
  9. [DumpFileSize] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  10. [DWORD 値の編集] ダイアログ ボックスで、[表記] の下の [10 進] をクリックします。
  11. [値のデータ] ボックスに適切な値を入力し、[OK] をクリックします。

    : ダンプ ファイルのサイズは MB 単位で指定します。
  12. [DumpFile] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  13. [値のデータ] ボックスに「<drive>:\<path>\Memory.dmp」と入力し、[OK] をクリックします。

    : システムがクラッシュした場合、Pagefile.sys ファイルを使用するのではなく、専用のファイルを使用してメモリ ダンプ ファイルが作成される場所はここです。たとえば "DedicatedDump.dmp" のように "DedicatedDump.sys" で ".sys" 以外の拡張子を使用することができます。このファイルはシステム バグチェック時に直接 .DMP ファイルとして使用されないので、名前に .DMP 拡張子を付けると、再起動後にだれかがダンプ ファイルをコピーしようとしたときに混乱する可能性があります。".sys" を使用するとダンプの最終的な場所ではないことがすぐわかるようになりますが、どのような名前 ("DedicatedDump.Ddmp" など) を選択しても機能させることができます。
  14. レジストリ エディターを終了します。
  15. 変更を有効にするために Windows を再起動します。

注: Windows Vista および Windows Server 2008 で DedicatedDumpFile を使用するときには、いずれかのパーティションに少なくとも 1 つのページング ファイルが存在している必要があります。この場合、ページング ファイルのサイズは問題になりません。Windows 7 Service Pack 1 および Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 では、修正プログラム 2716542 をインストールすることによってこの制限を解消できます。この修正プログラムの詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
2716542 Windows 7 ベースまたは Windows Server 2008 R2 ベースのコンピューターでページ ファイルを使用せずにメモリ ダンプを作成できるようにする修正プログラムを入手できます。
この制限は Windows 8 および Windows Server 2012 以降のバージョンには存在しません。

Windows Server 2008 および Windows Vista の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
950858 4 GB を超える物理メモリを搭載した Windows Server 2008 または Windows Vista を実行しているコンピューターで、専用のダンプ ファイルが予期せず 4 GB に縮小される

オペレーティング システムの物理メモリが、Windows Server 2008 ベースまたは Windows Vista SP1 ベースのコンピューター上のページング ファイルのサイズより大きい場合、カーネル メモリ ダンプ ファイルは生成されない場合があります。 詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
949052 システム メモリがページ ファイルのサイズより大きい場合、Windows Server 2008 ベースおよび Windows Vista Service Pack 1 ベースのコンピューターでカーネル メモリ ダンプ ファイルが生成されない場合がある

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 における新たな動作

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 では、メモリ ダンプを取得するためにページング ファイルがオペレーティング システムがインストールされているパーティションと同じパーティション上に存在している必要はありません。別のパーティションにページング ファイルを置くために DedicatedDumpFile レジストリ エントリを使用する必要はありません。

ダイナミック ディスク上のページング ファイル

ダイナミック ディスクは、他のディスク ボリュームとは異なり、ブート ボリュームまたはシステム ボリュームとして認識されません。そのため、ブート ボリュームまたはシステム ボリューム以外のボリューム上にのみページ ファイルを作成する場合、オペレーティング システムは、メモリ ダンプを作成するときにこれらのボリュームを認識できません。この結果、メモリ ダンプの生成が失敗します。

注: この動作は、DedicatedDumpFile にも当てはまります。

Diskpart コマンド インタープリターで Retain コマンドを使用すると、ブート ボリュームまたはシステム ボリュームとして使用する既存のダイナミック ボリュームを準備することができます。Retain コマンドを使用するには、次の手順を実行します。
  1. 管理者としてコマンド プロンプトを開きます。
  2. コマンド プロンプトで、「Diskpart」と入力し、Enter キーを押します。
  3. Diskpart プロンプトで「list vol」と入力し、Enter キーを押します。
  4. ページング ファイルを作成したボリューム番号をメモします。
  5. select vol #」と入力し、Enter キーを押します (# は手順 4. でのボリューム番号を表します)。
  6. retain」と入力し、Enter キーを押します。
  7. detail vol」と入力し、Enter キーを押します (Installable というパラメーターが Yes に設定されていることを確認します)。

    注: Installable パラメーターは、Windows Server 2008 R2 以降のオペレーティング システムでのみ使用できます。
  8. コンピューターを再起動します。
注: Retain コマンドは最大で 4 つの異なるボリュームに対して使用できます。4 つの制限に達した後で他のボリュームに対してこのコマンドを実行する必要がある場合は、Retain を前に使用したボリュームを削除する必要があります。

Retain コマンドの詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

300415 Diskpart コマンド ライン ユーティリティについて

以下の TechNet の資料も参照してください。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc755127.aspx


ページング ファイル参照順序

ブート ボリューム (既定では C: ドライブ) 以外のボリュームに存在するページング ファイルを使ってダンプ生成を試みる際、当該ページング ファイルに十分なサイズを指定しているにもかかわらず意図したとおりダンプ ファイルが生成されないことがあります。その場合には、ページング ファイル参照順序が適切でない可能性があります。意図したボリュームのページング ファイル参照順序が他のボリュームより優先されていることを以下の手順に沿って確認します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「Regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\SessionManager\MemoryManagement
  3. PagingFiles をダブルクリックします。
  4. [値のデータ] にて、一番上に意図したボリュームのパスが位置していることを確認します。

設定変更が必要な場合には、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「Regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\SessionManager\MemoryManagement
  3. PagingFiles を右クリックし、[修正] をクリックします。
  4. 優先したいボリュームのページング ファイル パスの行を一番上に移動します。
  5. レジストリ エディターを終了します。
  6. 変更を有効にするために Windows を再起動します。

手順 2: 完全メモリ ダンプを作成する
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コンピューター] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [システム] ページの [システムの詳細設定] をクリックし、[詳細設定] タブをクリックします。
  3. [デバッグ情報の書き込み] の下の [設定] をクリックし、[完全メモリ ダンプ] がオンになっていることを確認します。
: 既定では、[完全メモリ ダンプ] は無効になっています。コンピューターに 2 GB を超える物理 RAM が搭載されている場合、このオプションを有効にすることができます。

注: [完全メモリ ダンプ] オプションを有効にする場合、以下のレジストリ サブキーの下にある [CrashDumpEnabled] レジストリ エントリを手動で 0x1 に設定して、Windows を再起動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\CrashControl
詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
885117 Windows 2000 または Windows Server 2003 で [起動と回復] ダイアログ ボックスに "カーネル メモリ ダンプ" と表示されているにもかかわらず、完全メモリ ダンプが実行される

ディスク領域

メモリ ダンプ ファイルを書き込むために、選択された場所には十分な空き領域が必要です。既定では、メモリ ダンプ ファイルは %SystemRoot%\Memory.dmp ファイルに書き込まれます。%SystemRoot% ドライブに十分な空き領域が存在しない場合、十分な空き領域がある別の場所にダンプ ファイルをリダイレクトすることができます。ダンプ ファイルの宛先ボリューム上の空きディスク領域が、新しいダンプ ファイルを格納するのに十分ではない場合、ダンプ ファイルはコピーされず、システム イベント ログにはイベント ID 12 が記録されます。ダンプ パスは、"HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Crash control" の "DumpFile" レジストリ値で構成されています。以下に示すのは、システム イベント ログに記録されたイベント ID 12 です。

イベント ID: 12
説明: クラッシュ ダンプ ファイルを作成できませんでした。作成先のドライブに空き領域が不足しています。ドライブの空き領域を増やすと、このエラーが発生しなくなる場合があります。



Windows Server 2008 ベースのコンピューターの [起動と回復] オプションでダンプ ファイル パスを変更するには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コンピューター] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [システム] ページの [システムの詳細設定] をクリックし、[詳細設定] タブをクリックします。
  3. [デバッグ情報の書き込み] の下の [設定] をクリックし、"ダンプ ファイル" フィールドで、パスを適切な値に置き換えます。つまり、パスを %SystemRoot%\Memory.dmp から、E:\Memory.dmp など、十分なディスク領域があるローカル ドライブを指定するように変更することができます。
  4. 変更を有効にするために Windows を再起動します。
注: ネットワーク ドライブ、共有ドライブ、または Network Attached Storage (NAS) ドライブは、メモリ ダンプ ファイルの宛先として使用できませんが、これは、ファイル コピーが始まる前に利用できない場合があるためです。

Windows Server 2008 SP1 用の修正プログラム

以下の修正プログラムを適用すると、Windows Server 2008 SP1 でメモリ ダンプ ファイルを作成しようとしたときに発生する問題が解決される場合があります。
    960658 メモリをホット アドする場合、システムで Dynamic Hardware Partitioning (DHP) がサポートされていると、Windows Server 2008 システムは切り捨てられたダンプ ファイルを生成する場合がある

    注意事項
    • この修正プログラムは Crashdmp.sys ファイルを更新します。このファイルは、サポート技術情報の記事 950858 および 958933 に記載されている修正プログラムを置き換えます。
    • この修正プログラムは Ntkrnlpa.exe ファイルまたは Ntkrnlmp.exe ファイルを更新します。このファイルは、サポート技術情報の記事 950917 に記載されている修正プログラムを置き換えます。

  • 950904 Windows Vista または Windows Server 2008 を搭載しているコンピューターがマスク不可能割り込みを受信した場合、システムが応答を停止し、ダンプ ファイルが生成されない

    : この修正プログラムは Ipmidrv.sys ファイルを更新します。
  • 953533 PAE モードが有効である場合、IDE/ATA ディスク上で x86 バージョンの Windows Vista または Windows Server 2008 を搭載しているコンピューターが有効なダンプ ファイルを生成しない

    : この修正プログラムは、Dumpata.sys、Aliide.sys、Amdide.sys、Atapi.sys、Ataport.sys、Cmdide.sys、Intelide.sys、Msahci.sysm、Mshdc.inf、Pciide.sys、Pciidex.sys、および Viaide.sys の各ファイルを更新します。
  • 955635 利用可能な空きディスク領域がなく、ページ ファイル サイズがシステムにより管理されている場合、Windows Server 2008 または Windows Vista を起動すると、ページ ファイル サイズが交互に小さくなりすぎたり大きくなりすぎたりする場合がある

    : この修正プログラムは Smss.exe ファイルを更新します。このファイルは、サポート技術情報の記事 953341 に記載されている修正プログラムを置き換えます。
  • 957517 専用のダンプ ファイルを格納するボリュームの空き領域が不十分である場合、専用の完全メモリ ダンプ ファイルが正しく生成されない場合がある

    : この修正プログラムは、Faultrep.dll、Werfault.exe、および Werfaultsecure.exe の各ファイルを更新します。

手動のメモリ ダンプ ファイルを生成する方法

手動のカーネルまたは完全メモリ ダンプ ファイルを生成する方法は複数存在します。これらの方法では、NMI、キーボード (PS2/USB)、リモート カーネル、または NotMyFault.exe ツールを使用します。

NotMyFault ツールを使用して手動のメモリ ダンプを生成する方法

問題の発生中にログオンできる場合は、Microsoft SysInternals NotMyFault ツールを使用できます。これを実行するには、次の手順を実行します。
  1. 次のマイクロソフト Web サイトから NotMyFault ツールをダウンロードします。
    http://download.sysinternals.com/files/NotMyFault.zip
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] をポイントして右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
  3. コマンド ラインで「NotMyFault.exe /crash」と入力し、Enter キーを押します。
注: これによりメモリ ダンプ ファイルと "Stop D1" エラーが生成されます。

キーボードを使用して手動のメモリ ダンプ ファイルを生成する方法

  • PS/2 キーボードを使用している場合、
    CrashOnCtrlScroll
    レジストリ エントリを作成する必要があります。 キーボードを使用してメモリ ダンプ ファイルを生成する方法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    244139 キーボード操作でメモリ ダンプ ファイルを作成できる Windows の機能
  • USB キーボードを使用している場合は、修正プログラム KB 971284 をインストールするまで、この機能は Windows Server 2008 Service Pack 1 でサポートされません。 この修正プログラムの使用法の詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
    971284 Windows Vista SP1 または Windows Server 2008 を搭載しているコンピューターの USB キーボードで CrashOnCtrlScroll サポートを有効にする修正プログラム
    ただし、これは Windows Server 2008 Service Pack 2 以降のバージョンでサポートされています。この機能を動作させるには Windows Server 2008 ベースのコンピューターで CrashOnCtrlScroll レジストリ エントリを作成する必要があります。USB キーボードを使用するコンピューターでこの機能を有効にするには、以下の手順を実行します。
    1. レジストリ エディターを起動します。
    2. 次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\kbdhid\Parameters
    3. [編集] メニューの [値の追加] をクリックし、次のレジストリ エントリを追加します。
      名前: CrashOnCtrlScroll 
      データの種類: REG_DWORD 
      値: 1 
    4. レジストリ エディターを終了します。
    5. コンピューターを再起動します。(USB キーボードを使用するコンピューターでは、コンピューターを再起動する必要ありません。キーボードを取り外し、もう一度差し込むだけで十分です。その後、メモリ ダンプ ファイルを生成できるようになります。)
    : キーボード操作によりメモリ ダンプ ファイルと "Stop E2" エラーが生成されます。
    この修正プログラムは、Windows Vista および Windows Server 2008 用の Service Pack 2 に含まれています。

Windows ベースのシステムで NMI を使用して完全クラッシュ ダンプ ファイルまたはカーネル クラッシュ ダンプ ファイルを生成する方法

詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
927069 Windows ベースのシステムで NMI を使用して完全クラッシュ ダンプ ファイルまたはカーネル クラッシュ ダンプ ファイルを生成する方法

注: これによりメモリ ダンプ ファイルと "Stop 80" エラーが生成されます。

キーボードを使用して手動のメモリ ダンプ ファイルを生成する方法

詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
303021 サーバーが応答を停止した (ハングした) 時点でメモリ ダンプ ファイルを生成する方法

: WinDbg では、.crash コマンドを使用できます。このコマンドにより、対象のコンピューター上でメモリ ダンプ ファイルが作成されます。または、ヌル モデム、USB、または IEEE 1394 を使用してメモリ ダンプ ファイルをコピーする場合は、.dump コマンドを使用します。

BIOS レベルのサーバー ハードウェア回復メカニズム

一部のコンピューターには、BIOS レベルでハードウェア回復を行う機能があります。たとえば、コンピューターには以下のいずれかの機能がある場合があります。
  • 一部の Hewlett Packard (HP) のサーバーでは、Automatic System Recovery (ASR) 機能が使用できます。ASR が存在する場合は、それを無効にします。ASR はダンプ プロセスを中断する可能性があります。HP のサーバーでは、BIOS 設定を修正することで ASR を無効にすることができます。この機能が有効であり、また BIOS がオペレーティング システムからのハートビートを検出しない場合、この機能は通常 10 分以内にコンピューターを再起動します。
  • Dell のコンピューターにも同じ機能があり、Dell Special Administration Console (SAC) または !SAC と呼ばれています。
  • IBM のコンピューターにも同じ機能があり、RSA II (OS) ウォッチドッグと呼ばれています。
  • Fujitsu、NEC、Samsung、Unisys、およびその他のサーバー ハードウェア メーカーも、サーバーに同じような機能を搭載している場合があります。
: ご使用のハードウェアにハードウェア回復機能が搭載されているかどうかがわからない場合は、ハードウェアの製造元に問い合わせてください。

手動のメモリ ダンプを取得できるかどうかのテスト

警告: 手動のメモリ ダンプ ファイルを取得できるかどうかをテストすることは重要です。ダンプ ファイルが破損しているか切り捨てられている場合、正しいメモリ ダンプ ファイルを取得しようとすると問題が再発します。

コンピューター上で正しいダンプ ファイルを取得できるかどうかをテストするには、NotMyFault を使用するか、右 Ctrl キーを押したまま ScrollLock キーを 2 回押します。サーバーが再起動した後、ディスク動作が停止するのを待ちます。ダンプ ファイルは、物理メモリと同じサイズである必要があります。手動のメモリ ダンプ ファイルの取得で問題が発生した場合、ハードウェアの製造元から SCSI コントローラーのファームウェアとドライバーを更新することが必要な場合があります。

メモリ ダンプ ファイルを生成した後でのブルー スクリーン情報の取得

バグチェック情報が付属するイベント ログ メッセージを書き込むように Windows ベースのオペレーティング システムを構成することができます。既定では、Windows Server 2008 はイベント ログ メッセージを書き込むように設定されています。以下のレジストリ サブキーの下で LogEvent レジストリ エントリを作成しそれを 0 に設定することで、この機能を無効にできます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\CrashControl
注: イベント ログの記述と形式は、コンピューターがメモリ ダンプ ファイルを書き込む際に表示される形式とは異なります。ただし、情報の大部分は同じです。イベント ログのサンプルは次のとおりです。

イベント ID: 1001 ソース: BugCheck 説明: このコンピューターはバグチェック後、再起動されました。バグチェック: 0xc00000E2 (0xffffffffffffffff, 0x0000000000000001, 0x0000000000000000, 0x0000000000000000).ダンプの保存先: C:\WINDOWS\MEMORY.DMP。レポート Id: 022309-16598-01

DumpChk.exe を使用してメモリ ダンプ ファイルを確認する方法

詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
156280 Dumpchk.exe を使用してメモリ ダンプ ファイルを確認する方法

ユーティリティを取得してレジストリ キーとページング ファイルを自動化する方法

  1. 次のマイクロソフト Web サイトから DumpConfigurator.hta をダウンロードします。
    http://www.codeplex.com/WinPlatTools/SourceControl/changeset/view/14600#256939
  2. マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項を読んだ後、[Download] をクリックし、[I Agree] をクリックします。
  3. WInPlatTools-14600.zip ファイルを保存し、DumpConfigurator.hta ユーティリティを抽出します。
  4. [DumpConfigurator.hta] をクリックし、[Auto Config Complete] をクリックします。

Windows でデバッグ用に作成されたメモリ ダンプ ファイルを読み取る方法

最新版の Windows 用デバッグ ツールをダウンロードしてインストールするには、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windows/hardware
詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
315263 Windows でデバッグ用に作成された最小メモリ ダンプ ファイルを読み取る方法

詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
824344 Windows のサービスをデバッグする方法

Windows でのデバッグの詳細については、次の書籍を参照してください。
  • Windows Internals 第 5 版、Mark Russinovich 著。詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    http://www.microsoft.com/learning/en/us/Books/12069.aspx
  • Advanced Windows Debugging Mario Hewardt および Daniel Pravat 著。詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
    http://advancedwindowsdebugging.com

Windows デバッグ シンボルを確認する方法

詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
311503 Microsoft Symbol Server を使用してデバッグ シンボル ファイルを取得する
138258 Windows NT デバッグ シンボルの設定情報
148659 Windows NT のデバッグ シンボルを設定する方法
148660 Windows デバッグ シンボルを確認する方法
258205 再配置を使用して DrWtSn32.exe のシンボルを抽出する方法
296110 [INFO] Visual Studio 製品で使用するためにデバッグ シンボルをインストールする方法
319037 シンボル サーバーを Visual Studio .NET デバッガーで使用する方法
814411 修正プログラム パッケージにはデバッグ シンボル ファイルが含まれない

この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示または黙示にかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

プロパティ

文書番号: 969028 - 最終更新日: 2014年1月23日 - リビジョン: 7.0
この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V
  • Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V
  • Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems
  • Windows Server 2008 R2 Datacenter
  • Windows Server 2008 R2 Datacenter without Hyper-V
  • Windows Server 2008 R2 Enterprise
  • Windows Server 2008 R2 Enterprise without Hyper-V
  • Windows Server 2008 R2 Standard
  • Windows Server 2008 R2 Standard without Hyper-V
  • Windows Server 2008 Standard without Hyper-V
  • Windows Server 2008 Datacenter
  • Windows Server 2008 Enterprise
  • Windows Server 2008 Standard
  • Windows Vista Home Basic
  • Windows Vista Home Premium
  • Windows Vista Business
  • Windows Vista Ultimate
  • Windows 7 Home Premium
  • Windows 7 Professional
  • Windows 7 Enterprise
  • Windows 7 Ultimate
  • Windows Server 2008 R2 Service Pack 1
  • Windows 7 Service Pack 1
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